発表番号 [7-29]
Perspectives of the Japanese rural tourism from the point of view of changes in functions and characteristics of local organizations in a long term
Shotaro Matsuda[Science Information Systems Co.,Ltd.]・Yasuaki Kuki[Faculty of Environmental and Life Science, Okayama University]
グリーン・ツーリズム導入から農泊推進までの長期間における地域組織の機能と特徴の変化にみる農村観光の将来
○松田 昇太郎[(株)科学情報システムズ]・九鬼 康彰[岡山大学]
わが国でグリーン・ツーリズムが導入された1990年代から農泊が推進される現在までの長期間を対象に運営する地域組織の時期別の特徴を明らかにし,今後の観光振興の方向性を考察した.全国547団体へのアンケート調査からGT期は教育機関からの旅行受入れが重視され,比較的行政が中心的な役割を担っていたこと,農泊期は収益性の高いプログラム提供が重視され地元負担の回避が図られていたこと等が得られた.
Keyword: 農泊,グリーン・ツーリズム,教育旅行,COVID-19,アンケート調査, ,
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発表番号 [7-29]
Forecasting nitrate nitrogen concentration in Miyako subsurface dams using machine learning
Yuriko Takeki[Kansai Electric Power Co., Inc.]・○Ai Takano[Faculty of Agriculture, Kobe University]・Mariko Suzuki[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Kazuya Inoue[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
機械学習における宮古島地下ダム流域の硝酸態窒素濃度予測
武氣 祐璃子[関西電力(株)]・○高野 愛[神戸大学]・鈴木 麻里子[神戸大学大学院]・井上 一哉[神戸大学大学院]
本研究では,機械学習を用いて宮古島地下ダム流域の硝酸態窒素濃度の予測と濃度分布の可視化手法を構築した.12種類の水質項目ごとに観測イベント間の変化量を求め,変化量を正規分布とみなしてLatin hypercube samplingにてランダム抽出し,予測対象日の1つ前の観測値に加算することで説明変数とし,硝酸態窒素濃度を予測した.68日後,186日後までの予測結果は良好と判断された.
Keyword: 地下ダム,機械学習,宮古島,硝酸態窒素, ,
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発表番号 [R-32]
Monitoring of Soil Moisture and Acceleration Components on Tephra-Covered Hillslope
Ayami Nakashima[Graduate School of Agricultural Science, Saga University]・Shintaro Shono[Graduate School of Agricultural Science, Saga University]・Yuta Hirashima[Faculty of Agriculture, Saga University]・Shinya Nakamura[Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus]・Hideki Miyamoto[Faculty of Agriculture, Saga University]
火山灰斜面における土壌水分および加速度のモニタリング
中島 綾美[佐賀大学大学院]・生野 慎太郎[佐賀大学大学院]・平嶋 雄太[佐賀大学]・中村 真也[琉球大学]・宮本 英揮[佐賀大学]
統合型IoTシステムを活用した斜面崩壊の前兆検知技術を確立するための前段として,三軸加速度センサを搭載した土壌水分センサ(WD-5)と雨量計とを火山灰斜面に設置し,土壌水分と加速度の変動および降水量データを測定した。その結果,本研究観測期間に発生した4度の地震および降水条件において,斜面の不安定化を示す各データの異常な変動を認めることが出来なかった。
Keyword: 体積含水率, 加速度, 土壌雨量指数
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発表番号 [3-50]
Survey on the local name of freshwater fish using a questionnaire in Tochigi prefecture
Takumi MORIYAMA[Faculty of Agriculture Utsunomiya University]・Hiroshi MORIYAMA[]
栃木県におけるアンケートを用いた魚類の呼称調査
守山 拓弥[宇都宮大学]・守山 弘[]
栃木県では,農民が様々な形態の漁撈を営んできたことが報告されているが、こうした文化は1970年代頃に急速に減少している。そのため筆者らはこうした文化を保存し次世代につなげることを目的に2回のアンケート調査により情報の集積を図った。その結果、1回目の調査で181集落、2回目の調査で111集落の情報が集積された。また、集積された魚類の呼称を5つの類型に分類することができた。
Keyword: 魚類、呼称, 生物文化多様性、田んぼの魚とり,, 多面的機能支払、アンケート
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発表番号 [4-37(P)]
Charging and Aggregation Behavior of Silica Particles in the Presence of Lysozyme
