発表番号 [2-04]
Analysis of land-use by elevation gap in Hetao Irrigation District, Inner Mongolia
Ueda Masaki[Graduate school of environmental and life science]・Morita Hidenori[Graduate school of environmental and life science]・Akae Takeo[Graduate school of environmental and life science]
中国内蒙古自治区河套灌区における標高差に着目した土地利用分析
上田 昌輝[岡山大学大学院環境生命科学研究科]・守田 秀則[岡山大学大学院環境生命科学研究科]・赤江 剛夫[岡山大学大学院環境生命科学研究科]
中国内蒙古自治区南部に位置する乾燥灌漑農業地域の河套灌区を研究対象地として、標高データを用いた土地利用分析を行いました。それらを使って土地利用の把握と湖の立地特性を明らかにすることを目的としました。河套灌区で一部標高実測値から内挿し基準となる地表面を作成し、実測値との標高差を使うことで非常にフラットな微地形を把握する所が本研究の新たな試みです。
Keyword: リモートセンシング, DEM,
GET PDF=15/2-04.pdf
発表番号 [2-04]
Location and descending timing of Oryzias sakaizumii in a paddy field at drainage
MINAGAWA Akiko・HOTTA Hirofumi・KOSEKI Yusuke・MOROIYAMA Takumi・SUZUKI Masaki
[The University of Shiga Prefecture・Nagano Prefectural Government・Utsunomiya University・Iwate Prefectural University]
水田の中干し時におけるキタノメダカの位置と降下の関係
皆川 明子・堀田 裕史・小関 右介・守山 拓弥・鈴木 正貴
[滋賀県立大学・長野県農政部・宇都宮大学]
水田の大区画化等に伴い水田で成育した魚類の移出が困難になっている可能性や、魚類の分布が降下に影響する可能性が指摘されている。そこで、30×100mの水田1筆を対象に、水尻から25、50、75mの位置に設置した囲いに異なる標識を施したキタノメダカを収容し、落水開始と同時に囲いを外して15分ごとに降下した個体の標識別個体数を記録した。初期位置と降下に要した時間との間に有意な関係は認められなかった。
Keyword: 水田, 中干し,
GET PDF=14/2-04.pdf
発表番号 [2-04]
Comparison of Number of Japanese Brown Frog Egg-masses before and after Land Improvement Project
Watabe_Keiji [National Institute for Rural Engineering]
Mori_Atsushi [National Institute for Rural Engineering]
Koizumi_Noriyuki [National Institute for Rural Engineering]
Takemura_Takeshi [National Institute for Rural Engineering]
Nishida_Kazuya [National Institute for Rural Engineering]
土地改良事業前後のニホンアカガエルの卵塊数の比較
○渡部恵司 [農村工学研究所]
森 淳 [農村工学研究所]
小出水規行 [農村工学研究所]
竹村武士 [農村工学研究所]
西田一也 [農村工学研究所]
土地改良事業前後のニホンアカガエルの生息量を比較するため,受益地区内・外で,本種の成熟メス個体数の指標となる卵塊数を調べた。地区内の卵塊数の線密度(/km)は,事業前の2008〜2009年に25〜107,事業後の2011〜2012年に1〜12であった。地区外の線密度に対する地区内の線密度の比を求めると,事業前は平均0.6,事業後は平均0.04であり,地区内では事業後に卵塊数が減少したと考えられた。
Keyword: アカガエル科, Rana japonica, 卵塊調査
GET PDF=13/13002-04.pdf
発表番号 [2-4]
Characteristics and distribution of paddy field foraged by Natural monumental goose Anser fabalis middendorffii, around Fukushima lagoon.
Funo Takayuki [Museum of Nature and Human Activities,Hyogo]
Tsuneo Sekijima [Graduate School of Science and Technology, Niigata University]
Taeko Ishima [Graduate School of Science and Technology, Niigata University]
Hiroko Ishiniwa [Graduate School of Science and Technology, Niigata University]
Shota Mochizuki [Graduate School of Science and Technology, Niigata University]
福島潟周辺の水田地帯における天然記念物オオヒシクイの採餌水田の特徴とその分布
○布野 隆之 [兵庫県立人と自然の博物館]
関島 恒夫 [新潟大学大学院自然科学研究科]
石間 妙子 [新潟大学大学院自然科学研究科]
石庭 寛子 [新潟大学大学院自然科学研究科]
望月 翔太 [新潟大学大学院自然科学研究科]
国の天然記念物であるオオヒシクイは,日中に水田地帯にて採餌を行う。このため,オオヒシクイを保全するためには、本種の採餌水田の特徴を明らかにし、それらの特徴を備えた水田を現状維持することが望ましい.本公演では、オオヒシクイの採餌水田の特徴とその分布の解析を紹介し,本種の採餌水田がわずかしか残っていないこと、そして、現在実施中のほ場整備事業によりさらに減少することを示す.
