確率モデルに基づく水田ブロックの灌漑水田数の短時間変動の検討 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.75-76 , 2023

発表番号 [2-13(P)]

Stochastic analysis on the short-time fluctuation on number of irrigated paddy field in a paddy block

Nishida Kazuhiro[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

確率モデルに基づく水田ブロックの灌漑水田数の短時間変動の検討

○西田 和弘[東京大学大学院]

灌漑水田数の時間変動に及ぼす水田群の水管理の影響を,現地調査と確率モデル(2項分布)を用いた分析により検討した.その結果,灌漑水田数の確率分布は,圃場間の水管理が独立に行われると灌漑確率に基づく2項分布に従うが,圃場間で共通したタイミングで灌漑が実施されると2項分布による予測よりもバラつきの大きい分布となることが明らかになった。

Keyword: 水管理,灌漑水田数,確率モデル, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.103-104 , 2022

発表番号 [2-13]

Subsidence Immediately after Laying the Irrigation Pipeline in the Peatland

○NAGUMO Hitoshi[Civil Engineering Research Institute for cold region ,PWRI]・TERADA Kenji[Civil Engineering Research Institute for cold region ,PWRI]・IMAIZUMI Yuji[Hokkaido Development]

泥炭地における農業用管水路の布設直後の沈下

○南雲 人[寒地土木研究所]・寺田 健司[寒地土木研究所]・今泉 祐治[北海道開発局網走開発建設部]

北海道には全国で分布する泥炭地の約61%が存在する。泥炭地に建設された管水路は管体の不同沈下など様々な要因により漏水事故が発生する。筆者らは道央南部の泥炭地盤で管水路の布設時から層別沈下計を用いて管水路断面直下の地盤の沈下を観測した。本研究では、管水路の布設直後から埋戻しに至る過程の短期間で生じた泥炭の初期沈下現象を観測したので報告する。

Keyword: 泥炭地,沈下,層別沈下計,地下水位, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.100-101 , 2021

発表番号 [2-13(P)]

Pot cultivation experiment using subsurface string irrigation by the negative pressure difference

Atsushi Marui[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]・Yuya Tominaga[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]

ヒモを用いた地中負圧差灌漑によるポット栽培実験

○丸居 篤[弘前大学]・冨永 侑弥[弘前大学]

ヒモの毛管現象を利用し,ヒモと土壌の負圧差による負圧差灌漑方式によりダイズの栽培実験を行った.直径3mmの綿、ナイロンおよび直径6mmの綿を使用し、ビニールハウス内でケイ砂土壌におけるポット栽培実験を行った結果、直径3mmの綿、ナイロンでは55~58 cm3/day程度の給水能力を示し、直径3mmの綿では栽培期間を通してpF1.8〜pF3.0に相当する体積含水率を維持した.

Keyword: 負圧差灌漑, 地中灌漑, 節水
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2021

発表番号 [2-29]

Validation of a Planar Two-Dimensional Inundation Analysis Model on a Cartesian Grid in a Low-Plains Paddy Field Area

NAGATA Ayano[Sansui Consultant Co]・TAKIGAWA Noriko[Sansui Consultant Co]

低平水田地域における直行格子の平面二次元氾濫解析モデルの検証

○永田 彩乃[サンスイコンサルタント(株)]・瀧川 紀子[サンスイコンサルタント(株)]

河川計画で多く使われている直行格子ごとの平面二次元氾濫解析モデルを低平水田地域に適用し,モデルの精度の検証を行った.水路モデルの作成を支線排水路まで,および小排水路までにした2ケースにわけて,湛水区域の再現,および排水路の水位ハイドログラフの再現を行った.水位モデルを増やすと,過剰な湛水区域が削減され,排水路の水位が実績に近くなった.

Keyword: 地表排水, 排水施設,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.357-358 , 2020

発表番号 [2-13(P)]

Improved method for sap flow measurement with short-term heating

Yuki Nakamori[Faculty of Bioresources, Mie University]・Masaru Sakai[Graduate school of Bioresources, Mie University]

蒸散流センサーを用いた短時間加熱による流速測定方法の提案

中森 勇貴[三重大学]・坂井 勝[三重大学大学院]

茎熱収支法を用いた蒸散流センサーによる蒸散流速測定について、短時間加熱により植物への影響を小さくし、かつ蒸散流の日変化を正しく表す推定法の提案を行った。加熱初期の測定電圧の上昇から外挿された電圧値を計算に用いることで、ポット栽培実験におけるダイズの蒸散流速の測定精度が向上した。得られた結果から、10分程度の短時間加熱で、蒸散流の測定が可能であることが示された。

Keyword: 蒸散流センサー, 茎熱収支法, 根の吸水速度
GET PDF=20/[2-13(P)].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2019

発表番号 [T-1-6]

Development of multifunctional automatic hydrant whichcontributes to reduction of water management effort

TANAKA Tadashi[Sekisui Chemical CO.,LTD.]

水管理労力軽減に資する多機能自動給水栓の開発

田中 正[積水化学工業(株)]

Keyword: , ,
GET PDF=19/T-1-6.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2019

発表番号 [T-17-3]

Promote understanding of agricultural and rural engineering technology through on-site training and company visits

Yuichi Osawa[Land Improvement Construction Association]

現場研修、企業(技術研究所)訪問を通じた農業農村工学系技術の理解促進

大澤 祐一[土地改良建設協会]

将来にわたり技術を継続し発展させるためには、若い技術者の育成と確保が不可欠であり、学生の理解と関心がその出発点となるが、多くの大学では大学入学時に農業農村工学を学ぶ自覚を持っているケースは少ない。本報では土地改良建設協会が「農業農村工学系の技術者育成、確保に向けた連携協定」を農業農村工学会と結び、大学生を対象にフィールド調査の支援と会員会社の技術研究所の見学会を実施している内容について報告をする。

Keyword: 技術研究所見学会, 学生支援, 技術者育成
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.188-189 , 2019

発表番号 [S-2-13]

Analysis of water quality fluctuation at several days’ interval in the Kita-Imbanuma cyclic irrigation area

Sara Yatabe[The University of Tokyo faculty of agriculture laboratory of water environment engineering ]・Toshiaki Iida[The University of Tokyo faculty of agriculture laboratory of water environment engineering ]

北印旛沼循環灌漑地区における数日間隔での水質変動の解析

矢田部 沙羅[東京大学]・飯田 俊彰[東京大学]

循環灌漑による印旛沼への流出負荷量削減効果が期待されているが、実測データは十分に得られていない。本研究では白山甚兵衛機場掛りの流域について、灌漑期に水質データを週に2、3回の高頻度で取得し、気象条件や農家への聞き取り調査等から濃度変動を解析し、印旛沼への負荷量変動を具体的に算出した。低地排水路の流水を可能な限り用水にまわすこと、沼内の水を平面的に混ぜることが印旛沼の水質改善に繋がると考えられた。

Keyword: 水田灌漑、水質制御, 排水管理、水環境, 循環灌漑
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.340-341 , 2019

