施設畑における気象データに基づいた消費水量算定手法の検証 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.97-98 , 2023

発表番号 [2-24]

Evaluation of water consumption estimation methods using meteorological data in greenhouse

Kozue Yuge[Faculty of Agriculture, Saga University]・Mitsumasa Anan[Faculty of Agriculture, Saga University]

施設畑における気象データに基づいた消費水量算定手法の検証

○弓削 こずえ[佐賀大学]・阿南 光政[佐賀大学]

本研究では,施設畑において気象データを用いた消費水量算定手法を検証することを目的とする.キュウリおよびイチゴが栽培されているビニルハウスを対象とし,気象観測,土壌水分調査および灌水量の実測を行った.得られた気象データを用いて,Penman法およびFAO Penman-Monteith法で蒸発散位および基準蒸発散量を算定した結果,前者は後者を 若干上回っていたが,大きな差はないことが明らかになった.

Keyword: 畑地灌漑,蒸発散,Penman法,Penman-Monteith法, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.125-126 , 2022

発表番号 [2-24]

Probing the non-breeding season of the northeastern salamander using PIT tags

○Mitsuki AOYAMA[Graduate School of Utsunomiya Univ. of Regional Development and Creativuty]・Takumi MORIYAMA[Utsunomiya Univ. Dept.Agr.]

PITタグを用いた非繁殖期におけるトウホクサンショウウオの探査

○青山 光生[宇都宮大学大学院]・守山 拓弥[宇都宮大学]

トウホクサンショウウオ(以下,本種)は,圃場整備に対する脆弱性が指摘されているが,非繁殖期の生態研究例は少ない.本研究では,福島県会津地方Y地区にて本種にPITタグを用いて追跡調査を行い,非繫殖期の利用環境・行動範囲の把握を行った.調査期間中の探知率は24%(9個体/37個体)で,調査地においては生息場に針葉樹林より約6.8倍広葉樹林を選択し, 9個体の平均移動距離は約109mであった.

Keyword: 生態系,PITタグ,小型サンショウウオ, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.122-123 , 2021

発表番号 [2-24]

The verification of the power generated by the nano hydro generator for the pipe,using pipeline for agriculture.

Takayuki KAWANAMI[Topre corporation]・Tetsuo NAKAYA[National Institute fro Rural Engineering]・Toru SHIGEMITSU[Tokushima University]・Junichi MIYAKOSHI[Hitachi ,Ltd.]・Takashi TSUDA[Topre corporation]

農業用パイプランを活用した管路式ナノ水力発電システムの発電検証

○川浪 隆幸[東プレ(株)]・中矢 哲郎[農業・食品産業技術総合研究機構]・重光 亨[徳島大学]・宮越 純一[(株)日立製作所]・津田 学志[東プレ(株)]

近年、自然災害による大規模停電が発生し、災害に強い電源設備が求められている。また、農業分野では後継者不足により、荒廃農地が増え、使用されない期間がある給水栓が多数あることに注目し、農業用パイプラインの端末に接続可能で、余剰圧力を活用した管路式ナノ水力発電システムの開発を進めている。本研究では、農業用パイプラインと同径の養殖用パイプラインを流用した発電検証を行い、発電性能や課題について報告する。

Keyword: 小水力発電、再生可能エネルギー, パイプライン, エネルギーミックス
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2021

発表番号 [3-11]

Relationship between drying process and shrinkage distribution in soil fracture formation

KOBAYASHI Daiki[Graduate School of Agriculture, Meiji University]・NOBORIO Kosuke[School of Agriculture, Meiji University]

土壌の亀裂形成における乾燥過程と収縮分布の関係

○小林 大樹[明治大学大学院]・登尾 浩助[明治大学]

亀裂形成のメカニズム解明に向けて,乾燥過程の粘性土壌に対して面的な収縮量を連続計測し,乾燥過程と収縮量分布の関係を検討した.観測箱内で水田から採取した土壌を飽和状態から自然乾燥させ,その過程の連続で画像撮影し,デジタル画像相関法により面的な変位を解析した.結果,亀裂はひずみエネルギーの急激な解放により生じたと考えられた.さらに,亀裂発生により蒸発が促進されて収縮が加速した可能性が高い.

Keyword: 土の静力学的性質, 水分移動, 乾燥亀裂
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.155-156 , 2020

発表番号 [2-24]

Impacts of high-turbidity water on groundwater level using water balance model and particle filter

Yoichi Fujihara[Ishikawa Prefectural University]・Keiji Takase[Ishikawa Prefectural University]・Shunsuke Chono[Ishikawa Prefectural University]・Eiji Ichion[Ishikawa Prefectural University]・Kento Otani[Ishikawa Prefectural University]

高濃度濁水が地下水位に及ぼす影響:集中型水循環モデルと粒子フィルタを用いて

藤原 洋一[石川県立大学]・高瀬 恵次[石川県立大学]・長野 峻介[石川県立大学]・一恩 英二[石川県立大学]・大谷 健人[石川県立大学]

上流で発生した斜面崩壊によって高濃度濁水が発生し、扇状地の地下水位の異常低下が生じた。地下水位をシミュレーションできる集中型水循環モデルを構築し、データ同化手法の一つである粒子フィルタを適用することによって、時々刻々変化する浸透量の逐次推定を試みた。その結果、濁水発生後、パラメータの値が急激に小さくなり、濁水発生2年目からパラメータの値が徐々に大きくなり地下水涵養量が回復したことが推定された。

