発表番号 [6-05]
Durability improvement of irrigation facility by planting works in Ghana
DAN haruyuki[JAPAN INTERNATIONAL RESEARCH CENTER FOR AGRICULTURAL SCIENCES]・HIROUCHI Shinji[JAPAN INTERNATIONAL RESEARCH CENTER FOR AGRICULTURAL SCIENCES]・OFORI Emmanuel[KWAME NKRUMAH UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY]・HIROSE Chikako[JAPAN INTERNATIONAL RESEARCH CENTER FOR AGRICULTURAL SCIENCES]
ガーナ国における植生工による水田水利施設の崩壊耐久性向上
團 晴行[(独)国際農林水産業研究センター]・廣内 慎司[(独)国際農林水産業研究センター]・オフォリ エマニュエル[クワメ・エンクルマ工科大学]・廣瀬 千佳子[(独)国際農林水産業研究センター]
ガーナ内陸低湿地では、日常的に生じる激しい降雨や維持管理不足などの理由により、水田水利施設が機能を満足に発揮していない状況にある。このため、農民自らの技術で造成可能で、かつ持続的に維持管理ができる低コスト水利施設の開発に取り組んでいる。現地に自生する植物資源を利活用した用排水路や水田畦畔の補強対策工について、植生工を施した施設性能が湛水時や洪水時においても保持されるか否かを評価した。
Keyword: 緑化, 土壌侵食, 圃場整備
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発表番号 [6-05]
Improvement effect of T-N concentration in river water at normal water level due to creation of fertilization and irrigation plant
Yamazaki Yuri・Muneoka Toshimi・Kimura Masato・Tsuji Osamu・
[The United Graduate School of Agricultural Sciences, Iwate University・Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine]
肥培かんがい施設の新設に伴う平水時河川水中の全窒素濃度の改善効果
山崎 由理・宗岡 寿美・木村 賢人・辻 修
[岩手大学大学院連合農学研究科・帯広畜産大学]
北海道釧路総合振興局内の林野・酪農小流域(4流域)で1993〜2013年の20年間に河川水中の全窒素濃度をモニタリングした。この間,酪農3流域の草地面積・乳用牛飼養頭数に大きな変化はないが,家畜排せつ物法の完全適用をはじめ国営環境保全型かんがい排水事業が実施された2000年代中盤以降,河川水中のT-N濃度は低下傾向を示した。これは,肥培かんがい施設の新設に伴う改善効果の一つである。
Keyword: 酪農小流域, 肥培かんがい施設, 全窒素濃度
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発表番号 [6-05]
Temporal Evaluation of a Farmer Managed Irrigation System by Using Comparative Indicators
Chisomo P. Kumbuyo [The United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University]
Kitamura Yoshinobu [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Shimizu Katsuyuki [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Hiroshi Yasuda [The National University Corporation Arid Land Research Center Tottori University]
Inter annual-Fluctuation of Rainfall Time Series in Malawi; An Analysis of Selected Areas
○Chisomo KUMBUYO [The United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University]
Yoshinobu KITAMURA [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Katsuyuki SHIMIZU [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Hiroshi YASUDA [The National University Corporation Arid Land Research Center Tottori University]
マラウィ国では農業が主要産業であり,作物生産や作物の選択は気候や土壌に大きく規定される。そのため,降水量の時空間特性を把握することは極めて重要である。そこで,本研究では,マラウィ国内9カ所の雨量観測所における30年間以上の月降雨量データを用いて,降水量の季節および経年変動を季節指数(SI),降雨集中指数(PCI)を用いて分析したので報告する。
