荒砥沢ダム堤体における地震波伝播速度の推定 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [7-3]

Estimation of Traveling Speed of Seismic Wave in ARATOZAWA Dam Body

AOYAMA Shigeyasu [Ishikawa Prefectural University]

荒砥沢ダム堤体における地震波伝播速度の推定

○青山咸康 [石川県立大学生物資源環境学部]

荒砥沢ダムは国営迫川上流農業水利事業で建設され,1998年以降供用されている堤高74.4mのフィルダムである.このダムは,試験湛水期間を含め,宮城県北部,岩手宮城内陸,東北地方太平洋沖の3地震を経験し,それらの加速度記録が収録されている.特に岩手宮城内陸地震では堤体に被災を生じたが,その加速度記録は通常の加速度応答特性と異なっている.この点の解明のため,クロススペクトルの解析を通じ伝播速度の推定を試みた.

Keyword: 構造物の動力学的性質, 地震工学, 土構造物の地震時挙動
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