発表番号 [6-19(P)]
Experimental Studies on the Environmental Preference of Freshwater mussels(Nodularia nipponensis)
OHNISHI Masataka[Akita Regional Development Bureau,Akita Prefectural Government]・UTSUMI Kayo[Tohoku Regional Agricultural Administration Office,Ministry of Agriculture,Forestry and Fisheries]・ENDO Akira[Faculty of Agriculture and Life Science,Hirosaki University]・KAKINO Wataru[Kitasato University School of Veterinary Medicine]・INOUE Makoto[Faculty of Bioresource Science,Akita Prefectural University]・NAGAYOSHI Takeshi[Faculty of Bioresource Science,Akita Prefectural University]
タテボシガイの環境選好性に関する実験的研究
○大西 将嵩[秋田県秋田地域振興局]・宇積 佳代[東北農政局]・遠藤 明[弘前大学]・柿野 亘[北里大学]・井上 誠[秋田県立大学]・永吉 武志[秋田県立大学]
本研究では,八郎湖産タテボシガイの底質選好性および光反応性について実験的に検討した。その結果,自ら移動した個体の多くは、足が砂側にあると砂の方へ,泥側にあると泥の方に移動すること,また,光反応性についても,足が明部側にあると明部の方へ,暗部側にあると暗部の方へ移動することがわかった。以上のことから,本種の環境選好性は底質や光に大きな影響を受けず,その行動は個体の方向に関係することが明らかになった。
Keyword: タテボシガイ,底質選好性,光反応性, ,
GET PDF=23/6-19(P).pdf
発表番号 [6-19(P)]
Successful management of development assistance of social common capital succession based on national and historical views-Zimbabwe's Japan's Grand Aid irrigation contributes to securing additional food and lives for an estimated 3,000 people-
○Ryosuke Moritaki[Former JICA EXPERT]
国家観・歴史観に基づく社会的共通資本継承・マネジメント成功開発支援−ジンバブエ国わが国無償灌漑で推計3000人分の食と命の新たな確保に貢献−
○森瀧 亮介[元JICA専門家]
発表者は、ジンバブエというアフリカの中でも植民地化とアパルトヘイトにより人間の尊厳が阻害されてきた国で、関係者全面的支援を受けてわが国無償灌漑事業を成功させ、農業大臣から表彰。途上国の開発支援には、課題顕在化に至る歴史的要因を踏まえ、国家観・歴史観に基づく人間の尊厳を尊重し、適切な役割分担とマネジメントに基づく開発援助が重要なことを報告。
Keyword: 農村計画,社会計画, ,
GET PDF=22/[6-19(P)].pdf
発表番号 [2-61]
Interannual relationship between discharge and load
Akio TADA[Graduate school of agricultural science, Kobe university]・Haruya TANAKAMARU[Graduate school of agricultural science, Kobe university]
年負荷量と年流量の関係について
○多田 明夫[神戸大学大学院]・田中丸 治哉[神戸大学大学院]
集水域からの年間総流出負荷量の簡易推定のため,年間総流量との関係を,米国の10流域の複数年にわたる日単位データから調べた。多くの項目・流域で,両者のべき乗型LQ式の指数パラメータの値が,瞬間流量と瞬間流出負荷量の間に一般的に成立するべき乗型LQ式での値より小さく,豊水年における物質供給能力の低下に応じたものと思われる。これは複数年の負荷量評価は複数年のモニタリングを必要とすることを意味する。
Keyword: 総排出負荷量、LQ式, Rating curve, 原単位
GET PDF=21/[2-61].pdf
発表番号 [6-19(R)]
Study on influence that sixth industry gives to the rural society - Cases of rural areas in South Korea -
Hagyeol YOU[ChungNam Institute]・Seungseok HAN[ChungNam Institute]・Masahiro NAKAJIMA[Graduated School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]
6次産業化が農村社会に及ぼす影響に関する考察−韓国の農村集落を事例として−
○劉 鶴烈[忠南研究院]・韓 承錫[忠南研究院]・中島 正裕[東京農工大学大学院]
韓国では、2010 年代に入ってから農家所得の増大、農村地域での新しい働き場の創出及び農村経済の多角化などを狙った6次産業化の取り組みが全国に広がりつつある。これに伴い、関連する補助事業も多様となっている。そこで本報では、6次産業化による韓国の農村集落に与えた影響について経済的側面、社会的側面、地域住民の暮らしの側面から明らかにすることを目的とした。
Keyword: 農村集落, 6次産業化, 農村経済活性化
GET PDF=21/[6-19(R)].pdf
発表番号 [S-3-4]
Construction of J-WEPP to predict soil erosion (water erosion) in Japanese cropland
Gen Machida[Graduate School of Regional Development and Creativity, Utsunomiya University]・Kazutoshi Osawa[Faculty of Agricultur, Utsunomiya University]・Hiroyuki Matsui[Faculty of Agricultur, Utsunomiya University]
日本国内の農地における土壌侵食(水食)を予測するためのJ-WEPPの構築
町田 元[宇都宮大学大学院]・大澤 和敏[宇都宮大学]・松井 宏之[宇都宮大学]
本研究では,USDA(米国農務省)が開発した既存の土壌侵食・土砂流出解析モデルであるWEPP (Water Erosion Prediction Project)を基に,国内における土壌侵食の実態を表現するためのシミュレーションモデルを開発する.また作成したモデルを用いて,沖縄県の赤土流出問題の対策を検討する.セッションでは,研究の背景と意義,具体的な展望を紹介する.
