発表番号 [4-25(P)]
Evaporation and salt condensation in soil containing different type and concentration of salts under freeze-thaw cycles
Han Weinan[Graduate School of Bioresources, Mie University]・Kunio Watanabe[Graduate School of Bioresources, Mie University]
凍結融解が塩類を含む土からの蒸発や地表の塩の濃縮に与える影響
○韓 韋男[三重大学大学院]・渡辺 晋生[三重大学大学院]
中国大慶地域は季節的凍結地域であり、炭酸塩による地表の塩害が生じている。そこで本研究では、寒冷地の塩害発生メカニズムを検討することを目的とした。供試土に様々な濃度の炭酸水素ナトリウム、あるいは塩化ナトリウムを加え、35cmの土カラムとした。そして土カラム表面に-10℃を24時間、10℃を24時間の凍結融解サイクルを与え、その間の蒸発量と土中の温度、水分、溶質濃度の変化を測定した。
Keyword: 凍土・凍結,ナトリウム塩,塩害, ,
GET PDF=23/4-25(P).pdf
発表番号 [4-25]
Relation between Hydraulic Dimensions and Negative Pressure in Bar Screen Type Torrent Intake
○Michihiko KOJIMA[School of Agriculture, Meiji University]・Wakaba KUWAHATA[Rural Development Bureau]
バースクリーン型渓流取水工における水理諸元と負圧との関係
○小島 信彦[明治大学]・蛭 若葉[農村振興局]
バースクリーンの取水量や目詰まりにはバースクリーン裏側に生じる負圧の影響があると考えられる。本研究ではバースクリーンの隙間幅や開度を変えて水理模型実験を行い、水理諸元と負圧との関係を明らかにした。バースクリーン開度一定の場合には、バースクリーン裏側閉空間の体積が大きいほど負圧は小さくなるという傾向があり、バースクリーン裏側閉空間の体積増減は流下水脈に大きな影響を与えていることが明らかとなった。
Keyword: 渓流取水工,負圧,水理模型実験, ,
GET PDF=22/[4-25].pdf
発表番号 [3-17]
Spatio-temporal variations on soil moisture and EC, and link to crop growths in soybean field
Shoichiro Hamamoto[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, the University of Tokyo]・Naoto Nihei[Faculty of Food and Agricultural Sciences, Fukushima University]・Toshinobu Taira[Fukushima Agricultural Technology Centre]・Katsuo Tanji[Faculty of Food and Agricultural Sciences, Fukushima University]・Natsuko Kobayashi[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, the University of Tokyo]・Atsushi Fukushima[RIKEN]・Kenta Suzuki[RIKEN]・Yasunori Ichihashi[RIKEN]・Taku Nishimura[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, the University of Tokyo]
ダイズ圃場における土壌水分・ECの時空間変動と作物生育に関する研究
○濱本 昌一郎[東京大学大学院]・二瓶 直登[福島大学]・平 敏伸[福島県農業総合センター]・丹治 克男[福島大学]・小林 奈通子[東京大学大学院]・福島 敦史[理化学研究所]・鈴木 健大[理化学研究所]・市橋 泰範[理化学研究所]・西村 拓[東京大学大学院]
本研究では、ダイズ圃場を対象として土壌水分および電気伝導度(EC)の連続モニタリングを実施し、クラスター解析による土壌水分・ECの時系列データのクラスタリングを行った。得られた土壌水分の変動パターンと作物生育データには良い相関が得られ、梅雨時期の過湿と梅雨明け後の乾燥ストレスがダイズ生育を阻害することが確認できた。土壌水分変動の空間的ばらつきを分類する上でクラスター解析が有効であることが分かった。
Keyword: 土壌水分、電気伝導度, 時空間的変動, 作物生育
GET PDF=21/[3-17].pdf
発表番号 [4-25(R)]
Application of Steel Pipe for Large Displacement in Irregularly Layered Soil
HASEGAWA Nobuhirio[JFE Engineering Corporation]・WAKABAYASHI Takashi[Nikka Engineering Corporation]・YAMANE Yoko[Nikka Engineering Corporation]・SATO Tomoki[JFE Engineering Corporation]
基盤面が傾斜する不整形地盤における大変位吸収鋼管の適用
○長谷川 延広[JFEエンジニアリング(株)]・若林 孝[日化エンジニアリング(株)]・山根 洋子[日化エンジニアリング(株)]・佐藤 具揮[JFEエンジニアリング(株)]
2011年東日本大震災では,大規模な地盤変状に伴い大口径の伸縮可とう管が脱管したため,長期間にわたる断水被害が発生した.このような地震時の地盤変状対策として開発された特殊鋼管が「大変位吸収鋼管」であり,大規模な地盤変位が生じても波形部が変形することで変位を吸収することができる.本稿では,地震時の相対変位が懸念される地層変化部への大変位吸収鋼管の適用事例について報告する
Keyword: 大変位吸収鋼管, 地盤変状, 地震対策
GET PDF=21/[4-25(R)].pdf
発表番号 [T-2-5]
Open Innovation at ICI General Center
Teruyuki Iwasaka[MAEDA CORPORATION]
ICI総合センターのオープンイノベーション
岩坂 照之[前田建設工業(株)]
Keyword: オープンイノベーション, インキュベーション, 社会課題の解決
GET PDF=19/T-2-5.pdf
発表番号 [1-20]
Evaluation, Management and Utilization System of the Irrigation pond as Civil and Rural Engineering Heritage
Yoko Horikawa[Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
ため池の土木遺産評価と管理・利活用
堀川 洋子[筑波大学]
土木遺産としてのため池には,「一次利用」の農業利用だけでなく,観光,レクリエーション,福祉,地域学習等の「二次利用」も見られ,都市農村交流に寄与する“まちむら資産”としても期待できる.農村振興とのかかわりが重要であり,市町村の役割が増大することが予想される.一方で,地方自治への模索が続く現代において,市町村に集中する実務が処理能力の限界を超過しているという声も聞かれ,十分な注視が必要である.
Keyword: ため池, 土木遺産, 農村振興
GET PDF=19/1-20.pdf
発表番号 [4-25]
Non-Destructive Detection of Defect in Pipeline based on Pressure Wave Propagation
Tetsuya Suzuki[Niigata University, Faculty of Agriculture]・Yuta Komine[Niigata University]・Yohei Asada[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Masaomi Kimura[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・ Issaku Azechi[National institute for Rural Engineering, NARO]
圧力波伝播に基づくパイプライン欠損の非破壊同定に関する研究
鈴木 哲也[新潟大学]・小峯 悠汰[新潟大学]・浅田 洋平[東京大学大学院]・木村 匡臣[東京大学大学院]・安瀬地 一作[農村工学研究部門]
鋼製パイプラインに発生する欠損は,弾性波の伝搬挙動の特徴量から同定されることが多く,接触型の非破壊検査が普及している.本報では欠損を施したモデルパイプラインを対象に水撃圧による管体変形を画像解析により検出し,破壊力学指標の推定を試みた結果を報告する.
