木津用水土地改良管理施設を利用した堀川の水質改善 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.433-434 , 2022

発表番号 [6-36]

Water Quality Improvement of the Horikawa River Using the Kottsu-yōsui LID’s Facilities

○SUGIURA Mikiko[Sophia University]・TAJIMA Masahiro[]

木津用水土地改良管理施設を利用した堀川の水質改善

○杉浦 未希子[上智大学]・田島 正廣[]

名古屋開府と深い関わりを持ち,木曽川・庄内川とも連続性を保つ一級河川堀川は,都市化の進行とともに水質が悪化した.希釈による水質改善策として,木津用水土地改良管理施設を利用した環境用水水利権(非灌漑期)による導水が考えられる.灌漑期は,土地改良管理施設の他目的使用料と引き換えに,木津用水の取水量の一部を導水することで,一年を通じた対応が可能となる.

Keyword: 水環境,環境保全,水利権, ,
GET PDF=22/[6-36].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2021

発表番号 [4-51(P)]

Possibility of spring water recovery by winter flooding on farm and attitude survey of local residents on conservation of Suizenji-nori

KOUCHI Seishirou[Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University]・TANIGUCHI Tomoyuki[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・SHINOGI Yoshiyuki[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・IZUMI Haruhi[Kyushu Railway Company]

スイゼンジノリ保全に向けた冬期湛水による湧水回復の可能性と地元住民の意識調査

○河内 誠志郎[九州大学大学院]・谷口 智之[九州大学大学院]・凌 祥之[九州大学大学院]・和泉 晴日[九州旅客鉄道(株)]

福岡県朝倉市の黄金川では、非灌漑期の流量が不足し、スイゼンジノリの生産量が減少している。本研究では、冬期湛水による湧水回復の可能性を探るため、周辺水田の湛水状況と地下水位の変動の関係を調査した。その結果、湧水回復には広範な水田での湛水が必要であることを明らかにした。またアンケートの結果、地元住民は希少生物と景観の点で黄金川に価値を感じており、地域活動がその価値判断に寄与していることを明らかにした。

Keyword: 地下水位, 環境保全, 環境教育
GET PDF=21/[4-51(P)].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.568-569 , 2021

発表番号 [6-36]

Adaptive state of regional activities in the COVID-19 crisis in rural area, Hokkaido

IKEGAMI Daichi[Graduate School of Agriculture , Hokkaido University]・YAMAMOTO Tadao[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]

北海道の農村地域におけるコロナ禍の地域活動の状況に関する考察

○池上 大地[北海道大学大学院]・山本 忠男[北海道大学大学院]

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大は,都市と農山村の交流や地域内の活性化に取り組む活動を制限し,地域経済だけでなく,対人関係や地域コミュニティ形成にも大きな影響を及ぼしている。本研究では,COVID-19の感染拡大前後における地域活動団体の活動状況及び活動に対する満足度に着目し,その変容と特性を把握することを通じて,感染拡大による地域活動への影響を検討した。

Keyword: 地域活動、新型コロナウィルス感染症, レジリエンス, ソーシャル・キャピタル
GET PDF=21/[6-36].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2019

発表番号 [3-2]

Seismic responce measures for pipeline on liquefiable deposit

Toshiyuki Tamoto[Nikka Engineering Co., Ltd]・Takashi Wakabayashi[Nikka Engineering Co., Ltd]・Keiko Ouchi[Nikka Engineering Co., Ltd]・Naoya Hoshijima[Nikka Engineering Co., Ltd]

液状化地盤内に埋設された既設サイホンの地震応答対策

田本 敏之[日化エンジニアリング(株)]・若林 孝[日化エンジニアリング(株)]・大内 慶子[日化エンジニアリング(株)]・星島 直弥[日化エンジニアリング(株)]

機能診断調査で部分的な浮上が確認されたサイホンについて,高密度表面波探査をによる地盤情報の補完により,変状要因は管体基礎より深い位置に存在する部分的な弱部の液状化であると推定した.対象箇所には,地震応答対策として,再液状化による浮上が発生しても,施設の通水機能を確保することが可能な大変位吸収鋼管を適用した.

