発表番号 [4-04]
Improvement on the Pump-turbine Performance
kikusawa masahiro[Fukui Prefectural University, Center for Arts and Sciences]
ポンプ逆転水車の性能改善
菊沢 正裕[福井県立大学学術教養センター]
発電効率が低いとされるポンプ逆転水車の利点(ポンプ自体の普及度,安価,維持管理の容易さ)に着目し,その羽根(ランナ)を加工することで利用の可能性を探る.まずポンプ逆転水車を製作して負荷試験を行ったのちその羽根を加工して同じ試験を行った.加工羽根が,入水圧を上げるなど流況を変えて水エネルギーを増加させること,水車の電圧と回転数をより高い状態に保つこと,出力を増加させることなどを明らかにした.
Keyword: 中山間地域, 管・開水路流れ, 水利システムの計測・管理・制御
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発表番号 [4-04]
Water distribution simulation in the area of large-sized paddy fields
nakamura kazumasa・kohiyama masayuki・sakai miki・nagata atsutoshi・
[Civil Engineering Research Institute for Cold Region・Docon Co., Ltd.]
大区画圃場整備地域での配水シミュレーション
中村 和正・古檜山 雅之・酒井 美樹・永田 充利
[(独)土木研究所寒地土木研究所・(株)ドーコン]
地下灌漑が可能な大区画圃場整備地域において、配水管理の留意点を調べるためにシミュレーションを行った。水需要が比較的大きい灌漑初期に、直播栽培における浅水管理と移植栽培における代かき用水の取水の時期が重複すると想定すれば、現状を模擬する24%の直播率において同時に取水できる圃場数の上限は水稲作付け圃場数の2/3程度であった。直播率が高まれば同時に取水できる圃場数はこれよりも少なくなった。
Keyword: 水田灌漑, 用水管理, 圃場整備
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発表番号 [4-04]
Experimental study with ripraps destruction and its progression mechanisms in the downstream of irrigation barrages
tsunesumi naoto [National institute of rural engineering]
takaki kyouji [National institute of rural engineering]
shimazaki masahiko [National institute of rural engineering]
yoshinaga ikuo [National institute of rural engineering]
農業取水堰下流の護床変形状況、変形過程について
○常住直人 [農村工学研究所]
高木強治 [農村工学研究所]
島崎昌彦 [農村工学研究所]
吉永育生 [農村工学研究所]
取水堰の下流河床低下、護床変形の状況を全国67河川161堰について調査した。その結果、河床低下はミオ側で最大12mと見込まれること、堰直下の河床低下はより小さく今後も下流河床低下が波及しうること、護床は最大1/8まで急勾配化していることが分かった。また、標準的諸元での水理実験により、護床変形メカニズムが洪水規模によって局所洗掘進行、傾斜進行に大別出来ることと、それらの想定最大被害を明らかにした。
Keyword: 水利構造物, 土砂水理, 河川工学
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発表番号 [企-4-4]
Potential of south-south cooperation on paddy rice production
Mizoguchi Kotaro [The Japanese Insitute of Irrigation and Drainag]
水田農業についての南南協力の可能性
○溝口航太郎 [日本水土総合研究所]
我が国では、開発途上国への農業分野での技術移転の一手法として行われてきた南南協力について、その効果を最大限に発揮する手法の確立が必要とされている。本発表では、日本水土総合研究所がこれまで実施してきた、南南協力の手法確立に向けた取り組みを紹介する。
Keyword: 南南協力, 水田農業, 海外技術協力
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発表番号 [4-4]
Comparison of the Flow Conditions of the Water Cushion between Fluid Analysis by MPS and the Hydraulic Model Test in 90 degrees V-shaped Energy Dissipator
ABE Takashi [Nagano prefecture Saku Regional Office]
KOYANAGI Ryo [School of Agriculture, Meiji University ]
KOJIMA Michihiko [School of Agriculture, Meiji University ]
直角V字型減勢工の水クッション内における模型実験と粒子法解析の流況比較
○阿部 剛士 [長野県佐久地方事務所]
小柳 亮 [明治大学農学部]