Keyword: 濁水、水循環モデル, 粒子フィルタ、地下水, 水田
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2019

発表番号 [1-13]

Survey on impressions of rural landscape before and after farmland consolidation considering landscape

Shoko Nishiwaki[Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo]・Eiji Yamaji[Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo]

景観に配慮した圃場整備前後における農村景観への印象について−地域住民と学生の持つ印象の違いに注目して−

西脇 祥子[東京大学大学院]・山路 永司[東京大学大学院]

平野部が少ない日本において中山間地域の農地は食料生産を支える上で重要な場である.耕作放棄地の抑制を目指し圃場整備を行った中山間地域の農村において,圃場整備前後の農村景観への印象を調査することで「景観に配慮した圃場整備」が地域の農村景観に及ぼした影響について考察した.また、学生に対する予備調査を行うことで地域の農業従事者と農業に関わらない学生の持つ農村景観への印象の違いを明らかにした.

Keyword: 農村振興, 中山間地域, 農村景観
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.362-363 , 2019

発表番号 [2-24]

Soil salinization status in Khon Kaen, Thailand

Naho Nohara[Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]・Katsuyuki Shimizu[Faculty of Agriculture, Tottori University]・Takashi Kume[Faculty of Agriculture, Ehime University]・Chuleemas Boonthai Iwai[Faculty of Agriculture, Khon Kaen University]・Tadao Yamamoto[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]

タイ王国コンケン県における土壌塩類化の実態

野原 菜穂[北海道大学大学院]・清水 克之[鳥取大学]・久米 崇[愛媛大学]・Chuleemas Boonthai Iwai[コンケン大学]・山本 忠男[北海道大学大学院]

タイ東北部の塩類化農地において,圃場の塩分分布の時間的・空間的変動を把握するために,電磁誘導法により土壌の塩分濃度を測定した。雨季・乾季を通して塩分の空間分布に大きな経時変化は見られなかった。地下水位は乾季にも十分に低下しておらず,乾季の塩類集積の促進が予想される。土壌はNa+を多く含んでいた。ソーダ化が進行し土壌の物理性に影響を与えていると推測される。調査圃場では土壌の塩類化が顕著に表れていた。

Keyword: 塩類集積, 地下水位, 農地保全
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.194-195 , 2018

発表番号 [2-24(P)]

Promotion of Expansion in Activity Organization for Multifunctionality

Mayuko Matsumoto[Kyoto Prefectural Federation of Land Improvement Associations]・Atsusi Mori[Kitasato University School of Veterinary Medicine]・Rieko Takamatsu[Kitasato University School of Veterinary Medicine]・Hiroyuki Ochiai[Kitasato University School of Veterinary Medicine]

多面的機能支払制度における活動組織の広域化の推進について―青森県の地域差に基づく検討―

松本 万由子[京都府土地改良事業団体連合会]・森 淳[北里大学]・眈勝〕恵子[北里大学]・落合 博之[北里大学]

平成26年度に多面的機能支払交付金が創設され,農業者や地域住民などで構成された活動組織による活動が展開されている.活動組織数は年々増加しているが,事務処理の煩雑化などの問題が懸念される.この問題を解決するためには活動組織の広域化の推進が重要であるが,青森県では広域化が浸透していない.そこで本研究では活動組織の広域化に対する意識の違いとその背景に焦点を当て,広域化が進まない原因を検討した.

Keyword: 多面的機能支払交付金制度, 活動組織, 広域化
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2018

発表番号 [3-10]

Changes of the unconfined compressive strength of cement stabilized mud soil exposed to dry/wet repetition hysteresis

Fumiyoshi KONDO[Organization for General Education, Saga University]・Shohei KOSHIO[Fukuoka Prefectural Government Office]・Hiromi MURAOKA[Saga Prefectural Government Office]・Haruka OHBA[Kyushu Regional Agricultural Administration Office]

乾燥湿潤の繰り返し履歴を受けたセメント改良土の一軸圧縮強さの変化

近藤 文義[佐賀大学]・小塩 祥平[福岡県]・村岡 洋美[佐賀県]・大庭 春花[九州農政局]

農業用土水路に隣接する農道路肩に発生したクラックの原因を解明するための基礎研究として,法面を構成するセメント改良土が乾燥湿潤の繰り返し履歴を受けた場合の一軸圧縮強さの変化について検討した.その結果,セメント添加量が多くなるほど改良土はスレーキングによる崩壊の影響を受けにくくなるが,添加量が50kg/m3の場合においては,材齢による強度増加がスレーキングによる強度低下により相殺されると考えられた.

Keyword: セメント改良土, 一軸圧縮強さ, スレーキング
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.184-185 , 2017

発表番号 [2-24]

Temporary water right acquisition for Animal husbandry water in the South Kyushu area

hattori hiroshi[Asia Planning Co.,Ltd]・ino hideyoshi[Asia Planning Co.,Ltd]・takaki katsumi[Asia Planning Co.,Ltd]

南九州地域における畜産用水利用のための暫定水利権取得

服部 寛[アジアプランニング(株)]・井野 秀義[アジアプランニング(株)]・高木 克己[アジアプランニング(株)]

全国各地でかんがい事業が実施されており,ダム等の水源施設や幹線用水路等が国営事業で,末端かんがい施設が県営事業等で整備されている。近年、南九州地域で発生した口蹄疫等による影響もあり,畜産農家の経営状況は厳しく,水道水より安価なかんがい用水を畜産にも利用したいとの要望が高い。本稿では,国営事業完了後で関連事業が完了するまでの期間,畜産用水を利用するための暫定水利権取得について報告する。