Huang Yi[Graduate School of Life and Environment Sciences, University of Tsukuba]・Yamaguchi Atsushi[Graduate School of Life and Environment Sciences, University of Tsukuba]・Kobayashi Motoyoshi[Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
リゾチーム存在下におけるシリカの帯電および凝集挙動
黄 逸[筑波大学大学院]・山口 敦史[筑波大学大学院]・小林 幹佳[筑波大学]
濁水浄化においては、コロイド粒子の総電荷を0にする必要がある。しかし、実際にコロイドを凝集させる際、荷電中和を実現できる組成は経験的に決められている。よって、コロイド粒子の帯電と凝集に影響する要素を理解しておく必要がある。 本研究では、シリカ懸濁液にリゾチームを添加し、リゾチームとシリカの濃度比を変化させ、ゼータ電位と安定度比の変化を調べる。これにより、シリカの帯電機構と凝集挙動について考察する。
Keyword: コロイド・粘土, 土壌の物理化学的性質,
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発表番号 [3-50]
Seepage flow and seepage failure of soil in three dimensions
Tanaka Tsutomu [Kobe University]
Kusumi Shinya [Kobe University]
Inoue Kazuya [Kobe University]
Shiba Yuki [Kobe University]
三次元地盤の浸透流及び浸透破壊特性
田中 勉 [神戸大学大学院農学研究科]
久住 慎也 [神戸大学農学部]
井上 一哉 [神戸大学大学院農学研究科]
○芝 優大 [神戸大学農学部]
三次元地盤の浸透破壊について理論的・実験的に考察し次の結論を得た。(1)実験結果には浸透流及び浸透破壊特性に関して再現性がある。(2)地盤の破壊形状について, 上流側では矢板角点を中心としたすり鉢状沈下, 下流側では全体的隆起が起こる。(3)Prismatic failure 3Dの考え方による理論限界水頭差は, 実験による変形開始時頭差とほぼ等しい。(4)掘削なし地盤では, 変形から破壊に至るまでに水頭差に関して19〜47%の余裕がある。
Keyword: 三次元地盤の浸透破壊, 実験と解析, Prismatic failure concept 3D
GET PDF=11/11003-50.pdf
発表番号 3-50
An Approach to Regional Scale Nitrogen Flow Estimation in Agriculture Reflecting Distributions of the Activities
SHIRAHASE Kyoko [Graduate School of Agriculture, IBARAKI Univ.]
KOBAYASHI Hisashi [School of Agriculture, IBARAKI Univ.]
ZAITSU Yoshihisa [United Graduate School of Agri. Sci. Tokyo Univ.of Agri.&Tech.]
農業活動の空間分布を考慮した地域農業窒素フローの把握
○白波瀬 京子 [茨城大学大学院農学研究科]
小林 久 [茨城大学農学部]
財津 吉寿 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
地域農業のバイオマス資源利用の現状診断・対策の評価・計画のため,GISを用い事例地を選定して農業活動に伴う窒素フロー空間把握・分析を試みた。その結果,活動分布を考慮した窒素フローの空間把握が可能となった。ただし,本手法で分布を考慮する際,集落における詳細なデータとされる集落カードの情報では,不十分であり循環型農業を推進する際,正確な農地分布・面積の把握に対するさらなる検討が必要であると考えられた。
Keyword: 窒素フロー, GIS, 空間分布
GET PDF=06/06003-50.pdf
発表番号 3-50
Characteristics of effluent load on the catchment area of Lake Hachirohgata
KONDOH TADASHI [Akita Prefectural College of Agriculture]
MISAWA SHIN-ICHI [Niigata University]
TOYOTA MASARU [Niigata University]
MASE TOHRU [Akita Prefectural College of Agriculture]
八郎湖への汚濁負荷流出と干拓地水田の影響
〇近藤 正 [秋田県立大学短期大学部]
三沢 眞一 [新潟大学農学部]
豊田 勝 [新潟大学農学部]
真勢 徹 [秋田県立大学短期大学部]
八郎潟干拓地残存湖流域からの栄養塩類負荷量の測定を2年間行った。流域面積の1/6にあたる中央干拓地からのN差引負荷量は流域からの到達負荷量の約1/4を占めていた。とくに灌漑期間に集中する傾向があった。八郎湖の負荷量収支の面では、湖水域での栄養塩類の蓄積状況が年によって大きく変動する可能性が高いこと、河川負荷量と水文状況が調整池の栄養塩類の蓄積速度に大きく影響していることが推察された。
Keyword: 水質, 環境影響評価, 水質水文
GET PDF=05/05003-50.pdf
発表番号 3-50
Parameter Estimation of Root Water Uptake Models : 2. Under Salinity Stress
FUJIMAKI Haruyuki [Univ. of Tsukuba]
ANDO Yoshitake [Univ. of Tsukuba]
CUI Yibin [Univ. of Tsukuba]
INOUE Mitsuhiro [Arid Land Research Center, Tottori Univ.]