Keyword: WEPPモデル, 赤土流出, モデリング
GET PDF=19/S-3-4.pdf
発表番号 [2-25(P)]
Evaluation of the potential of Hunting Local Association in Aomori Pref. for executing the measures against sika-deer damage
Susumu Tsubuku[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Rieko Takamatsu[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Ayumi Okada[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Atsushi Mori[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Hiriyuki Ochiai[School of Veterinary Medicine, Kitasato University]・Toshihiro Hattori[School of Agriculture, Meiji University]
青森県猟友会支部のニホンジカ対策への実践力の評価
津布久 奨[北里大学]・高松 利恵子[北里大学]・岡田 あゆみ[北里大学]・森 淳[北里大学]・落合 博之[北里大学]・服部 俊宏[明治大学]
青森県ではニホンジカの被害拡大が憂慮されており,その対策の担い手となるのは青森県猟友会であるが,猟友会支部の活動の実態が明らかではなかった.支部別の実践力を評価することを目的とした.猟友会支部会員の減少率に地域差があり,県南地域での会員数減少が大きいことが示された.アンケートより支部活動に差があることがわかり,活動の活性度が低い支部に優先的に行政による支援や人材の育成が必要であることを提案した.
Keyword: 獣害, 狩猟者, ニホンジカ
GET PDF=18/2-25(P).pdf
発表番号 [6-19(P)]
Assessment of small hydropower project as a local resource in terms of residence
Kazuki Miyai[Gifu Prefecture]・Keigo Noda[]・Kengo Ito[]・Masateru Senge[]
地域資源としての小水力発電事業の住民視点による評価
見屋井 一輝[岐阜県]・乃田 啓吾[]・伊藤 健吾[]・千家 正照[]
本研究では,小水力発電事業が導入されている3地域を対象にアンケート調査を実施した.その結果,トップダウンの事業で合意形成が十分でない場合と比較して,ボトムアップで住民との合意形成を十分に図った事業では,地域の需要に対応した運用がなされ,それが住民からの高い事業評価にも結びついていることが分かった.また,地域住民に十分に理解された事業であれば,普及啓発の効果が高まる可能性が示された.
Keyword: 小水力発電, 地域資源, 住民視点
GET PDF=18/6-19(P).pdf
発表番号 [2-30]
Study on safety of digested slurry from methane fermentation of garbage and its fertilizer effects on leaf vegetables in Ho Chi Min City, Vietnam
Oritate Fumiko[Institute for Rural Engineering, NARO]・Yamaoka Masaru[Institute for Rural Engineering, NARO]・Nakamura Masato[Institute for Rural Engineering, NARO]
ベトナムホーチミン市における生ごみメタン発酵消化液の液肥としての安全性とからし菜への肥効の検討
折立 文子[農村工学研究部門]・山岡 賢[農村工学研究部門]・中村 真人[農村工学研究部門]
ベトナム国ホーチミン市における生ごみメタン発酵消化液の液肥としての安全性とからし菜に対する肥効について検討を行った。消化液中の重金属および細菌類は現地の肥料登録における制限値未満であり,肥料としての安全性の具備が確認できた。また,栽培試験の結果から,消化液は肥料として有効であり,施肥時の作物の必要窒素量を満たすような施肥設計により,化学肥料と同等の収量や生育効果が得られる可能性が示された。
Keyword: 生ごみメタン発酵, ,
GET PDF=17/2-30.pdf
発表番号 [6-19]
Characteristics of radioactive Cs in stream discharge from a small forest in Fukushima
Nishimura Taku[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Hamamoto Shoichiro[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Shinohara Kai[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Nihei Naoto[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
福島県の森林小流域から流出する放射性Csの特徴
西村 拓[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・篠原 魁[東京大学大学院]・二瓶 直登[東京大学大学院]
福島県飯舘村内の森林小流域で流出水の水位、濁度を連続的にモニタリングするとともに、採水器で一定の水位を超えた時に採水した。モニタリングデータは、携帯電話を通じてサーバーに転送され、web上で確認できる。6月から11月まで6か月間の降雨1103mmのうち、702mmが流出した。流出水と共に、1743MBqの137Csが流出した。これは、沈着量の0.1~0.4%に相当する。
Keyword: セシウム, 森林, 流出
GET PDF=17/6-19.pdf
発表番号 [6-19]
A Study on Soil Water Management Method of FOEAS Field for Upland Use
MIYAMOTO Teruhito[Institute for Rural Engineering, NARO]・KAMEYAMA Koji[Institute for Rural Engineering, NARO]・IWATA Yukiyoshi[Institute for Rural Engineering, NARO]・NARUOKA Michio[Institute for Rural Engineering, NARO]
FOEAS圃場の転換畑利用時の作土層の水分管理方法に関する研究
宮本 輝仁[農研機構 農村工学研究部門]・亀山 幸司[農研機構 農村工学研究部門]・岩田 幸良[農研機構 農村工学研究部門]・成岡 道男[農研機構 農村工学研究部門]
地下水位を制御するだけで作土層の水分管理を行う方法を検討するため,FOEAS圃場で観測を行い,地下水位と土壌水分・水分ポテンシャルの鉛直分布の関係および転換畑利用時の土壌水分の空間分布特性を明らかにした.その結果,FOEASを用いた作土層の土壌水分制御方法として,一旦地表面付近まで地下水位を上昇させて,作土層全体を湿潤状態にした後,速やかに地下水位を下げる方法が有効であると考えられた.