Keyword: 水利用計画・水利権, 水田灌漑, 畑地灌漑
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2017

発表番号 [3-20(P)]

Application of nanoparticle masurement to allophane flocs

Masuda Kotaro[Graduate school of life and environmental science, University of Tsukuba]

アロフェンフロックに対するナノ粒子測定技術の適用

増田 浩太郎[筑波大学大学院]

土壌中のコロイド粒子の移動現象を解明するためには、コロイド粒子の基本的物性を明らかにする必要がある。粘土鉱物のアロフェンは、懸濁液中で数百nmのフロック(凝集体)として存在することが知られているが、懸濁液中での個々のフロックの大きさや数、構造は明らかになっていない。本研究では、近年確立されたナノ粒子測定技術であるNTA、TRPSをアロフェンフロックに適用し、大きさと数の測定を試みた。

Keyword: コロイド, 粘土,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.355-356 , 2016

発表番号 [2-24(P)]

Home range and daily activities of masked palm civets (Paguma larvata) in rural settlement of Morioka, Iwate Prefecture, Japan

FUKUSHIMA Yoshiki[Graduate School of Agriculture, Iwate University]・HARASHINA Koji[Faculty of Agriculture, Iwate University]

盛岡市猪去地区におけるハクビシンのねぐらの利用実態と行動圏及び行動時間帯について―効果的な被害防除対策を目指して―

福島 良樹[岩手大学大学院]・原科 幸爾[岩手大学]

岩手県盛岡市西部の猪去地区において合計7頭のハクビシンをラジオテレメトリーにより追跡した。その結果,森林を好む個体と住宅地を好む個体が存在し、ねぐらは資材庫や林地残材などの人工的環境が積極的に利用されていること、猪去地区の個体が完全な夜行性であることが明らかになった。以上のことから、ハクビシンによる農作物被害を防ぐためには資材庫の適切な管理と夜間における対策が重要であることがわかった。

Keyword: 獣害, 生態系, 野生動物管理
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2015

発表番号 [1-43]

The requirements for getting enough low cost production of rice in Japan today

ISHII Atsushi[Faculty of Live and Environmental Sciences, University of Tsukuba]

日本における(真の)「低コスト稲作」実現の必要条件

石井 敦[筑波大学生命環境系]

日本の平地地域において、国際競争力をもった低コスト稲作を行うための必要条件を示し、日本でも実現可能であることを、国内外の事例分析を踏まえて論述した。低コストのためには、経営規模80ha/人、区画規模5ha、250馬力のトラクター、直播の4つの要素を一気に実現する必要があること、日本でも平野部であればこうした条件を満たすことが可能であり、先駆的な実現例もあり技術的な問題はないことを示した。

Keyword: 巨大区画水田, 国際競争力, 利用集積
GET PDF=15/1-43.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.294-295 , 2015

発表番号 [2-24]

Habitat of Multiple Species at the Between Channel and Pond

Konishi Seishiro[Graduate School of Kagawa Univ.]・Kakudo Hirofumi[Faculty of Engineering Kagawa Univ.]

水路とため池の接続部における水生生物の出現状況

小西 正史郎[香川大学大学院工学研究科]・角道 弘文[香川大学工学部]

水路とため池の接続は香川県を代表する水辺空間の一つである.本研究は,水路環境とため池環境が遷移する接続区域において調査を行った.その結果,流水域を選好する水生生物と止水域を選好する水生生物の同所的な出現が確認された.ため池水際部では,水路からため池に土砂が供給されることで底生魚の生息場が創出されていることが分かった.水路区間では,背水が止水域を選好する貝類の出現を可能にしていることが分かった.

Keyword: ため池, 導水路, 水生生物
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2014

発表番号 [2-14]

The Conservation Planning for the Animals and Plants in the Repair Work at the Sasagamine Dam

Kato Syuichi
[Shinano River Basin Land Improvement Planning and Management Office]

笹ヶ峰ダム改修工事における動植物保全対策の検討について

加藤 修一
[北陸農政局信濃川水系土地改良調査管理事務所]

笹ヶ峰ダムは、平成26年度着工予定の国営関川用水土地改良事業により、施設の老朽化対策と併せてダム直下に新たに小水力発電施設を建設する予定である。ダム周辺には、生態系の頂点に位置する猛禽類のハチクマの生息と、小水力発電予定地周辺に希少植物のテングクワガタの生育が確認されている。このため事前に動植物調査を行い、工事による影響の予測と保全対策について検討を行った。

Keyword: 順応的管理, ,
GET PDF=14/2-14.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.262-263 , 2014

発表番号 [2-24]

A trial of durability assessment for introducing wooden fences to unlined canal in African paddy field (2)

Hirose Chikako・Hirouchi Shinji・Dan Haruyuki・ANTWI-BOASIAKO Charles・
[Japan International Research Center for Agricultural Sciences・Kwame Nkrumah University of Science and Technology]

アフリカ水田における木製柵渠の導入にあたっての耐久性評価の試み(2)

廣瀬  千佳子・廣内 慎司・團 晴行・アントウィボアシアコ チャールス
[(独)国際農林水産業研究センター・クワメエンクルマ工科大学]