Keyword: パイプライン, 圧力波, 破壊力学指標
GET PDF=19/4-25.pdf
発表番号 [S-3-2]
Research and development on technology for improving safety of pipeline foragriculture on soft ground such as peatland
G.Takahara[DAIPLA Corporation]・Z.Ueda[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Y.Sawada[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・J.Hinobayashi[DAIPLA Corporation]・I.Kago[Hokkai tochi kairyō-ku]・K.Nakamura[CIVIL ENGINEERING RESEARCH INSTITUTE FOR COLD REGION]・T.Kawabata[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
泥炭地等軟弱地盤における農業用パイプラインの安全性向上技術に関する研究開発
高原 源太朗[大日本プラスチックス(株)]・上田 前向[神戸大学]・澤田 豊[神戸大学]・日野林 譲二[大日本プラスチックス(株)]・加後 郁也[北海土地改良区]・中村 和正[寒地土木研究所]・河端 俊典[神戸大学]
本研究ではPE管の持つ柔軟性を維持しつつ管周方向のみを補強したガラス繊維強化ポリエチレン管(以下、PE-GF管)の適用性検証に着手した。自重変形により管形状を維持できない(偏平する)課題にはPE-GF管を使用することで簡単で安全なEF継手による施工を実施した。設計基準「パイプライン」の適用範囲(φ300)を超える中大口径の変形挙動にに対しては3点曲げ試験を実施し変形挙動を確認・検証し、管性能を確認した。
Keyword: 泥炭性軟弱地盤、内圧管, PE-GF管, EF継手
GET PDF=18/S-3-2.pdf
発表番号 [3-16]
Prediction of ground consolidation settlement based on measurement records and its high accuracy
Kanato Nakamura[Graduate School of General Scieces]・Tomoya Kanaizumi[Hokkaido Government]・Motohei Kanayama[Faculty of agricurture, Iwate University]
地盤の圧密沈下実測データに基づいた予測とその高精度化
中村 哉仁[岩手大学大学院]・金泉 友也[北海道]・金山 素平[岩手大学]
盛土構造物の圧密沈下は,農業農村工学および地盤工学上の重要な問題である.特に,沿岸低平地帯に分布する軟弱地盤上に建設される盛土構造物は,地盤の高い圧縮性と低い透水性のため,築造後も長期間にわたって沈下が継続する.本研究では,観測初期の限られた実測値に基づく地盤圧密沈下予測法の構築を目的とし,ニューラルネットワークによる沈下予測手法を使用し盛土地盤沈下の予測を行い,その予測精度について検討した.
Keyword: ニューラルネットワーク , エルミート補間 , スプライン補間
GET PDF=18/3-16.pdf
発表番号 [4-25(P)]
Charging and Aggregation Behavior of Polyion Complex and Their Inhibitory Effect on Soil Erosion
Chihiro Shimabukuro[Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]・Motoyoshi Kobayashi[Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]・Haruyuki Fujimaki[Arid Land Research Center, Tottori University]
ポリイオンコンプレックスの帯電・凝集分散特性と土壌保全効果
島袋 智尋[筑波大学大学院]・小林 幹佳[筑波大学]・藤巻 晴行[鳥取大学乾燥地研究センター]
ポリイオンコンプレックス (PIC)は、表土固化などの土壌保全効果を示す。PICを構成する高分子のアニオン基とカチオン基の荷電比を変化させ電気泳動移動度と光透過率を測定し帯電・凝集分散特性を評価した。PIC溶液を土壌表面に散布し、簡易降雨実験によって土壌侵食抑制効果の評価を行った。荷電比が1に近づくとき、PICは最も凝集することが確認され、土壌侵食抑制効果が認められた。
Keyword: 土壌侵食, ポリイオンコンプレックス, 高分子
GET PDF=18/4-25(P).pdf
発表番号 [S-3-2]
Charming and Graceful Villages in “FUJINOKUNI” of Shizuoka Prefecture
ISHIDA Atsushi[Shizuoka Prefectural Government]
静岡県における「美しく品格のある邑」づくりについて
石田 敦志[静岡県]
静岡県は,農業競争力の強化とともに,農山村の農地や美しい景観等の地域資源を県民共有の財産として保全・活用し,次世代に継承する活動を行う集落等を「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)」として登録し,活性化を図っている。平成28年度より,SNSを活用した情報発信やクラウドファンディングによる地域の活動資金確保等に取り組み、県民全体で農山村地域を支える体制づくりに努めている。
Keyword: 農村振興, ,
GET PDF=17/S-3-2.pdf
発表番号 [3-26]
Physico-chmical properties of soil until after three years of removing gravel in upland field
Hiroki Yamamoto[Civil Engineering Research Institute for Cold Region]
除礫施工から3年後までの畑土壌の理化学的性質について
山本 弘樹[寒地土木研究所]・桑原 淳[寒地土木研究所]・横濱 充宏[寒地土木研究所]
北海道内では除礫工法として石礫除去工が多用されているが、近年では石礫破砕工の施工が検討されている。本報では前年度に引き続き畑圃場作土層における両工法の施工から3年後までの粒径組成・化学性などの理化学的性質を検討した。その結果、両工法とも除礫施工3年後も除礫の基準を満たし、作土層の土壌硬度や透水性の物理的性質などについて経年による大きな変化はなく、工法の違いによる理化学的性質に大きな違いはなかった。
Keyword: 土層改良, ,
GET PDF=17/3-26.pdf
発表番号 [4-25(P)]
Evaluation of turnover period for each part of Margaritifera laevis by stable isotope
Hiramatsu Rena[Gifu Univ. Graduate School of Natural Science and Technology]・ito kengo[Gifu Univ. Graduate School of Natural Science and Technology]・senge masateru[Gifu Univ. Graduate School of Natural Science and Technology]・noda keigo[Gifu Univ. Graduate School of Natural Science and Technology]
安定同位体を用いたカワシンジュガイにおける部位別ターンオーバー周期の評価
平松 麗奈[岐阜大学大学院]・伊藤 健吾[岐阜大学大学院]・千家 正照[岐阜大学大学院]・乃田 啓吾[岐阜大学大学院]
安定同位体比を用いたカワシンジュガイの食性の解明のために必要な餌が組織に同化されるまでの時間(ターンオーバー周期)を把握することを目的に実験を行った.本種の安定同位体比の異なる2流域間で移設・畜養し,部位別に分析した結果,安定同位体比の変化は未成熟個体(S個体)では鰓が最も早く成熟個体(L個体)では生殖細胞が最も早かった.また,成長量の大きかったS個体の方がその変化率も大きかった.