発表番号 [2-13(P)]

Impact of Powder Manure Made from Thinned Bamboo on Soil Environment of Paddy Field

Toyokazu Hirozumi[Faculty of Environmental and Information Sciences, Yokkaichi University]・Yuichiro Suzuki[Faculty of Environmental and Information Sciences, Yokkaichi University]・Toshinobu Ito[Faculty of Environmental and Information Sciences, Yokkaichi University]・Kaito Kondo[Faculty of Environmental and Information Sciences, Yokkaichi University]・Yudai Nagai[Faculty of Environmental and Information Sciences, Yokkaichi University]・Masaru Sakai[Graduate School of Bioresources, Mie University]

竹林間伐材に由来する粉末資材の施与が水田土壌環境に与える影響

廣住 豊一[四日市大学]・鈴木 悠一郎[四日市大学]・伊藤 寿信[四日市大学]・近藤 海斗[四日市大学]・永井 雄大[四日市大学]・坂井 勝[三重大学大学院]

放棄竹林対策のひとつとして,竹林間伐材を農業資材として活用する取り組みが注目されている。本報では,竹林間伐材から製造した粉末資材を継続的に施与している三重県菰野町の水田において,2016年から2017年にかけて土壌調査を実施し,竹粉施与が水田土壌環境に与える影響について調べた。その結果,有機物量・有効態リン酸・陽イオン交換容量・可給態窒素について,竹粉施与の影響がみられた。

Keyword: 土層改良, 土壌改良, 土壌の物理化学性
GET PDF=19/2-13(P).pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2018

発表番号 [S-1-2]

Farmers’ capacities, farmers' resiliences: How local agricultural knowledge capitals, networks, and innovations aid in maintaining community well-being in Karapnal

Mayumi Fukunaga[Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo]

「小回り」のきく農家経営とレジリエンス:在来知ネットワークは生存オプションを増やす一助となりうるか

福永 真弓[東京大学大学院]

本研究の目的は,生存オプションを増やす農業とはどのようなものでありうるかを,在来知ネットワークを生かした農業経営の「小回り」さに着目して明らかにしようとするものである.在来知ネットワークの更新とリスケーリングが,「小回り」のきく農業経営を可能にし,地域社会の環境資源と社会のレジリエンスに寄与し,かつ「食える」農業を目指す新しいイノベーターたちの営みを支える核となることを論じる。

Keyword: 在来知ネットワーク, 「小回り」, レジリエンス
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2018

発表番号 [G-1-6]

Experiment on the critical friction velocity of the Asian clams on the smooth surface

Yuga Asano[Mie University, Faculity of Bioresources]・Kenji Okajima[Mie University, Graduate of Bioresources]・Seiya Nagaoka[Mie University, Graduate of Bioresources]

滑面上に置いたタイワンシジミの移動限界摩擦速度に関する実験的検討

浅野 友雅[三重大学]・岡島 賢治[三重大学大学院]・長岡 誠也[三重大学大学院]

管水路内でのタイワンシジミの移動を把握するために実験開水路でのタイワンシジミがどの程度の流れで動くのかを把握した.その結果,Shields式における理論値とシジミの実測値を比較すると,常に実測値が理論値を下回る結果となり,殻長が12mmを超えると限界摩擦速度は0.011(m/s)で一定となった.また,灌漑期の間,水平なパイプラインでは殻長21.5mmまでのシジミは転がることが分かった.

Keyword: タイワンシジミ, 水理実験, 限界摩擦速度
GET PDF=18/G-1-6.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.172-173 , 2018

発表番号 [2-13]

Study on Introduction of Woody Biomass Energy,Aiming to Regional Resource Recycling in the Agricultural and Mountain Area

Yasushi Hori[NTC consultants Co.,Ltd.]・Mototsugu Murata[NTC consultants Co.,Ltd.]・Kunihiko Tanaka[NTC consultants Co.,Ltd.]・Kumiko Uchida[NTC consultants Co.,Ltd.]

農山村地域における地域資源循環を目指した木質バイオマスエネルギーの導入

堀 泰史[NTCコンサルタンツ(株)]・村田 基次[NTCコンサルタンツ(株)]・田中 邦彦[NTCコンサルタンツ(株)]・内田 空美子[NTCコンサルタンツ(株)]

近年,木質バイオマスエネルギーが再注目されている。一つは,地球温暖化抑制の一環としての「再生可能エネルギー導入促進」の観点から,もう一つは森林の適正な維持管理と林業振興による「地域資源循環」と「農山村地域活性化」という観点からである。本稿では,持続的な森林整備と林業振興が課題であるモデル地域において,農山村地域における木質バイオマスの地域資源循環を目指した発電施設導入のあり方を検討した報告である。

Keyword: 木質バイオマス, 地域資源循環, 熱利用
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2017

発表番号 [S-2-1]

The use of ICT in order to discover and disseminate rural charm

Mizoguchi Masaru[Graduate school of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Ito Ryouei[Faculty of Bioresources, Mie University]

農村の魅力を発掘・発信するためのICTの活用

溝口 勝[東京大学大学院]・伊藤 良栄[三重大学]

少子高齢化が進行に伴い日本の農業農村が大きく変貌しようとしている。こうした中、農村を維持し、日本の農業を持続的に発展させるには、農村の魅力を発掘し、その魅力を都市住民に伝えるためのツールが必要である。本セッションでは、農村の情報インフラを利用して都市と農村をつなぐ方法やFacebook, LINE, Twitter等のSNSを活用して農業農村の魅力を発信する方法について議論する。

Keyword: 農村の魅力, 情報インフラ, SNS
GET PDF=17/S-2-1.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2017

発表番号 [G-2-4]

Examination for Consolidation of Clay Using Rheology model

Nakamura Kanato[Graduate School of General Sciences, Iwate University]・Kanaizumi Tomoya[Faculty of Agriculture, Iwate University]・Kanayama Motohei[Faculty of Agriculture, Iwate University]

レオロジーモデルを用いた粘土の圧密沈下挙動の検討

中村 哉仁[岩手大学大学院]・金泉 友也[岩手大学]・金山 素平[岩手大学]

三陸沿岸部の農用地は,現在復興のための度重なる盛土によって長期的かつ大規模な圧密沈下が懸念されている.本研究では,応力緩和やクリープといった粘弾性挙動を扱うレオロジーに着眼し,構築した粘弾性模型による圧密沈下挙動の表現能力を検討した.また,粘弾性模型の応用的なパラメータ導出手段として,ANNを用いた.ANNによる学習能力に期待し粘弾性模型の圧力と構成パラメータの入出力関係を検討した.