Keyword: 転換畑, 土壌水分, 地下灌漑
GET PDF=16/6-19.pdf
発表番号 [1-20]
Promotion Project for Rural Aria by Combination Food and Renewable Energy in Hokkaido
OUCHI Yukinori[Civil Engineering Research Institute for Cold Region , PWRI]
北海道における食と自然エネルギーを活かした地方創生の取組について
大内 幸則[(独)土木研究所寒地土木研究所]
北海道の農村地域では人口減少が著しく地域の維持が懸念されている。一方、これらの地域では広大で優良な農地や気象条件を背景に、食と自然エネルギーのポテンシャルが非常に高い。これらの資源を活かした地方創生の動向について報告する。また、北海道の優れた農水産物を地域のエネルギーで加工し、雪氷冷熱を使って貯蔵し、付加価値を付けて適切な時期に市場に提供する新たなフードバリューチェーンの構築等について提案する。
Keyword: 農村振興, 食, 自然エネルギー
GET PDF=15/1-20.pdf
発表番号 [6-19(P)]
Prevailing situation of water quality variation in irrigation and non-irrigation periods in the Lake Kojima Basin
yamada kimiya[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・oki yoko[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]・nakashima yoshitaka[Graduate School of Environmental and Life Science, Okayama University]
児島湖流域における灌漑期・非灌漑期別水質変動の現況について
山田 貴都[岡山大学大学院環境生命科学研究科]・沖 陽子[岡山大学大学院環境生命科学研究科]・中嶋 佳貴[岡山大学大学院環境生命科学研究科]
岡山県南部に位置する児島湖はその閉鎖性から富栄養化が問題となり、水質改善のために児島湖流域の水質汚濁状況を把握する必要がある。本研究では児島湖流域のEC、COD及び栄養塩類等を灌漑期と非灌漑期に分けて調査した。その結果、灌漑期初期(6月)と非灌漑期(12月)の水質汚濁状況が類似した。また土地利用による地点の差異はあるものの全リン、全窒素及びCODは灌漑期に、ECは非灌漑期に高い傾向にあった。
Keyword: 環境保全, 水環境,
GET PDF=15/6-19(P).pdf
発表番号 [1-32]
Feasibility of Irrigation Canals as Domestic Water Supply Facilities in Time of Disasters
SHIMADA Miroku・TANIGUCHI Tomoyuki・UJIIE Kiyokazu
[Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba・Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
大規模断水時における生活用水供給施設としての農業用水路の可能性
島田 実禄・谷口 智之・氏家 清和
[筑波大学大学院生命環境科学研究科・筑波大学生命環境系]
東日本大震災により広範囲かつ長期間にわたる断水が発生し,被災地ではトイレなどの生活用水の確保が問題となった.本研究では,農業用水路で生活用水を供給した場合の受益人数をGIS解析により推定し,生活用水供給施設としての農業用水路の可能性を検討した.栃木県小山市と茨城県神栖市においてその効果は高く,今後の減災対策の一つとして検討に値すると考えられる.
Keyword: 断水, 受益人数, 多目的利用
GET PDF=14/1-32.pdf
発表番号 [6-19]
Analysys of Ubanization and Runoff in Shichika Irrigation Watershed
Chono Shunsuke・Kondo Wataru・Takasaka Youhei・Ichion Eiji・
[Ishikawa Prefectural Univ., Fac. of Bioresources and Environmental Sciences]
石川県七ヶ用水流域における都市化の進行と降雨流出の変化
長野 峻介・近藤 亘・高坂 洋平・一恩 英二
[石川県立大学生物資源環境学部]
本研究では石川県七ヶ用水流域における土地利用面積の推移を調査し,さらに都市化による長期・短期流出への影響を調べるために,タンクモデルと貯留関数法を用いて解析を行った.その結果,市街地からの降雨流出量は年々増加し,灌漑用水量の減少により地下水涵養量が減少していた.今後さらに都市化が進行すれば,ピーク流出量のさらなる増加が心配され末端水路での溢水氾濫や浅層地下水など水文環境への影響が懸念される.
Keyword: 流出解析, 都市化,
GET PDF=14/6-19.pdf
発表番号 [6-19]
Denitrification and Distribution of Nitrate in Ryukyu Limestone Aquifer
Yasumoto Jun [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
Hijikawa Kent [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
Hosono Takahiro [Rriority Organization for Innovation and Excellence Kumamoto University]
Kamori hiroshi [Nippon steel & sumikin engineering co., LTD.]
Majya Kosei [Meiken co. LTD]
Nakano Takuji [Faculty of Agriculture University of The Ryukyus]
琉球石灰岩帯水層における地下水中の硝酸性窒素と脱窒
○安元 純 [琉球大学農学部]
聖川健斗 [琉球大学農学部]
細野高啓 [熊本大学大学院先導機構]
嘉森裕史 [新日鉄住金エンジニアリング]
真謝孝正 [名建産業]
中野拓治 [琉球大学農学部]
未解明な部分の多い琉球石灰岩帯水層における地下水中の脱窒メカニズムを解明する目的で,定期的に地下水調査を実施し,琉球石灰岩帯水層の地下水中の硝酸性窒素の実態把握を行うとともに,脱窒メカニズムについて検討を試みた.その結果,比較的地下水が滞留しやすい地下環境場において,脱窒による硝酸性窒素の減少が確認された.