Keyword: 二枚貝, ,
GET PDF=17/4-25(P).pdf
発表番号 [4-25]
Characterization of radioactive Cs distribution in undisturbed soil at abandoned forest in Iitate, Fukushima
Quoc Thuyet Dang[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Tatsuno Takahiro[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Imoto Hiromi[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Hamomoto Shoichiro[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Nishimura Taku[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
福島県飯舘村の放棄林地内の不かく乱土における放射性Cs分布の特徴
Quoc Thuyet Dang[東京大学大学院]・辰野 宇大[東京大学大学院]・井本 博美[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・西村 拓[東京大学大学院]
飯舘村の林地で地表面の状態の異なる12地点を選び2013年から2015年まで毎年1回、表層30cmの土壌を採取して土壌中の放射性Cs濃度、全炭素、全窒素、土壌水分等の深さ方向の分布を測定した。上記値の他、標高、傾斜、リター被覆度等のデータと併せて主成分分析やLindeman, Merenda, and Gold法による解析を行い、放射性Cs含量と関連の深い量を考察した。
Keyword: 放射性Cs, 福島, モデリング
GET PDF=16/4-25.pdf
発表番号 [S3-5]
Practice of radiation education and science communication in a science museum in Fukushima
Shiozawa Hiroyuki[mushitec-fukushima]
福島県の科学館における放射線教育の実践と科学コミュニケーションの在り方
塩澤 仁行[(公財)ふくしま科学振興協会]
東日本大震災に伴う東電原発の事故以降、福島県内の小中学校では放射線教育が義務化された。県内の科学館であるムシテックワールドでは、小中学校に向け放射線教育プログラムを提供しているが、内容に限りがある点が課題である。そこで科学館が、科学者の知見を分かりやすく一般市民に伝える橋渡し役となることで、放射線教育プログラムを進展でき、またこのような課題を通して科学コミュニケーションを推進できると考えられる。
Keyword: 放射線教育, 科学コミュニケーション,
GET PDF=15/S3-5.pdf
発表番号 [2-04]
Analysis of land-use by elevation gap in Hetao Irrigation District, Inner Mongolia
Ueda Masaki[Graduate school of environmental and life science]・Morita Hidenori[Graduate school of environmental and life science]・Akae Takeo[Graduate school of environmental and life science]
中国内蒙古自治区河套灌区における標高差に着目した土地利用分析
上田 昌輝[岡山大学大学院環境生命科学研究科]・守田 秀則[岡山大学大学院環境生命科学研究科]・赤江 剛夫[岡山大学大学院環境生命科学研究科]
中国内蒙古自治区南部に位置する乾燥灌漑農業地域の河套灌区を研究対象地として、標高データを用いた土地利用分析を行いました。それらを使って土地利用の把握と湖の立地特性を明らかにすることを目的としました。河套灌区で一部標高実測値から内挿し基準となる地表面を作成し、実測値との標高差を使うことで非常にフラットな微地形を把握する所が本研究の新たな試みです。
Keyword: リモートセンシング, DEM,
GET PDF=15/2-04.pdf
発表番号 [4-25]
Development and application of the device for measuring the vertical distribution of radiocaesium concentration in Soil.
SUZUKI Shinya[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・ITAKURA Yasuhiro[MisaoNetwork Ltd.]・Mizoguchi Masaru[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
土壌中における放射能鉛直分布測定器の開発とその応用
鈴木 心也[東京大学大学院農学生命科学研究科]・板倉 康裕[(有)ミサオネットワーク]・溝口 勝[東京大学大学院農学生命科学研究科]
土壌中の放射性セシウム濃度を現場で簡易に測定することは重要であるため、土壌放射能鉛直分布測定器「土壌くん」を開発した。測定器の較正を行った上で推定されたCs濃度と採取土壌の値を比較したところ、土壌中の深さ0〜2 cmでは過小に評価したが、それ以外ではほぼ一致することが分かった。また、除染前後に適用した結果、減少傾向も捉えることができた。現場でCs濃度の鉛直分布の傾向を捉えられることは画期的である。
Keyword: 放射性セシウム鉛直分布, In-situ 測定, 土壌くん
GET PDF=15/4-25.pdf
発表番号 [S5-1]
Conditions to Sustainably Develop Paddy-Field Rice Production in West African Inland Valley
FUJIMOTO NAOYA
[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]
西アフリカ内陸低湿地における潅漑稲作成立の要件
藤本 直也
[(独)国際農林水産業研究センター]
(独)国際農林水産業研究センターは、平成20年度から23年度までの4年間で、農水省の補助事業により、畦畔で区切られた圃場を均平化し、灌漑用水による圃場水管理、移植、施肥等を行ういわゆる「アジア型水田営農」の有効性をガーナ国他で実証した。耕耘機を貸与え農作業を通じた技術移転を行う手法により、12地区の農家圃場で行った実証調査の結果、従来ヘクタール当たり2トンであったコメ収穫量が4.2トンに増加した。
Keyword: 水田灌漑, 圃場整備,
GET PDF=14/S5-1.pdf
発表番号 [2-20]
Feasibility of reforestation project contributing to rural development viewed from distribution of wood products in Paraguay
shiraki shutaro・matsubara eiji・watanabe mamoru
[Japan international Research Center for Agricultural Sciences]
流通面から見たパラグアイにおける農村開発に資する植林事業の可能性
白木 秀太郎・松原 英治・渡辺 守
[(独)国際農林水産業研究センター]
パラグアイにおける木材流通構造や消費実態等について調査し,流通面から農村開発に資する植林事業の可能性について検討した。森林面積の急速な減少から天然林材(製材用)の消費量は過去4年間で13%減少しており,人工林材への需要は高まっている。また,人口増や経済発展により薪材の消費量は過去4年間で16%増加している。地域経済と連携した農村部における植林事業は,森林資源の回復と生計向上に有益と考えられる。
Keyword: 農村開発, 植林,
GET PDF=14/2-20.pdf
発表番号 [4-25]
The mechanism of soil nitrogen control by underground irrigation for low-protein rice production
Kashiwagi Junichi・Ueda Mei・
[Hokkaido University Research Faculty of Agriculture・Hokkaido University School of Agriculture]
低タンパク米生産に向けた地下灌漑の活用と窒素制御機構
柏木 淳一・上田 芽衣
[北海道大学大学院農学研究院・北海道大学農学部]