Keyword: サイホン, 液状化, 地震応答対策
GET PDF=19/3-2.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2018

発表番号 [4-19]

Structure Stability of Long-term Cultivated Soils from Guder Watershed, Ethiopia

Haruyuki Fujimaki[Arid Land Research Center, Tottori University]・MAMEDOV Amirakh[Arid Land Research Center, Tottori University]・Motoyoshi Kobayashi[Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba Tottori University]

Structure Stability of Long-term Cultivated Soils from Guder Watershed,Ethiopia:Effect of Soil Amendments

藤巻 晴行[鳥取大学乾燥地研究センター]・MAMEDOV Amirakh[鳥取大学乾燥地研究センター]・小林 幹佳[筑波大学]

エチオピアの土壌試料について、異なる土性と吸水速度の組み合わせにおけるポリアクリルアミド(PAM)と石灰が飽和付近の保水特性と構造安定性に及ぼす影響を高エネルギー水分特性法により調べた結果、4つのうち3つの土壌は安定性が低く、水食が起こりやすいことが示唆された。PAMの施用は団粒径を顕著に大きくすることに寄与し、濃度を上げるほど飽和付近の保水性や安定指数を増加させることが本実験でも明らかとなった。

Keyword: 水食, 団粒, PAM
GET PDF=18/4-19.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2017

発表番号 [5-16]

Drafting trial of adaptive water management and rural disaster planning by irrigation gate operation

Masumoto Takao[Institute for Rural Engineering, NARO (NIRE)]・Yoshioka Yumi[Faculty of Agriculture, Tottori University]・Hashimoto Akira[The Japanese Institute of Irrigation and Drainage]・Minakawa Hiroki[Imbanuma Phase Agricultural Irrigation Project Office, MAFF]・Yoshida Takeo[Institute for Rural Engineering, NARO (NIRE)]

灌漑用水門管理にみる順応型水管理と農村防災計画の立案事例

増本 隆夫[農村工学研究部門]・吉岡 有美[鳥取大学]・橋本 晃[(一財)日本水土総合研究所]・皆川 裕樹[農水省印旛沼二期農業水利事業所]・吉田 武郎[農村工学研究部門]

雨季に洪水が頻発する典型的な流域として、ラオス国ナムチェン(Nam Cheng)川流域を取り上げ、乾期の灌漑用に利用される水利施設(灌漑用水門)の管理と氾濫との関係を、分布型水循環モデル(DWCM-AgWU)を利用した流出・氾濫現象や水門管理のモデル化により明らかにした。ここでは、その実証過程で現地管理者や住民を巻き込んだ順応型水管理や防災対策作りに繋がった興味ある結果を紹介する。

Keyword: 分布型水循環モデル(DWCM-AgWU), 順応型水管理, 農地氾濫
GET PDF=17/5-16.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.508-509 , 2017

発表番号 [6-36]

Pipeline damage point investigation from ground surface by nondestructive inspection

TAKEUCHI Yasushi[Tokyo Univ. of Agriculture]・Fujikawa Tomonori[Tokyo Univ. of Agriculture]

非破壊検査による地表面からのパイプライン損傷箇所調査に関する研究

志賀 大輝[東京農業大学]・豊田 和希[東京農業大学]・藤川 智紀[東京農業大学]・竹内 康[東京農業大学]・平井 和典[岩手県]・佐藤 公俊[岩手県]

本研究では,岩手県陸前高田市で実施された県営ほ場整備事業気仙川地区内のA工区の農道下に敷設されたパイプラインを対象に,電磁波レーダなど,道路の路面下空洞調査に用いられている非破壊検査装置を利用し,損傷箇所の検出方法について検討したので報告するものである。

Keyword: パイプライン, 非破壊検査,
GET PDF=17/6-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.683-684 , 2016

発表番号 [6-36]

Effect of oganic irrigation system in environmental conservation irrigation drainage project

MURAKAMI Kou[Civil Engineering Research Institute for Cold Region ,PWRI]・NISHIWAKI Yasuyoshi[Hokkaido Regional Development Bureau]・URA Yoshikazu[Hokkaido Regional Development Bureau]

環境保全型かんがい排水事業における肥培施設整備の効果

村上 功[寒地土木研究所]・西脇 康善[北海道開発局]・浦 義一[北海道開発局]

北海道東部の大規模酪農地帯で実施されている国営環境保全型かんがい排水事業では、家畜ふん尿の有効かつ適正利用を促進するため、肥培施設等の整備を行っている。本研究では、肥培施設で腐熟させた家畜ふん尿を主肥料として適正な施肥設計を行った場合の草地への施用効果や施設導入による経済性効果の検証を行った。その結果、安全で慣行区と同等以上の収量の牧草が生産できること、適正な施設運用による経費削減効果が示された。