農民自身で整備可能な小規模な水田の水路は現地の強度の強い降雨や洪水によって侵食崩壊し、営農が妨げられてしまう。持続的な維持・管理のためには、水利施設は農民が実施できる技術と入手可能な材料で作られることが重要であり、木製柵渠はこの条件を満たす工法であるが、天然材料の木材は一般に経年劣化の進行が使用環境により大きく異なる。今回、継続観察によって得られたその利用可能性について報告する。

Keyword: 水利施設, 土水路, かんがい
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [2-24(P)]

Groundwater level fluctuation by Water supply in artificiality of OOYAMARYOKUCHI

ASHIZAWAMitsuru [The United Graduate School of Agricultural Science,Iwate University]
Tsuji Osamu [Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine]
Kuroko Yuka [Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine]

大山緑地における人工給水による地下水位変動

○芦澤 満 [岩手大学大学院連合農学研究科]
辻 修 [帯広畜産大学]
黒子友佳 [帯広畜産大学]

大山緑地は帯広市の中心部から南西に3kmほど離れた市街地に位置し,隣接する若葉の森の湧水から形成された自然湿地林である。しかし,近年,周辺宅地の増加により乾燥化が進行し,エゾサンショウウオ等の湿地特有の水生生物が確認されなくなった。そこで2010年より生物多様性の保全を目的とした人工給水を開始した。この結果,人工給水滞水域では通年の滞水維持が可能であることがわかり,水生生物が生存する条件が整いつつある。

Keyword: 湿地, 人工給水, 地下水位
GET PDF=13/13002-24(P).pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [2-24]

The relation between spawning habitat of Masu salmon and river bed fluctuation after making two vertical trenches in the First Sabo dam in Wasada River basin in Yamagata Prefecture

sasaki ryosuke [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
okubo hirosi [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
watanabe kazuya [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
kawauti masayuki [ Yamagata Prefecture Inland Water Fisheires Experiment Station]

砂防ダムスリット化後の河床変動とサクラマスの産卵環境

○佐々木亮祐 [山形大学農学部生物環境学科]
大久保博 [山形大学農学部]
渡邉一哉 [山形大学農学部]
河内正行 [山形県内水面水産試験場]

山形大学付属演習林内を流れる早田川に位置する砂防ダムスリット化後の環境変化とサクラマス産卵環境について現地踏査を基に考察を行った。その結果、サクラマスの産卵床は両岸側方の変動が大きい区間においても、河道内変動の安定した河床の地点を利用していた。サクラマスはより上流を目指すことから、ダム上流部で捨石法による人工産卵床造成を行ったところ全箇所で水深・流速・流心からの距離に係わらず産卵床として利用した。

Keyword: サクラマス, スリットダム, 産卵環境
GET PDF=12/12002-24.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.228-229 , 2011

発表番号 [2-24]

Interval estimation of suspended solids loads with censored data using stochastic sampling

TANAKAMARU Haruya [Graduate School of Agricurtural Science, Kobe University]
TADA Akio [Graduate School of Agricurtural Science, Kobe University]

確率的サンプリングを利用した打ち切りデータに基づく懸濁物質負荷量の区間推定

田中丸治哉 [神戸大学大学院農学研究科]
○多田明夫 [神戸大学大学院農学研究科]

山林流域からの懸濁物質濃度は低水時にはゼロとなる打ち切りデータである。このようなデータに基づく場合の,流域からの総流出負荷量の適切な区間推定法について検討した。打ち切りでないデータが全データの3%強と少なく流量に強い依存性を持つため,標本抽出にはSALT法という確率的サンプリングを適用する必要がある。これとべき乗型LQ式による方法が,実用に耐えうるだけの最良の区間推定結果を与えた。

Keyword: 懸濁物質, 負荷量, 区間推定
GET PDF=11/11002-24.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2011

発表番号 [2-31]

Can the Outflow of the Muddy Water from the Lotus Root Fields be Reduced?

MAKIYAMA Masao [College of Agriculture, IBARAKI University]
FUKUSHIMA Kaori [Higashikatsushika Agriculture Office, Chiba Prefecture]

ハス田からの濁水流出は削減できるのか?

○牧山正男 [茨城大学農学部]
福嶋香織 [千葉県東葛飾農業事務所]

我が国最大のレンコン産地,茨城県土浦市・かすみがうら市では,収穫の際に「水掘り」と呼ばれる高効率な方法を用いている.ところがこの方法では,特に収穫繁期に相当する12月下旬には多量の濁水が霞ヶ浦に流出することが,これまでに数多く指摘されてきた.この問題に対して本稿では,レンコン収穫作業体系の見直しや,収穫を行うハス田を計画的に配置することなどによる濁水流出削減の可能性について,事例的に検討した.

Keyword: ハス田, レンコン収穫作業, 濁水流出
GET PDF=11/11002-31.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2010

発表番号 [2-19]

Unsaturated seepage flow analysis on the sugarcane filed in Miyako island using Macro model

Okamoto Ken [Graduate School of Agriculture, University of the Ryukyus]
Sakai Kazuhito [Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus]
Yoshinaga Anshun [Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus]
Nakandakari Tamotu [Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus]

宮古島サトウキビ畑におけるMACROモデルを用いた不飽和浸透解析

○岡本 健 [琉球大学大学院農学研究科]
酒井 一人 [琉球大学農学部]
吉永 安俊 [琉球大学農学部]
仲村渠 将 [琉球大学農学部]