Keyword: 農地利用計画, ほ場整備, 生物保全
GET PDF=12/12002-04.pdf
発表番号 [2-04]
Estimation of regional surface heat flux using bulk transfer method-based energy balance model
Nakamichi Takeshi [Graduate School of Environmental Science, Okayama Univ.]
Moroizumi Toshitsugu [Graduate School of Environmental Science, Okayama Univ.]
Miura Takeshi [Graduate School of Environmental Science, Okayama Univ.]
バルク式を用いた熱収支モデルによる広域地表面熱収支の推定
○中道丈史 [岡山大学大学院環境学研究科]
諸泉利嗣 [岡山大学大学院環境学研究科]
三浦健志 [岡山大学大学院環境学研究科]
衛星データおよびバルク式を用いた熱収支推定モデルにより広域の地表面熱収支を推定した.その結果,水田の潜熱フラックスや草地の顕熱,潜熱フラックス,市街地の顕熱フラックスについては衛星データを用いた場合でも十分推定可能であった.また,推定した顕熱,潜熱フラックスの分布図から,推定モデルは土地利用分布を考慮できていることが分かった.
Keyword: 蒸発・蒸発散, 水収支・水循環, 水資源開発・管理
GET PDF=11/11002-04.pdf
発表番号 [S2-04]
Environmental assessments of application of methane fermentation digested slurry by soil column experiments
Fujikawa Tomonori [Tokyo University of Agriculture]
室内カラム試験によるメタン発酵消化液の環境影響の評価
○藤川 智紀 [東京農業大学]
土壌物理学の分野で用いられる「土壌カラム」と呼ばれる円筒状の装置を用いた室内モデル試験により,現在肥料としての利用が期待されている消化液施用後の窒素化合物の変化や移動の解析を試みた。試験の結果,消化液を施用した土壌で表層に硝酸態窒素が蓄積すること,消化液と塩化アンモニウムの地下への硝酸態窒素の溶脱の特性もほぼ同様であること,消化液施用後の給水までの日数が,窒素挙動に影響を与えることが示唆された。
Keyword: メタン発酵, カラム試験, 窒素溶脱
GET PDF=11/11S02-04.pdf
発表番号 [企-12-4]
Quantification of ruggedness caused by L.fortunei
akehoshi_yukihiro [Tokai Regional Agricultural Administration Office ]
水路壁面に固着したカワヒバリガイにより生ずる凹凸の定量化について
○明星 行広 [東海農政局]
カワヒバリガイ(以下、「本種」という。)は、近年、生息域が拡大し生態系への影響のほか、農業水利施設での通水障害等の被害の発生が報告されている。今後、更なる被害の拡大が懸念されており、被害防止対策を確立することは、農業水利施設の適切な維持管理を図るうえで急務である。このため、農林水産省では、平成20年度から「外来貝類被害防止対策検討調査」を開始、関東農政局と東海農政局管内において現地調査を実施し、対策の検討を進めている。本報告では、対策の検討の基礎として、農業用水路の底一面に層を形成して固着した本種による影響を把握するために行った調査の結果を報告する。
Keyword: 生態系, 生物多様性,
GET PDF=10/10S12-04.pdf
発表番号 [2-04]
The temporal variations in the vertical profile of water temperature in a main drainage canal at the district with cyclic irrigation system
Aoki Takeru [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Osuga Katsuyuki [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Nakamura Kimihito [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Kawashima Shigeto [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
Hama Takehide [Graduate school of agriculture, Kyoto University]
循環灌漑実施地区の幹線排水路内の水温プロファイルの経時変化
青木 丈 [京都大学大学院農学研究科]
大菅 勝之 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
川島 茂人 [京都大学大学院農学研究科]
○濱 武英 [京都大学大学院農学研究科]
循環灌漑を実施する水田地区の幹線排水路内に形成される水温の鉛直プロファイルを,シグモイド関数を用いてモデル化し,水温成層の年間変動の特徴を考察した.シグモイド関数は比較的構造が簡単であるが,幹線排水路の水温成層の時間的・空間的な特徴を抽出することができた.表水層の厚さは,水温成層が形成され始める3月から日数を経るにつれて厚くなり,循環灌漑期の終わる6月末頃に最も厚くなる,ことが示された.