小島 信彦 [明治大学農学部]
粒子法(MPS法)で直角V字型減勢工全体の流体解析を行うと、減勢工に入る上流側勾配変化点で水路底面から離れ飛び出し、実験が水路底に張り付き流下する状況と異なる。本研究では、水クッション内の挙動とその下流での跳ね上がりに焦点を絞った。減勢部直上からのMPS法による解析と実験の流れの状況を比較すると、水クッション前後の流れが合致した。減勢工流入部の剥離の課題を解決すると、流れ全体の把握が可能となる。
Keyword: 直角V字型減勢工, 水理模型実験, 粒子法
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発表番号 [4-04]
The Effect of Pipe Diameter on Behavior for Buried Pipe Subjected to Ground Shear Deformation
IWASAKI Yoshiyuki [Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
KAWABATA Toshinori [Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
SONODA Yusuke [Faculty of Agriculture, Kobe University]
KOHGA Yosuke [Faculty of Agriculture, Kobe University]
管口径が地盤のせん断変形を受ける埋設管の挙動に及ぼす影響
○岩崎 善之 [神戸大学農学研究科]
河端 俊典 [神戸大学農学研究科]
園田 悠介 [神戸大学農学部]
甲賀 洋輔 [神戸大学農学部]
DEM解析を用いて,乾燥地盤の中心に口径の異なる剛性管を埋設し,その地盤をせん断変形させるシミュレーションを行った.本講演では,そこから得られた埋設管に作用する土圧および地盤粒子の変位から,地盤がせん断変位を受けた時の管口径の違いによるその挙動への影響について発表する.
Keyword: 埋設管, せん断変形, 個別要素法
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発表番号 [4-04]
Fundamental study on ecosystem support canal utilizing porous concrete
kassai_hirofumi [Water Environment Section,Kaihatsu Concrete Co.,Ltd.]
yamada_toshio [Water Environment Section,Kaihatsu Concrete Co.,Ltd.]
tanaka_motohiro [Water Environment Section,Kaihatsu Concrete Co.,Ltd.]
masuma_yoshihiro [faculty of agriculture,Kochi University]
sato_shushi [faculty of agriculture,Kochi University]
ポーラスコンクリートを活用した生態系支援のための水路に関する基礎的研究
○葛西 博文 [開発コンクリート株式会社 水環境室]
山田 登志夫 [開発コンクリート株式会社 水環境室]
田中 基博 [開発コンクリート株式会社 水環境室]
増馬 義裕 [高知大学農学部]
佐藤 周之 [高知大学農学部]
本研究では,農業用水路に幅広く使用されているコンクリートへの環境配慮対策として,空隙を有するポーラスコンクリートの適用に着目し,生態系支援水路の材料としての基本物性特性の把握を行った.骨材粒径,空隙孔および空隙率の違いによる農業用水路の強度や生態系支援性能に及ぼす影響について明らかにするため,本報告では,第一報として,粒径が異なる3種類の粗骨材を用い,構造性能に及ぼす影響因子を明らかにした.
Keyword: 農業用水路, ポーラスコンクリート, 生態系支援
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発表番号 [4-4]
Estimation of Suspended Sediment Load by Power and Logarithmic Function Methods Using Mean Load within Discharge Classes
Lapong Edward [Graduate school of Agriculture, Ehime University]
Fujihara Masayuki [Faculty of Agriculture, Ehime University]
Kobayashi Noriyuki [Faculty of Agriculture, Ehime University]
Kakihara Toshiko [Faculty of Agriculture, Ehime University]
階層別流量の平均負荷量を用いた指数関数法と対数関数法での浮遊土砂流出量の推定
○Edward Lapong [愛媛大学大学院農学研究科]
藤原 正幸 [愛媛大学農学部]
小林 範之 [愛媛大学農学部]
垣原 登志子 [愛媛大学農学部]
最後の清流といわれている四万十川への土砂流入量を推定する目的で,愛媛県下を流れる3つの支流において,流量と土砂流出量の関係を指数関数モデルと対数回帰モデルを用いて定式化した.使用したデータは,1時間間隔で測定した水位と12時間あるいは24時間間隔で自動採水したサンプルから測定したSSである.検定結果から,指数関数モデルの方が信頼性が高いことがわかった.観測期間(9ヶ月間)において,合計した土砂流出量は約2.8×106kgであった.