Keyword: 琉球石灰岩帯水層, 硝酸性窒素, 地下水
GET PDF=13/13006-19.pdf
発表番号 [6-19]
A Study on the Efficiency of Nitrogen Removal and Water Flow through the Paddy Field
AZECHI Issaku [Ibaraki University, College of Agriculture]
KURODA Hisao [Ibaraki University, College of Agriculture]
TAKAISHI Risa [Ibaraki University, College of Agriculture]
SAKURAMACHI Kohei [Ibaraki University, College of Agriculture]
YOSHIDA Koshi [Ibaraki University, College of Agriculture]
休耕田を活用した窒素除去効率と流れに関する研究
○安瀬地一作 [茨城大学農学部]
黒田久雄 [茨城大学農学部]
高石梨沙 [茨城大学農学部]
櫻町航平 [茨城大学農学部]
吉田貢士 [茨城大学農学部]
水田内に流路を作成し,流れと窒素除去効率について,現地調査および数値実験により検討を行った.現地調査および数値実験において,流路が狭い場合と広い場合および流路を設けない場合について検討を行った.その結果,流路が狭い場合と広い場合とでは流出濃度にほとんど差はなかったが,流下過程で若干の差が見られた.この差は流路が広い場合には流れが流路内をショートカットするためであると考えられる.
Keyword: 休耕田, 窒素除去, 流れ
GET PDF=12/12006-19.pdf
発表番号 [2-08]
Investigation of minimum air temperature prediction methods in a mountainous area.
Miura Takeshi [Graduate School of Environmental Science, Okayama Univ.]
Inoue Yuuki [Ryobi Systems co., ltd.]
Moroizumi Toshitsugu [Graduate School of Environmental Science, Okayama Univ.]
傾斜地における最低気温予測方法の検討
○三浦健志 [岡山大学大学院環境学研究科]
井上雄貴 [株式会社両備システムズ]
諸泉利嗣 [岡山大学大学院環境学研究科]
凍霜害による被害を防ぐには,翌朝の最低気温を予測し対策を取る必要がある。17時から最低気温までの気温低下量を推定するのに,17時の気温と湿度および16〜17時の日射量を説明変数とした重回帰式を用いることで精度の高い予測が行えること,また最低気温には標高,曲率といった地形因子が密接に関わっていることが分かり,地形データから他地点すなわち地域全体の最低気温を予測する方法を検討するヒントを得た。
Keyword: 最低気温, 予測, 傾斜地
GET PDF=11/11002-08.pdf
発表番号 [6-19]
Framework for Lifecycle-basis Evaluation of Biomass Use System
YUYAMA_Yoshito [National Institute for Rural Engineering]
SHIMIZU_Natsuki [National Institute for Rural Engineering]
バイオマス利活用システムのライフサイクル評価における枠組み
柚山義人 [農研機構農村工学研究所]
○清水夏樹 [農研機構農村工学研究所]
バイオマス利活用システムをライフサイクルで評価するための枠組みは,バイオマスの発生から利用までの5ステージの連携,また各ステージにおける初期投入(建設・製造),運営,廃棄の3段階の2つの側面から捉えられる。本稿では,関東都市近郊農村地域を想定したバイオマス利活用システムの「実態」と「計画」について,コストと収入の差による経済性,エネルギー消費量と生産量の差によるエネルギー収支を比較評価した。
Keyword: バイオマス利活用, ライフサイクル, 初期コスト
GET PDF=11/11006-19.pdf
発表番号 [1-45]
The Study of Computational Analysis for Two-Dimensional Unsteady Open Channel Flows /The Method of Calculating Boundary Stencils by Explicit Chang-Molls Scheme
TODA KAZUSATO [Graduate School of Life and Environmental Sciences, Univ. of Tsukuba]
SHIMADA MASASHI [Graduate School of Life and Environmental Sciences, Univ. of Tsukuba]
開水路2次元非定常流の数値解析に関する研究 Chang-Molls法の境界部計算について
○戸田 和里 [筑波大学生命環境科学研究科]
島田 正志 [筑波大学生命環境科学研究科]
1次元Chang-Molls法は不連続での数値振動を抑制し境界計算も可能な手法である.しかし,平面2次元浅水流数値解析では既往研究の手法は厳密な境界計算ができない.本研究では差分式を基礎方程式の体積分から直接導出し,境界計算が可能な2次元Chang-Molls法を開発した.さらに不連続を含む流れの数値実験を行った結果,収束性安定性など数値解析の基本的な問題について本手法の可能性を示すことができた.
Keyword: 数値流体力学, 平面2次元非定常流, 境界計算
GET PDF=10/10001-45.pdf
発表番号 [6-19]
Study on activation factor of irrigation water's multi-functional roles management by behavioral approach
Takahashi HIROSHI [School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Hattori TOSHIHIRO [School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Shima EIKICHI [School of Veterinary Medicine, KITASATO University]
Miyata RYO [Gratuate school of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]
行動科学的アプローチによる地域用水機能管理の活性化要因に関する研究
高橋 弘 [北里大学獣医学部]
服部 俊宏 [北里大学獣医学部]
嶋 栄吉 [北里大学獣医学部]
○宮田 亮 [北里大学大学院獣医畜産学研究科]
本稿では,農業用水の持つ地域用水機能の維持管理を行う住民を対象にアンケートを行い,行動科学的アプローチから意思決定プロセスと意欲変化の推移を明らかにした.その結果,「地元への愛着」や「統制感」,作業後の「貢献」といったものが参加への意思決定に大きな影響を及ぼす.そして初期の維持管理作業への参加意欲が意欲変化の推移に影響を与えることがわかった.