ABE Yukuo [Univ. of Tsukuba]
根の吸水モデルのパラメータの決定: 2. 塩ストレス条件
〇藤巻 晴行 [筑波大学農林工学系]
安藤 義武 [筑波大学農林工学系]
崔 益斌 [筑波大学農林工学系]
井上 光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]
安部 征雄 [筑波大学農林工学系]
広く用いられているFeddes(1978)の吸水モデル中のパラメータをなるべく安価かつ高い精度で推定する方法を考案し,適用を試みた。大豆を用いた実験の結果,最適化されたパラメータを用いることで高い精度で蒸散速度を予測できる可能性が示された。また、株ごとのストレス応答関数のばらつきは小さく、本方法の信頼性が示された。
Keyword: 蒸散, 吸水, 畑地灌漑
GET PDF=04/0403-50.pdf
発表番号 3-50
Knowledge-based Discharge Forecasting for Droughts by Using Time and Space Information
Takao MASUMOTO [National Institute for Rural Engineering]
Shuh MATSUDA [National Institute for Rural Engineering]
Tomijiro Kubota [National Institute for Rural Engineering]
Xin Yuan [National Institute for Rural Engineering]
時空間情報を利用した知識獲得型の渇水流量予測法
○増本隆夫 [農業工学研究所]
松田 周 [農業工学研究所]
久保田富次郎 [農業工学研究所]
袁 新 [農業工学研究所]
渇水時に利用可能な水資源量を把握し,その情報を最大限に利活用するためには,ダム放流量や取水量などの空間分布ならびに時間的推移の両面からの情報をもとにした流出状況の適切な把握や将来予測が必要である。そこで,ここでは,時空間情報を入力として区間流入量を推定した上で,目標地点の流量をファジィ化ニューラルネットの知識情報を用いて簡易に推定する実用的方法を開発し,それを利根川流域の渇水予測に用いた結果について報告する。
Keyword: 渇水管理, 時空間情報, ファジィ化ニューロ法
GET PDF=03/0303-50.pdf
発表番号 3-50
Sorption characteristics of heavy metals for suspended and compacted allophane soil
Masami Ohtsubo [ Kyushu University]
Mayumi Noda [Kyushu University]
Shinya Yamaoka [Kyushu University]
Takahiro Kobayashi [Kobayashi Cosulting Engineer Office]
懸濁及び締固めアロフェン土における重金属の吸着特性
○大坪 政美 [九州大学農学研究院]
野田 真弓 [九州大学大学院]
山岡 伸也 [九州大学大学院]
小林 孝洋 [小林技術士事務所]
腐植質アロフェン土を粘土ライナーに使ったと仮定して,懸濁土と締固め土による重金属の吸着能を吸着試験によって評価した。バッチ試験,カラム試験のいずれにおいても重金属の選択性は,Pb>Cu>Zn>Crとなった。バッチ試験による重金属吸着量に対するカラム試験による重金属吸着量の比は,Cu,Zn,Pbについては0.7〜1,Crについては0.6〜0.8であった。
Keyword: 重金属, 吸着, 粘土ライナー
GET PDF=02/0203-50.pdf
発表番号 3-50
Seeding Depth of Sprayed Direct Seeding of Rice Plant
MAKIYAMA Masao〔Shool of agriculture, Ibaraki University〕
OBA Koji〔Shool of agriculture, Ibaraki University〕
水稲湛水散播での播種深度に関わる諸因子
○牧山 正男〔茨城大学農学部〕
大羽 孝司〔茨城大学農学部〕
カルパー粉衣した種籾を代かきした水田に播く「湛水散播」は,最も省力的な直播手法だが,播種深度が制御しにくい.特に表面播種になった場合には,鳥害や倒伏による収量の減少を引き起こす. 本報では湛水散播での播種深度に関わる諸因子について整理・検討し,田面の硬度よりも湛水の方が影響が大きいこと,均平技術を鑑みると,湛水散播では播種深度は制御しにくいことを示した.なお,種籾の質量についてはさらに検討を要する.
Keyword: 湛水直播, 代かき, 均平精度
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発表番号 3-50
衛星データによる高原野菜地帯の畑土壌および作物の生育状況把握
○小川 茂男〔農業環境技術研究所〕
斎藤 元也〔農業環境技術研究所〕
高野 充〔日本情報システム協会〕
山之口 勤〔日本慯按象杓五技術象整〕
今井 力〔南牧村役場〕
衛星データを用いて,高原野菜栽培で有名な長野県南牧村を対象に,畑土壌の腐植含量分布や作物生育状況の把握を試みた。その結果,畑土壌の腐植含量分布図を作成し,排水改良のために客土した畑は腐植量が少なく,その分布状況がわかった。また,1998年5月21日,7月3日,7月23日に観測されたSPOT/XSデータから植生指数であるNDVI画像を作成し,作付け時期の違いや畑の利用状況を把握できた。
Keyword: リモートセンシング, 土壌腐植量, 作物生育モニタリング
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発表番号 3-50
水稲区と裸地区におけるメタンフラックスの比較
山形大農 神尾 彪
ヨシ群落地からのメタン発生量を評価するために、水田からのメタン発生量の季節変化(田植え直後から落水までの期間)を求めた。同一水田内に水稲区と裸地区を設定し、水稲区のメタンフラックスから裸地区のメタンフラックスを差し引くことによって、水稲体を通じてのメタン発生量を求めた。その結果、裸地区と水稲区からのメタンフラックスの比は1.0:4.8であった。また、土壌中ガスのメタン濃度が低下すると、水田からのメタンフラックスは激減した。
Keyword: 水田, メタンフラックス, チャンバー法
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発表番号 3-50
日本各地の乾湿指数及び蒸発散位から見た畑地灌漑の必要地域
北日本ソイル研究所 前田 隆
東京農業大学農学部 ○駒村 正治
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Keyword: 乾湿指数, 蒸発散位, 降水量不足量
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