Keyword: Suspended sediment Load, Water quality, Tributaries of Shimanto River
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発表番号 [企-14-4]
Action of Paddy field-ecosystem network with Fish way for Drainage in Aichi prefecture
MIYAMOTO Akira [Agricultural Land Planning Division, Department of Agriculture, Forestry, and Fisheries, Aichi Prefecture]
TAKAGI Hirotaka [Agricultural Land Planning Division, Department of Agriculture, Forestry, and Fisheries, Aichi Prefecture]
WATABE Tsutomu [Aichi Agricultural Research Center]
愛知県における水田生態系ネットワーク(水田魚道)の取組
○宮本 晃 [愛知県農林水産部農林基盤担当局農地計画課]
高木 浩孝 [愛知県農林水産部農林基盤担当局農地計画課]
渡部 勉 [愛知県農業総合試験場]
メダカ、ドジョウ、タモロコなど水田や周辺の水路を棲息場所としている魚類の自然再生を図るため、愛知県農業総合試験場における魚道の開発の経緯、構造や実証試験結果の報告と、2010年に愛知県名古屋市で開催されるCOP10に先駆け、県内全域から公募等を行い選定した各地域での、開発した魚道を用いた住民参加による水田生態系ネットワークを構築する活動を紹介する。
Keyword: 魚道, 水田生態系ネットワーク, 住民参加
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発表番号 [企-4-4]
Stability and increase technologies such as soybean and wheat by subsurface water level control system “FOEAS”
WAKASUGI Kousuke [National Institute for Rural Engineering]
地下水位制御システムFOEASによる大豆・麦等の安定多収技術
○若杉 晃介 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
水田農業においては、省力的栽培技術の普及、田畑輪換による麦や大豆、飼料作物等の増産を図ることが緊急課題となっている。近年開発された、地下水位制御システムFOEASは暗渠排水と地下灌漑の機能を併せ持ち、湿害と干魃害を回避すると共に、転作作物に最適な地下水位を維持でき、高品位安定多収を可能とする。また、水稲作においては、無代かき移植や乾田直播が導入でき、省力的な栽培技術の確立及び経営規模の拡大が可能となる。
Keyword: 地下水位制御システム, 転作田, 食料自給率
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発表番号 [4-4]
Effect of Discharge Pressure on Abrasion Rate in Water Jet Abrasion Test
TOKASHIKI Masaru [National Institute for Rural Engineering]
MORI Mitsuhiro [National Institute for Rural Engineering]
NAKAYA Tetsuo [National Institute for Rural Engineering]
MORI Takehisa [National Institute for Rural Engineering]
水流摩耗試験における吐出圧力が摩耗速度に及ぼす影響
○渡嘉敷 勝 [農村工学研究所]
森 充広 [農村工学研究所]
中矢 哲郎 [農村工学研究所]
森 丈久 [農村工学研究所]
水流摩耗試験の適切な条件を設定するための基本的な性能確認を目的として,水噴流の吐出圧力がセメントペースト試験体の摩耗速度に及ぼす影響について検討した。その結果,摩耗進行が吐出圧力の影響を受けること,摩耗速度は試験体の水セメント比に依存していること,吐出圧力と摩耗速度との関係は累乗関数で近似できること,などが判明した。
Keyword: 水流摩耗試験, 吐出圧力, 摩耗速度
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発表番号 [企-14-04]
On the Invitation of Interface Against Polluiton 2008
Adachi Yasuhisa [Graduate School of Life and Environmental Sciences, Tsukuba University]
Ooi Setsuo [National Institute for Rural Eng., Department of Regional Resources]
Ishiguro Munehide [Graduate School of Environmental Sciences, OkayamaUniversity]
国際会議「Interface Against Pollution2008」の招聘から開催まで
足立 泰久 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
大井 節男 [農村工学研究所]
○石黒 宗秀 [岡山大学 環境理工学部]
環境汚染の対策技術にはコロイド界面科学が関与する.Interfaces Against Pollution(IAP)は,環境におけるコロイド界面科学を議論する国際会議である.前回の会議で2008年IAPの日本の京都での開催が決定した.IAP京都会議では,コロイド界面科学に基づく環境技術の工学的基礎の展開を示し,日本的特徴を生かした情報発信を目指した.本報ではIAP京都会議への取り組みについて報告する.
