発表番号 [7-19]
Acceptable Uninhabited Hamlets:Survey of Ishikawa Residents
Naoki HAYASHI[Institute of Human and Social Sciences, Kanazawa University]
容認可能な無住集落の形:石川県民を対象とした調査
○林 直樹[金沢大学]
本研究は,集落の無住化に関するものである。活性化が難しい場合の選択肢の一つである「再興可能な無住集落」の可能性を調査した(石川県民を対象としたアンケート)。主な結論は,次のとおりである。(1) 通いで維持される無住集落は,当事者にとって受け入れ可能な形であることが示唆された。(2) 無住集落になった場合の心残りの可能性として,家屋の管理や相続,墓石の管理などがあがった。
Keyword: 無住集落,再興,通い, ,
GET PDF=23/7-19.pdf
発表番号 [7-19]
Study on soil cementation treatment using waste oyster shells
○Abe N.[Integrated arts and sciences, Graduate school, Iwate University]・Kanayama M.[Faculty of agriculture, Iwate university]
廃棄カキ殻を利用した土の固化処理に関する研究
○阿部 成香[岩手大学大学院]・金山 素平[岩手大学]
本研究では,新しい土の固化処理方法の開発とカキ殻の有効な活用方法の提案を目的とする.リン酸水溶液の濃度の最適条件と,粒径の最適条件を探るため,試験管に粉砕したカキ殻を入れ,リン酸水溶液を注入した.養生後のリン酸水溶液の各種測定値から化学反応が起きている過程を評価し,走査型電子顕微鏡やエネルギー分散型X線分光器を用いて微小領域の構造を評価した.
Keyword: カキ殻,リン酸カルシウム化合物,固化処理, ,
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発表番号 [R-22]
Estimation of Water Flux in Saturated Soil Based on Temperature Measurements
Takahiro Zouza[Graduate School of Agricultural Science, Saga University]・Tomoko Shirahama[Faculty of Agriculture, Saga University]・Hideki Miyamoto[Faculty of Agriculture, Saga University]
地温データを利用した飽和土中の水分フラックスの推定
藏座 隆寛[佐賀大学大学院]・白濱 智子[佐賀大学]・宮本 英揮[佐賀大学]
地温データを用いた水分フラックス推定法を検討するために,機械学習を利用して,地温プロファイルデータと照明および送風の有無を説明変数とした水分フラックス(q)推定式を決定し,それに基づくqの推定精度を評価した。地温のみを説明変数として与えるより,照明や送風の有無を考慮することによりqの推定精度が向上すること,また過去3時間分の各データに基づく推定の精度が最良であることが明らかになった。
Keyword: 機械学習, 水分フラックス, 地温
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発表番号 [3-48(P)]
Habitat preference of freshwater fish depending on season and growth stages in an agricultural channel with restoration methods
Haruka Hosokawa[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・Yuka Kubota[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・Kazuyoshi Nakata[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]
環境配慮工法が施工された農業水路における季節と成長段階に応じた魚類の選好環境
細川 晴華[岡山大学大学院]・久保田 由香[岡山大学大学院]・中田 和義[岡山大学大学院]
魚類の保全を目的に農業水路において環境配慮工法の導入を検討する場合には,季節や成長段階に応じた魚類の環境選好性を考慮する必要がある。本研究では,7種の魚類を対象として,季節と成長段階に応じた選好環境を魚種別に明らかにすることを目的とし,環境配慮工法が施工された農業水路で野外調査を実施した。その結果,多くの魚種で成長段階に応じて生息に適した物理環境がシフトする可能性が示唆された。
Keyword: 魚類, 農業水路, 環境配慮工法
GET PDF=18/3-48(P).pdf
発表番号 [4-27]
Effects of dissolved organic matter on transport of cesium in soils
Tatsuno Takahiro[Graduate School of agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・Imoto Hiromi[Graduate School of agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・Hamamoto Shoichiro[Graduate School of agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・Furukawa Jun[Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]・Nihei Naoto[Graduate School of agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・Nishimura Taku[Graduate School of agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
土壌中の溶存有機物がセシウムの移動に与える影響
辰野 宇大[東京大学大学院]・井本 博美[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・古川 純[筑波大学]・二瓶 直登[東京大学大学院]・西村 拓[東京大学大学院]
福島第一原子力発電所事故以降、森林内の放射性セシウム(Cs)動態の把握が課題となっている.森林土壌中の有機物はこのCs動態に影響を与えると考えられており,本研究では溶存有機物やその種類の違いが土壌中のCs移動に与える影響を室内実験で評価した.バッチ試験では腐植酸と混合したCs溶液で土壌へのCs吸着量が増加した.また,カラム実験では有機物と錯形成したCsが土壌深くまで移動する可能性が示された.