Keyword: レオロジー, ,
GET PDF=17/G-2-4.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.162-163 , 2017

発表番号 [2-13]

Commitment to Community Activity by People Living Apart from Home Village−A Case Study of Satogawa Area, Hitachiota City, Ibaraki Prefecture−

Kino Yusuke[Graduate School of Agriculture, IBARAKI University]・Fukuyo Narufumi[College of Agriculture, IBARAKI University]

他出子による地域社会組織と活動へのコミットメント−茨城県常陸太田市里川地区を事例に−

木納 勇佑[茨城大学大学院]・福与 徳文[茨城大学]

過疎・高齢化が進む中山間地域において、地域との関わりが元々強い他出子との交流は地域活性化のために重要である。茨城県常陸太田市里川地区全世帯を対象としたヒアリング調査に基づき、他出子の出身地域における地域社会組織と活動へのコミットメントの実態を明らかにした。他出子にとって地域社会組織へのコミットメントは出身地域との繋がりをより強固にするものであり、帰郷を考えている者にとってその役割は大きいと言える。

Keyword: 農村振興, 中山間地域, 他出子
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.229-230 , 2016

発表番号 [G-2-13]

Measurement of Flow around Leakage Point in Experimental Pipeline Using PIV

asada yohei[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・kimura masaomi[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・azechi issaku[NARO]・iida toshiaki[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・kubo naritaka[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

PIVを用いた実験用管水路の漏水部付近における流れの計測

浅田 洋平[東京大学大学院]・木村 匡臣[東京大学大学院]・安瀬地 一作[農村工学研究部門]・飯田 俊彰[東京大学大学院]・久保 成隆[東京大学大学院]

漏水検知技術として管路の中に機器を流し漏水を検知する方法があるが、このような機器は漏水部付近の流れの計測に基づいて設計されていない。また近年では管路内を流れる水の流速分布を計測するセンサーが開発されている。以上から、管水路内の漏水部付近の流れを調査することで、先述した漏水検知機器類の改良が期待され、センサーによる漏水検知の検討にも貢献できる。よって本研究では管水路内の漏水部付近の流れを計測した。

Keyword: 漏水検知 , ,
GET PDF=16/G-2-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.333-334 , 2016

発表番号 [2-13(P)]

Seasonal migration of freshwater fish in restoration areas of an agricultural channel

Kubota Yuka[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・Kadowaki Yuki[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・Sanuki Shigeki[Wesco Co., Ltd.]・Nakata Kazuyoshi[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]

環境配慮工法が施工された農業水路における魚類の季節移動

久保田 由香[岡山大学大学院]・門脇 勇樹[岡山大学大学院]・佐貫 方城[ウエスコ(株)]・中田 和義[岡山大学大学院]

農業水路における環境配慮区間内での魚類の季節移動について明らかにすることを目的とし,複数の環境配慮工法が施工された岡山県総社市の農業水路において,標識魚の追跡調査を実施した。その結果,環境配慮区間内において多くの個体が再捕獲された。また,同地点から移動せずに留まる個体も多数見られた。これらのことから,調査水路に施工された環境配慮工法は,魚類に対して好適な生息場を提供していると考えられた。

Keyword: 魚類, 農業水路, 環境配慮工法
GET PDF=16/2-13(P).pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2015

発表番号 [S2-3]

Suboptimal ecofriendly countermeasure in agricultural canals

Watabe Keiji[NARO]・Mori Atsushi[NARO]・Koizumi Noriyuki[NARO]・Takemura Takeshi[NARO]

農業水路における「次善の」環境配慮策

渡部 恵司[農研機構]・森 淳[農研機構]・小出水 規行[農研機構]・竹村 武士[農研機構]

3面コンクリート水路で簡便に行える環境配慮策として,コンクリートブロックの設置による生物相と生息環境の変化を調べた。類似の環境配慮水路における魚類調査の結果,ブロック設置区間は,より自然度の高い環境配慮水路には及ばないものの,3面コンクリート水路よりも魚種数・個体数が多かった。また操作実験の結果,ブロック設置による流速分布の変化により,土砂が堆積しやすくなると考えられた。

Keyword: 農業水路, 魚類, 生態系保全
GET PDF=15/S2-2.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2015

発表番号 [S16-3]

Achievements of engineering education courses in a university

Mano Yasutaka[Agricultural re-education center,Faculty of Agriculture,University]・Hashimoto Fumiko[Agricultural re-education center,Faculty of Agriculture,University]・Inagaki Hitone[Agricultural re-education center,Faculty of Agriculture,University]

大学が進める技術者教育講座の成果

間野 泰孝[宮崎大学農学部学び直し支援室]・橋本 布美子[宮崎大学農学部学び直し支援室]・稲垣 仁根[宮崎大学農学部学び直し支援室]

大学教育においては、産学連携のスキームを活用して中核的な人材を養成するための教育システムの整備が必要とされている。特に、最先端あるいは実践的な技術・知見を習得する社会人に向け、継続的な教育の充実を図ることが求められる。ここでは農業土木技術者のニーズに基づいて専門的知識を付与し、課題と到達目標を定め、体系的に理論と演習を積み重ねる「学び直しプログラム」と「CPD」を結び付けて実施した事例を報告する。

Keyword: 学び直し, 技術者教育, CPD
GET PDF=15/S16-3.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.272-273 , 2015

発表番号 [2-13]

Comparison of aquatic fauna due to the difference in the cultivation management method and field structure

MORIYAMA Takumi[Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]・UENO Megumi[Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]・TAMURA Takahiro[Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]

栽培管理方法と圃場構造の違いによる水生動物相の比較

守山 拓弥[宇都宮大学農学部]・上野 恵美[宇都宮大学農学部]・田村 孝浩[宇都宮大学農学部]

本研究では、栽培管理方法と圃場構造に着目し、魚類、カエル類、水生昆虫類、淡水貝類といった複数の分類群を対象として、水生動物の生息がどの要因により影響を受けるかを明らかにした。調査の結果から、魚類(カラドジョウ)は水域のネットワークの有無という圃場構造が、トウキョウダルマガエルやコガムシは栽培管理方法が影響してる可能性が推察された。

Keyword: 圃場構造, 栽培管理方法,
GET PDF=15/2-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2014

発表番号 [S3-1]

Current status of career efforts and continuing professional development of graduates in a university

Nakamura Yoshio
[Tokyo University of Agriculture, Faculty of Regional Environment Science]

大学における卒業生への技術者継続教育の取り組みとキャリアアップの現状

中村 好男
[東京農業大学地域環境科学部]

明治期、耕地整理事業の全国普及を目指す政府において、技術者教育の充実は重要課題であったが、現在でも同様に技術者の育成は重要な課題である。大学においては卒業生の技術研修の成果を学生に還元するシステムを作り、それが卒業生のキャリアアップに結びつくなど、双方向で技術者教育を進めていく必要がある。本稿では、大学における技術者教育と卒業後の技術者継続教育の連携について、東京農業大学での取組みを紹介する。

Keyword: 耕地整理講習, JABEE, 技術者継続教育
GET PDF=14/S3-1.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.240-241 , 2014

発表番号 [2-13]

Dissatisfaction of farmers over the endangered species conservation and drainage management

Tashiro Yushu
[The Aozora Foundation]

水路整備と希少種保全をめぐる農家の不満:なぜ環境配慮はもめるのか?