Keyword: IAP, コロイド界面科学, 環境
GET PDF=08/08S14-04.pdf
発表番号 (4-4)
Influence that change in environment in consideration of ecosystem gives fishes
Mori Sumiko [United Graduate School of Agricultural Science, Gifu University]
Senge Masateru [Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]
Ito Kengo [Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]
環境配慮型水路の環境の変化が魚類に与える影響
○森 須美子 [岐阜大学大学院連合農学研究科]
千家 正照 [岐阜大学応用生物科学部]
伊藤 健吾 [岐阜大学応用生物科学部]
本研究では、圃場整備により消失した自然河川の代替環境として設置した環境配慮型水路において調査を行い、これら人工的に作り出された環境が生物の生息状況にどのような影響を与えるのかについて考察した。この結果、花いかだやソダ護岸など設置した施設によって生息する生物に違いが見られ、今後このような水路を整備するに際に考慮すべき環境条件を把握することができた。
Keyword: 生態系, 環境保全, 圃場整備
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発表番号 (企-4-4)
Assessing the Impact of Climate Change on the Water Resources of the Seyhan River Basin, Turkey
Fujihara Yoichi [Research Institute for Humanity and Nature]
Tanaka Kenji [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
Watanabe Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]
Kojiri Toshiharu [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
温暖化がセイハン川流域の水資源に及ぼす影響評価
○藤原 洋一 [総合地球環境学研究所]
田中 賢治 [京都大学防災研究所]
渡辺 紹裕 [総合地球環境学研究所]
小尻 利治 [京都大学防災研究所]
2つのGCMの温暖化予測結果を用いて流域水循環モデルを駆動し、温暖化がトルコ・セイハン川流域の水資源に及ぼす影響を評価した。その結果、気温は2〜2.7℃上昇、降水量は約160mm減少し、河川流量は大きく減少することが示された。また、将来の水利用を考慮したシミュレーション実験から、需要量が大きく変化しない場合には、流量の減少にも関わらず水不足は発生しないが、需要量が増大した場合には、渇水災害が生じる危険性が示された。
Keyword: 温暖化, 水資源, ダウンスケーリング
GET PDF=07/07S04-04.pdf
発表番号 4-4
A Research for Promotion of PFI technique in Institution of BIOMASS Resources Recycling Facilities
Nikai Yasuki [The Japan Association of Rural Resource Recycling Solutions]
Matsuo Kouji [The Japan Association of Rural Resource Recycling Solutions]
Shikama Tetsuo [The Japan Association of Rural Resource Recycling Solutions]
Yamada Kouji [The Japan Association of Rural Resource Recycling Solutions]
バイオマス利活用施設整備におけるPFI手法活用促進調査
○二階 靖樹 [社団法人 地域資源循環技術センター]
松尾 浩司 [社団法人 地域資源循環技術センター]
鹿間 哲男 [社団法人 地域資源循環技術センター]
山田 耕士 [社団法人 地域資源循環技術センター]
本調査では,農村地域におけるバイオマス利活用施設の整備を,PFI(Private Finance Initiative)手法を活用して実施する事業を想定し,その事業におけるリスクについて民間事業者と地方自治体に対しアンケートを行い,官民での考え方や意見の相違点を抽出し整理するとともに,VFM(Value for Money)の算定等を行った。