本研究では不飽和水分移動汎用プログラムMACROモデルを宮古島サトウキビ畑の土壌水分量、蒸発散量の観測に適用して、モデルで用いる水理特性の違いによる適用性を検討した。土壌水分量の変化は水分特性パラメータの実測値を入力することにより、再現性が向上することが認められた。解析期間60日の合計蒸発散量は計算値86.9mm、実測値84.1mmとなり長期水収支の把握には十分な精度であった。

Keyword: MACROモデル, 粒径分布, 飽和透水係数
GET PDF=10/10002-19.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.252-253 , 2010

発表番号 [2-24]

Surface/Subsurface Water and Heat Flow Model with Energy Budgets on the Ground Surface

Takeuchi Jun-ichiro [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Kawachi Toshihiko [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Buma Natsuki [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

地表面における熱収支を考慮した地表・地下水流動と熱輸送連成モデル

竹内 潤一郎 [京都大学大学院農学研究科]
河地 利彦 [京都大学大学院農学研究科]
○武馬 夏希 [京都大学大学院農学研究科]

地表面における熱収支を考慮した地表水・地下水の流動と熱輸送連成モデルについて述べる.モデルは地表流サブモデルと地下水流サブモデルからなり,それぞれにおいて水の流動と熱の輸送が計算される.またバルク法によって地表面における顕熱・潜熱および地中熱フラックスの配分が計算される.このモデルを山地・扇状地・低平地を含んだ農村地域に適用し,鉛直二次元領域において地表水と浅層地下水を解析する.

Keyword: 地下水, 水温, 数値計算
GET PDF=10/10002-24.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2009

発表番号 [2-12]

Estimation of Shallow Groundwater Flow in Alluvial Fan Using Spectral Analysis

Imagawa Chie [Graduate School of Agricultural Science, Kyoto University]
Takeuchi Junichiro [Graduate School of Agricultural Science, Kyoto University]
Kawachi Toshihiko [Graduate School of Agricultural Science, Kyoto University]

スペクトル解析を用いた扇状地の浅層地下水流動の推定

○今川 智絵 [京都大学大学院農学研究科]
竹内 潤一郎 [京都大学大学院農学研究科]
河地 利彦 [京都大学大学院農学研究科]

観測された地下水位の時系列に対してスペクトル解析等の統計的手法を適用し,滋賀県日置前扇状地における浅層地下水の流動を推定した.その結果,扇状地の浅層地下水は山地からの浸透水を起源としながらも,扇状地面からの降水の浸透によっても水位が変動していることが推定された.また,水田湛水期には,扇央から平地まで,地下水位が高く維持されていることが観測された.

Keyword: 扇状地, 浅層地下水,
GET PDF=09/09002-12.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.266-267 , 2009

発表番号 [2-24(P)]

Consideration concerning application of ditributed water circulation model to iriigation district in Japan

Taniguchi Tomoyuki [National Institute for Rural Engineering]
Masumoto Takao [National Institute for Rural Engineering]
Horikawa Naoki [National Institute for Rural Engineering]
Yoshida Takeo [National Institute for Rural Engineering]

国内の取水灌漑主体地区への分布型水循環モデルの適用に関する一考察

○谷口 智之 [農研機構 農村工学研究所]
増本 隆夫 [農研機構 農村工学研究所]
堀川 直紀 [農研機構 農村工学研究所]
吉田 武郎 [農研機構 農村工学研究所]

著者らはこれまで多様な土地利用,灌漑形態,灌漑方式を考慮した分布型水循環モデルを開発し,それをメコン河流域に適用してきた.本研究では,上記のモデルを日本国内の取水灌漑を主体とした河川流域(関川流域)に適用した.その結果,河道網と取水施設のズレ,取水施設と受益地の関係づけ,水利権の設定などの点で問題が発生したため,それらの改良について工夫を行った結果を報告した.

Keyword: 水収支・水循環, ,
GET PDF=09/09P02-24.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2008

発表番号 [2-5]

Preservation form Classification of Cultural Landscape in Rural Environment Improvement

Shigeoka Tetsushi [National Institute of Agricultural Engineering]
Yamamoto Tokuji [National Institute of Agricultural Engineering]
Kurita Hideharu [National Institute of Agricultural Engineering]
Kinoshita Takahiro [Advice Center for Rural Environment Support]

農業農村整備における文化的景観の保全方針の諸形態

○重岡 徹 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 農村環境部 景域整備研究室]
山本 徳司 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 農村環境部 景域整備研究室]
栗田 英治 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 農村環境部 景域整備研究室]
木下 貴裕 [(社)農村環境整備センター]

近年文化的景観の観点から農村環境を再評価する気運が高まる中で、農業農村整備の文化的景観の保全への貢献のあり方が問われている。本報告では文化的景観の保全に配慮した農業農村整備を実施している地区を事例として、農村地域における文化的景観資源の保全管理への農業農村整備の貢献のあり方について、現状を変更しない「凍結保全型」、ある程度の変容を許容する「動態保全型」、変更を代償する「意味保全型」の3形態への分類を試みる。

Keyword: 文化的景観, 保全管理, 地域振興
GET PDF=08/08002-05.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.280-281 , 2008

発表番号 [2-24]

A Study on community’s income structure and main factors for settlement marginalization in hilly and mountain agricultural areas

saito shinya [SHOGIN FUTURE-SIGHT INSTITUTE]
ishikawa keigi [SHOGIN FUTURE-SIGHT INSTITUTE]
takahshi jyunji [National Institute for Rural Engineering]