Keyword: Rainfall fluctuation, Seasonal index, precipitation concentration
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発表番号 [6-5]
Functions of Flood Storage by Paddies Detected in 2011 Catastrophic Inundation in the Chaophraya River Basin
Masumoto Takao [National Institute for Rural Engineering]
VONGPHET Jutithep [University of Tsukuba]
Minakawa Hiroki [National Institute for Rural Engineering]
Horikawa Naoki [National Institute for Rural Engineering]
2011年チャオピヤ川大氾濫にみる水田貯留の果たした役割
○増本 隆夫 [(独)農研機構 農村工学研究所]
ボンテップ・ジュティテップ [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
皆川 裕樹 [(独)農研機構 農村工学研究所]
堀川 直紀 [(独)農研機構 農村工学研究所]
2011年に発生したタイ国チャオプラヤ川流域の大氾濫をとりあげ,大きく報道された都市部の大氾濫に対して,水田地帯の洪水貯留が全体の氾濫現象の中でどのような役割を果たしたかについて検討を行った。その結果,水田地帯が受け持った氾濫水貯水の効果を具体的に数値で示した上で,同様に大氾濫を被った水田地帯が都市部の氾濫水の貯留や氾濫水の遅延化に大きく貢献し,下流バンコクの氾濫被害を軽減したことを示した。
Keyword: 水田氾濫, 都市氾濫, 水田の遊水地機能
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発表番号 [6-05]
Examination of Coordination between Rural Communities to Implement Countermeasures against Agricultural Damage by Wildlife -A Case Study in Kozagawa Town, Wakayama Prefecture-
HIGASHIGUCHI_Akiko [Faculty of Agriculture, Kyoto University]
TAKEYAMA_ Emi [Faculty of Agriculture, Ehime University]
KUKI_Yasuaki [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
獣害対策の集落間連携の可能性に関する試行的研究―和歌山県東牟婁郡古座川町を事例に―
東口阿希子 [京都大学農学部]
武山絵美 [愛媛大学農学部]
○九鬼康彰 [京都大学大学院農学研究科]
本研究では中山間地域の一つの自治体を対象に,集落を単位とする人手や地形等の指標から獣害対策実施のポテンシャルを評価し,その評価を基に集落同士が連携して対策を行える可能性について検討を行った.分析の結果,連携の必要性と取り組み易さがともに高く連携を推進すべき地域がある一方,特にサルの追い払いの連携については集落間の距離が制約になり,連携そのものを検討できる可能性が低いことが明らかになった.
Keyword: 獣害対策, 集落間連携, 和歌山県
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発表番号 [6-05]
Attempt to measure of Participation Potential of Social Group in Rural Community to the Environmental Conservation Activities
Shigeoka Tetsushi [National Institute for Rural Engineering]
Yamamoto Tokuji [National Institute for Rural Engineering]
Kurita Hideharu [National Institute for Rural Engineering]
農村における社会集団の環境保全活動への参加性向測定の試み
○重岡 徹 [(独)農研機構 農村工学研究所]
山本 徳司 [(独)農研機構 農村工学研究所]
栗田 英治 [(独)農研機構 農村工学研究所]
地域の主体的な環境保全活動の円滑な推進のためには、活動の担い手となる地域社会集団の保全活動への参加性向を事前に把握し、環境資源と社会集団の活力を総合化した活動推進手法を開発する必要がある。本報告では、社会集団の活動参加性向の測定法を開発する上での基礎情報となる社会集団の社会的活力を把握するための調査方法を考案する。
Keyword: 農村振興, 社会的活力, 集団構造
GET PDF=10/10006-05.pdf
発表番号 [企-6-5]
A study of crack control on a surge tank contsruction
INOTANI KOJI [Hokuriku Regional Agricultural Administration Office Kuzuryu-gawa-karyuu National Irrigation Project Office]