Keyword: 排水路, 水温成層, 循環灌漑
GET PDF=10/10002-04.pdf
発表番号 [2-4]
Ice Thickness Fluctuation Model at Snow Free Duration of Ice Plate Formed by Inundation before the Continuous Snow Cover
Matsuda Shuu [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]
Mukai Hiroyuki [National Agricultural Research Center for Hokkaido Region]
根雪前湛水による氷板の無積雪時氷厚変動モデル
○松田 周 [(独)農研機構 北海道農業研究センター]
向 弘之 [(独)農研機構 北海道農業研究センター]
北海道の水田転換畑においては、融雪水による地表面滞水が長期間持続すると機械作業が遅れる。そこでこれまでに、根雪前に湛水し水面上にできた氷板を遮水板として融雪水を圃場外に排出する実験を試み良好な結果を得たが、氷厚は気象条件に左右されるので気象要素から氷厚変動を予測するモデルを作る必要がある。本報では、氷板上に積雪がない時の氷厚変動モデルの構築を熱収支式から試みた結果、本モデルの再現性は良好であった。
Keyword: 氷板, 根雪前湛水, 熱収支
GET PDF=09/09002-04.pdf
発表番号 [企-2-4]
Activity and role of National Institute for Rural Engineering in promotion of a five technical development year plan
KOIZUMI Takeshi [National Institute for Rural Engineering Technology Transfer Center]
技術開発5ヶ年計画の推進における農村工学研究所の取組と役割
○小泉 健 [農村工学研究所技術移転センター]
当所は行政支援型研究機関として、技術開発5ヶ年計画を網羅した農林水産研究基本計画のもとに定められた中期計画を推進している。また、研究成果の普及、知的財産の活用、行政現場への技術支援、研修、講習、相談等による技術者の継続教育を担っている。これまで技術開発5ヶ年計画の推進のために取り組んできた「官民連携新技術研究開発事業」の成果や今後産学官の連携強化のために取り組むべき役割について述べる。
Keyword: , ,
GET PDF=09/09S02-04.pdf
発表番号 [2-4]
Preservation and Improvement of Landscape in Rural Area~The effect of various landscape elements on terraced paddy field landscape~
Tashima Waki [Faculty of Bioresources Mie University]
Kobayashi Atsuko [Faculty of Bioresources Mie University]
Ohno Ken [Faculty of Bioresources Mie University]
農村地域における景観の保全と整備〜棚田景観における景観構成要素の影響について〜
○田島 和希 [三重大学生物資源学部]
小林 敦子 [三重大学生物資源学部]
大野 研 [三重大学生物資源学部]
近年、高度経済成長を背景とした農村景観の悪化が懸念されている。本研究では農村景観の中でも棚田に着目し、その景観構成要素について解析することで、景観と景観構成要素の関係性を明らかにした。また、今後の農村景観保全への取組みにおいて配慮されるべき景観構成要素を提示した。
Keyword: 農村地域, 景観構成要素, 棚田
GET PDF=08/08002-04.pdf
発表番号 [2-P-4]
Characteristic of water and mass balances from paddy fields of different irrigation systems
USUDA_KAORU [Graduate school of Agriculture,IBARAKI University ]
SUGISHITA_ARATA [Graduate school of Agriculture,IBARAKI University ]
KATO_TASUKU [College of Agriculture,IBARAKI University ]
灌漑方式が異なる水田地帯の水・物質収支特性
○臼田 薫 [茨城大学大学院農学研究科]
杉下 新 [茨城大学大学院農学研究科]
加藤 亮 [茨城大学農学部]
水田には窒素除去能力があることが認められており、それを利用した流出対策、流域管理方法などは今後持続性のある灌漑農業のために欠かせないものである。そこで本研究では、異なる灌漑様式が混合している水田地帯を対象に、用排水系統を調査し、灌漑様式の異なるブロックに分割した後、水収支式を立式し、物質収支を算出することで、灌漑様式毎の汚濁負荷収支特性の差異を明らかにする事を目的とする。
Keyword: 流出特性, 水田管理, 排水管理
GET PDF=08/08P02-04.pdf
発表番号 [企-02-04]
Analysis of Effects of Global Changes in Water Cycle on Agricultural Water Use
Masumoto Takao [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Horikawa Naoki [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Yoshida Takeo [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Taniguchi Tomoyuki [National Institute for Rural Engineering, NARO]