Keyword: 住民参加, 地域用水, 維持管理
GET PDF=10/10006-19.pdf
発表番号 [1-28]
Probrems and Countermeasures on Rural Improvement Model Activities-Case Considerations on Model Activity's Reports-
MATSUO_Yoshio [Fac. of Agr., Ehime Univ.]
MORIGUCHI_Chihiro [Fac. of Agr., Ehime Univ.]
農地・水・環境保全向上対策の取組み時の問題点と工夫点−モデル支援事業地区の活動報告による検討−
○松尾 芳雄 [愛媛大学農学部]
森口 千洋 [愛媛大学農学部]
平成18年度にモデル的に開始された全国568地区の農地・水・環境保全向上対策の活動が公表されている。活動報告より、活動の組織や計画づくりでの苦労点や工夫点を整理し、共通的な問題を抽出した。工夫内容は問題点の解決策ともなることから、問題点と工夫点を関連づけを試行し、問題事項に関連づけられた工夫点を解決方策とする改善方向としてとりまとめ、取組み時の計画づくりにおける視点から位置づけた。
Keyword: 農村環境保全, 共同活動, 環境保全型営農活動
GET PDF=09/09001-28.pdf
発表番号 [6-19]
Spatial distribution for strength of embankments based on synthesis of sounding tests and surface wave method
Takayama Yuta [Okayama University]
Nishimura Shin-ichi [Okayama University]
Suzuki Makoto [Shimizu Corporation]
Murakami Akira [Okayama University]
Fuziwawa Kazunori [Okayama University]
表面波探査とサウンディング試験結果の合成による盛土強度の空間分布推定
○高山 裕太 [岡山大学環境学研究科]
西村 伸一 [岡山大学環境学研究科]
鈴木 誠 [清水建設技術研究所]
村上 章 [岡山大学環境学研究科]
藤澤 和謙 [岡山大学環境学研究科]
地盤強度の測定において、標準貫入試験に比べ試験方法が簡易なスウェーデン式サウンディング試験を基にして、それに表面波探査試験結果を組み合わせることで、より簡易で正確な盛土の空間的強度分布の把握を目的としている。N値に関する空間分布について統計モデルを考え、それぞれの試験結果の合成方法として、地質統計学の一手法であるインディケータクリッギング法を検討している。
Keyword: スウェーデン式]サウンディング, 表面波探査, インディケータクリッギング
GET PDF=09/09006-19.pdf
発表番号 [1-31]
Improvement of drainage in clayey paddy utilized for soybean with furrow
ADACHI KAZUHIDE [National Agricultural Research Center]
FURUHATA MASAMI [National Agricultural Research Center]
OBARA HIROSHI [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
OHNO SATOSHI [National Agricultural Research Center]
YOSHIDA SHUICHIRO [National Agricultural Research Center]
TANIMOTO TAKESHI [National Agricultural Research Center]
重粘土転換畑における畝立て大豆栽培時の営農排水技術
○足立 一日出 [中央農業総合研究センター]
古畑 昌巳 [中央農業総合研究センター]
小原 洋 [農業環境技術研究所]
大野 智史 [中央農業総合研究センター]
吉田 修一郎 [中央農業総合研究センター]
谷本 岳 [中央農業総合研究センター]
重粘土転換畑において、本暗渠に直交したモミガラ簡易暗渠を施工し、モミガラ簡易暗渠と本暗渠を縦型暗渠で連結することによって、大豆畝立て栽培時の畝間湛水排除等の排水効果を検討した。その結果、暗渠からの排水量が増加し、耕盤上の湛水時間も短縮され、グライ層の位置も低下した。しかし、畝下部の土壌物理性の改善には繋がらず、明瞭な大豆収量の増加にはいたらなかった。
Keyword: 地下排水, モミガラ暗渠, 農地の汎用化
GET PDF=08/08001-31.pdf
発表番号 [6-19]
Alternative Procedure for Soil Slope Stability Using Capillary Barrier of Soil
Morii Toshihiro [Faculty of Agriculture, Niigata University]
Uehara Rurika [Faculty of Agriculture, Niigata University]
Kanda Misa [Faculty of Agriculture, Niigata University]
Inoue Mitsuhiro [Arid Land Research center, Tottori University]
キャピラリーバリアを利用した斜面減災に関する技術検討
○森井 俊広 [新潟大学農学部]
上原 るり香 [新潟大学農学部]
神田 美沙 [新潟大学農学部]
井上 光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]
キャピラリーバリアは,砂層とその下部に礫層を重ねて傾斜させた成層地盤をいう。保水性の違いにより,両層の境界はあたかも不透水性の障壁として機能し,それ以深の領域は水の浸入から保護される。この機能を利用することにより,浸透した降雨水を表層部で効果的に捕捉し,地盤深部の土の強度低下あるいは自重の増大を抑制できる。このようなキャピラリーバリアがもつ雨水浸透抑制効果を,小規模斜面に造成した地盤で確認した。
Keyword: キャピラリーバリア, 斜面安定, 降雨浸潤
GET PDF=08/08006-19.pdf
発表番号 (1-24)
Water Content Measurement of Heavy-Clay Using a Coated Time Domain Reflectometry Probe
Miyamoto Hideki [Biotron Institute, Kyushu University]
Chikushi Jiro [Biotron Institute, Kyushu University]
Kanayama Motohei [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
被覆型プローブを用いた時間領域反射法による重粘土の水分計測
○宮本 英揮 [九州大学生物環境調節センター]
筑紫 二郎 [九州大学生物環境調節センター]
金山 素平 [九州大学大学院農学研究院]
時間領域反射法による粘土の水分計測を実施するために,従来型プローブの表面をテフロンで被覆したプローブを作製し,カオリナイトを対象に比誘電率−水分量関係を求めるキャリブレーション実験を行った。被覆型プローブは,土の比誘電率を過小評価する特性を持つものの,その利用により,粘土の水分量を0.06 kg kg-1以内の誤差で評価できること,また水分計測の可能域が低水分域にまで拡大されることが確認された。
Keyword: 時間領域反射法, 水分量, 比誘電率
GET PDF=07/07001-24.pdf
発表番号 (6-19)
Non-destructive test for cavity survey inside concrete
MORI Mitsuhiro [ National Agriculture and Food Research Organization,National Institute for Rural Engineering]