Keyword: 環境保全型かんがい排水事業, 肥培施設, 家畜ふん尿
GET PDF=16/6-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2015

発表番号 [3-24]

The Subjects on Effective Use of Existing Reservoirs in Mountainous Areas, Laos

Anzai Toshihiko[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Amphone Chomxaythong[Faculty of Engineering, National University of Laos]・Ikeura Hiroshi[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]

ラオス中山間地農村における既存ため池の有効利用上の課題

安西 俊彦[(独)国際農林水産業研究センター]・アンポン コムサイソン[ラオス国立大学工学部]・池浦 弘[(独)国際農林水産業研究センター]

ラオス中山間地農村において既存ため池を用いた雨季水稲の初期灌漑と乾季の灌漑を目的に、ため池の貯水量、構造および利用状況について調査を行い、灌漑利用の際の課題を明らかにした。利用の際には、未利用の貯留水を取水するための新たな取水設備の設置が必要であることが判明した。また、ため池が個人所有の養魚用であり、受益地が一部の水田に限定されるため、通常とは異なる灌漑管理・運用が求められることが明らかになった。

Keyword: 農業水利用, 灌漑, 雨季水稲収量向上
GET PDF=15/3-24.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.672-673 , 2015

発表番号 [6-36]

Financial effect on household by introducing of biogas digester in Viet Nam

Izumi Taro[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Matsubara Eiji[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]

ベトナムにおけるバイオガス発生装置の導入による農家の経済的効果

泉 太郎[国際農林水産業研究センター]・松原 英治[国際農林水産業研究センター]

ベトナムメコンデルタにおいて実施中のバイオガス発生装置(BD)の導入によるクリーン開発メカニズム(CDM)事業について,BD導入による費用便益分析のため,事業から得られたデータを基に,農家における純現在価値(NPV)を算定した.また,感度分析として,BDの耐用年数の減,コスト増,初期費用への補助の有無について検討した.その結果,BDは農家にとって経済的に有利な技術であることが確認された.

Keyword: ベトナム, バイオガス発生装置, GHG排出削減
GET PDF=15/6-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2014

発表番号 [3-25]

Nitrogen Cycle in Sandy Fields under Different Irrigation Scheduling Strategies

Tokumoto Ieyasu・Fujimaki Haruyuki・Shibata Masashi・Noborio Kosuke・
[Saga University・Arid Land Research Center, Tottori University・Meiji University]

異なる灌漑水量の決定法による砂丘畑の窒素循環

徳本 家康・藤巻 晴行・柴田 雅史・登尾 浩助
[佐賀大学・鳥取大学 乾燥地研究センター・明治大学]

本申請研究では,浅い地下水面を持つ砂丘畑において,天気予報を用いた灌漑水量決定法を用いた場合の温室効果ガス発生量と硝酸態窒素の溶脱量を評価した。砂丘畑に設置したウェイングライシメータによって水および窒素収支を測定した結果,亜酸化窒素ガスの直接発生は極めて少ないが,土中への硝酸態窒素の溶脱量が多いことが明らかになった。

Keyword: 水分移動, 溶質移動, 物質循環
GET PDF=14/3-25.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.626-627 , 2014

発表番号 [6-36]

The change of groundwater level in mousou bamboo forests

KURODA Hisao・KAWADA Yuuya・MAEDA Shigeya・YOSHIDA Koshi・
[College of Agriculture, IBARAKI University]

モウソウチク林の地下水位変動について

黒田 久雄・川田 祐也・前田 滋哉・吉田 貢士
[茨城大学農学部]

モウソウチク林が里山に侵入すると里山の水環境への悪影響が考えられる。そこで、谷津田地形の斜面林に侵入したモウソウチク林の地下水位へおよぼす影響を調査した。調査は、対象区と皆伐区の2区で行った。皆伐までは両区の地下水位は同じように減少し続け約1年後には約90cm低下した。しかし、皆伐後の6ヶ月では両区の地下水位減少傾向に違いが認められるようになった。皆伐区の地下水位減少が緩和されたようにみえる。

Keyword: モウソウチク, 皆伐, 地下水位
GET PDF=14/6-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [6-36(P)]