Keyword: Cs, 溶存有機物, 腐植酸
GET PDF=16/4-27.pdf
発表番号 [3-48]
Experimental Studies on the Efficiency of Pipe Microhydropower
kikusawa masahiro
[Fukui Prefectural University, Center for Arts and Sciences]
管水路のマイクロ水力発電効率に関する実験的考察
菊沢 正裕
[福井県立大学 学術教養センター]
小水力事業は,経験知や事業サイトの判断に基づいて事業を進めることが多いために汎用的なデータが十分蓄積されていない.小水力事業の成否は,出力の予測精度に左右され,有効落差と発電設備効率の予測精度にかかっている.本稿では砂防ダム現場および室内で発電実験を行い,水車の存在する管水路の流れ,有効落差を決める摩擦損失水頭,負荷時の発電設備効率について得られた結果を考察した.
Keyword: 流体力学一般 , 管・開水路流れ, 水利システムの計測・管理・制御
GET PDF=14/3-48.pdf
発表番号 [3-48]
Experimental investigation of velocity of soil particles subjected to seepage force
Nishimura Shin-ichi [Okayama University]
Murakami Akira [Kyoto University]
Nakatani Ayumi [Yamato Kogyo Co., Ltd.]
Fujisawa Kazunori [Okayama University]
浸透力による土粒子の移動/輸送速度の実験的把握
西村 伸一 [岡山大学大学院]
村上 章 [京都大学大学院]
中谷 亜友美 [大和工業株式会社]
○藤澤 和謙 [岡山大学大学院]
これまで浸透流による土粒子移動に関連する研究では、移動開始時の動水勾配や浸透流速を予測することに焦点が当てられた。しかし、土粒子の移動開始のみを把握するだけでは、土粒子の移動開始後に土粒子の流出によるパイピングや空洞化の発展過程を予測できない。本研究では限界動水勾配以上の水頭差を与えた際の浸透力による土粒子の移動/輸送速度を定量的に把握することを目的として、実験的研究に取り組んだ。
Keyword: 浸透破壊, 土粒子移動,
GET PDF=11/11003-48.pdf
発表番号 [3-48]
Soil moisture redistribution and infiltration in frozen soils
Watanabe_Kunio [Graduate School of Bioresource, Mie University]
Dun Shuhui [Washington State University]
Markus Flury [Washington State University]
凍土への浸潤と土中水の再分布
○渡辺 晋生 [三重大学大学院生物資源学研究科]
Dun Shuhui [ワシントン州立大学]
Markus Flury [ワシントン州立大学]
凍土への浸潤過程の詳細を明らかにするために、シルトロームの一次元凍結実験と融解・浸潤実験を行い、修正版HYDRUS1Dを用いて結果を解析した。実験から、凍土にも水が浸潤すること、浸潤より先に熱が伝導すること、0度に達しても間隙氷はすぐには消失しないことが明らかになった。計算は、試料の凍結過程をよく再現したが、融解過程の浸潤量を過大評価した。また、浸潤量の凍結前の水分量依存性、温度依存性が示された。
Keyword: 凍土, 浸潤, 数値計算
GET PDF=08/08003-48.pdf
発表番号 3-48
Resources Use on Rural Area in Early Modernization Period of Japan - A Case Study on Material Flow in Nishitoyoda, Ibaraki Prefecture ?
