ウズベキスタン国ブハラ地域における塩害の現状分析及び対策案について (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.332-333 , 2015

発表番号 [3-07(P)]

Analysis of current condition and counter measures on saline issues regarding irrigation and drainage in Bukhara, Uzbekistan

Omonov Aziz[Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・KATO Tasuku[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]

ウズベキスタン国ブハラ地域における塩害の現状分析及び対策案について

アジズ オモノフ[東京農工大学大学院農学府]・加藤 亮[東京農工大学農学研究院]

ウズベキスタンにおいて乾燥地における灌漑農業が行われており,そこでは塩害の問題が大きい.本研究を通じて,水資源に乏しい地域における塩害軽減に向けた政策立案を実現するため,研究の目的は,ウズベキスタン国ブハラ市ジョンドル区の灌漑地区のGISによる塩害被害分析を行う.複数のデータベースを用いオーバーレイ分析を行った.またジオスタティスティクス分析を用い,土壌データや塩害被害状況の空間的補完を実施した.

Keyword: land salinity, water shortage, database
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.330-331 , 2014

発表番号 [3-07]

Radiocesium Fixation Process to Soil Analyzed by Tracking Aging of Transfer Factor of Spinach

Shiozawa Sho・Mitsuoka Nobuko・Yoshida Shuichiro・Nishida Kazuhiro・Nihei Naoto
[The University of Tokyo]

ホウレンソウへの移行係数からみた放射性セシウムの土壌への固定の進行

塩沢 昌・光岡 伸子・吉田 修一郎・西田 和弘・二瓶 直登
[東京大学・0・0・0・0・0・0・0]

福島県全体における放射性セシウム(Cs)降下直後の2-3ヶ月のCsの土壌に対する弱い固定から強い固定への移行速度を知るために、公表されている2011年のホウレンソウのCs濃度のモニタリングデータと市町村の土壌Cs濃度データから移行係数を算出し、その時間変化から土壌中のCsの強い固定への移行速度を推定し、100日間で約1/200に減少したことを示した。

Keyword: 放射性セシウム, 移行係数, 土壌への固定
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [3-07]

Actual water saving effects of volumetric water charge in Mie irrigation scheme

uchimura motomu [National Institute for Rural Engineering, NARO]
sugiura mikiko [College of Engineering, Shibaura Institute of Technology]
ishii atsushi [Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]

三重用水における従量制水利費の節水効果の実態

○内村 求 [農村工学研究所]
杉浦未希子 [芝浦工業大学工学部]
石井 敦 [筑波大学生命環境系]

受益農家の農業用水需要に価格弾力性を与える「従量料金制」を採用した三重用水土地改良区の約20年間の実績を分析し、節水効果や用水管理の実態と問題点を解明した。節水効果は平水時は認められたものの、節水が必要な渇水時ではほとんどなかった。これは、本地区が補給灌漑地区であることと、料金体系が十分な価格弾力性を与えるものにはなっていないためで、従量制の節水効果自体を否定するものではないことが明らかになった。

Keyword: 従量制, 節水, 水利費
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [3-7]

Water usage condition for summer season inundation for groundwater recharge in Oukiku land improvement district

SHIMA Takeo [National Agricultural Reserch Center for Kyushu Okinawa Region]
KUBOTA Tomijirou [National Institute for Rural Engineering]
YOSHINAGA Ikuo [National Institute for Rural Engineering]

大菊土地改良区における地下水涵養のための夏期湛水の水利用実態

○島 武男 [九州沖縄農研センター]
久保田富次郎 [農村工学研究所]
吉永育生 [農村工学研究所]

本研究では,熊本県大菊土地改良区を対象として,上水の水源である地下水の涵養のために行われている夏期湛水の水利用実態について,調査・分析した。夏期湛水の分布は幹線水路である下井手に多く広がっており,特に下流部に多い傾向にあった。下流部は水位の変動が大きく取水できない圃場もあることから,これまでの水稲を中心とした水利用形態を踏まえたうえで,夏期湛水に対応した水利用計画の策定が求められる。

Keyword: 水利システム, 地下水涵養, 水利用計画
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.302-303 , 2011

発表番号 [3-07]

Agricultural soil-profile physical properties database, Japan: SolphyJ

Eguchi Sadao [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Aoki Kazuhiro [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Kohyama Kazunori [National Institute for Agro-Environmental Sciences]

日本の農地土壌の物理的性質データベースSolphyJ

○江口定夫 [農業環境技術研究所]
青木和博 [農業環境技術研究所]
神山和則 [農業環境技術研究所]

農地土壌中における水移動やそれに伴う様々な環境負荷物質の輸送過程を、メカニスティックなモデルを用いて広域で予測するためには、まず対象地域内に分布する土壌の基本的な物理的性質データを整備する必要がある。そこで、農林水産省が実施した土壌環境基礎調査事業の定点調査データを用いて、日本の農地土壌の基本的な物理的性質を土壌統群別・層位別・地目別にとりまとめたデータベースSolphyJを作成した。