北海道の泥炭地水田地域では、出穂期に地下灌漑を行うことで米のタンパク含量が低下することが認められており、良質米生産技術として実践されてきている。しかし土壌中窒素の挙動に関しては不明であった。土壌中の窒素変化や地下灌漑に伴う水や窒素の移動を測定したところ、暗渠排水に伴う洗脱の寄与は小さいこと。表層に移動した土壌窒素の大半が脱窒により消失することで、生育後期の窒素吸収が抑制されることが明らかとなった。
Keyword: 地下灌漑, 低タンパク米生産, 土壌窒素
GET PDF=14/4-25.pdf
発表番号 [4-25]
Impact of charcoal application on the soil pore space of an Andosol field
Iwata Yukiyoshi [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Shimoda Seiji [Hokkaido Agricultural Research Center, NARO]
Koga Nobuhisa [Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council, MAFF]
木炭の投入量による火山灰土圃場の間隙構造の変化
○岩田幸良 [北海道農業研究センター]
下田星児 [北海道農業研究センター]
古賀伸久 [北海道農業研究センター]
北海道農業研究センターの乾性火山灰土壌の圃場において、木炭を0〜4 kg m-2 施用した試験区から土壌を採取し、木炭の施用が土壌の間隙構造に与える影響を調査した。その結果、木炭の施用により粗大間隙は増加するが、保水性に寄与するより小さな間隙は木炭を投入してもほとんど増加しないことが明らかになり、火山灰土壌畑への木炭の施用により気相率の増加は期待できるが、保水性の向上の効果は期待できないことが示唆された。
Keyword: バイオ炭, 水分特性曲線, 保水性
GET PDF=13/13004-25.pdf
発表番号 [4-25]
Prediction of soil moisture condition under future climate change
Kato Chihiro [University of Tokyo]
Hayashi Yusei [University of Tokyo]
Nishimura Taku [University of Tokyo]
気候変動下の農地土壌の水分条件予測に関する研究
○加藤千尋 [東京大学]
林祐誠 [東京大学]
西村 拓 [東京大学]
気候変動下の農地土壌の水分予測のために,土の水理学的性質の予測について検討した。SolphyJデータベースから得た土性や水分量のデータを用いて,RETC,Rosettaを適用して保水性,不飽和透水係数を推定した。地理的に近接して土性の類似した複数の土壌間の比較では,土性を用いるRosettaの推定値とSolphyJの水分量データに対してフィッティングするRETCの推定値では異なる結果が得られた
Keyword: 気候変動, 保水性, 水分移動
GET PDF=12/12004-25.pdf
発表番号 [2-37]
Study on Characteristics and Influence Factors of Nitrogen Concentration in Groundwater of Ryukyu Limestone Region - Case Study in Okinawa Main Island - Southern Area, Japan -
Nakano Takuji [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
TERASAWA Haruna [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
YASUMOTO Jun [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
琉球石灰岩分布地域における地下水(湧水)窒素濃度の分布特性と変動要因について(沖縄本島南部地域をケーススタディとして)
○中野 拓治 [琉球大学農学部地域農業工学科]
寺澤 春菜 [琉球大学農学部地域農業工学科]
安元 純 [琉球大学農学部地域農業工学科]
琉球石灰岩分布地域である沖縄本島南部における地下水(湧水)の窒素濃度について, 湧水地点の観測データや各種統計データ等を用いて, 各態窒素の割合や経時変化状況を把握するとともに, その分布特性等について考察を行った.また, 地下水窒素濃度の変動要因について検討したところ, 降水量や土地利用状況とともに, 湧水地点における水理地質構造等が各態窒素の成分構成やその濃度値に関与していることが示唆された.
Keyword: 地下水(湧水), 窒素(硝酸態窒素), 分布特性
GET PDF=11/11002-37.pdf
発表番号 [4-25]
Actual operational procedure in the rotation irrigation systemus in rice-paddy
ISHII Atsushi [Graduate School of Bioresources, Mie University]
SATO Akio []
KATO Tomohiro [Graduate School of Bioresources, Mie University]
水田灌漑における重層的水利組織による番水操作の実態
石井 敦 [三重大学大学院生物資源学研究科]
佐藤章夫 [個人会員]
○加藤智大 [三重大学大学院生物資源学研究科]
大規模な水田灌漑システムにおける「番水」は、国内外で、非常時の異常渇水時の応急対策や、節水手法として注目されている。本報では用水供給条件の厳しい宮川用水を対象に、各重層的水管理組織レベルの番水の実態を分析した。番水方式は土地改良区理事会が決定し受益農民がそれに従って行われること、水路の容量として「番水断面」を設定しないと番水が困難であること、番水の配水操作等に多くの労力を必要とすること等を示した。
Keyword: 計画手法, 水田灌漑, 水利組織
GET PDF=11/11004-25.pdf
発表番号 [S3-04]
Performance design of the restoration method for Canals
KAMIJO Tatsuyuki [SHO-BOND Corporation]
水路補修工法の性能設計
○上條達幸 [ショーボンド建設株式会社]
実際の開水路コンクリート補修工事(劣化対策)において、筆者が提案した表面被覆工法の性能設計について紹介する。長寿命化対策として使用する無機系表面被覆工法の性能として、付着性、耐摩耗性および硬化安定性に着目し、施工後20年以上の耐用年数を確保するため、必要とされる設計および性能基準について示している。
Keyword: 補修, 水路, 長寿命化
GET PDF=11/11S03-04.pdf
発表番号 [2-25]
Groundwater analysis at the underground dam with the statistical method
Kobayashi Akira [Kyoto University]
Teranishi Shun [Kyoto University]
統計的手法を利用した地下ダムにおける地下水の挙動解析
小林 晃 [京都大学]
○寺西 俊 [京都大学]
地下ダムの挙動を知るためには、地下水盆の地下水流動モデルを作成することが有効であるが、そのためには精度の高い透水性の分布の推定が必要である。しかし、実際は地盤内の透水性の分布は複雑であり、実測される透水係数等は費用がかかるなどして情報が限られている。そこで本研究では、統計的手法によって透水性の分布を推定することを試みた。そして、有限要素メッシュの全要素を不均一にして浸透流解析を行った。
Keyword: 透水性の分布, クリギング, 浸透流解析
GET PDF=10/10002-25.pdf
発表番号 [企-3-3]
komamura masaharu [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture ]
農業農村工学分野における(CPD)の現状と課題
○駒村 正治 [東京農業大学地域環境科学部]
農業農村整備事業では、設計業務や建設工事の入札の際に「技術者継続教育制度(CPD制度)」に基づく「CPDポイント」を外部評価として導入している。同制度は農業農村整備の多様化、技術領域の拡大、新たな国際化時代を担う技術者の育成に対応するためにも広く活用されている。本報告では農業農村工学分野におけるCPDの現状と課題について述べる。
Keyword: 農業土木カリキュラム, 教育改善・FD, 東京農業大学
GET PDF=10/10S03-03.pdf
発表番号 [4-25]
PROFILER, Precision Measurement System for Internal Diameter of Pipeline
GOTO MIKIO [KANTOOL Co.,LTD.]