The River Water Quality in the Clear Stream Watershed with Agricultural Land Use

Yamazaki Yuri [Obihiro Univercity of Agriculture and Veterinary Medicine]
Muneoka Toshimi [Obihiro Univercity of Agriculture and Veterinary Medicine]
Okazawa Hiromu [Faculty of Regional Environmental Science, Tokyo Univercity of Agriculture]
Tsuji Osamu [Obihiro Univercity of Agriculture and Veterinary Medicine]
Kimura Masato [Obihiro Univercity of Agriculture and Veterinary Medicine]

農業的土地利用を有する清流域の河川水質環境

○山崎由理 [帯広畜産大学]
宗岡寿美 [帯広畜産大学]
岡澤 宏 [東京農業大学地域環境科学部]
辻 修 [帯広畜産大学]
木村賢人 [帯広畜産大学]

北海道十勝地域の2つの清流域(歴舟川・札内川)で河川水質を調査した。この結果,有機物は水質基準値を満たしたが,栄養塩類のうち全窒素(T-N)濃度は基準値を超過した。河川水中の硝酸態窒素濃度と流域の畑草地率との関係の傾きaは,支川(最下流点)で両流域とも同程度である一方,本川では札内川流域で大きい値を示した。このように,清流域の河川水質環境には流域の農業的土地利用の違いや畑草地率が大きく影響していた。

Keyword: 清流域, 農業的土地利用, 硝酸態窒素濃度
GET PDF=13/13006-36(P).pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [6-36]

Some considerations in estimating diffuse loads with rating curve

Kurihara_Shuhei [Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
Tada_Akio [Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
Tanakamaru_Haruya [Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]

LQ式を用いた流出負荷量推定の留意点について

○栗原周平 [神戸大学大学院農学研究科]
多田明夫 [神戸大学大学院農学研究科]
田中丸治哉 [神戸大学大学院農学研究科]

本発表は、LQ式を用いた面源負荷量推定における二つの留意点について論じたものである。具体的には、LQ式の決定と負荷量の算出に使用されるデータの時間単位が一致しないことが推定値にどのような影響を与えるかという問題と、LQ式の決定に一般的な最小二乗法ではなく非線形最適化手法を適用する方法がより優れた推定法であるのかという問題について,高頻度水質・水文データを用いて検証した結果を報告している。

Keyword: 水質, 水環境,
GET PDF=12/12006-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2011

発表番号 [3-39]

Shear Strength of Kamenose and Tyunjun Landslide Slip Surface Soils Measured in Direct Shear and Ring Shear Devices

Vithana_Buddhi_Shriwantha [The United Graduate school of Agricultural Sciences, Kagoshima University]
Nakamura_Shinya [Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus]
Kimura_Sho [Reseracher at Faculty of Agriculture, University of]

直接せん断試験機による地すべり土のせん断強度−亀の瀬および仲順地すべり−

○Vithana Buddhi Shriwantha [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
中村真也 [琉球大学農学部]
木村匠 [琉球大学農学部協力研究員]

本研究では,亀の瀬および仲順地すべりのすべり面土について,プレカット供試体を用いた一面せん断試験およびスラリーを用いたリングせん断試験を行い,得られた測定値を比較検討した。粘着力およびせん断抵抗角は,両試料とも一面せん断試験で得られる値が高かった。これは,プレカット面における粒子配向がリングせん断試験により形成された残留せん断面に比べて十分ではないことに起因したと考えられる

Keyword: 土の静力学的性質, 残留強度, 一面せん断
GET PDF=11/11003-39.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.668-669 , 2011

発表番号 [6-36]

Analyzing the structure of participation in activities to maintain irrigation/drainage facilities by non-farmers

ONIMARU Tatsuji [National Institute for Rural Engineering, NARO]

非農家住民による水利施設の維持管理労力負担構造の分析

○鬼丸 竜治 [(独)農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所]

本研究では,水利施設の維持管理労力負担構造を,非農家住民687人のWeb調査データを用いた構造方程式モデリングにより表現・分析した。その結果,今回の回答者では,労力負担行動には労力負担意欲が,意欲には農業用水に対する関心,労力負担の必要性意識,所属組織に対する義務感が強い影響を及ぼしていること,その一方で,農業用水に対する受益意識などは意欲にほとんど影響を及ぼしていないことが明らかになった。

Keyword: 維持管理, 労力負担, 構造方程式モデル
GET PDF=11/11006-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2010

発表番号 [3-26]