MASUKAWA Susumu [ National Agriculture and Food Research Organization,National Institute for Rural Engineering]
TOKASHIKI Masaru [ National Agriculture and Food Research Organization,National Institute for Rural Engineering]
NAKAYA Tetsuo [ National Agriculture and Food Research Organization,National Institute for Rural Engineering]
コンクリート内部空洞の非破壊検出実験
○森 充広 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
増川 晋 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
渡嘉敷 勝 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
中矢 哲郎 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所]
コンクリート内部欠陥を有するコンクリート供試体に対し,電磁波を用いた2種類の非破壊調査法を適用し,その検出性能を比較した。RCレーダ法では,100×100mmの内部空洞を検出することができた。一方,フォログラフィックレーダでは,アンテナ配置形状パラレル,周波数3.6GHzおよび3.8GHzにおいて,内部空洞の平面的な位置およびその形状を高い精度で検出することができた。
Keyword: フォログラフィックレーダ, 非破壊調査, 内部空洞
GET PDF=07/07006-19.pdf
発表番号 2-34
Effect of Water Purification by Drainage Ditch with Water-retaining Function
KAWAUCHI Tarou [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
YAMAMOTO Tadao [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
NAGASAWA Tetuaki [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
INOUE Takashi [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
環境に配慮した滞留型排水路の水質浄化効果
○川内 太郎 [北海道大学大学院農学研究科]
山本 忠男 [北海道大学大学院農学研究院]
長澤 徹明 [北海道大学大学院農学研究院]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究院]
北海道東部別海町の草地酪農地帯において,排水路改修による水質浄化効果の変化を検証した。直線的な土水路の水路床に連続的な窪みを造成し,流れを蛇行させた結果,流下時間が20?30倍延長されるとともに,窒素,リンの浄化効果の向上が認められた。また,改修前にはみられなかったNO3−N濃度低下が改修後には認められた。その濃度低下から推定した脱窒速度は0.35?0.49g・m−2・d−1であった。
Keyword: 排水路改修, 水質浄化, 脱窒
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発表番号 6-19
The evidential examination of Pipe in Pipe method of construction
Futagawa Toshiaki [Sumitomo Osaka Cement Co.,LTD]
Mohri Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
Kurihara Toshio [Japan Water Agency]
Inoue Koji [Kurimoto Plastics Co.,LTD]
Shiwa Hirohito [Estec Co.,LTD]
超軽量官俎pいた鋪果濂殃濂餅工法の実証試験工事(中込材打設時の管路安全性について)
○二川 敏明 [住友大阪セメント株式会社]
毛利 栄征 [(独)農業工学研究所構造部]
栗原 俊夫 [(独)水資源機構 豊川用水総合事業部]
井上 孝治 [栗本化成工業株式会社]
志和 裕人 [株式会社エステック]
老朽化した既設管に更生管に薄肉FRPM管と中込材に超軽量エアミルクを用いたパイプインパイプ工法を新たに開発し,実証試験工事を行った。今回,中込材の充填前後に計測した発生ひずみ,温度等のデータを基に,中込材の打設が薄肉FRPM管及び既設RC管に及ぼす影響と,打設時の安全性について検証した。
Keyword: 改修工法, 管路, 中込材
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発表番号 2-36
Management of Irrigation Ponds for Fulfilling the Disaster Prevention Function and Reducing the Disaster
Nakanisi Norio [National Institute for Rural Engineering]
Inoue Keisuke [National Institute for Rural Engineering]
Nakazato Hiroomi [National Institute for Rural Engineering]
Kato Takashi [National Institute for Rural Engineering]
ため池の防災機能発揮・減災に向けた管理について
○中西 憲雄 [(独)農業工学研究所]
井上 敬資 [(独)農業工学研究所]
中里 裕臣 [(独)農業工学研究所]
加藤 敬 [(独)農業工学研究所]
我が国には20万箇所以上のため池が存在し、灌漑のための水源として安定的な農業生産に貢献するばかりでなく、地域において洪水低減機能、地下水涵養・水質浄化機能、防火用水機能等の多面的機能を果たしている。一方、豪雨災害によりため池が決壊し、下流の農地や集落に甚大な被害を及ぼす例も見られる。ため池の有する機能を活かし、減災の面に配慮した管理のあり方を考えるため、広域水収支解析モデルを開発し検討を行った。
Keyword: 洪水低減機能, ハザードマップ,
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発表番号 6-19
Consideration of Applicable Condition and Equation for Crack Depth Estimate of Concrete by Pulse Velocity Method (2)
Hidehiko Ogata [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Kunio Hattori [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Takashi Hiraishi [Graduate School of Agriculture , Tottori University]
超音波法によるコンクリートのひび割れ深さ推定式と適用条件の検討(2)
○緒方 英彦 [鳥取大学農学部]
服部 九二雄 [鳥取大学農学部]
平石 聖 [鳥取大学大学院農学研究科]
超音波を用いたコンクリートのひび割れ深さ推定方法は各種あるが,各推定方法で用いる式の構築背景及び適用条件は,これまで明確にされておらず,使用者は推定式を暗に利用してきた感がある.本報では,特に利用性が高いデルタ方式を対象に,ひび割れ深さ推定式を再検討し,あわせて推定精度に影響を及ぼす要因の検討を行った.その結果,推定式で用いる伝播速度が推定精度に影響を及ぼしていることが明らかになった.