管内形状の精密測定・解析システム「プロファイラ」
○後藤 幹雄 [株式会社カンツール]
「プロファイラ」は管路の内径形状の精密測定・解析システムで、レーザー発信用ハードウエア「スナップオン」と数値解析用ソフトウエアで構成されています。従来のテレビカメラ調査では判別しにくい腐食劣化度、扁平度の数値化に適しています。小口径管を測定・解析する場合は、管内調査用TVカメラのヘッドにスナップオンを装着して行いますが、専用のスキッドを用いることによって大口径への対応が可能になりました。
Keyword: 数値解析, 管理,
GET PDF=10/10004-25.pdf
発表番号 [2-18]
Impact of Climate Change on Water Balance of an Irrigation Dam in Cold and Snowy Region
Nakamura Kazuamasa [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]
Tada Hirotsugu [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]
Unoki Keiji [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]
Saito Masami [Japan Weather Association, Hokkaido Regional Office]
Matsuoka Naoki [Japan Weather Association, Hokkaido Regional Office]
気候変動が積雪寒冷地の農業用ダムの水収支に与える影響
○中村 和正 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
多田 大嗣 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
鵜木 啓二 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
齋藤 正美 [(財)日本気象協会北海道支社]
松岡 直基 [(財)日本気象協会北海道支社]
気象庁・気象研究所による水平解像度20kmの地域気候モデルの計算値を用いて、北海道内の水田灌漑用ダムであるAダムにおける2031年〜2050年の水収支を試算した。その結果、将来は現在に比べて融雪流出が早まるため、融雪水の流出時期と灌漑期間の重複時期が短くなることで、灌漑初期のダム貯留水の利用が早まり、生産調整を行わない場合には現況のダム容量で不足する頻度が高まることがわかった。
Keyword: 地球温暖化, 水田灌漑, 積雪寒冷地
GET PDF=09/09002-18.pdf
発表番号 [4-25]
Application and improvement of “High-functional water management support system” as a measure against high and low temperature damages of rice
Tomosho Tatsumi [National Institute for Rural Engineering, NARO]
Yamashita Tadashi [National Institute for Rural Engineering, NARO]
高・低温障害対策のための高機能型水管理支援システムの活用と改良の要望
○友正 達美 [農研機構農村工学研究所]
山下 正 [農研機構農村工学研究所]
亘理・山元地区では、気温、水温等の観測機器を設置し、情報を農家、農業改良普及センター、土地改良区等の農業関係者が共有できる高機能型水管理支援システムが供用されており、高温障害等への普及側と用水供給側が連携した対応や農家への情報提供への活用が期待されている。そこで、農家アンケートと関係者への聞き取りを行い、用水管理の状況、支援システムの活用状況、今後の活用と改良の要望を把握した。
Keyword: 用水管理, 高・低温障害, 高機能型水管理支援システム
GET PDF=09/09004-25.pdf
発表番号 [企-4-1]
Trend and Tasks of Global Change Studies in Irrigation, Drainage and Rural Engineering
Watanabe Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]
農業農村工学分野における地球環境研究の動向と課題
○渡辺 紹裕 [総合地球環境学研究所]
地球環境問題には,地球温暖化の影響評価や適応・緩和,生物多様性や生態系の保全など,農業農村工学分野が解決に貢献すべき分野も多く,責任も大きいが,具体的に課題が組織的に設定されて,研究が着実に進展しているとは言い難い.この状況に鑑み,農業農村工学会では「地球環境問題に関する研究推進小委員会」を中心に対応を検討しているが,その中間まとめを軸に,研究展開の実態と喫緊に取り組むべき課題を整理した.
Keyword: 地球環境, 環境保全, 環境影響評価
GET PDF=09/09S04-01.pdf
発表番号 [2-11]
Study on Regional Leaders Promotion and Support in Korea farm village
YOU_Hag-yeol [Chungnam Development Institute]
CHO_Young-jae [Chungnam Development Institute]
SENGA_Yutaro [Tokyo Univ. of Agr. And. Tech]
韓国農村における地域リーダー育成および支援に関する研究
○劉 鶴烈 [忠南発展研究院]
帖 ̄忘 [忠南発展研究院]
千賀 裕太郎 [東京農工大学]
韓国では、2004年より中央政府,地方自治体、民間団体が多様な農村地域リーダー育成プログラムを開発、普及を始めた。例えば、「農村開発人力育成教育」、「韓国地方分権アカデミー」、「マウル事務長支援制度」などがある。これらの政策によって農村地域の人材不足、住民力量低下の問題解決に成果が出始めている。その理由は,教育方式が一方的な講義方式から、ワークショップ、分科討論、住民発表に変わったことである。
Keyword: 地域リーダー, 事務長支援制度,
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発表番号 [4-25]
Introduction of backfill case with pipeline
kawabata shouichi [hokurikunouseikyoku kuzuryugawakaryunogyosuirijigyosyo]
tamura hiroyuki [hokurikunouseikyoku kuzuryugawakaryunogyosuirijigyosyo]
kanemura hiroshi [hokurikunouseikyoku kuzuryugawakaryunogyosuirijigyosyo]
nakashima hirofumi [hokurikunouseikyoku kuzuryugawakaryunogyosuirijigyosyo]
ootubo yoshiaki [Tokura Construction Co., Ltd.]
mitsui tatsuya [Tokura Construction Co., Ltd.]
yasuda tomoyuki [Tokura Construction Co., Ltd.]
パイプラインの埋戻し事例紹介(流動化処理土によるパイプラインの埋戻し事例紹介)
川端 正一 [北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所]
田村 弘幸 [北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所]
金村 博 [北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所]
中島 博文 [北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所]
大坪 義昭 [徳倉建設株式会社]
三ツ井 達也 [徳倉建設株式会社]
○安田 知之 [徳倉建設株式会社]
大口径パイプライン工事に現場発生土をリサイクルした埋戻し材料「流動化処理土」で埋戻しを行った事例を報告する
Keyword: リサイクル, パイプライン, 埋戻し
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発表番号 [企-03-02]
Networking of Water Management Systems by Standaization of Data Styles etc.