Settlement of Pipeline and Nearby Ground after Sheet Pile Extraction

Kawabe Akiko [Civil Engineering Research Instisute for Cold Region, Public Works Rearch Institute]
Onodera Yasuhiro [Civil Engineering Research Instisute for Cold Region, Public Works Rearch Institute]
Ohmiya Koji [Muroran Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau]
Komagata Yuki [Muroran Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau]

矢板施工後の埋設管と周辺地盤の変位

○川辺 明子 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
小野寺 康浩 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
大宮 幸司 [北海道開発局室蘭開発建設部]
駒形 雄樹 [北海道開発局室蘭開発建設部]

軟弱地盤上の既墾地に矢板施工で埋設された大口径管水路を対象に,原地盤の土層構成が異なる2区間で管体沈下と周辺地盤の鉛直変位などを観測した。さらに,観測結果とFEM解析を比較した。管体沈下には矢板引抜きの影響がみられ,さらに原地盤の土層構成の違いで沈下収束傾向などに違いがみられた。解析結果との比較では,管体沈下量については実測に近い値が得られた。

Keyword: 管水路, 矢板施工, 沈下
GET PDF=10/10003-26.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.660-661 , 2010

発表番号 [6-36]

Location, House and Opening Fund of Farmer’s Restaurants Set Up by Rural Women −With Facing Investigation in TOUHOKU Region−

Fujisaki Hiroyuki [Faculty of Agricultural & Life Science, Hirosaki University]
Saitou Akemi [The United Graduate School of Agricultural Science, Iwate University]

農村女性起業による農家レストランの立地・建物確保方法と開業資金〜東北地方における聞き取り調査より〜

○藤崎 浩幸 [弘前大学農学生命科学部]
齋藤 朱未 [岩手大学大学院連合農学研究科]

本研究では東北地方で農家レストランを起業した農村女性14軒から立地や建物確保状況、開業資金について対面聞き取り調査した。その結果、グループ経営では農産物直売所併設の建物を行政から借用し、低額な出資金を自己負担していた。個人経営では、自宅敷地内の既存建物を改築する場合が多く、新・改築の規模に応じた多額の資金を、自らの前職の退職金、行政の助成や補助金、金融機関からの融資で調達していた。

Keyword: 農村女性起業, 農家レストラン, 東北地方
GET PDF=10/10006-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2009

発表番号 [3-23]

Effect of pH and dissolved Al3+ on the adsorption of humic acid onto kaolinite particle

SHIRATORI Katsuya [Graduate School of Life and Environmental Science, Tsukuba University]
ADACHI Yasuhisa [Graduate School of Life and Environmental Science, Tsukuba University]

カオリナイト粒子に対するフミン酸吸着に与えるpHと溶存Al3+の影響

○白鳥 克哉 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
足立 泰久 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]

粘土粒子に対する腐植物質の吸着挙動を明らかにするために、カオリナイト粒子に対するフミン酸の吸着等温線をpHの関数としてまとめ、フミン酸吸着カオリナイト粒子の電気泳動移動度を吸着量の関数として測定した。その結果、低pHにおいてフミン酸の多層吸着が示唆された。この結果は電気泳動移動度の結果と対応しており、カオリナイト粒子から溶出したAl3+によりフミン酸同士の凝集が促進されたため生じたと考えられる。

Keyword: コロイド・粘土, 土壌の物理化学的性質, フミン酸
GET PDF=09/09003-23.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2008

発表番号 [3-34]

Field Observation for Sediment and Nutrients in Coastal Area

OSAWA Kazutoshi [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]
IKEDA Syunsuke [Graduate School of Science and Engineering, Tokyo Institute of Technology]
KUBOTA RYUZABURO [Graduate School of Science and Engineering, Tokyo Institute of Technology]
NODA Keigo [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

沿岸域における土砂・栄養塩動態に関する現地観測

○大澤 和敏 [宇都宮大学農学部]
池田 駿介 [東京工業大学大学院理工学研究科]
久保田 龍三朗 [東京工業大学大学院理工学研究科]
乃田 啓吾 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

沖縄地方では,赤土流出問題として農地における土壌侵食が流域圏の水環境に甚大な影響を及ぼしている.人為的な影響が顕著である石垣島名蔵湾と人為的影響が比較的少ない石西礁湖を対象として,土砂および栄養塩に関する現地観測を実施した.具体的には,無降雨時,降雨時,そして台風時における採水および観測機器による観測を行い,沿岸域における土砂・栄養塩動態について考察した.