Keyword: 超音波法, コンクリート, ひび割れ深さ
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発表番号 3-43
Return Flow Generating Point in Unsaturated Soils on a Layered Slope with Traffic Pan
Deb Sanjit Kumar [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Mizoguchi Masaru [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Imoto Hiromi [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Return Flow Generating Point in Unsaturated Soils on a Layered Slope with Traffic Pan
〇デブ サンジット クマール [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
井本 博美 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
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Keyword: Unsaturated sloped soils, Traffic pan, RFGP
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発表番号 6-19
Effects of Aigamo duck farming on aquatic biota and water quality in a paddy field
KAWASAKI Shoji [Graduate School of Agriculture, Hokkaido Univ.]
YAMADA Hiroyuki [Graduate School of Agriculture, Hokkaido Univ.]
YAZAWA Masao [Graduate School of Agriculture, Hokkaido Univ.]
アイガモ農法が水田の生物相・水質に及ぼす影響
〇河崎 昇司 [北海道大学大学院農学研究科]
山田 浩之 [北海道大学大学院農学研究科]
矢沢 正士 [北海道大学大学院農学研究科]
アイガモ農法が水田の生物相・水質環境に及ぼす影響について検討した.その結果として,アイガモ投入によって,水田土壌の巻上げや攪拌によるSSやリンの増加,糞尿によるアンモニア態窒素の増加とその酸化による硝酸態窒素の増加する傾向が得られた.また,水生生物の個体数が大幅に低下する傾向が得られた.これは,アイガモによる捕食圧が大きいためと考えられた.
Keyword: アイガモ農法, 水質, 生物相
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発表番号 1-45
Dragonflies of Inhabit Situation in Submerged Fallow Paddies
Kousuke WAKASUGI [National Institute for Rural Engineering]
Takeshi TANIMOTO [National Institute for Rural Engineering]
Sinsaku FUJIMORI [National Institute for Rural Engineering]
湛水管理した休耕田におけるトンボ類の生息状況
○若杉 晃介 [独立行政法人農業工学研究所]
谷本 岳 [独立行政法人農業工学研究所]
藤森 新作 [独立行政法人農業工学研究所]
湛水管理を行った休耕田にてトンボ幼虫(ヤゴ)の調査をコドラート法を用いて行った。調査は通年湛水する区画と冬期落水する区画にて、植生の状態や耕起の有無といった条件によるヤゴの生息分布を見た。その結果、植物の種類の違いがヤゴの個体数に与える影響は少ないことが分った。また、耕起をすることによってイトトンボ科のヤゴの生息が困難になることや冬期落水をすることによって多くの種が越冬できないことが分った。
Keyword: ビオトープ, トンボ幼虫, 湛水管理
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発表番号 6-19
Characteristic of an Agricultural Water Supply System in New Zealand−Transferring Water Permit in Regional Plan−
Akiko Yoshimura [National Institute for Rural Engineering]
Tatsumi Tomosho [National Institute for Rural Engineering]
ニュージーランドの農業水利システムの特徴(2)−地域計画における水利用許可の移転−
○吉村亜希子 [(独)農業工学研究所]
友正達美 [(独)農業工学研究所]
ニュージーランドにおける灌漑用水の制度上の特徴を河川環境保護のための最低流量を維持する管理を行っている事例地区を対象に調査した。その結果、水利許可は申請者が環境影響評価を行うが従前の利水者は免除されるなど既得権に配慮されていること、また渇水時の有効利用のために灌漑目的の取水に限り水利用許可を転送することが認められているが事例は2件のみで制度だけ無く農家の意識改革も必要であることが分かった。
Keyword: ニュージーランド, 用水管理, 水利許可
GET PDF=03/0306-19.pdf
発表番号 2-6
pull up experiment of gravel wrapped by geogrid
Satoshi_SUENAGA [KUBOTA Corporation]
Yoshiyuki_MOHRI [National Institute for Rular Engineering]
Kenichi_MATSUSHIMA [National Institute for Rular Engineering]
Shinji_YAMAZAKI [MITSUI Chemicals Industrial Products,LTD]
ジオグリッドで包まれた砕石の引き上げ実験
○末永 悟志 [株式会社クボタ]
毛利 栄征 [独立行政法人農業工学研究所]
松島 健一 [独立行政法人農業工学研究所]
山崎 真司 [三井化学産 株式会社]
砕石とジオグリッドを使用した浅埋設パイプライン工法の開発を行っている.パイプを省いた砕石とジオグリッドの領域の引き上げる実験を,砕石の高さ,幅を変えて行った.実験結果を領域の重量が引き上げに対する割合である一体化率で表し,実験条件毎にまとめ,各条件を変えることによる一体化率の変化の傾向をつかむことができた.