Yamashita Tadashi [National Institute for Rural Engineering]
Tomosho Tatsumi [National Institute for Rural Engineering]
データ表現方法の統一等による水管理システムのネットワーク化
○山下 正 [農村工学研究所]
友正 達美 [農村工学研究所]
農業水利施設については適正かつ効率的な水管理が求められており、今後広域的な視点に立った水管理が進むと考えられる。しかしながら、現在普及している水管理システムについては、異なる企業が設置したものは通信規約やデータの表現方法が統一されておらずネットワーク化が困難である。そのため、これらが統一されている農業集落排水施設の維持管理支援情報システムを紹介するとともに、その考えを活かした農業水利施設の水管理システムのネットワーク化について考察した。
Keyword: 水管理システム, ネットワーク, 通信規約
GET PDF=08/08S03-02.pdf
発表番号 (1-53)
Movement of gaseous volatile organic compounds in the vicinity of the water table
SHIMOWADA YOSHIKI [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
HAMAMOTO SHOITIRO [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
IMOTO HIROMI [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
NISHIMURA TAKU [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
MIYAZAKI TSUYOSHI [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
地下水面近傍におけるVOCガスの挙動に関する研究
○下和田 嘉己 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
濱本 昌一郎 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
井本 博美 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
西村 拓 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
近年、揮発性有機化合物(VOCs)による土壌及び地下水汚染が顕在化してきている。本研究では、地下水面近傍におけるVOCガスの挙動を検討した。地下水面がある場合、VOCガスは地下水面近傍において相対的に高い濃度で貯留した。また、実験と拡散のみを考慮したシミュレーションとの比較から本実験におけるVOCガスの移動には密度流が発生し、そのため拡散のみの場合よりも汚染領域が拡大したことがわかった。
Keyword: 揮発性有機化合物, 密度流, 土壌汚染
GET PDF=07/07001-53.pdf
発表番号 (4-25)
Propagation and Growth Process of Loach Fish in Organic Rice Fields
KAKINO WATARU [Non-profit Organization of Rice Reserch Institute]
MIZUTANI MASAKAZU [Utsunomiya University]
NAKAGUKI GENNICH [Tochigi prefecture ]
MORI ATSUSHI [National Institute for Rural Engineering]
SHIOYAMA HUSAO [Tochigi prefecture ]
有機稲作水田におけるドジョウの繁殖と成長過程
○柿野 亘 [NPO法人 民間稲作研究所]
水谷 正一 [宇都宮大学]
中茎 元一 [栃木県]
森 淳 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所]
塩山 房男 [栃木県]
近年,米の価格低迷を受け,ドジョウを販売することによる収入が期待されており、異なる農法による水田での繁殖・成育実態の把握が急務である.そこで本研究では,有機稲作水田におけるドジョウの採捕調査を定期的に行い,成長過程を把握した.その結果,成魚・未成魚の遡上実態,標準体長および体重のピーク時期が把握された.また,水田内の総生息尾数の推定における調査手法として,コドラート調査の限界が示唆された.
Keyword: 繁殖技術, ウケ調査, コドラート調査
GET PDF=07/07004-25.pdf
発表番号 (企-4-4)
Assessing the Impact of Climate Change on the Water Resources of the Seyhan River Basin, Turkey
Fujihara Yoichi [Research Institute for Humanity and Nature]
Tanaka Kenji [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
Watanabe Tsugihiro [Research Institute for Humanity and Nature]
Kojiri Toshiharu [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
温暖化がセイハン川流域の水資源に及ぼす影響評価
○藤原 洋一 [総合地球環境学研究所]
田中 賢治 [京都大学防災研究所]
渡辺 紹裕 [総合地球環境学研究所]
小尻 利治 [京都大学防災研究所]
2つのGCMの温暖化予測結果を用いて流域水循環モデルを駆動し、温暖化がトルコ・セイハン川流域の水資源に及ぼす影響を評価した。その結果、気温は2〜2.7℃上昇、降水量は約160mm減少し、河川流量は大きく減少することが示された。また、将来の水利用を考慮したシミュレーション実験から、需要量が大きく変化しない場合には、流量の減少にも関わらず水不足は発生しないが、需要量が増大した場合には、渇水災害が生じる危険性が示された。
Keyword: 温暖化, 水資源, ダウンスケーリング
GET PDF=07/07S04-04.pdf
発表番号 2-63
Sequent Phosphorus Removal under High Ph Control Condition by Using Electric Arc Furnace Oxidizing Slag
Masaaki KONDO [Faculty of Bioresources, Mie University]
高いpH調節下における電気炉酸化スラグによる連続的なリン除去
○近藤 雅秋 [三重大学生物資源学部]
電気炉酸化スラグを用いて凝集法に基づくリン除去を想定して,pHを11に調節しつつ連続的なリン除去実験を実施し,リン除去の機構と連続性を検討した.まず,除去時に生成された白色凝集物の分析結果から,リン除去に凝集的除去の寄与を確認した.次に,連続除去では,リン追加のタイミングを考慮する必要がある.そして,連続除去に適したリン濃度は低濃度ほど良好であった.
Keyword: リン除去, 水質,
GET PDF=06/06002-63.pdf
発表番号 4-25
Development of game simulation on groundwater conservation and resource management
UCHIDA Minoru [National Institute for Rural Engineering]
MATSUMOTO Sayaka [Tokyo University of Agriculture]
SHINOGI Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
NAKAMURA Mieko [Ryutsu Keizai University]
地下水保全と資源循環を題材としたゲームの開発
○内田 実 [(独)農村工学研究所]
松本 紗弥香 [東京農業大学]
凌 祥之 [(独)農村工学研究所]
中村 美枝子 [流通経済大学]
沖縄県宮古島では地下水汚染が問題となっており,市民,農家,行政の地下水保全に向けた具体的な取り組みが,ますます重要になっている。本研究では,農家や市民の行動(堆肥利用,下水道接続,植林活動,ふん尿放置,不法投棄等)をカードで抽象化し,その選択が個人の利益や地下水にどう影響するかを仮想体験し,環境保全に対する意識改革を目指すゲームを開発したので,その概要を紹介する。
Keyword: 地下水保全, 資源循環, ゲーム
GET PDF=06/06004-25.pdf
発表番号 企画4-02
Subsistence system characterized with diversified utilization of paddy fields: an observation in remote Yunnan, China
Nishitani_Masaru [ National Museum of Japanese History]
生業システムからみた水田利用の多様性−雲南国境地帯の棚田を事例として−
○西谷 大 [国立歴史民俗博物館考古研究系]
中国雲南省の者米谷では、9つの民族が雑居する。各民族は棚田を作ることでは共通するが、それぞれ多様な生業システムをもっている。その要因は生態的な環境の違いだけでなく、定期市によって各民族の生業戦略の差別化が促進されたことにある。者米谷の水田利用の多様性は、各民族の生業戦略が深く関係していると考えられる。
Keyword: 生業システム, 生業戦略, 交易
GET PDF=06/06S04-02.pdf
発表番号 3- 2
A study on improvement of water purification function that the materials have
Mizuno Takako [College of Bioresource Sciences,NIHON UNIVERSITY]
Ishikawa Shigeo [College of Bioresource Sciences,NIHON UNIVERSITY]
Nagasaka Shigeo [College of Bioresource Sciences,NIHON UNIVERSITY]
水質浄化資材の機能改善に関する研究
○水野 多香子 [日本大学生物資源科学部]
石川 重雄 [日本大学生物資源科学部]
長坂 貞郎 [日本大学生物資源科学部]
安価で入手が容易で、使用後は環境に問題なく自然系に還元できることを基本に据えた浄化資材の探索と、資材の浄化機能向上を高めることの検討を行った。本実験では、稲ワラ溶出液を木炭に施し、カラムに充填し検体液を循環させる実験を行った。窒素、リンの除去効果を検討した結果、稲藁溶出液に浸漬した木炭では、NO3−N、T−Nの除去率が100%になり、大きな除去効果が示された。
Keyword: 水質浄化, 浄化資材, 稲藁・木炭
GET PDF=05/05003-02.pdf
発表番号 4-25
A pattern of seasonal change of loach population in a drainage canal of a Yatsu paddy field, Chiba Prefecture
KOIZUMI Noriyuki [National Institute for Rural Engineering]
TAKEMURA Takeshi [National Institute for Rural Engineering]
OKUSHIMA Shuji [National Institute for Rural Engineering]
AIGA Hirohisa [National Institute for Rural Engineering]
YAMAMOTO Shori [Agriculture,Forestry and Fisheries Research Council]
EBIHARA Syu [Nippon Kaiyo Co., Ltd.]