Keyword: 土壌の物理化学的性質, 土壌の生成・分類, 物質循環
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.328-329 , 2010

発表番号 [3-07]

Investigation of ground motion characteristics along agricultural canal using surface-wave method

INOUE Keisuke [National Institute for Rural Engineering]
NAKAZATO Hiroomi [National Institute for Rural Engineering]

表面波探査による水路周辺地盤の震動特性調査

井上 敬資 [(独)農研機構]
○中里 裕臣 [(独)農研機構]

農業用水路周辺地盤の震動特性調査法として2次元表面波探査によりS波速度構造を求め,それに基づく等価線形解析による地表の相対変位量を求める手法を提案する.相対変位量の急変部の抽出は,地震時の要点検箇所および事前の要詳細調査箇所抽出に資する.

Keyword: 農業用水路, 震動特性, S波速度
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.334-335 , 2009

発表番号 [3-7(P)]

Effect of macropores using soft X-ray projection images on soil physical properties in grassland

Takamatsu Rieko [School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Kitano Yuya [School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Kannno Yuichiro [School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Sato Koichi [Former Associate Professor, School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Fujikawa Tomonori [Faculty of Regional Environmental Science, Tokyo University of Agriculture]

X線造影法で求めた草地土壌の孔隙構造が土壌の物理性におよぼす影響

○高松 利恵子 [北里大学獣医学部]
北野 裕也 [北里大学獣医学部]
菅野 祐一郎 [北里大学獣医学部]
佐藤 幸一 [前北里大学獣医学部准教授]
藤川 智紀 [東京農業大学]

草地などの耕起頻度の少ない土壌では,土壌間隙は主に根成孔隙である.これらは透水性・保水性およびガス移動に影響する.本研究ではデントコーン畑地と採草地の孔隙構造をX線造影法により観察するとともに,土壌の物理性を測定し,それらを比較した.デントコーン畑地では孔隙構造が物理性に与える影響は少なかった.しかし採草地の硬盤層における孔隙構造が土壌の物理性に影響を与える可能性が示された.

Keyword: 草地の根成孔隙, 土壌の物理性, X線造影法
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.312-313 , 2008

発表番号 [3-7]

Analytical Study on Water Environment in Lake Togo using an Eco-hydrodynamic Model

Sai Koji [Faculty of Agriculture,Kochi University]
Harada Masayoshi [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Hiramatsu Kazuaki [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Mori Makito [Faculty of Agriculture,Kochi University]

低次生態系−3次元水理学モデルを用いた鳥取県東郷池の水環境に関する解析

○齋 幸治 [高知大学農学部]
原田 昌佳 [九州大学大学院農学研究院]
平松 和昭 [九州大学大学院農学研究院]
森 牧人 [高知大学農学部]

低次生態系−3次元水理学モデルを用いて,鳥取県東郷池の水環境動態に関する解析を行った.まず,東郷池における適切なモデルパラメータ値の設定および本モデルの再現性の検証を行った.つぎに,本モデルによるDOの動態に関する数値実験を行った.その結果,年平均風速程度の風が作用した場合,3m以深の底層では移流・拡散による酸素供給量よりも底泥による酸素消費量が大きく上回り,底層の貧酸素化が生じることが分かった.

Keyword: 富栄養湖, 生態系−水理学モデル, 溶存酸素
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.914-915 , 2008

発表番号 [3-P-7]

Clay Effects on Contact Angle and Water Drop Penetration Time

Yoshida Aya [Ibaraki University]
D.A.L.Leelamanie [Ibaraki University]
Karube Jutaro [Ibaraki University]

接触角と水滴浸入時間に及ぼす粘土の影響

○吉田 綾 [茨城大学農学部]
D.A.L.Leelamanie [茨城大学農学部]
軽部 重太郎 [茨城大学農学部]

粘土含有率が接触角と水滴浸入時間(WDPT)に及ぼす影響を調べた。その結果、粘土含有率が高くなるほど接触角に及ぼす疎水性有機物の影響が小さくなると考えられた。試料が撥水性を示すときには,粘土がWDPTを大きくするとは言えなかった。WDPTが大きく変化する接触角の範囲は,試料の粘土含有率によって異なった。粘土含有率はWDPTより接触角に大きく影響した。

Keyword: 撥水性, 粘土, 接触角
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.404-405 , 2007

発表番号 (3-7)

Detecting land use change in Tsukuba using ALOS/AVNIR-2 image and land use map

OGAWA SHIGEO [National Institute for Rural Engineering]
YOSHISAKO HIROSHI [National Institute for Rural Engineering]
SHIMA TAKEO [National Institute for Rural Engineering]

ALOS/AVNIR-2データ等を用いたつくば市周辺の土地利用変化把握

○小川 茂男 [農村工学研究所]
吉迫 宏 [農村工学研究所]
島 武男 [農村工学研究所]