田代 優秋
[(公財)公害地域再生センター]

本報告では,徳島県ですでに絶滅したと考えられていた希少淡水魚カワバタモロコが再発見され,その場所で水路整備事業を行った事例を中心に,全国の水生生物を巡る水路整備事業も参照しながら環境配慮が揉める問題構造の整理を試みたい.

Keyword: 環境配慮, 維持管理, コンフリクト
GET PDF=14/2-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [2-13(P)]

How can freshwater fish survive in concrete lining watercourses?

Miura Yuhei [Graduate School of Agriculture, Utsunomiya University]
Hozumi Masato [Faculty of Agliculture, Utsunomiya Univ.]
Mizurani Masakazu [Faculty of Agliculture, Utsunomiya Univ.]
Akira Goto [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]

淡水魚はコンクリート2面張り水路でいかに生息しているのか?

○三浦悠平 [宇都宮大学大学院農学研究科]
穂積正人 [宇都宮大学農学部]
水谷正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学 農学部]

近年,農村地帯の水辺環境は大きく変容し,農業水路等を生息場として利用する生物が減少している.そこで魚類への影響が少ない2面張り水路が注目されているが、魚類の生息や産卵等の利用と環境要因の関係に関する知見は少ない。魚類のコンクリート水路での利用・生息条件を明らかにすることが必要であり、調査を実施した。その結果、2面張り水路における魚類の生息に関する基礎的知見を把握することができたので報告する。

Keyword: 2面張りコンクリート水路, 魚類, 生態系
GET PDF=13/13002-13(P).pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [2-13]

Fundamental study on quantitative evaluation of ecosystem support utilizing porous concrete

sato_shushi [Agriculture Unit , Kochi University]
kassai_hirofumi [Sogo Kaihatsu Co.,Ltd.]
odajima_tsutomu [Sogo Kaihatsu Co.,Ltd.]
yamada_toshio [Sogo Kaihatsu Co.,Ltd.]
masuma_yoshihiro [Kyoto Prefectural Office]

ポーラスコンクリートの生態系保全の定量評価に関する基礎的検討

○佐藤 周之 [高知大学農学部門]
葛西 博文 [株式会社 総合開発]
小田島 勉 [株式会社 総合開発]
山田登志夫 [株式会社 総合開発]
増馬 義裕 [京都府庁]

水利施設の主な建設材料であるコンクリートの中でも,空隙を有するポーラスコンクリート(以下,POC)が生態系保全型材料として注目され、既報では、砕石サイズ・空隙率の異なるPOCに生息する水生生物と付着藻類の種類や量に関する調査結果を報告した.本報では、さらに、水生植物に着目し、POCによる生態系に及ぼす影響の定量的評価を試み、また、それら生物間の最適な生態系バランス構築のためのPOCの活用モデルを提示する.

Keyword: ポーラスコンクリート, 生態系, 水環境
GET PDF=12/12002-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2011

発表番号 [1-22]

Fish population dynamics model for planning of networking water areas

Takemura_Takeshi [National Institute for Rural Engineering]
Mizutani_Masakazu [Faculaty of Agriculture, Utsunoimya University]
Mori_Atsushi [National Institute for Rural Engineering]
Koizumi_Noriyuki [National Institute for Rural Engineering]
Watabe_Keiji [National Institute for Rural Engineering]

水域のネットワーク化による魚類個体群の再生過程予測モデル

○竹村 武士 [農村工学研究所]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
森 淳 [農村工学研究所]
小出水 規行 [農村工学研究所]
渡部 恵司 [農村工学研究所]

効果的に魚類個体群の保全,再生を図るにはネットワークの配置の検討,個体群動態(以下,動態)予測が重要である.著者らは個体の移動を考慮した動態モデルの開発に向け,タモロコを対象に必要パラメータを検討してきた.本研究では,動態モデルの開発方法の紹介,仮想水路でのネットワーク化前後のシミュレーションを行った.その結果,同規模の生息地が利用可能となる場合でも,効果は形成される水路網の線形形状に影響された.

Keyword: 魚類, 個体群動態, ネットワーク
GET PDF=11/11001-22.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.206-207 , 2011

発表番号 [2-13]

Regional Frequency Analysis of Daily Rainfall in Okayama Prefecture

Chikamori Hidetaka [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Nagai Akihiro [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Kenmotsu Takuya [Okayama Prefectural Government]

岡山県における日降水量の地域頻度解析

○近森 秀高 [岡山大学大学院環境学研究科]
永井 明博 [岡山大学大学院環境学研究科]
劍持 卓也 [岡山県]

降雨特性の類似した地域内の複数地点における雨量データから確率雨量を推定する地域頻度解析手法を用い,岡山県内33箇所の雨量観測点における確率日雨量を推定し,地点別雨量データから個別に確率値を求める従来法による推定値と比較した。その結果,推定値に大差はなかったが,リサンプリング手法により推定値の信頼区間を比較した結果,多くの地点で地域頻度解析の方が信頼区間の幅が狭く,信頼性が高いことが示された。

Keyword: 水文統計, 確率日雨量, 地域頻度解析
GET PDF=11/11002-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2011

発表番号 [S2-03]

Environmental impacts of methane fermentation digested slurry as a liquid fertilizer in upland field

Nakamura Masato [National Institute for Rural Engineering]

メタン発酵消化液の畑地における液肥利用とその環境影響

○中村 真人 [農村工学研究所]

本報では,メタン発酵消化液の畑地における液肥利用に関して,定量的評価を行った事例を報告する.消化液を施用後速やかに土壌して施用(混和施用)した場合,硫安に近い速効性窒素肥料として利用でき,その溶脱特性は硫安と同様である.一方,液肥利用に伴う温室効果ガス排出の中では輸送車両からの排出割合が高く,輸送距離を1km短縮すれば,排出量を消化液1tあたり約0.42 kg-CO2eq削減できる.

Keyword: 肥料効果, 窒素溶脱, 温室効果ガス
GET PDF=11/11S02-03.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2010

発表番号 [1-13]

Colloidal stability and transportation of imogolite through column packed with Toyoura sand.

SHIMURA Tomomi [Graduate School of Life and Environmental Science, University of Tsukuba]
SHIRATORI Katsuya [Graduate School of Life and Environmental Science, University of Tsukuba]
ADACHI Yasuhisa [Graduate School of Life and Environmental Science, University of Tsukuba]

イモゴライト懸濁液の凝集分散特性と標準砂充填カラムにおける通過特性

○志村 友美 [筑波大学大学院 生命環境科学研究科]
白鳥 克哉 [筑波大学大学院 生命環境科学研究科]
足立 泰久 [筑波大学大学院 生命環境科学研究科]

イモゴライトの凝集分散特性と多孔質体における移動特性との関係を明らかにすることを目的とし、標準豊浦砂充填カラムを通過するイモゴライト懸濁液の応答をpHとイオン強度の関数として解析した。その結果、イモゴライトの移動特性は、懸濁液中での凝集分散特性に定性的に対応することが確認された。また、イオン強度が10^-2[M]付近において、豊浦砂とイモゴライトの相互作用が初期の流出応答に反映されている可能性が示唆された。

Keyword: イモゴライト, 移動特性, 凝集分散
GET PDF=10/10001-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2010

発表番号 [企-1-6]

Spatial soil moisture monitoring in agricultural field using sensor network

YAMASHITA Ayaka [Faculty of Agriculture, The Univ. of Tokyo]
MIZOGUCHI Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
MITSUISHI Shoichi [AINEX Inc.,]
ITO Tetsu [X-ability Inc.]