地球規模水循環変動が農業水利用に及ぼす影響評価の試み
○増本 隆夫 [農村工学研究所]
堀川 直紀 [農村工学研究所]
吉田 武郎 [農村工学研究所]
谷口 智之 [農村工学研究所]
モンスーンアジア地域の水資源や農業水利用は多様性を持っているが,そのモデル化の試みについて論述した。さらに,地球規模の水循環変動や地球温暖化に対して,モデルを用いてその影響評価をどのように行い,またその対策に農地水利用の持つ多様性と持続性をいかに利活用するかの実例について紹介した。
Keyword: 地球温暖化, 水収支・水循環,
GET PDF=08/08S02-04.pdf
発表番号 (2-4)
Estimation of the optimum volume of a farm pond for paddy fields
sasagawa asako [Hokuriku Regional Agricultural Administration]
misawa shinichi [Niigata University]
yoneda hiroto [Hokuriku Regional Agricultural Administration]
yoshikawa natsuki [Niigata University]
水田用ファームポンドの適正容量推定
○笹川 亜紗子 [北陸農政局]
三沢 眞一 [新潟大学]
米田 浩人 [北陸農政局]
吉川 夏樹 [新潟大学]
水田用ファームポンド(以下FPと略記)は、日間の需給調整機能のために用いられた施設である。本研究では、新潟県の西蒲原平野に設置されたFPを対象に需給調整にどの程度頼っているのか、また、適正容量はどの程度いるのか、さらに適切なFP運用方法についての検討を行った。
Keyword: 水田用FP, 計画流入量, FP容量
GET PDF=07/07002-04.pdf
発表番号 (企-12-4)
New conservation strategy of secondary nature on hilly and mountainous areas under a declining population
ICHINOSE Tomohiro [University of Hyogo]
過疎化が進行する中山間地域の二次的自然保全の再構築
○一ノ瀬 友博 [兵庫県立大学]
過疎化が進行する中山間地域においては、耕作放棄をはじめとした人間の農業活動が低下していくことにより二次的自然の質が変化しつつある。ここでは兵庫県を例にとり、1971年以降の土地利用の変化、水田と森林の境界長の変化、高齢化率の高い地域の分布を明らかにした。その上で中山間地域の二次的自然を保全するための4つの選択肢を示し、戦略的な保全の再構築を広域的なスケールで行う必要であることを議論した。
Keyword: 二次的自然, 中山間地域, 生物多様性
GET PDF=07/07S12-04.pdf
発表番号 (企-2-4)
Leaching characteristics of soil colloids from volcanic ash soil columns
Kawamoto_Ken [Graduate School of Science and Engineering, Saitama University]
Saito_Hirotaka [Institute of Symbiotic Science and Technology, Tokyo University of Agriculture and Technology]
Per Moldrup [Department of Biotechnology, Chemistry and Environmental Engineering, Aalborg University]
Komatsu_Toshiko [Graduate School of Science and Engineering, Saitama University]
黒ぼく土カラムからの土壌コロイド流出特性
○川本 健 [埼玉大学大学院理工学研究科]
斎藤 広隆 [東京農工大学大学院共生科学技術研究院]
Per Moldrup [オルボー大学]
小松 登志子 [埼玉大学大学院理工学研究科]
室内カラム実験で黒ぼく土からの土壌コロイド流出特性を調べるとともに,HYDRUS-1Dによる解析を行い,コロイド移動パラメータの検討を行った。
Keyword: 土壌コロイド, 黒ぼく土, HYDRUS-1D
GET PDF=07/07S02-04.pdf
発表番号 2-4
Effect of Night-Time Irrigation on Water Quality Environment of Drainage Canal in Paddy Field District
SAMURA Isao [Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture]
OKAZAWA Hiromu [Faculty of Regional Environmental Science, Tokyo University of Agriculture]
NAKAMURA Yoshio [Faculty of Regional Environmental Science, Tokyo University of Agriculture]
MASHINO Michito [Faculty of Regional Environmental Science, Tokyo University of Agriculture]
水田地区における止め水灌漑が排水路の水質環境に及ぼす影響
○左村 公 [東京農業大学大学院]
岡澤 宏 [東京農業大学地域環境科学部]
中村 好男 [東京農業大学地域環境科学部]
増野 途斗 [東京農業大学地域環境科学部]
本報告では,止め水灌漑を実施している地区に焦点を当て,止め水灌漑が排水路の窒素濃度に及ぼす影響を検討した.その結果,止め水時に圃場内で窒素除去された水が,掛け流し時に排水路へ流出することで,排水路の窒素濃度が低下することが示された.すなわち,止め水灌漑は,水田圃場内において灌漑水温を上げるとともに,排水路の水質を保全する機能を有することが明らかとなった.