2005年8月につくばエクスプレスが開通し、沿線の駅周辺が開発され始めた。つくば市がどのような変貌をしつつあるのか、解像度が10mのALOS/AVNIR-2データ、30mのLandsat/ETM+データ、10mメッシュ土地利用図を用いて土地利用状況を把握した。その結果、研究学園駅やみらい平駅では中心部から広範囲にわたって開発が進行し、万博記念公園駅やみどりの駅では駅に近いところで土地利用の変化が大きく、守谷駅では外に行くに従って開発されていた。

Keyword: リモートセンシング, 土地利用変化, AVNIR-2
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.278-279 , 2006

発表番号 3-7

Conditions of habitat of loach Misgurnus anguillicaudataus in the valley with paddy fields using stream as agricultural canal

ITOH Syuiti [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
OKUBO Hiroshi [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
WATANABE Kazuya [School of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO Univ.]

中山間地小渓流掛かり水田地帯におけるドジョウの生息環境

○伊藤 修一 [山形大学農学部]
大久保 博 [山形大学農学部]
渡邉 一哉 [北里大学獣医畜産学部]

中山間地域の小渓流では出水撹乱からの回避場所がドジョウの生息環境の条件として必要である.この仮説の検証のために,佐渡市加茂湖に流入する歌滝川・長江川・貝喰川・外城川におけるドジョウの採捕調査を行い,歌滝川に比べ他の河川の採捕数が少ない要因を考察した.また円形実験水槽を作成し,砂礫サイズに対するドジョウの選好性の実験を行った.結果は歌滝川の礫河床区間で生息数が多いことを支持するものであった.

Keyword: ドジョウ, 中山間地, 選好性
GET PDF=06/06003-07.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.264-265 , 2005

発表番号 3- 7

Characteristics of dissolved organic matter adsorption by charcoal and GAC

Miura Asa [National Institute for Engineering]
Shiratani Eisaku [National Institute for Engineering]
Yoshinaga Ikuo [National Institute for Engineering]
Hitomi Tadayoshi [National Institute for Engineering]

再資源炭および活性炭による有機物吸着特性

○三浦 麻 [農業工学研究所]
白谷 栄作 [農業工学研究所]
吉永 育生 [農業工学研究所]
人見 忠良 [農業工学研究所]

再資源炭および活性炭(GAC)を用いて,溶存有機物(DOM)の吸着特性について調べるために室内実験を行った。濃度平衡に達したときのDOM吸着量はGACのほうが再資源炭より多くなったが,平衡状態前の過程では再資源炭のほうが吸着速度が速く,吸着量も多かった。この吸着過程のモデル式を構築し,検討したところ,再資源炭およびGACについて平衡状態前の過程を表現できることが認められた。

Keyword: 再資源炭, DOM, 吸着
GET PDF=05/05003-07.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.358-359 , 2003

発表番号 3-7

Ascending of Fishes and Flow Characteristics in Pool and Weir Fishway in Ashino Weir

Mattashi IZUMI [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Akira KUDO [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Nobuyuki AZUMA [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Jun SATO [Hirosaki Univ.Agriculture and Life Science graduate course]

全面越流型階段式魚道における遡上実態と水理特性

泉 完 [弘前大学農学生命科学部]
工藤 明 [弘前大学農学生命科学部]
東 信行 [弘前大学農学生命科学部]
○佐藤 純 [弘前大学農学生命科学研究科]

本報では、青森県岩木川(総延長102km)の河口から約11kmに設置されている芦野堰の全面越流型階段式魚道において魚類等の遡上実態、魚道内流況を明らかにし、遡上と流量(切り欠き水深)の関係について考察した。本調査の結果、時期的、日周期的遡上特性を、また5種類の流量でそれぞれの流況を把握することができた。主にアユの遡上と流量の関係については、全面越流の流れが乱れている場合でも意外と遡上していることがわかった。

Keyword: 水利構造物, 河川工学, 環境保全
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.284-285 , 2002

発表番号 3-7

Lens water in glass beads column

Takeyuki Annaka [Faculty of Agriculture, Yamagata Univ. ]
Sagiri Tano [Ministry of Health, Labour and Welfare]

ガラスビーズ充填層におけるリング水

○安中 武幸 [山形大学農学部]
田野 早霧 [厚生労働省]

ガラスビーズ充填層において、風乾から水分が増えるにつれてリング水の体積と数がどう変化するか検討した。測定された熱伝導率の水分依存性に鋪虻攬汐攪_を援用して、リング水1個当たりの体積を推定した。次に、含水比と圧力水頭の関係を測定し、全ての粒子接点にリング水が存在する場合の予測値と比較した。その結果、水分量が増えるにつれリング水の数とともに体積も増えることが示唆された。

Keyword: ガラスビーズ, リング水, 浸潤
GET PDF=02/0203-07.pdf



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