中山間農業地域における集落の所得構造と限界集落化の要因に関する一考察

○齋藤 信也 [(株)荘銀総合研究所]
石川 敬義 [(株)荘銀総合研究所]
高橋 順二 [(独)農研機構農村工学研究所]

山形県西川町の課税対象所得額のデータを用いて農村集落における集落ごとの過疎化・高齢化の態様を調べると、必ずしも一律に過疎化・高齢化が進展しているわけではなく、その態様は集落によって大きく異なっている。集落の世帯所得の観点から考察すると、集落にとどまることによって失う経済的損失が大きい集落ほど過疎化・高齢化が進んでおり、そうでない集落との間で過疎化・高齢化の進捗状況に格差が生じている。

Keyword: 中山間地域, 農村振興, 産業経済計画
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2007

発表番号 (1-47)

Comparison of Surface Temperature and Evaporation Rate between Wet and Dry Paddy Field

Ardiansyah [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Shiozawa Sho [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Nishida Kazuhiro [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Yoshida Koshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

湿潤水田と乾燥水田における表面温度と蒸発速度の比較

○Ardiansyah [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
塩沢 昌 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
西田 和弘 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
吉田 貢士 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

圃場において,土壌表面温度とマイクロライシメーターを用いた実蒸発量の測定を行い,乾燥土と湿潤土とで土壌表面温度が蒸発に与える影響を比較した.また,実測した土壌には,熱特性を決める膨潤性を持つことがわかった.この結果,熱伝導率は含水量だけでなく乾燥密度にも依存して変化することを示した.この熱伝導率を用いて,土壌表面での熱収支を計算した.

Keyword: Watershed, surface temperature, actual evaporation
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.322-323 , 2007

発表番号 (2-24)

Characteristic of pollutional load outflow from paddy fields

Ito Tsutomu [Docon.co]
Kitamura Yoshinobu [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Shimizu Katsuyuki [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Takea Eri []

水田群からの汚濁負荷流出特性

○伊藤 勉 [株式会社ドーコン]
北村 義信 [鳥取大学農学部]
清水 克之 [鳥取大学農学部]
武田 絵里 [株式会社シーテック]

多くの閉鎖性水域では富栄養化の問題を抱えており,その対策のひとつに面源からの流出負荷削減が挙げられる.本報では,面源の中でも特に水田群からの汚濁負荷流出特性に着目し,無降雨時に定期調査を行った.また,降雨時には無降雨時の数倍から数百倍もの汚濁物質が流出することから,2004年の降雨時集中調査のデータを用いて,降雨時の負荷流出量の推定を行い,得られた結果から2006年の年間負荷流出量を算定した.

Keyword: 年間汚濁負荷流出量, L-Q式, 水質タンクモデル
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.176-177 , 2006

発表番号 2-24

An estimation of introduction of N & P amount on economic activity

Kobayashi Masahiro [Ishikawa Prefectural University]

経済活動による閉鎖系水域へのチッソ・リン排出量推計

○小林 雅裕 [石川県立大学]

経済活動により河北潟排水流域へ投入されるチッソ・リンの総量を推計した.チッソ・リンとも農業部門の排出が全排出量の相当部分を占め,製造業部門がそれに次ぎ,家庭からの排出量は比較的少ない.産業部門の総排出量は,企業数の減少のため排出源は減少しているが,産業構造の変化と排出源単位の増加・企業規模の拡大のため,推計期間がデフレーション下であったにもかかわらず,チッソ・リン総排出量とも横ばいであった.

Keyword: 環境保全, 物質循環, 経済活動
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2006

発表番号 2-57

Studies on dissolution characteristic of heavy metals from cement hydrates and its safety evaluation

SATO Shushi [Faculty of Agriculture, Kochi University]
KUWABARA Tomoyuki [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
ASHIDA Hidemasa [Graduate School of Life and Environmental Science, Shimane University]
NONAKA Tsuguhiro [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]

セメント硬化体からの重金属の溶出特性と安全性評価の検討

○佐藤 周之 [高知大学 農学部]
桑原 智之 [島根大学 生物資源科学部]
芦田 英聖 [島根大学 大学院 生物資源科学研究科]
野中 資博 [島根大学 生物資源科学部]

本研究では,セメント硬化体からの有害物質の溶出特性およびその評価方法について検討した。定性的な評価の結果として,各種有害物質の溶出が確認できた。しかし,定量評価の実施には試験方法自体についても更に検討が必要であること,使用環境に応じた新たな対策技術についても検討する必要があることがわかった。

Keyword: セメント硬化体, 有害物質の溶出, 公定法
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.172-173 , 2005

発表番号 2-24

Storage and runoff characteristics of rainfall at paddy field area

Nakatsukuma Masayuki [The Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries of Japan]
Satoh Masayoshi [Graduate School of Life and Enviromental Sciences, University of Tsukuba]

水田地域における雨水の貯留・流出特性

○中津熊 真幸 [農林水産省農村振興局事業計画課]
佐藤 政良 [筑波大学生命環境科学研究科]

洪水低減機能の視点から、水田地域における降雨の貯留・流出特性を現地観測に基づき明らかにするため、茨城県南西部に位置する福岡堰地区上流部を調査対象地区とし、水田地域を幹線排水路レベル、小排水路レベル、圃場レベルの3つのレベルに分け、水の動きを観測した。その結果、降雨が一旦水田に蓄えられた後、流出に回るという構造や流出抑制が圃場レベルのみで起きているのではないこと等が確認された。

Keyword: 洪水低減機能, 流出特性, 水田
GET PDF=05/05002-24.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2005