Keyword: 止め水灌漑, 掛け流し灌漑, 全窒素
GET PDF=06/06002-04 .pdf
発表番号 企画12-04
Immigration of fishes from a diversion weir to irrigation canal
takumi moriyama [United Graduate School of Agricultural Science,Tokyo Univ.of A&T.]
masakazu mizutani [Faculty of Agriculture,Utsunomiya Univ]
akira goto [Faculty of Agriculture,Utsunomiya Univ]
取水堰から農業用水路への魚類の移入
○守山 拓弥 [東京農工大連合大学院]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
農業用水路で魚類の保全を行うには、水域ネットワークの構築が重要であると言われており、魚類の移動の研究が始まっている。しかし、取水堰からの魚類の移入を正確に調査した知見は少ない。そこで、本研究では、下流からの遡上による移入と上流からの取水堰からの移入個体が農業用水路での繁殖に寄与する度合いを把握することを目的とし研究計画を設計した。今後、平成18年の4・5月に本調査を実施する予定である。
Keyword: 水域ネットワーク, 魚類の移動, 人工産卵場
GET PDF=06/06S12-04.pdf
発表番号 2- 4
Combined Effects of Elevated Temperature and Carbon Dioxide on Water Use Efficiency of Maize
HARAGUCHI Tomokazu [Faculty of Agriculture, Kyusyu University]
YANO Tomohisa [Faculty of Agriculture, Mustafa Kemal University, TURKEY]
MORI Ken [Faculty of Agriculture, Kyusyu University]
NAKANO Yoshisuke [Faculty of Agriculture, Kyusyu University]
気温上昇および二酸化炭素増加がトウモロコシの水利用効率に及ぼす影響
○原口 智和 [九州大学大学院農学研究院]
矢野 友久 [トルコ ムスタファケマル大学農学部]
森 健 [九州大学大学院農学研究院]
中野 芳輔 [九州大学大学院農学研究院]
グロースチャンバーにおいてトウモロコシの栽培実験を行い、気温上昇および二酸化炭素濃度の増加が水利用効率(乾物生産量/蒸散量)に及ぼす影響について調査した。その結果、気温上昇の影響によって乾物生産が低下し、二酸化炭素濃度増加のために成熟期の乾物生産が増えること、また、気温上昇は初期の生育段階における水利用効率を大きくし、二酸化炭素濃度増加の水利用効率への影響はほとんど無いことが確認できた。
Keyword: 蒸散, 水利用効率, トウモロコシ
GET PDF=05/05002-04.pdf
発表番号 企- 2- 4
Hedge Promotion and Storehouses Preservation Activities under the Town Regulation
Satou Masahiko [Society of preservation and Promotion of “ KURA”in Onoe Town]
条例による生け垣づくりと蔵保存利活用の取り組み
○佐藤 正彦 [特定非営利活動法人 尾上町蔵保存利活用促進会]
尾上町は、生け垣や農家が所有する多数の蔵により農村景観を形成しており、「農村景観百選」に選ばれるなど全国的に高い評価を受けている。 この農家蔵を保存・活用することを目的に設立されたNPO法人の農村景観の保全やグリーン・ツーリズム事業への取組事例を紹介する。
Keyword: 農家蔵保存と活用, グリーン・ツーリズム, 農村文化
GET PDF=05/05S02-04.pdf
発表番号 2- 4
Application of Simulated Annealing and Genetic Algorithm to Multiple Reservoir System - A Case Study in Mae Klong System, Thailand -
Janejira Tospornsampan [The United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University]
Kita Ichiro [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
Ishii Masayuki [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
Kitamura Yoshinobu [Faculty of Agriculture, Tottori University]
疑似焼きなまし法と遺伝的アルゴリズムの貯水池群への適用 -タイ・メクロン川流域の事例研究-
〇ジェーンジラー トッサポンサンパン [鳥取大学大学院連合農学研究科]
喜多 威知郎 [島根大学生物資源科学部]
石井 将幸 [島根大学生物資源科学部]
北村 義信 [鳥取大学農学部]
貯水池群の操作法を最適化するために,発見的手法である疑似焼きなまし法(SA)と遺伝的アリゴリズム(GA)を適用した手法を開発した.これらをベンチマークとして利用されることが多い10貯水池群問題および実在するタイ・メクロン川流域の貯水池群に適用して,有効性を検証した.前者への適用結果からSAは最適解に極めて近い解を得ることができ,後者への適用結果からも,GAより良好な結果が得られることが判明した.