MINOYA SHIGEJI [Hokuriku Regional Agricultural Administration Office Kuzuryu-gawa-karyuu National Irrigation Project Office]
YUUKI KOJI [Hokuriku Regional Agricultural Administration OfficeLand Improvement General Offic]
調圧水槽工事のひび割れ制御(コンクリート構造物)の検討
○猪谷 幸司 [北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所]
美濃谷 茂次 [北陸農政局 九頭竜川下流農業水利事業所]
結城 耕治 [北陸農政局 土地改良技術事務所]
十郷用水路調圧水槽建設工事は、壁高30.0m内径36.0m総貯水量約30,000m3の現場打PC構造物である。側壁の部材厚が0.55mのマスコンクリート構造物であり、最大で30mの水圧がかかることから、ひび割れが発生した場合は水漏れが懸念され、長期的な耐久性の問題も生じる。本報告は、構造物の温度ひび割れ解析を実施し、ひび割れ抑制対策施工の結果を紹介するものである。
Keyword: 鉄筋コンクリート, 配合設計, 工法・施工
GET PDF=10/10S06-05.pdf
発表番号 [6-5]
Risk evaluation and reliability-based design of earth-fill dams for overflow due to heavy rains
Nishimura Shin-ichi [Okayama University]
Mori Shunsuke [Okayama University]
Fujisawa Kazunori [Okayama University]
Murakami Akira [Okayama University]
豪雨時の越流被害に対するため池堤体の信頼性設計
○西村 伸一 [岡山大学]
森 俊輔 [岡山大学]
藤澤 和謙 [岡山大学]
村上 章 [岡山大学]
ため池は,江戸時代以前に建造されたものも多く,老朽化が激しく,豪雨によって毎年ため池が決壊するという事態が起こっている.ため池が決壊することにより周辺地域に災害が確実に及ぶことになる.本研究では,周辺への被害額を考慮して,改修の判定基準を決定する際の,豪雨時におけるため池堤体の越流のリスク評価を目的とする.ここでは,改修の前後における総コストの計算を行い,余水吐の改修効果について議論する.
Keyword: ため池, 越流確率, 信頼性設計
GET PDF=09/09006-05.pdf
発表番号 [企-6-5]
Wildlife issues under depopulating society: a case study of human-monkey conflicts in Shirakami Mountains
ENARI Hiroto [Primates Research Institute, Kyoto University]
人口減少社会における野生動物問題〜白神山地におけるニホンザル問題を事例に〜
○江成 広斗 [京都大学霊長類研究所 ]
人口減少や高齢化が進行した地域において、「集落を今のまま維持すること」を前提として、当該野生動物種からの農作物被害や生活被害を効果的に軽減することは困難になりつつある。本発表では、白神山地におけるニホンザル問題を事例に、集落撤退を視野に入れたより柔軟な農村計画が野生動物管理にもたらすメリットを整理した。
Keyword: 生態系, 集落計画, 社会計画
GET PDF=09/09S06-05.pdf
発表番号 [6-5]
Anisotropic permeability of soil in two dimensional concentrated flow condition
Tanaka Tsutomu [Kobe University]
Horii Keishi [Kobe University]
Doi Hisashi [Kobe University]
Inoue Kazuya [Kobe University]
二次元集中流地盤の異方透水特性
田中 勉 [神戸大学大学院農学研究科]
堀井 敬之 [神戸大学農学部]
○土居 央 [神戸大学大学院農学研究科]
井上 一哉 [神戸大学大学院農学研究科]
異方透水性の浸透破壊安定性への影響について考察し、異方透水性の値が大きくなるほど限界水頭差が小さくなり、異方透水性の値が0.33〜2の範囲で限界水頭差に急激な減少があることを明らかにした。22ケースの実験地盤について、実際に試料を採取し異方透水性の値を求め、平均的に水平方向の透水係数が鉛直方向よりも大きいこと(異方透水性の値は1.18)、目視法や逆解析法で得られた異方透水性の値とほぼ同じ値であることがわかった。
Keyword: 二次元集中流地盤, 異方透水係数, 浸透破壊安定性
GET PDF=08/08006-05.pdf
発表番号 (6-5)
Full-scale overflow-induced collapse test on full-scale earth dam allowing overtopping
MATSUSHIMA Kenichi [National Institute for Rural Engineering]
YAMAZAKI Shinji [Mitsui Chemicals Industrial Products, Ltd.]