発表番号 2-59

Soil water behavior in field with low density underdrain

Chiba Katsumi [The United Graduate School of Agricultural siences,Iwate University]
Kanmuri Hideaki [Miyagi prefecture agricultural experiment station, Furukawa]
Koga Kiyoshi [Faculty of Agriculture ,Iwate University]

低密度暗渠排水圃場における土壌水動態について

○千葉 克己 [岩手大学連合大学院農学研究科]
冠 秀昭 [宮城県古川農業試験場]
古賀 潔 [岩手大学農学部]

暗渠排水工は,汎用耕地の整備における重要な工種であるが,多大な経費がかかるため,近年は一層の低コスト化が求められている。本研究は,低コストで施工できる低密度暗渠排水とサブソイラによる営農排水技術の組み合わせた大区画水田において,降雨後における地下水位の推移等の土壌水動態を調査した。その結果,本暗渠から20m離れた位置においても地下排水機能が高められることが認められた。

Keyword: 農地の汎用化, 暗渠排水, 地下排水
GET PDF=05/05002-59.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.48-49 , 2004

発表番号 2-24

Description of Graph Data Structure by Object-Oriented Programming, and its Application

IIJIMA Takashi [National Institute for Rural Engineering]
ISHIDA Kenji [National Institute for Rural Engineering]
MTSUMORI Kenji [National Institute for Rural Engineering]
MINETA Takuha [National Institute for Rural Engineering]

オブジェクト指向プログラミングによるグラフデータ構造の記述とその応用

〇飯嶋 孝史 [農業工学研究所]
石田 憲治 [農業工学研究所]
松森 堅治 [農業工学研究所]
嶺田 拓也 [農業工学研究所]

流域や水利システムなど,相互に関係を持つ要素で構成されるシステムを処理対象とするプログラム作成においては,対象システムをグラフとしてモデル化することが有効と考えられる.筆者らは,オブジェクト指向プログラミングを取り入れ,C++言語により任意のシステムに応用可能なグラフデータ構造構築用のクラス群を作成した.また,有向グラフデータ構造による流域の空間構造のモデル化に応用してその機能を確認した.

Keyword: プログラミング手法, ,
GET PDF=04/0402-24.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2004

発表番号 4-12

Clay mineralogy and consolidation characteristics of Haiphong clay in Vietnam

Hagio Toshihiro [Kyushu Univercity]
Ohtsubo Masami [Faculty of Agriculture, Kyushu Univercity]
Higashi Takahiro [Faculty of Agriculture,Kyushu Univercity]
Kanayama Motohei [Biotron Institute center,Kyushu University]

ベトナムハイフォン粘土の粘土鉱物と圧密特性

〇萩尾 俊宏 [九州大学大学院]
大坪 政美 [九州大学大学院農学研究院]
東 孝寛 [九州大学大学院農学研究院]
金山 素平 [九州大学生物環境調節センター]

ベトナムハイフォン地域の海成粘土の粘土鉱物および圧密特性に関する実験を行った.その結果,主要粘土鉱物はイライト,カオリナイト,スメクタイトであること,圧密降伏応力,圧縮指数は深度とともに増加し,粘土は全層にわたって過圧密状態にあること,圧縮指数は自然間隙比の影響を非常に強く受けること等が明らかになった.

Keyword: ベトナム粘土, 粘土鉱物, 圧密試験
GET PDF=04/0404-12.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.278-279 , 2003

発表番号 2-24

Determination of air pressure entrapped in compacted soil

Yoshinobu Ohta [Graduate School of Agriculture, Iwate University]
Kiyoshi Koga [Faculty of Agriculture, Iwate University]

締固め土中の封入空気の圧力測定

○太田好重 [岩手大学大学院 農学研究科]
古賀 潔 [岩手大学 農学部]

間隙水に圧力を加え,これにより間隙空気の体積変化を測定し,間隙空気の圧力を求めることを目的とした。二回加圧法により空気体積と圧力の同時測定を試みたが,信頼できる結果が得られなかった。そこで,空気体積の測定値を用いて一回加圧法に切り替えた結果,土中の空気圧は約500〜600cmで間隙水圧の1000cmより低く,負圧を示した。また,時間経過に伴い空気体積と平行して空気圧は減少した。

Keyword: 締固め土, 間隙空気体積, 間隙空気圧
GET PDF=03/0302-24.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2003

発表番号 2-6

Moisture and salt movements in sand during evaporation under reduced pressure

MIZOGUCHI Masaru [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
SUETSUGU Atsushi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
IMOTO Hiromi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
MIYAZAKI Tsuyoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]

減圧蒸発過程における砂中の水分と塩分の移動

○溝口 勝 [東京大学大学院]
末継 淳 [東京大学大学院]
井本博美 [東京大学大学院]
宮崎毅 [東京大学大学院]

火星の地下における水分移動のメカニズムを探る目的で、減圧蒸発過程での砂カラム中の水分・温度・塩分分布を測定する実験を行った。その結果、低塩分濃度では試料が凍結するが高濃度では試料が凍結しないこと、液状水移動に伴い塩分が表層に移動すること、塩分濃度が高いほど蒸発量が多いことがわかった。これらは、減圧蒸発に伴う乾燥、潜熱損失による凍結、塩濃縮によるクラスト形成や凝固点降下などの現象が関係している。

Keyword: 蒸発, 塩分移動, 宇宙
GET PDF=03/0302-06.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2002