Keyword: 海外, 計画手法, プログラミング手法
GET PDF=04/0402-04.pdf
発表番号 S02- 4
Landscape improvement activities in Higashikawa town
Yamada Takao [The Evaluation Council for the Promotion of Special Zones for Structural Reform ]
東川町における景観形成への取組について
○山田 孝夫 [内閣官房構造改革特区推進本部評価委員会(前東川町長)]
東川町では、町、町民、事業者及び土地所有者の責務を明らかにした「美しい東川の風景を守り育てる条例」を平成14年に制定し、美しい風景づくりを推進している。本条例は景観保全と土地利用規制の要素を併せ持ったものであり、罰則も備え実効性を確保している。これらの東川町での取り組みをご紹介する。
Keyword: 農村景観, 条例, 土地利用計画
GET PDF=04/04S02-04.pdf
発表番号 S12- 4
On the road map for planning of rural land and water development project with special emphasis on conservation of fauna and flora
NAKAKUKI GENICHI [Tochigi Pref]
MIZUTANI MASAKAZU [Utsunomiya Univ]
HUJISAKU MASAAKI [Utsunomiya Univ]
農業農村整備事業の計画プロセスのあり方−環境との調和に配慮した取り組みとして−
○中茎 元一 [栃木県農務部]
水谷 正一 [宇都宮大学]
藤咲 雅明 [宇都宮大学]
「環境との調和への配慮」が事業実施の原則に据えられて丸2年が過ぎ、各種の手引きが発行されているが、現場における担当者のとまどいは、農業土木技術以外の各種ソフト技術にあることが分かってきた。本報告は、計画プロセスのあり方を環境アセスメントの手法と精神を取り込んで、実現可能な取り組みとした提案と、住民参加(ソフト)の工程をともに示す。
Keyword: 環境影響評価, 新手法,
GET PDF=04/04S12-04.pdf
発表番号 2-4
Effects of Water Content, NaCl Concentration, and Temperature on Thermal Conductivity of Tottori Dune Sand
Hidetoshi Mochizuki [Arid Land Research Center, Tottori University]
Iwao Sakaguchi [Arid Land Research Center, Tottori University]
Mitsuhiro Inoue [Arid Land Research Center, Tottori University]
鳥取砂丘砂の熱伝導率の水分・NaCl濃度・温度依存性について
○望月秀俊 [鳥取大学乾燥地研究センター]
坂口巌 [鳥取大学乾燥地研究センター]
井上光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]
鳥取砂丘砂の熱伝導率を様々な条件下で測定した.その結果,水分・NaCl濃度・温度依存性を総合的に明らかにし,既往の研究とは異なり,NaCl濃度が高い場合には温度が低い方が熱伝導率が高くなることがあることなどがわかった.また,望月ら(2002)の実験式を測定結果に適用した結果,本研究の測定範囲でも実験式が鳥取砂丘砂を精度良く予測できることを示した.
Keyword: 熱伝導率, 水分・NaCl濃度・温度依存性, 実験式
GET PDF=03/0302-04.pdf
発表番号 2-4
The Presheared Flush Testing Procedure for Residual Shear Strength Measurement
[United Graduate School of Agricultural Science, Gifu University]
Shimizu Hideyoshi [Faculty of Agriculture, Gifu University]
Nishimura ShinIchi [Faculty of Agriculture, Gifu University]
Matsumoto Yasushi [Faculty of Agriculture, Gifu University]
○Kakou Brou Georges [岐阜大学連合農学研究科]
清水 英良 [岐阜大学農学部]
西村 眞一 [岐阜大学農学部]
松本 康 [岐阜大学農学部]
リングせん断試験による地すべり粘土の残留強度測定において、スタークらの提案しているフラッシュ(FT)法と、著者らが開発したPFT法の両方法について実験を実施した。その結果、PFT法、FT法とも摩擦角の値はほぼ同一であったが、粘着力はFT法の方が大となった。この理由は、試験中の圧密沈下による壁面摩擦の影響であると思われ、PFT法の方がより正確で実験時間も節約できることを明らかにした。
Keyword: 地すべり, 残留強度, リングせん断試験
GET PDF=02/0202-04.pdf