Keyword: バイオマス, PFI, VFM
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発表番号 4- 4
Methane emission from paddy soil under intermittent irrigation
Iida Toshiaki [Faculty of Agriculture, Yamagata University]
Inoue Takeshi [Faculty of Agriculture, Yamagata University]
Ishikawa Masaya [Faculty of Agriculture, Yamagata University]
Kajihara Akihiko [Faculty of Agriculture, Yamagata University]
Naito Kaoru [Mogami River Downstream Bank Irrigation Project Office]
Fukuda Makoto [Mogami River Downstream Bank Irrigation Project Office]
Ito Makoto [Mogami River Downstream Bank Irrigation Project Office]
間断灌漑時の水田土壌からのメタン放出
飯田 俊彰 [山形大学農学部]
○井上 健 [山形大学農学部]
石川 雅也 [山形大学農学部]
梶原 晶彦 [山形大学農学部]
内藤 馨 [東北農政局最上川下流沿岸農業水利事業所]
福田 誠 [東北農政局最上川下流沿岸農業水利事業所]
伊藤 誠 [東北農政局最上川下流沿岸農業水利事業所]
恒温室内で稲の無い水田土壌試料に間断灌漑を行った場合の、土壌試料から大気へのメタン放出の変動を把握することを目的とし、4湛4落と2湛2落について実験を行った。メタンフラックスは湛水期間に低下し、落水期間に上昇した。間断灌漑を継続するとメタンフラックスは上昇する傾向があった。メタンフラックスは間断日数の長い土壌試料で高かった。これらの結果と、並行して観測された土壌の状態との関連について考察された。
Keyword: メタン放出, 水田土壌, 間断灌漑
GET PDF=05/05004-04.pdf
発表番号 企- 4- 4
Quantification of habitat preference for Japanese Medaka in agricultural canal
FUKUDA Shinji [Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University ]
HIRAMATSU Kazuaki [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
SHIKASHO Shiomi [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
MORI Makito [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
農業用水路におけるメダカの生息場選好性の定量化
○福田 信二 [九州大学大学院生物資源環境科学府]
平松 和昭 [九州大学大学院農学研究院]
四ヶ所 四男美 [九州大学大学院農学研究院]
森 牧人 [九州大学大学院農学研究院]
著者らは,魚類の応答行動のあいまいさを積極的に捉え,室内実験の結果を基にファジィ推論によりメダカの選好特性を定量化した.本報告では,実水域でのメダカの選好特性を把握するために農業用水路でのフィールド調査の結果からファジィ選好強度モデルの構築を試みた.その際,環境因子の測定値の誤差や分布のばらつきをファジィ数で表現し,明示的にモデルに組み込んだ.その結果,モデルの予測精度が向上することが示された.
Keyword: ファジィ選好強度モデル, メダカ, 生息場選好性
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発表番号 企-14- 4
Multi-functionality of colmatage canals in Mekong delta, Cambodia
HATTORI Yoshiro [Graduate School Utsunomiya Univ.]
GOTO Akira [Utsunomiya Univ.]
KHEM Sothea [Tokyo Univ. of A&T]
MIZUTANI Masakazu [Utsunomiya Univ.]