センサネットを用いた畑表層の面的土壌水分観測

○山下 彩香 [東京大学農学部]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
三石 正一 [株式会社アイネクス]
伊藤 哲 [株式会社クロスアビリティ]

衛星による地球規模の土壌水分観測研究を発展させるためには、メソスケール領域における土壌水分観測法の開発が不可欠である。そこで本研究では、センサネット技術によるField Network Systemを用いて畑表層の面的な土壌水分観測を行った。その結果、(1)FNSは面的な土壌水分観測畑の土壌水分測定に有用であること、(2)面的にみた場合、冬期の畑土壌の凍結の仕方に偏りがあることがわかった。

Keyword: 土壌水分, センサネット, 空間変動性
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.230-231 , 2010

発表番号 [2-13(P)]

Quantity and Cause of Precipitation using Radar-AMeDAS data in Tokachi and Abashiri District

SATO Satoshi [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, Public Works Research Institute]
KANETA Toshikazu [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, Public Works Research Institute]
NAKAMURA Kazumasa [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, Public Works Research Institute]
MATSUOKA Naoki [Japan Weather Association]
KOMATSU Asami [Japan Weather Association]

レーダーアメダス解析雨量による十勝・網走地域の降雨特性

○佐藤 智 [(独)土木研究所 寒地土木研究所]
金田 敏和 [(独)土木研究所 寒地土木研究所]
中村 和正 [(独)土木研究所 寒地土木研究所]
松岡 直基 [(財)日本気象協会]
小松 麻美 [(財)日本気象協会]

気象庁のレーダーアメダス解析雨量データから、十勝・網走地域における大雨・強雨の発生要因や要因別の雨量、降雨パターンを分析した。大雨の発生要因や降雨パターンは、大気の状態が不安定なことによるものや短時間型の降雨が多く、それらは近年増加傾向であること、また、アメダス観測所では観測されていない短時間の大雨が、レーダーアメダス解析雨量には多数出現することがわかった。

Keyword: 降雨特性, 大雨, 北海道
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.244-245 , 2009

発表番号 [2-13]

A Fully Coupled Surface and Subsurface Flow Model with Field-plot-scale Resolution

Buma Natsuki [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Takeuchi Jun-ichiro [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Kawachi Toshihiko [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

耕区スケールメッシュを用いた地表・地下水流の完全連成型モデル

○武馬 夏希 [京都大学大学院農学研究科]
竹内 潤一郎 [京都大学大学院農学研究科]
河地 利彦 [京都大学大学院農学研究科]

二次元地表流と三次元地下水流を連成させた物理ベースの分布型モデルについて述べる.モデルは水田の湛水を表現するために耕区スケールの要素を有し,解は有限体積法を用いて数値的に求められる.このモデルを,難透水層である粘土層と透水層である砂礫層の互層が推察される扇状地に適用する.地表水に水田の湛水を与えた条件での計算結果は実際の水環境を再現できていると思われ,難透水層に空隙が存在することを示唆している.

Keyword: 地下水, 数値計算, 扇状地
GET PDF=09/09002-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2009

発表番号 [企-16-3]

Research Activities on Optimal Biomass use at South-Western Island.

Yoshiyuki_Shinogi [National Agricultural Research Organization]
Teruhito_Miyamoto [National Agricultural Research Organization]
Koji_Kameyama [National Agricultural Research Organization]
Chen_Yan [National Agricultural Research Organization]

南西諸島に於いてバイオマスを活かすための研究活動

○凌 祥之 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
宮本 輝仁 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
亀山 幸司 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
陳 嫣 [(独)農業食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]

我々が沖縄県宮古島において実施中の,バイオマスの有効利用のための実証研究に関して,課題概要やこれまで得られた研究成果の概要を紹介する.特に,バイオマス利用による地下水保全の効果や持続的農業の推進等への貢献について報告する.また,成果の利活用に関しても紹介する.

Keyword: バイオマス,  ,  
GET PDF=09/09S16-03.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2009

発表番号 [企-2-2]

About a role of the univerity in promotion for a five year technical development year plan

tanaka tadstugu [Graduate school, University of Tokyo]

大学からみた「技術開発五ヵ年計画」

○田中 忠次 [東京大学農学生命科学研究科]

「技術開発5ヵ年計画」では、大学も担い手として位置づけられている。得意とする研究・開発の分野・内容を生かし、「計画」に参画していくことが、大学の有する研究力の事業実施の現場への活用にも繋がる。国立大学の法人化により、効率化係数が導入されて運営交付金は削減され、4年を経て国立大学の基礎的研究・教育に支障を来たしている。官民連携新技術研究開発事業の活用が大学にとっても重要になっている。

Keyword: 技術開発五ヵ年計画, 官民連携新技術研究開発事業, 土地改良長期計画
GET PDF=09/09S02-02.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.258-259 , 2008

発表番号 [2-13]

Analysis of methods for participatory on-farm irrigation development

KONO Satoshi [Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
Tassanee Ounvichit [Royal Irrigation Department, the Kingdom of Thailand]
SATOH Masayoshi [Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]

農民参加型末端灌漑開発の実現方策に関する検討

○河野 賢 [筑波大学生命環境科学研究科]
タッサニー ウンヴィチット [タイ王国 王室灌漑局 ]
佐藤 政良 [筑波大学生命環境科学研究科]

タイ半島部に位置するThadi灌漑プロジェクト地区における最下流部FTO4地区における農民参加型末端灌漑開発を事例に、その実現方策の検討を行った。本地区では設計段階から農民が開発に参加し、一連の活動と実際に完成した施設の効果を経験することによって自らが土水路を建設し、灌漑管理を行うに至った。このことより農民を適切に誘導し、さらに末端開発の実際の効果を経験させることが参加型末端灌漑開発には有効であることがうかがえる。

Keyword: 農民参加型水管理, 末端灌漑開発, 農民組織
GET PDF=08/08002-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2008

発表番号 [企-02-01]

The Policy for Global Warming Countermeasureson the Agricultural Infrastructure Improvement and Rural Development

Seiyama_Kenji [Project Planning Division, Rural Development Bureau, Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]

農業農村整備における地球温暖化対応策の方向

○青山 健治 [農林水産省農村振興局事業計画課]

農業農村整備における地球温暖化対応策は、農地、農業用水等の機能の保全、農業生産活動の変化への対応、適応策・緩和策・貢献策による総合的な対応を基本的な考え方とし、今後取組みの具体化を進める必要がある。

Keyword: 地球温暖化, ,
GET PDF=08/08S02-01.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.300-301 , 2007

発表番号 (2-13)

Evaluation of Sorghum density as affected by two water qualities under drip irrigation system