Keyword: パイプライン, 室内実験, 工法・施工
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発表番号 6-19
The case study of factorial analysis of the abandon field included the irrigation condition
Shima Takeo [National Institute for Rural Engineering]
OGAWA Shigeo [National Institute for Rural Engineering]
Fukumoto Masato [National Institute for Rural Engineering]
水利条件を含めた耕作放棄の要因分析
○島 武男 [(独)農業工学研究所]
小川 茂男 [(独)農業工学研究所]
福本 昌人 [(独)農業工学研究所]
耕作放棄要因分析は、これまで主に兼業化率、高齢化率等の社会条件と、水田面積、傾斜、通作道からの距離等の農地条件から行われてきた。本研究では、これまで論じられることが少なかった水利条件から耕作放棄の要因を調査した。その結果、水源型の水路システムは集団で耕作放棄が起きる場合があること。河川取水型の水路システムでは、潅漑水が確保されるため、耕作放棄は軽減され、耕作放棄地が点在していた。
Keyword: 耕作放棄, 水路悉恥,
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発表番号 6-19
Questionnaire survey about agricultural productivity in Northeast Thailand
Kenji Iwama〔School of Environmental Science, the University of Shiga prefecture〕
Takaaki Niren〔School of Environmental Science, the University of Shiga prefecture〕
Katsuhiko Yabe〔School of Environmental Science, the University of Shiga prefecture〕
東北タイにおける農業生産実態のアンケート調査
○岩間 憲治〔滋賀県立大学環境科学部〕
仁連 孝明〔滋賀県立大学環境科学部〕
矢部 勝彦〔滋賀県立大学環境科学部〕
東北タイの農業生産の実態についてアンケート調査を実施した。稲作では天水田か灌漑水田か、雨期作か乾期作かを区別した上で、畑作物ではキャッサバ、サトウキビ、トウモロコシについて調査した。データはGISにより、地図上で表示した。その結果、低平地域で稲作を中心に、山間地域では畑作物を中心であることが明確となった。
Keyword: 東北タイ, GIS, 土地生産性
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発表番号 6-19
塩分濃度が不飽和透水係数に及ぼす影響に関する研究
○橋本 真吾〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕
宮崎 毅〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕
井本 博美〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕
塩分濃度の違いが不飽和透水係数に及ぼす影響について調べるため豊浦砂、沖積土黒ボク土の土それぞれに異なる濃度のNaClを流し定常法で不飽和透水係数を測定した豊浦砂では濃度の違いによる影響は見られなかったが。沖積土では塩分濃度が大きい程不飽和透水係数は大きくなった。黒ボク土では大きな違いは見られなかった。沖積土では分散凝集の効果が大きく、黒ボク土では有機物量が多いため緩衝作用が働いたと推測された。
Keyword: 不飽和透水係数, 塩分濃度, 定常法
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発表番号 6-19
景観に関する基礎研究
○藤沢 和〔明治大学農学部〕
柳沼 倫彦〔明治大学農学部〕
角田 幸彦〔明治大学農学部〕
科学技術が発達した現代,環境問題と同等に”景観問題”が必要だと考えている.では,景観とは何か.それは”人類の行動の軌跡を美的にみたさま”としてみた.そして良い景観とは何かに対しては”あるべきものがあるべきところにあるべき量あること”との説がある.おして景観問題を紐解く分野には三者を考えている.すなわち脳波からの分析,景観哲学からのアプローチ,そして景観工学からの分析である.
Keyword: 景観工学, 景観形成, 景観哲学
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発表番号 6-19
児島湖底泥の透水特性について−pH、イオン種(Na,Ca)のことなる溶液の浸透による影響とその評価−
Ca)のことなる溶液の浸透による影響とその評価−"
岡山大院 ○玉城 麿
岡山大環境理工 石黒 宗秀
児島湖においては、その水質を改善させるため、底泥の浚渫が行われている。底泥を処理、再利用するためにはその透水特性を把握することが重要となる。本研究では児島湖底泥のpH、塩濃度変化による凝集・分散領域を実験的にとらえ、凝集、分散及び膨潤が透水性変化に及ぼす影響を実験的に明らかにした。
Keyword: 土壌の物理化学的性質, 間隙構造, 水分移動
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発表番号 6-19
ブロックせん断試験における岩盤の力学的挙動
京都大学大学院農学研究科 ○西山 竜朗
京都大学大学院農学研究科 長谷川 高士
京都大学大学院農学研究科 浜口 俊雄・農林水産省構造改善局 松岡 彰博
Keyword: 岩盤力学, 土の剪断・構成式, 地盤内応力・支持力
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発表番号 6-19
定性プロセス理論を用いたコンクリートダム景観評価のモデリング
京都大学大学院農学研究科 工藤__庸介
Keyword: 景観設計, 定性プロセス理論, コンクリート重力式ダム
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