谷津田域でみられた水路内のドジョウ個体数の季節変動パターン
○小出水 規行 [農業工学研究所]
竹村 武士 [農業工学研究所]
奥島 修二 [農業工学研究所]
相賀 啓尚 [農業工学研究所]
山本 勝利 [農林水産技術会議事務局]
蛯原 周 [日本海洋株式会社]
魚類生息場としての谷津田域の水路環境を解明するため、千葉県大栄町の土水路及びコンクリート製水路におけるドジョウ個体数の季節変動について調査した。2002年7月〜2004年6月、各月1回採捕した結果、土水路では滑らかな季節変動パターンが見られた。これに対し、コンクリート製水路では非灌漑〜灌漑初期(11月〜翌年5月)の個体数(特に未成魚及び稚魚)が大幅に減少する矩形型の変動パターンが確認された。
Keyword: 生態系, 魚類生息場, 農業排水路
GET PDF=05/05004-25.pdf
発表番号 企- 3- 2
KOMAMURA Masaharu [Tokyo University of Agriculture]
中間審査の実施に当たっての課題
○駒村 正治 [東京農業大学]
Keyword: , ,
GET PDF=05/05S03-02.pdf
発表番号 2-12
Recent Water Use Conditions in the Upper East Bank of the Chao Phraya Delta
Ueda Tatsuki [National Institute for Rural Engineering]
Ogawa Shigeo [National Institute for Rural Engineering]
Shioda Katsuro [The MWMS Project]
Pongsak Arulvijitskul [Royal Irrigation Department]
Phonchai Klinkhachorn [Royal Irrigation Department]
チャオプラヤデルタ上流東岸域における最近の水利用状況
〇上田 達己 [農業工学研究所]
小川 茂男 [農業工学研究所]
塩田 克郎 [タイ国水管理システム近代化計画プロジェクト]
Pongsak Arulvijitskul [タイ国王室灌漑局]
Phonchai Klinkhachorn [タイ国王室灌漑局]
タイ国チャオプラヤデルタ上流東岸域において,最近の水利用と耕作状況を調査した。その結果,幹線用水路の上流域が下流域に比べてより恵まれた水配分を受けていることが明らかとなった。さらに上流域の農民の多くは,私有管井戸から得られる水で用水路からの灌漑用水を補っていることが示唆された。このような水利用状況の差異は,上流域でより多くの農民が集約的な水田耕作を行っていることの原因の一つと考えられた。
Keyword: 水管理, 水田灌漑, タイ国
GET PDF=04/0402-12.pdf
発表番号 4-18
Microscopic Analysis of Compression Properties of Soils Mixed with EPS Using X-ray CT
KIMATA Takashi [Osaka Prefecture University]
KUWABARA Takao [Osaka Prefecture University]
YOKOTA Shinji [Osaka Prefecture University]
X線CTによるEPS破砕片混合土の圧縮特性に関する微視的検討
〇木全 卓 [大阪府立大学]
桑原 孝雄 [大阪府立大学]
横田 伸二 [大阪府立大学(大学院生)]
発泡プラスチック破砕片のような変形性粒子を含む混合土の圧縮特性について,一次元圧密試験の結果とX線CTによる画像解析から考察した.その結果,変形性粒子を含む場合には,通常の圧密理論に基づく体積圧縮に破砕片粒子の変形に起因する体積変化が付加され,それらは破砕片粒子自身の変形による体積圧縮とそれによって引き起こされる骨格構造の変形(体積減少)という2つの成分に分類できることが確認された.
Keyword: X線CT, 混合土, 圧縮特性
GET PDF=04/0404-18.pdf
発表番号 4-25
The Estimate of Limited Condition for Pipe in Tunnel −The Behavior of Buckling Analysis for Horseshoe-Shaped Pipe−
Inoue Koji [Kurimoto Plastics Co.,LTD ]
Mohri Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering ]
Tanaka Tadatsugu [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
Miyazaki Toru [Kurimoto Plastics Co.,LTD ]
Yoshihara Masahiro [Sumitomo Osaka Cement Co.,LTD]
パイプ・イン・トンネルの限界状態予測 −馬蹄形パイプの座屈挙動解析−
〇井上 孝治 [栗本化成工業]
毛利 栄征 [農業工学研究所造構部]
田中 忠次 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 徹 [栗本化成工業]
吉原 正博 [住友大阪セメント]
老朽化した水路トンネルの改修法として,馬蹄形管を使用した既製管挿入工法を導入するため,地盤を介した馬蹄形管への載荷問題についてFEM解析による検討を行った。土槽試験における2R馬蹄形塩ビ管の座屈挙動について解析を行い,土槽試験結果と対比したところ,天地,左右のたわみ量において土槽試験結果と良い一致を示し,さらに馬蹄形管の座屈モードを解析にて確認できる事が明らかとなった。
Keyword: 馬蹄形FRPM管, トンネル, 解析
GET PDF=04/0404-25.pdf
発表番号 2-12
Measurement of slaking or collapse settlement of soil with
Noriyoshi-YAMADA [Faculty of agriculture,Kagawa]
局方崩壊試験法による土壌のスレーキングの測定
○山田宣良 [香川大学農学部]
局方崩壊試験法によって、スレーキング、コラップス沈下と形態が異なる土壌の崩壊度を測定し條I変化L機物量との関係yー水接触角との関係を検証した。その結果xとの相関が高いのは接触角であり齊似閧A続して行える局方崩壊試験法が有意義連続して行える局方崩壊試験法が有意義であることが判明した。
Keyword: スレーキング, コラップス沈下, 崩壊試験
GET PDF=03/0302-12.pdf
発表番号 4-25
Consideration on time-dependent behavior of clay with inter-connected consolidation test
Takehisa Hidaka [Graduate School of Natural Sci.]
Shin-ichi Nishimura [Graduate School of Natural Sci.]
Yasuo Murayama [Faculty of Environmental Science and Technology]
Akira Murakami [Graduate School of Natural Sci.]