Ould Ahmed Bouya Ahmed [Arid Land Research Center, Tottori University]
Tahei Yamamoto [Arid Land Research Center, Tottori University]
Mistuhiro Inoue [Arid Land Research Center, Tottori University]

点滴潅漑における異なる水質によるソルガム植栽密度の評価

○Ould Ahmed Bouya Ahmed [鳥取大学乾燥地研究センター]
山本 太平 [鳥取大学乾燥地研究センター]
井上 光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]

点滴灌漑下で、異なる水質とソルガムの植栽密度が、収量と土壌環境に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。ビニルハウスで水道水と塩水の点滴灌漑実験を行い、同一ポット内に1本から4本のソルガムを栽培した。作物成長と収量は植栽密度と水質に強く影響された。植栽密度が高いと排水量が少なく、排水中の電気伝導度は高くなった。水道水の場合よりも塩水の場合が排水量は多かった。

Keyword: 点滴灌漑, 塩水, ソルガム
GET PDF=07/07002-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2007

発表番号 (企-2-4)

Leaching characteristics of soil colloids from volcanic ash soil columns

Kawamoto_Ken [Graduate School of Science and Engineering, Saitama University]
Saito_Hirotaka [Institute of Symbiotic Science and Technology, Tokyo University of Agriculture and Technology]
Per Moldrup [Department of Biotechnology, Chemistry and Environmental Engineering, Aalborg University]
Komatsu_Toshiko [Graduate School of Science and Engineering, Saitama University]

黒ぼく土カラムからの土壌コロイド流出特性

○川本 健 [埼玉大学大学院理工学研究科]
斎藤 広隆 [東京農工大学大学院共生科学技術研究院]
Per Moldrup [オルボー大学]
小松 登志子 [埼玉大学大学院理工学研究科]

室内カラム実験で黒ぼく土からの土壌コロイド流出特性を調べるとともに,HYDRUS-1Dによる解析を行い,コロイド移動パラメータの検討を行った。

Keyword: 土壌コロイド, 黒ぼく土, HYDRUS-1D
GET PDF=07/07S02-04.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2007

発表番号 (企-20-1)

Procedure of habitat potential map in paddy fields area in Japan

Ogawa Shigeo [National Institute for Rural Engineering]
Mori Atsushi [National Institute for Rural Engineering]
Takemura Takeshi [National Institute for Rural Engineering]
Shima Takeo [National Institute for Rural Engineering]

水田域に生息する生物の広域把握の可能性

○小川 茂男 [農村工学研究所]
森 淳 [農村工学研究所]
竹村 武士 [農村工学研究所]
島 武男 [農村工学研究所]

水田等の農地における生物多様性を把握するためのハビタットポテンシャルマップ作成の検討を行った。特に、面的に広げるために必要なGISデータ、生物生息調査データ、等を用いたポテンシャルマップ作成に向けての手順について検討した。第4次土地基盤情報に排水性等のGISデータはあるが、生き物の生育環境指標として直接使いにくい部分があり、今後の課題である。田んぼの生き物調査データは有効なデータであるが、統計的処理が必要である。

Keyword: 生物多様性, GIS, 生息可能地
GET PDF=07/07S20-01.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.154-155 , 2006

発表番号 2-13

Actual Condition of Sediment Solid from Cultivated Land -Comparison of Basin in Middle Reaches River and Vegetable Fields Area-

Banzai Kenji [Na. Res. Inst. Agro-Environmental Sci.]
Kasuya Masahiro [Aichi-ken Agricultural Res. Center]
Kanda Kenichi [Na. Res. Inst. Agro-Environmental Sci.]
Nakajima Yasuhiro [Na. Res. Inst. Agro-Environmental Sci.]

農耕地から流出する懸濁物質の実態把握−中規模流域河川と野菜畑作地帯の比較−

○坂西 研二 [農業環境技術研究所]
糟谷 昌宏 [愛知県農総試東三河農業研究所]
神田 健一 [農業環境技術研究所]
中島 泰弘 [農業環境技術研究所]

中規模流域桜川と豊橋市野菜畑作地帯(阿羅田川)から流出する懸濁物質の実態を比較した。河川底に据置型濁度計を固定し,採水装置及び現場採水によるSSと濁度計値の関係を示した。桜川では両者の相関は相当の分散があるものの実用可能であり,阿羅田川ではかなり分散していた。SSに関してLQ関係を比較すると桜川のような中規模河川の相関が良く,阿羅田川のような小さい流域の相関は,畑地侵食の影響のためかバラツキが大きくなった。

Keyword: 水質調査, 懸濁物質, 窒素
GET PDF=06/06002-13.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2006

発表番号 2-2

Assessment of Environmental Loadings to Lake Biwa as Affected by Cyclic Irrigation Management

Nakamura Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Takada Chika [Shiga Prefecture]
Mitsuno Toru [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

循環灌漑による琵琶湖への環境負荷軽減効果

○中村 公人 [京都大学農学研究科]
高田 知佳 [滋賀県]
三野 徹 [京都大学農学研究科]

環境直接支払い制度の整備によって,環境配慮型水管理の効果を明らかにすることが重要となっている.本報告では,琵琶湖に隣接する木浜地区における循環灌漑の効果の定量的評価を試みた.その結果,中干し前のとくに代かき・田植え期における流出負荷削減に貢献していることが明らかになり,従来の逆水灌漑時に比べて負荷量が約半分に軽減されたと推定された.中干し後の循環灌漑の適用については今後の検討が必要である.

Keyword: 琵琶湖, 水田, 循環灌漑
GET PDF=06/06002-02.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2006

発表番号 企画2-02

For those who are interested in Global Environment Study

Nagano Takanori [Resarch Institute for Humanity and Nature]

地球環境学に興味のある人に向けて

○長野 宇規 [総合地球環境学研究所]

筆者は総合地球環境学研究所(地球研)に所属してからすでに4年以上が経っている.筆者の感触した「地球研の地球環境学」の特徴を紹介した上で,これを遂行するにあたって必要と思われる資質について,筆者個人の事は棚に上げて語ることにことにする.