Nishikawa Tomoko [Graduate School of Agriculture, IBARAKI Univ.]
Kobayasi Hisashi [School of Agriculture, IBARAKI Univ.]
近代化初期の農村における資源利用実態 −茨城県八千代町旧西豊田地区を対象とした物質フロー分析−
○西川 智子 [茨城大学農学研究科]
小林 久 [茨城大学農学部]
資源循環の変遷を追うための第一段階として,一農村の大正時代の資源利用実態を把握する。聞き取り,統計資料,調査研究報告および取引記録などから必要なデータを整備し,資源利用の実態を物質フロー図として表現する。さらに域内物質収支を推計するために土地利用図を作成し,各地目の資源生産/利用量を算定する。最後に,農村全体の物質フローと域内物質収支を比較して物質の域内依存度を推計し,当時の資源利用実態を考察する。
Keyword: 地域資源, 物質フロー, 近代化初期
GET PDF=06/06003-48.pdf
発表番号 3-48
Actual Condition of Sediment Solid from Cultivated Land and etc. in a Medium Scale Basin (2) - Observation Examples of Middle Reaches Basin in Sakura River -
Banzai Kenji [Na. Res. Inst. Agro-Environmental Sci.]
Kanda Kenichi [Na. Res. Inst. Agro-Environmental Sci.]
Nakajima Yasuhiro [Na. Res. Inst. Agro-Environmental Sci.]
中規模流域における農耕地等から流出する懸濁物質の実態把握(2) −桜川中流域での実測例−
○ 坂西 研二 [農業環境技術研究所]
神田 健一 [農業環境技術研究所]
中島 泰弘 [農業環境技術研究所]
中規模流域桜川の分割断面における,河川中心部と左右両岸付近での採水における懸濁物質濃度を比較すると,懸濁濃度が小さければ,各採水点での差は見られず,懸濁濃度が大きいとき君島橋で大きく,塙世新橋では小さい。2004年は台風による洪水で,大流量が発生したが,そのときの流量,懸濁物質,全窒素,全リンの各濃度を観測した。流量が増大すると,懸濁濃度は増加するが,全窒素は平時と変わらぬ値であった。河川内据置型濁度計値と採水装置定期的現場採水値と比較した。
Keyword: 水質調査, 懸濁物質, 窒素
GET PDF=05/05003-48.pdf
発表番号 3-48
Simultaneous measurement of three-dimensional pore water velocity vector and thermal properties in the sand column
Endo Akira [The United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University]
Hara Michihiro [Faculty of Agriculture, Iwate University]
砂柱における3次元間隙流速ベクトルと熱物性の同時計測
〇遠藤 明 [岩手大学大学院連合農学研究科]
原 道宏 [岩手大学農学部]
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Keyword: QPHP法, 3次元流体移動速度ベクトル, 熱物性
GET PDF=04/0403-48.pdf
発表番号 3-48
A Calculation Method of a Delayed Input Rainfall Sequence to the Runoff Model of Storage Distribution Type
Fukushima Akira [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
貯留分布型流出モデルへの遅延入力降雨系列の算定法
○福島 晟 [島根大学生物資源科学部]
本報告は流域内の斜面長分布特性、雨水伝播特性及び流域内の降雨分布特性を考慮しつつ、貯留型流出モデルに分類される流出モデルの適用性を向上させることを意図とした検討結果である。ここでは、流出過程における「遅れ時間」を降雨強度及び流域モデルの各分割集水域面積の関数で評価する手法を提案した。本手法により、従来の貯留型流出モデルで導入されている一定の遅れ時間を用いる手法が一層改善できると期待される。
Keyword: 流出解析, 流出モデル, 洪水流出
GET PDF=03/0303-48.pdf
発表番号 3-48