カンボジア・メコンデルタにおけるコルマタ−ジュ水路の多面的機能
○服部 吉朗 [宇都宮大学大学院農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
ケム ソティア [東京農工大学連合大学院]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
メコンデルタ地帯は乾季と雨季でメコン川に大きな水位差が生じ、洪水期には一面に氾濫が見られる。この地域には、独特の水利技術であるコルマタージュが存在する。コルマタージュには多面的機能が想定されるが、実態には不明な点が多い。コルマタージュの効果的活用法の検討を目的として現地調査を行った結果、ポンプ導入により自然堤防上の作付け形態が多様化する一方、灌漑機能に特化する傾向が見られた。
Keyword: カンボジア, コルマタージュ, メコンデルタ
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発表番号 4- 4
Analysis of three Dimensional seepage by the electrical analogue method(1)
Kadono Miyoshi [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
Katahira Koiti [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
Tezuka Takahito [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
Tanaka Tasuku [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
電気アナログ法による三次元浸透流解析(1)
〇角野 三好 [弘前大学農学生命科学部]
片平 幸一 [弘前大学農学生命科学部]
手塚 教仁 [弘前大学農学生命科学部]
田中 拓 [弘前大学農学生命科学部]
自由水面を有する三次元定常浸透流解析はFEMなどの数値計算が主流である。しかし、FEMで解析する場合、プログラムの作成や結果を可視化などで利用するための各種プログラムの開発などが必須で、特定の専門家が行う場合が多い。本報告では学部学生の知識でも簡単な操作と器具で自由水面を有する三次元地下水流動問題について流れの可視化を行い、さらに可視化を行う場合の実験方法などの問題点について検討したものである。
Keyword: 電気アナログ法, 地下水流動, 三次元浸透流
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発表番号 S04- 4
Paddy Water Storage Dynamics during Flood Period in South Korea
[]
Paddy Water Storage Dynamics during Flood Period in South Korea
[]
Keyword: , ,
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発表番号 S14- 4
Soil and Environmental Conservation in Sloping Upland Fields
NAKAO_Seiji [National Institute of Livestock and Grassland Research]
傾斜畑地域における土壌保全および環境保全
○中尾 誠司 [畜産草地研究所]
中山間畑地域の土壌保全ならびに環境保全は,都市域を含めた流域環境あるいは海域の保全に重要な役割を果たしている.これまで傾斜畑地域における土壌・環境保全に関わる研究は,数多く行われてきた.しかし,実態調査・把握にとどまっていたり,いくつかのモデルが開発されているものの,それらの適用性については不明な点が多い.本報では,畑地の各地目における土壌保全ならびに環境保全問題の現状と課題について,研究の観点から述べた.
Keyword: 中山間地域, 土壌保全, 環境保全
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発表番号 4-4
On the Pullout Behavior of Geosynthetics in Sandy Soil
Zakaria Hossain [Faculty of Bioresources, Mie University]
Sohji INOUE [Faculty of Bioresources, Mie University]
砂質土におけるジオシンセティクスの引き抜き拳動について
○座狩屋 保世院 [三重大学生物資源学部]
井上 宗治 [三重大学生物資源学部]
砂質土におけるフォートラックとスタビランカの2種類のジオシンセティクスを用い、それぞれ6つの垂直応力の下で一連の引き抜き実験を行った。実験結果の解析によると垂直応力及び引き抜き変位の増加とともに引き抜き応力が増加するという一般的傾向が見られた。また、フォートラックの方がスタビランカより大きな摩擦抵抗を持つのに対してスタビランカの方がフォートラックより明らかに高い粘着力を示すことが分かった。
Keyword: 砂質土, ジオシンセティクス, 引き抜き拳動
GET PDF=03/0304-04.pdf
発表番号 4-4
Pepairing Method of Embankment using Cement-Stabilized Sedimentary Mud Soil in Old Small Earth Dam (Part 1)
Itou Tomoaki [Mie Prefecture]
Matsuura Tukasa [Mie Prefecture ]
Fukushima Shinji [Fujita Corporation]
Yagi Tetsurou [Fujita Corporation]
Koshna Keni [Fujita Corporation]
Tani Shigeru [NRI of Agricultural Engineering ]
固化処理底泥土の有効活用によるため池堤体の改修事例(その1)
○伊藤 知昭 [三重県北勢県民局]
松浦 司 [三重県北勢県民局]
福島 伸二 [(株)フジタ名古屋支店]
八木 哲郎 [(株)フジタ名古屋支店]
越名 健 [(株)フジタ技術センター]
谷 茂 [農林水産省農業工学研究所]
一般に、ため池のような小規模ダムは老朽化して堤体損傷や漏水により早急な改修が必要で、かつ底泥土が厚く堆積しその除去も必要な例が多い。そこで、著者らは固化処理した底泥土を築堤土として有効活用できる砕]圧盛土工法を開発してきた。ここではこの工法を三重県鈴鹿市寺家池の拡張工事に適用した事例を紹介するものである。
Keyword: ため池, 底泥土, 固化材
GET PDF=02/0204-04.pdf