Keyword: 地球環境学, 総合地球環境学研究所,
GET PDF=06/06S02-02.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2005

発表番号 2- 4

Combined Effects of Elevated Temperature and Carbon Dioxide on Water Use Efficiency of Maize

HARAGUCHI Tomokazu [Faculty of Agriculture, Kyusyu University]
YANO Tomohisa [Faculty of Agriculture, Mustafa Kemal University, TURKEY]
MORI Ken [Faculty of Agriculture, Kyusyu University]
NAKANO Yoshisuke [Faculty of Agriculture, Kyusyu University]

気温上昇および二酸化炭素増加がトウモロコシの水利用効率に及ぼす影響

○原口 智和 [九州大学大学院農学研究院]
矢野 友久 [トルコ  ムスタファケマル大学農学部]
森 健 [九州大学大学院農学研究院]
中野 芳輔 [九州大学大学院農学研究院]

グロースチャンバーにおいてトウモロコシの栽培実験を行い、気温上昇および二酸化炭素濃度の増加が水利用効率(乾物生産量/蒸散量)に及ぼす影響について調査した。その結果、気温上昇の影響によって乾物生産が低下し、二酸化炭素濃度増加のために成熟期の乾物生産が増えること、また、気温上昇は初期の生育段階における水利用効率を大きくし、二酸化炭素濃度増加の水利用効率への影響はほとんど無いことが確認できた。

Keyword: 蒸散, 水利用効率, トウモロコシ
GET PDF=05/05002-04.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.150-151 , 2005

発表番号 2-13

Case study of short-time variation in the water table below crop changed paddy field

SAKATA Satoshi [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
NAKAMURA Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
MITSUNO Toru [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

転作田における短期的な地下水位変化に関する事例調査

○坂田 賢 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
三野 徹 [京都大学大学院農学研究科]

転作田と水田が隣接する圃場において,降雨や取水による短期的かつ局所的な地下水位変化について両者を比較した.その結果,水田直下では土壌を飽和させた上で,排水や側方浸透として消費されているものの,前者の割合はわずかで,調査水田では側方浸透が卓越している可能性が示された.ただし,転作田直下では水田からの側方浸透が地下水位上昇に寄与しているが,非灌漑期の降雨による上昇と同程度と推察された.

Keyword: 転作田, 地下水位, 短期的な変化
GET PDF=05/05002-13.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2005

発表番号 企- 2- 2

Activity Report on Exploratory Committee for Beautiful Village Plan

HASHIMOTO Shizuka [JSPS Research Fellow]
SATO Yohei [Tokyo University of Agriculture]
MAKIYAMA Masao [College of Agriculture, Ibaraki University]

「水とみどりの『美の里』づくりへの対応検討準備会」の活動

橋本 禅 [日本学術振興会特別研究員]
佐藤 洋平 [東京農業大学]
○牧山 正男 [茨城大学農学部]

水とみどりの「美の里」プラン21に対応すべく,本学会では2003年秋に「水とみどりの『美の里』づくりへの対応検討準備会」を設立した.2004年度からは(1)知の蓄積;研究推進,技術開発,知識の蓄積,(2)人材の養成;研究者・技術者の養成,(3)情報の発信;出版・シンポジウム等による情報発信,の3つを柱に掲げ活動してきた.本稿では準備会の2004年度の活動を報告し,今後の活動について展望する.

Keyword: 水とみどりの「美の里」プラン21, 景観, テキストマイニング
GET PDF=05/05S02-02.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.12-13 , 2004

発表番号 2- 6

On-farm Canal Development and Farmers' Participation in Southern Thailand

Nakamura Takahiko [Tokyo University of Agriculture]
Kouno Satosi [University of Tsukuba]
Satou Masayosi [University of Tsukuba]

南タイにおける農民参加型末端水利整備

〇中村 貴彦 [東京農業大学地域環境科学部]
河野 賢 [筑波大学大学院]
佐藤 政良 [筑波大学農林工学系]

タイでは国営で灌漑事業が行われるが、末端水利施設整備は不十分である。水稲栽培は田越し灌漑で行われている。本研究ではまず田越し灌漑における問題点を整理した。現況の水利系統図と土地所有図をもとに効率のよい末端水路の建設を計画した。低コスト化をはかるため用地と労力は農民の無償提供によるものとした。あわせて維持・管理も農民自身により行うものとし、農民参加のシステムについて提示した。

Keyword: タイ, PIM, 灌漑計画
GET PDF=04/0402-06.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.26-27 , 2004

発表番号 2-13

Investigation of the Surface Water Temperature in a Reservoir of Storage Dam Using Satellite Data

KONDO Fumiyoshi [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
NAKAZONO Takefumi [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
INAGAKI Hitone [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
AKIYOSHI Yasuhiro [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]

衛星データを利用したダム貯水池表面の水温調査

〇近藤 文義 [宮崎大学農学部]
中園 健文 [宮崎大学農学部]
稲垣 仁根 [宮崎大学農学部]
秋吉 康弘 [宮崎大学農学部]

ランドサット7号衛星のETM+データを利用して、ダム貯水池表面における水温分布の把握を試みた。水温の実測地点におけるETM+データの分光特性は、何れの観測日においても水としての分光特性を反映したものであり、濁度の影響は認められなかった。また、ETM+データの熱赤外バンド6においては、ロウゲインとハイゲインの何れのCCT値においても実測水温との間に高い正の相関が認められた。

Keyword: 衛星データ, ダム貯水池, 水温
GET PDF=04/0402-13.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2004

発表番号 3-11

Effect of Pressure and O2 Conditions on Total C Amount in Soil Aggregates Following Substrate Incorporation

Muto Yoshiko [Faculty of Bioresources, Mie University]
Watanabe Kunio [Faculty of Bioresources, Mie University]
Shinjo Akira [Faculty of Bioresources, Mie University]

減圧・酸素量の減少が基質添加後の団粒の全炭素減少量に与える影響

〇武藤 由子 [三重大学]
渡辺 晋生 [三重大学]
新庄 彬 [三重大学]

農地において有機性資源をより有効に循環利用するためには,土壌の物理的性質と土壌微生物の活動の関係を明らかにする必要がある.本研究では,団粒試料に易分解性の基質を添加して15日間培養した間のT−C減少量が,培養時における環境相のゲージ圧と単位体積あたりの酸素量にどのように影響されるかを調べる実験を行った.環境相のゲージ圧を変化させることで,土壌水のエネルギー状態が変化すると考えられる.

Keyword: 有機性資源, 土壌微生物, 酸素条件
GET PDF=04/0403-11.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2003

発表番号 1-13

Development of the distributed runoff model for the land use change scenarios

KATO Tasuku [College of Agriculture IBARAKI University]
KIFUNE Yasunori [PASCO CORPORATION]
KURODA Hisao [College of Agriculture IBARAKI University]
NAKASONE Hideo [College of Agriculture IBARAKI University]

土地利用変化シナリオを考慮した分布型窒素流出モデルの構築

○加藤 亮 [茨城大学農学部]
木船康徳 [株式会社パスコ]
黒田久雄 [茨城大学農学部]
中曽根英雄 [茨城大学農学部]

霞ヶ浦北浦流域における山田川小集水域にて分布型窒素流出タンクモデルの構築を行った。モデルは2段型の水質タンクモデルで、排水路タンクを別に持つ構造である。このモデルを水質浄化のための2つのシナリオに適用する。一つは上流部水田のビオトープ化による地形連鎖を用いた浄化シナリオで、もう一つは循環灌漑による水田浄化のシナリオである。これより流域管理の特に微地形における浄化対策事業に対し有用なモデルができた。

Keyword: 流域管理, 分布型, 窒素負荷
GET PDF=03/0301-13.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.256-257 , 2003

発表番号 2-13

Spatial variability of percolation rate along subsurface drainage pipes

Shuichiro YOSHIDA [Lab.PaddyFieldEngineering,Dept. Hokuriku Lowland Farming, National Agricultural Research Center, NARO]
Kazuhide ADACHI [Lab.PaddyFieldEngineering,Dept. Hokuriku Lowland Farming, National Agricultural Research Center,NARO]

暗渠直上における浸透速度の空間的変動

○吉田 修一郎 [独立行政法人農業技術研究機構中央農業総合研究センタ−北陸水田利用部水田整備研究室 ]
足立 一日出 [独立行政法人農業技術研究機構中央農業総合研究センタ−北陸水田利用部水田整備研究室 ]

暗渠の排水能力に強い影響を与える暗渠直上の通水性の空間的変動を明らかにした.暗渠直上の浸透速度を暗渠に沿って1m間隔で測定した.また,各位置のモミガラ疎水材層の深度及び幅を測定した.その結果,暗渠直上の通水性は圃場内で大きく変動し,しかも,良好なところと不良なところは特定の位置に集まって存在すること,その原因の一つとしてモミガラ層の深さが挙げられること示した.