Change in ground temperature and soil water content during freezing-thawing process in cool upland crop field
MIZOGUCHI Masaru [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
IMOTO Hiromi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
SEKI Katsutoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
MIYAZAKI Tsuyoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
高冷地畑の凍結融解過程における地温と土壌水分の変化
○溝口 勝 [東京大学大学院]
井本 博美 [東京大学大学院]
関 勝寿 [東京大学大学院]
宮崎 毅 [東京大学大学院]
高原キャベツの生産地として名高い群馬県北部地方の畑地では、融雪期・梅雨期・台風期における土壌侵食と土壌流亡が深刻な問題になっている。このうち融雪期の土壌侵食は、冬期に形成された凍土層が融雪水の地中浸透を阻むことによって起こると考えられる。本研究では、融雪期の土壌侵食メカニズムの解明と農地管理技術の開発をめざして、畑土壌の凍結融解過程における地温と土壌水分の変化を観測し、その特徴について考察した。
Keyword: 凍結融解, 土壌水分, 地温
GET PDF=02/0203-48.pdf
発表番号 3-48
The research on soil drying process and bearing capacity of the underdrain which gave the suction
FUJIMOTO Kazuya〔 Ohara Technology〕
NAKANO Toshirou〔NIIGATA University〕
サクション作用を付与した暗渠の土壌乾燥過程と地耐力に関する研究
○藤本 重也〔大原技術株式会社〕
中野 俊郎〔新潟大学農学部〕
既存の暗渠にサクション作用を付与させると、排水性が改善した。間断灌漑や落水を行うと、作土層と耕盤層の土壌水分張力値が次第に大きくなった。刈り取り期には蒸発散の影響で作土層より耕盤層の水分張力値が大きくなる。地耐力は刈り取り期に粘着力成分より摩擦力成分が卓越してくる。
Keyword: 暗渠排水, 農地の汎用化, 地耐力
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発表番号 3-48
ヴェトナム、メコンデルタの農業開発について
○三沢 眞一〔新潟大学大学院自然科学研究科〕
ヴェトナム社会主義共和国では、1987年までは米の輸入国であったが、1988年に一転して輸出国になり、1999年には450万tに達した。瞬く間にタイについで世界第2位の米の輸出国になってしまったが、この米の生産の伸びにはメコンデルタにおける農業開発が大きく寄与したといわれている。このメコンデルタにおける米作農業の変遷過程、および現状での問題点や今後の課題について述べた。
Keyword: メコンデルタ , 農業開発, 洪水
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発表番号 3-48
内水面域の生態学的管理に関する研究−釣り場の創設と放流管理−
山形大院 ○渡辺 一哉
山形大農 大久保 博・前川 勝朗
内水面域の代表的な利用の場として釣り場が挙げられ、その需要は年々高まっている。そこで、釣りと放流活動の実態及びそれらを取りまく現在の法制度について調査し、生態学的管理から見た場合の分析と問題点の把握を行った。その結果、入漁料の根拠や釣り場として設定する際の漁業との調整手法と現在施行されている規制手法に捕獲規制、捕獲量規制を加えて、放流による生息数のコントロールを行う必要があることがわかった。
Keyword: 放流活動, 生態学的管理, 調整手法
GET PDF=
発表番号 3-48
サヘル地帯の半乾燥・乾燥亜湿潤帯における砂漠化と灌漑計画−乾燥地の灌漑農業における持続的発展(VI)−
鳥取大学乾燥地研究センター ○山本 太平・神近 牧男・Frederick K. Amu-Mensah
京都大学農学部 鳥井 清司
ジョモケニヤッタ農工大学 野坂 治朗・ガーナ国科学技術大学農学部 Sampson K. Agodzo
Keyword: サバンナ, 土壌侵食, 小規模灌漑計画
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発表番号 3-48
凍結粘土の電気浸透現象に関する研究
三重大学生物資源学部 伊藤隆広
Keyword: 電気浸透, 土壌凍結, 物質移動
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