分割型圧密試験による粘性土の時間依存性の考察
○日高 健寿 [岡山大学大学院自然科学研究科]
西村 伸一 [岡山大学大学院自然科学研究科]
村山 八洲雄 [岡山大学 環境理工学部]
村上 章 [岡山大学大学院自然科学研究科]
粘性土の時間依存性挙動を観察する試験として,分割型圧密試験がよく用いられる.本研究の目的は,時間依存性を表現するより簡便なモデルを開発することである.今回はその基礎研究として,2種類の粘土試料を用いた分割型圧密試験を行い,試験結果の逆解析を行った.変位に適合する体積圧縮係数と透水係数を用いた線形弾性理論による解析値と実測値との比較により,間隙水圧の消散速度が沈下速度に対して大きいことを確認した.
Keyword: 分割型圧密試験, 時間依存性, 逆解析
GET PDF=03/0304-25.pdf
発表番号 2-35
Estimation of stress field of granular assemblage under shearing
Takashi Murakami [Graduate School of Natural Sci. & Tech., Okayama Univ.]
Akira Murakami [Graduate School of Natural Sci. & Tech., Okayama Univ.]
Muneo Hori [Earthquake Research Institute, The Univ. of Tokyo]
Hide Sakaguchi [CSIRO]
せん断変形下での粒状材料集合体の応力場推定
○村上 貴志 [岡山大学大学院自然科学研究科]
村上 章 [岡山大学大学院自然科学研究科]
堀 宗朗 [東京大学地震研究所]
阪口 秀 []
等価介在物法によりアルミ棒積層体を用いた落とし戸実験における応力場の逆解析を行った。等価介在物法では非弾性構成則が未知でも、変位場と境界条件から領域内部の応力場が推定できる。測定されたアルミ棒中心の変位場と境界での表面力を用いて解析を行った結果、局所変形が起こる領域周辺に応力集中が見られた。またDEMにより同様の数値実験を行い、粒子間接触力を応力に換算し、等価介在物法による応力場との比較を行った。
Keyword: 粒状体, 等価介在物法, 個別要素法
GET PDF=02/0202-35.pdf
発表番号 4-25
Study on the Possibility of Using Artificial Stone from MSW for Construction Material
Masafumi Kitatsuji [Miyagi Agricultural College]
Yoshisada SOGA [Pacific Metals Co.,Ltd]
Matsuru UMEMOTO [Fuji Electric Co.,Ltd]
都市ごみを原料とした人工石の建設材料としての利用の可能性
○北辻 政文 [宮城県農業短期大学]
曽我 義貞 [大平洋金属(株)]
梅本 真鶴 [富士電機(株)]
本研究では,ごみ焼却灰を溶融し,これをゆっくり冷却,結晶化させた人工石について建設資材としての利用の可能性を検討した。人工石の形状および大きさはモールドの形状を変えることにより自由に作製できる。また,硬化過程において,植物の成長に必要なミネラル等をトッピングができることから生態系にやさしい資材となりうる可能性がある。本報では,FeOをトッピングした人工石の漁礁材へ応用した事例を中心に紹介する。
Keyword: 人工石, MSW, 建設材料
GET PDF=02/0204-25.pdf
発表番号 4-25
A Study of Light-Weight Mixed Soil Using Crushed Expanded Plastic Wastes -Consolidated-Undrained Triaxial Compression Characteristics under Saturated Condition-
TAKAO KUWABARA〔Graduate School of Agriculture and Biological Sciences,Osaka Prefecture University〕
TAKASHI KIMATA〔Graduate School of Agriculture and Biological Sciences,Osaka Prefecture University〕
MASAKO FUJISHIGE〔Graduate School of Agriculture and Biological Sciences,Osaka Prefecture University〕
廃棄発泡プラスチック破砕片を用いた軽量混合土に関する研究-飽和状態における圧密非排水三軸圧縮試験-
桑原 孝雄〔大阪府立大学大学院農学生命科学研究科〕
木全 卓〔大阪府立大学大学院農学生命科学研究科〕
○藤重 真紗子〔大阪府立大学大学院農学生命科学研究科〕
廃棄発泡プラスチック破砕片を軽量地盤材料として再利用する可能性を検討するため、これを用いた軽量混合土の圧密非排水三軸圧縮試験を行い、圧密・せん断特性を明らかにした。その結果、混合土は土よりも約35%の軽量化が可能であり、圧縮性で約2.5倍大きくなるが、有効応力で見た場合の強度定数はほぼ同じであることがわかった。
Keyword: 軽量混合土, 廃棄発泡プラスチック, 圧密非排水三軸圧縮試験
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発表番号 4-25
二次元集中流地盤の浸透破壊特性
○田中 勉〔神戸大学農学部〕
豊川 貴也〔神戸大学農学部〕
複列矢板内への二次元集中流によって、地盤の浸透破壊に対する安定性が低下する。二次元集中流の効果が現れる条件は、不圧地下水の帯水厚さ、掘削深さ、掘削幅(全幅)2B、矢板の根入れ深さDなどによって異なるので一概に言えないが、ここで取り扱ったモデル地盤の場合、掘削半幅Bと層厚Tの比が大きいとき(B/T≧2.5)には二次元流状態であるが、小さくなる(B/T<1.5)につれて二次元集中流の影響が大きくなることがわかった。
Keyword: 地下浸透・地下水流動, ,
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発表番号 4-25
河川流域の土地利用と地域環境に関する研究−石狩川水系千歳川流域の事例−
矢沢 正士〔北海道大学大学院農学研究科〕
○近藤 智〔北海道大学大学院農学研究科〕
川村 敦〔北海道大学農学部〕
人間活動による開発と地域環境の関係を河川流域別に明らかにするため、石狩川水系・千歳川流域事例とし、支流河川別に土地利用状況、土地利用変化、水質環境(BOD、DO、EC)について検討を行った。都市域を含む河川流域では大きな土地利用変化が見られ、いずれも都市的土地利用率が増加していた。また、水質環境との関連では、都市的な開発よりも農業的な開発が行われた地域の方が水質環境に関する問題点は多いと考えられる。
Keyword: 河川流域, 土地利用, 水質
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発表番号 4-25
均平作業からみた大区画水田の区画形状
農工研 長利 洋
大区画水田の区画形状について、均平作業の負担(運土仕事量=切盛り土量×運搬距離)の視点から検討した結果、以下のことが明らかになった。ゞ冓榛邏箸良蘆瓦蓮同じ水田面積でも区画形状により大きく異なる。均平作業の負担の違いは、主として土を運搬する距離による。D絞嫩垢長い区画においては、均平状態の僅かな相違が均平作業では大きな負担の違いとなって表れてくる。
Keyword: 大区画水田, 区画形状, 均平作業
GET PDF=
発表番号 4-25
農業用溜池の水位と水質変化−農業水利施設の多目的利用(1)−
弘前大学農学部 ○工藤 明
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発表番号 4-25
北海道内の水田パイプラインにおける流量変動
北海道開発局開発土木研究所 中村和正
Keyword: 水田潅漑, 潅漑施設, 用水管理
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