MOHRI Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
HORI Toshikazu [National Institute for Rural Engineering]
Ariyoshi Mituru [National Institute for Rural Engineering]
GOTOH Masahiro [National Institute for Rural Engineering]
TATSUOKA Fumio [Tokyo university of science]
実規模大の越流許容型ため池堤体の越流破堤実験
○松島 健一 [(独)農村工学研究所]
山崎 真司 [三井化学産資株式会社]
毛利 栄征 [(独)農村工学研究所]
堀 俊和 [(独)農村工学研究所]
有吉 充 [(独)農村工学研究所]
後藤 眞宏 [(独)農村工学研究所]
龍岡 文夫 [東京理科大学]
段階的に越流水深を増加させたため池堤体の越水破堤実験を実施した。実大規模の模型堤体は堤高3.5 m、幅2.3 m、下流勾配が1:1.2(鉛直:水平)である。越水時の流況や土嚢の損傷などの観察によると,越流水深によって堤体の損傷パターンが異なり、侵食の進行度合いが異なることがわかった。そして、実用的な観点から、中程度の越流水深では十分な耐越水性があること、大きな越流水深では侵食の進行が遅くなることが認められ、ジオシンセティックスで補強されたため池堤体は越流に対して有効であることが明らかとなった.
Keyword: ため池, 越流, 土嚢
GET PDF=07/07006-05.pdf
発表番号 6-5
Studies on Planting Blocks considering Lightweight
Takefumi Nakazono [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
Masayuki Oyamada [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
Hitone Inagaki [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
Yasuhiro Akiyoshi [Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
軽量化を考慮した植栽ブロックに関する研究
○中園 健文 [宮崎大学農学部]
小山田 正幸 [宮崎大学農学部]
稲垣 仁根 [宮崎大学農学部]
秋吉 康弘 [宮崎大学農学部]
法面等における施工や維持管理に必要な雑草防除の負担軽減を目的として籾殻を混入した植栽ブロックの植栽実験や物理実験等を行った.その結果,発芽勢,発芽率については消毒を施した方が良好であり,消毒しない場合では籾殻の多いブロックが良好であった.吸水速度,保水率については籾殻の少ない方が良好であった.また,質量の10倍程度の荷重に耐える強度を有していることから施工作業では崩壊し難いブロックであるといえる.
Keyword: 植栽ブロック, 竹炭, 籾殻
GET PDF=06/06006-05.pdf
発表番号 企画16-05
Characteristics of Denitrification of Tidal Bottom-sediment in the Inner Part of Ariake Sea
Koga Akane [The United Graduate of Agricultural Sciences, Kagoshima University]
[]
[]
有明海奥部における干潟域底質の脱窒特性について
○古賀 あかね [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
瀬口 昌洋 [佐賀大学農学部]
郡山 益実 [佐賀大学農学部]
本研究では、有明海干潟域底質の浄化能力を脱窒という観点から検討した。各底質試料について、アセチレン阻害法を用いた脱窒量の測定とMPN法を用いた脱窒菌の計測、底質試料のEh・底質間隙水中の硝酸濃度・含泥率・強熱減量(IL)の測定を行った。その結果、脱窒速度・脱窒菌数ともに秋季に高い値を示した。また、脱窒菌数の分布は、RPD層の分布に対応して変動した。さらに、脱窒活性は、底質環境に大きく左右された。
Keyword: 有明海, 脱窒, アセチレン阻害法
GET PDF=06/06S16-05.pdf
発表番号 6- 5
The Application of Renewal Method(Danby Method) to The Inside Pressure Pipe
SUZUKI KOUSUKE [Kubota-C.I.Co.,Ltd]
YANAGAWA MASAKAZU []
MIURA HITOSHI []
管きょ更生工法(ダンビー工法)の内圧管への適用
○鈴木 晃介 [クボタシーアイ株式会社]
柳川 正和 [株式会社クボタ建設]
三浦 仁 [株式会社大阪防水建設社]
近年、農業用水管きょの更生が増加してきているが、既設管の強度を考えない設計が多く、更生部材のみで自立させることが求められる場合がある。管きょの非開削更生工法であるダンビー工法では、外圧および内水圧に対して更生部材だけで抵抗することが困難な場合がある。そこで、鋼製の補強リングを用いて更生部材のみで外圧および内水圧に対して抵抗する方法を考案し、その実証実験を行い有効性を確認した。
