混合モデルによる灌漑農地における塩類起源の定量的解析 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [5-8]

Quantitative Analysis of Salt Composition Ratios Using Mixing Model in an Irrigation District

Kume Takashi [Research Institute for Humanity and Nature]
Nagano Takanori [Research Institute for Humanity and Nature]
Nakano Takanori [Research Institute for Humanity and Nature]
Watanabe Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]

混合モデルによる灌漑農地における塩類起源の定量的解析

○久米崇 [総合地球環境学研究所]
長野宇規 [神戸大学大学院農学研究科]
中野孝教 [総合地球環境学研究所]
渡邉紹裕 [総合地球環境学研究所]

本研究ではSr安定同位体と微量元素の分析結果に混合モデルを適用し、灌漑農地における排水中の塩分起源の定量的解析を行った。解析の結果、営農管理の違いに起因すると思われる塩分混合比に明確な差異が認められた。排水サンプルD10には海水起源の塩分が21%、肥料起源の塩分が57%含まれていた。一方、D12には海水起源の塩分が2%しか含まれておらず、肥料起源の塩分が78%含まれていた。灌漑水起源の塩分はどちらも20%程度であった。

Keyword: 排水管理, 水環境, 物質循環
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