発表番号 2-24

Study of Serching Things Mixed in Concrete by Acoustic Emission Method

Takao Kuwabara [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences,Osaka Prefecture University]
Takashi Kimata [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences,Osaka Prefecture University]
Shinji Yokota [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences,Osaka Prefecture University]
Takao Kuwabara [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture University]
Takashi Kimata [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture University]

AE法によるコンクリート混入物の探査に関する研究

桑原 孝雄 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]
木全 卓 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]
○横田 伸二 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]
桑原 孝雄 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]
木全 卓 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]

コンクリートの内部探査については給yび打音によって検査されている黷o験的な判断に頼るところが大きく沚髀n練が求められる。本研究ではアコースティックエミッション法を用いて詞yび圧縮試験を行なうことにより熾蝿fする可能性を検討した=:02/0202-24.pdf

Keyword: アコースティックエミッション, 内部探査,
GET PDF=232-233



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.242-243 , 2002

発表番号 2-29

Clay Mineral Composition and Physical Properties of Ariake Clay

Toshihiro Iwanaga [Department of Bioresource and Bioenvironment School of Agriculture, Kyushu University]
Masami Ohtsubo [Faculty of Agriculture, Kyusyu University ]
Takahiro Higashi [Faculty of Agriculture, Kyusyu University ]
Hiroki Hiyama [Faculty of Agriculture, Kyusyu University ]

有明粘土の粘土鉱物組成と物理的性質

○岩永 敏宏 [九州大学生物資源環境科学府]
大坪 政美 [九州大学大学院農学研究院]
東 孝寛 [九州大学大学院農学研究院]
肥山 浩樹 [九州大学大学院農学研究院]

有明粘土のX線回折により同定した粘土鉱物組成の結果と、粒度塑性、コンシステンシー限界といった物理的性質を示す。そして、コンシステンシー限界とスメクタイト含有量を比較し考察した。スメクタイト含有量の増加により有明粘土の液性限界、塑性限界はともに増加する。また、塑性指数も増加する。これは、スメクタイトの含有量の増加によって比表面積が大きくなったことによる。

Keyword: 有明粘土, 粘土鉱物, コンシステンシー限界
GET PDF=02/0202-29.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 2-24

Measurement of charge characteristic of allophane and imogolite with potentiometoric titration

Yoshiyuki Saida〔Hokkaido Regional development bureau 〕
Jutarou karube〔Ibaraki Universitty〕

電位差滴定法によるアロフェンとイモゴライトの荷電特性の測定

○齊田 義之〔北海道開発局〕
軽部 重太郎〔茨城大学〕

変異荷電をもつ土壌の荷電ゼロ点(PZC)は、正・負イオン交換容量(CECとAEC)による正味荷電ゼロ点(PZNC)や、電位差滴定法によるPZSEで表される。ここでは、電位差滴定法の測定内容を検討した。そして、電位差滴定法を用いて正味の荷電を求めることができることを見出し、その結果をイオン交換法の結果と比較した。

Keyword: 荷電ゼロ点, 電位差滴定法, 荷電特性
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2000

発表番号 2-24

形状変化に伴う二次流の発生について−模型実験と三次元有限要素解析−

田中 忠次〔東京大学大学院〕
○山 一〔明治大学大学院〕
小島 信彦〔明治大学大学院〕

河川や水路の形状変化によって発生する二次流についてそのメカニズムを解明すべく有限要素解析を行った。解析を行うにあたり、模型水路における実測値を参考とした。本解析では主に三次元を対象とし、プラントルの混合距離を考慮した乱流粘性を導入して流れの再現性を求めた。

Keyword: 有限要素解析, 二次流,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 2-24

大型要素に対応した比水分容量定義手法

○石井 将幸〔京都大学防災研究所〕

飽和−不飽和浸透流の数値解析では、大型の要素を用いると解析精度が大きく低下する。そこで大型要素に対応した、比水分容量の定義手法を提案した。飽和帯と不飽和帯が共存する要素の内部における水分量分布を仮定し、節点の圧力水頭と要素全体の水分量との関係から、要素の比水分容量を定義した。この手法を大型要素に適用し、鉛直一次元浸透の解析を行なったところ、従来の手法と比較して解析精度の向上がみられた。

Keyword: 浸透流・地下水, 地下浸透・地下水流動,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 2-24

大区画水田における水収支の特性

新潟大院 ○須貝 美智子・三沢 真一
新潟大農 豊田 勝

稲作農業の生産コスト削減のため、圃場の大区画化が必須の条件になっている。本研究では、新潟県南部の中頚城郡頚城村にある1haと0.445haの圃場において水収支調査を行い、区画の差による違いを調べた。大区画水田と標準区画水田の水収支を比較してみたところ、長辺長が同じであるため区画による差は見られなかった。それよりむしろ圃場の均平度や田面の標高分布が水収支に大きい影響を与えていることがわかった。

Keyword: 大区画水田, 水収支, 均平度
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 2-24

都市流域における流出モデル構築へのGISの応用

岡山大学環境理工学部 ○近森 秀高
京都大学防災研究所 岡 太郎
京都大学防災研究所 宝 馨・京都大学大学院 大久保 豪

Keyword: 洪水流出解析, 地理情報システム,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 2-24

傾斜地水田の整備水準と土地利用動向(2)−圃場条件による小作料格差の事例−

農業工学研究所 友正達美

Keyword: 土地利用計画, 農用地計画・整備, 圃場整備
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