Keyword: 工法・施工, ,
GET PDF=05/05006-05.pdf
発表番号 企- 6- 5
Adaptive land selection of farming zone using remote sensing technology
Hoshi Takashi [Ibaraki University]
リモートセンシング技術による農耕地区の適地選定
○星 仰 [茨城大学工学部]
生産地域の気象条件や立地条件は、わが国の主穀物である水稲・小麦などの生産高に影響を及ぼす。生産地域には、立地条件に適した農作物があり、これがどのような時期にどのような種類の作物が適しているかをコンピュータ上でシュミレーションできる。本セッションでは、気象や地表の情報を用いて、わが国のユビキタス社会でのリモートセンシング技術による農耕地区の適地選定をモデル化して考察する。
Keyword: 複作物敵地選定, 遺伝的アルゴリズム, 最適化問題
GET PDF=05/05S06-05.pdf
発表番号 6- 5
Seasonal Change of Water Quality in Irrigation Ponds
kakihara toshiko [The United Granduate School of Agricultural Sciences, Ehime University]
fujihara masayuki [Faculty of Agriculture, Ehime University]
fukushima tadao [Faculty of Agriculture, Ehime University]
tomioka kazuhiro [Granduate School of Agricultural Science, Ehime University]
農業用ため池における水質の季節変化
〇垣原 登志子 [愛媛大学大学院連合農学研究科]
藤原 正幸 [愛媛大学農学部]
福島 忠雄 [愛媛大学農学部]
冨岡 和博 [愛媛大学大学院農学研究科]
農村地域の混住化の進展や生活様式の変化により,閉鎖水域では富栄養化などによる水質悪化が問題となっている.本報では愛媛県松山市北梅本地区のため池群の中から,1・2番目に大きい池を選定し,栄養塩,植物プランクトン等の調査をおこなった.調査結果より,夏季に水温躍層が形成されること,栄養塩濃度は循環期と停滞期では池内の分布が異なること,P制限により植物プランクトンの数が少ないことがあきらかになった.
Keyword: 栄養塩, 溶存酸素, 植物プランクトン
GET PDF=04/0406-05.pdf
発表番号 6-5
A Study on Understandings and Management of Homestead-woodland by Residents in Isawa-cho, Iwate Prefecture
Miki OTA [Guraduate School of Agriculture,IBARAKI Univ.]
Hisashi KOBAYASHI [School of Agriculture,IBARAKI Univ.]
住民の認識・利用管理を考慮した屋敷林の分類及びその特性に関する研究〜岩手県胆沢町の屋敷林を事例として〜
○太田未来 [茨城大学大学院農学研究科]
小林久 [茨城大学農学部]
屋敷林保全を実効性のあるものとするために、岩手県胆沢町を対象に地理、水利史、屋敷林の形態を把握した上で特徴の異なる3集落を選定し、住民へのヒアリング調査を行い、住民の認識、利用管理の違いから屋敷林を7グループに分類し、特性を明らかにした。続いて全戸対象にアンケートを実施し、分類の特性を検証した。これらの結果から屋敷林保全には、屋敷林と住民との関わり方を考慮した方策の検討が必要であると考察した。
Keyword: 屋敷林, 住民認識, 農村景観
GET PDF=03/0306-05.pdf
発表番号 6-5
Actual Condition and the Task Ahead of Community Agreement Farming for Better Farm Management
Kenji_ISHIDA [National Institute for Rural Engineering]
Akiko_YOSHIMURA [National Institute for Rural Engineering]
農地管理の向上を目指した集落協定の締結状況と課題
○石田 憲治 [農業工学研究所]
吉村 亜希子 [農業工学研究所]
平成12年度から実施の中山間地域等直接支払制度においては、初年度1,676市町村で25,621件の集落協定が締結された。全国平均値でみた集落協定1件当たりの対象面積は約21ha、参加者1人当たりの交付金額は約8.5万円であった。水田を主体に、畑地では急傾斜地等支払単価の高い圃場を中心に締結が進んだ。協定締結を契機としたコミュニティ活性化効果も指摘されるが、一部では地域住民主導への誘導が必要である。
Keyword: 中山間地域, 集落協定, 農地管理
GET PDF=02/0206-05.pdf