Keyword: 地下排水, 亀裂, セミバリオグラム
GET PDF=03/0302-13.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.132-133 , 2002

発表番号 1-35

Multi-objective Optimization of Tank Model Using Evolution Strategy

Yoichi FUJIHARA [Guraduate School of Science and Technology, Kobe University]
Haruya TANAKAMARU [Guraduate School of Science and Technology, Kobe University]
Takeshi HATA [Faculty of Agriculture, Kobe University]
Akio TADA [Faculty of Agriculture, Kobe University]

進化戦略によるタンクモデル定数の多目的最適化について

○藤原 洋一 [神戸大学大学院自然科学研究科]
田中丸 治哉 [神戸大学大学院自然科学研究科]
畑 武志 [神戸大学農学部]
多田 明夫 [神戸大学農学部]

本研究では,遺伝的アルゴリズムに類似した最適化手法の一つである進化戦略(ES)によってタンクモデル定数の多目的最適化を試みた.まず,評価関数として高水部の誤差を重視したものと低水部を重視したものの2種類の式を採用し,加重和最小化法によってパレート最適解を求めた.次いで,ESによってパレート解を求め,先の解と一致することを確かめた.また,ESによれば,少ない計算量で多数のパレート解が求められることが分かった.

Keyword: 流出モデル, 多目的最適化, 進化戦略
GET PDF=02/0201-35.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.210-211 , 2002

発表番号 2-13

Undrained Cyclic Strength of Compacted Shirasu

Mizuki Hira [Kagoshima University]
Miwa Koichi [Kagoshima University]
Chiaki Wakamatsu [Kagoshima University]
Tomohiro Sakuragi [Kagoshima University]

締固めたシラス非排水繰返し強度

○平 瑞樹 [鹿児島大学農学部]
三輪 晃一 [鹿児島大学農学部]
若松 千秋 [鹿児島大学農学部]
櫻木 智広 [鹿児島大学農学部]

1997年鹿児島県北西部地震において、干拓地や山間部の水田で噴砂現象が見られた。また、1968年のえびの地震においても沖積シラス地帯で多くの液状化被害が報告されている。シラスを埋め立て地盤材料として使用する場合、その動的な性状を把握しておくことは重要である。本報告は、繰返し載荷を受けるシラスの非排水強度を求める目的で三軸試験装置を試作し、繰返し載荷回数とせん断強度からその液状化強度について検討した。。

Keyword: 液状化, 動的特性, シラス
GET PDF=02/0202-13.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 2-13

Change in soil porosity due to soil compaction

Katuyuki Souma〔Graduate School of Agriculture, Hokkaido University〕
Tomoyuki Tomizawa〔Graduate School of Agriculture, Hokkaido University〕

圧縮による土壌の間隙組成の変化

相馬 尅之〔北海道大学大学院農学研究科〕
○冨澤 朋之〔北海道大学大学院農学研究科〕

水分状態が同じ場合Ap1層はロータリ耕起により膨軟なため,他の2層に比べて圧縮量が極めて大きい。とくに小さな応力で顕著である。土壌の塑性に基づいて作製した間隙組成モデルを用いて圧縮による間隙組成の変化をみると、Ap2層およびB層で減少するのは空気間隙で排水はほとんど起らない。一方、Ap1層は不飽和であるにもかかわらず排水が起る。これはAp1層が乾燥した後に供給された水分が圧縮対象となる空気間隙に浸入したためである。

Keyword: 間隙構造, 圧縮, 締固め
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2000

発表番号 2-13

粗石付きブロック魚道の水理特性に関する研究

○板垣 博〔岐阜大学農学部〕
岩村 勉〔岩村技術士事務所〕

粗石付きブロック魚道は粗石(玉石)をブロック内に埋め込むことによって,河川に近い多様な流れを作り出すことを意図として製作されたものである.さらに,この魚道は形状からして,自然の景観との調和に繋がり,生態学的要求にも応えることができるものと考えられる.本研究においては,この粗石付きブロック魚道について,水理実験を行い,その水理特性について検討したものである.

Keyword: 水理実験, 魚道, 呼び水効果
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 2-13

確率流況曲線とそれによる水文渇水特性の評価

○杉山 博信〔新潟大学大学院自然科学研究科〕
バラウト ブチバニ〔カセサート大学工学部〕
アダヒ ボウトウ〔筑波大学農学研究科〕
下村 智美〔新潟大学大学院自然科学研究科〕

本研究は、渇水特性の代表的な表現形式の一つとして目されている流況曲線のより一層の汎用化を狙ったものであって、まず初めに確率流況曲線を提案し、次いでそれを日本とタイ国に所在するダム流域に適用して、流域における水文渇水特性を検討してみた。その結果、提案流況曲線を適用することによって、流域における渇水の厳しさが評価できること、水文渇水特性を確率的に議論できることが明らかになった。

Keyword: 流出特性, 水資源開発・管理, 水文統計
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 2-13

スイカ・ビニールハウスにおける蒸発散量とペンマン蒸発散位−施設畑の消費水量算出法に関する検討−

岡山大環境理工 ○三浦 健志
岡山大院 森田 昇

スイカ・ビニールハウス内において,気象,土壌水分環境と潅水量を測定し,ハウス内の特徴的な気象環境を確認した。また作物の生長段階により生育前期,生育旺盛期,生育後期の3段階に分け,ハウス内気象データから計算したペンマン蒸発散位に対する水収支から求めた蒸発散量の比(作物係数)を算出した。作物係数はそれぞれ0.23,0.84,0.31となり,とくに生育前期と後期に小さな値を示した。

Keyword: 消費水量, ビニールハウス, 作物係数
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 2-13

格子生成法による密度流の数値解析と水理実験による検証

京都大学農学部 ○鳥井 清司
東京水産大学 加納 敬
四日市大学 千葉 賢・四日市大学 武本 行正

Keyword: 格子形成法, 密度流, 塩水くさび
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 2-13

中山間地域での耕作放棄防止対策に関する考察

京都大学大学院農学研究科 九鬼康彰

Keyword: 耕作放棄, 多変量解析, 維持管理
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