Keyword: 水質, 沿岸域の土砂・栄養塩動態, 赤土流出
GET PDF=08/08003-34.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.660-661 , 2008

発表番号 [6-36]

Improvement on the procedure of the one dimensional compression tests

Fujii Akiko [Ehime University]
Nishiyama Tatsuro [Ehime University]
Fujii Makoto [Nichigi Crown Inc.]
Hasegawa Takashi [Professor Emeritus, Kyoto University]

ロックフィル材料の一次元圧縮試験における手法の改善

○藤井 章子 [愛媛大学]
西山 竜朗 [愛媛大学]
藤井 睦 [日技クラウン株式会社]
長谷川 高士 [京都大学名誉教授]

昨今は,長期供用施設の適切な管理が求められるようになっている.本研究では,ロックフィルダム堤体の材料劣化を評価することを目的として,著者らが検討を進めてきた,一次元圧縮試験による耐劣化性評価手法の改善に対する検討を行った.第一に,試料粒径の変更により,試験から得られる指標の読み取りやすさが改善された.第二に,自然環境下で風化した試料との比較により,試料を人工的に劣化させる手法の妥当性が確認された.

Keyword: ロックフィル材料, 強さ, 劣化
GET PDF=08/08006-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2007

発表番号 (2-46)

Water Balance in Batheay Irrigation System for Mekong Floodplain Development

Someth Paradis [United Graduate School, TUAT ]
Kubo Naritaka [Tokyo University of Agriculture and Technology]
Tanji Hajime [National Institute for Rural Engineering]

メコン氾濫原開発のためのバティ灌漑システムにおける水収支

○ソメート パラディ [東京農工大学連合大学院]
久保 成隆 [東京農工大学農学部]
丹治 肇 [農村工学研究所]

バテイ灌漑システムはメコン河の氾濫原中にある周囲堤と灌漑水路から成る灌漑システムである。周囲堤は洪水期には輪中堤として洪水の侵入を防ぎ、収穫後は貯水池として灌漑水を貯留する。このシステムはカンボジアメコン氾濫原での水資源開発のモデル事業に成り得るものと考え、水収支を調べるために水文・気象観測を実施している。今回の報告では、これまでに得られた観測結果の一部を紹介する。

Keyword: 氾濫原開発, 水田, 貯水池灌漑
GET PDF=07/07002-46.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.784-785 , 2007

発表番号 (6-36)

Evaluation of the Combined Pozzolanic Activities of Fly Ash and Blast Furnace Slag by Thermal Analysis

ASHRAF Muhammad [United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University]
HATTORI Kunio [Faculty of Agriculture, Tottori University]
OGATA Hidehiko [Faculty of Agriculture, Tottori University]
Ajay Goyal [United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University]

熱分析によるフライアッシュと高炉スラグのポゾラン活性の評価

○ASHRAF Muhammad [鳥取大学連合農学研究科]
服部 九二雄 [鳥取大学農学部]
緒方 英彦 [鳥取大学農学部]
Ajay Goyal [鳥取大学連合農学研究科]

ポルトランドセメントに無機質混和材であるフライアッシュと微粉砕高炉スラグをさまざまな割合で混入した材料を作製し,その熱分析(示差熱分析,熱重量分析)を行うことで,ポゾラン活性を検討した。検討したのは,無機質混和材を無混入のコントロール,フライアッアシュ25%混入,フライアッシュ25%と微粉砕高炉スラグ25%混入,微粉砕高炉スラグ50%混入の4種類である。

Keyword: Thermal analysis, Pozzolanic material, Fly ash
GET PDF=07/07006-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2006

発表番号 3-51

LCA Analysis on Agriculture in Okinawa

SAKAI KAZUHITO [Univ. of the Ryukyus]
YOSHINAGA ANSHUN [Univ. of the Ryukyus]

沖縄県の農業のLCA分析

○酒井 一人 [琉球大学農学部]
吉永 安俊 [琉球大学農学部]

沖縄で行われている現行の営農形態について,CO2を中心とした環境負荷物質排出量を農業環境技術研究所(2003)の開発したLCA手法を用いて評価し,沖縄県の農業におけるCO2排出の特性について検討した。その結果,作物の違いによりCO2排出量が違い,集約的農業ほどその値は大きくなること,営農工程においては施肥の割合が大きいこと,同じ作物でも,地域差があることがわかった。

Keyword: LCA, 沖縄, CO2排出
GET PDF=06/06003-51.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.632-633 , 2006

発表番号 6-36

One‐Dimensional Analysis for Open Channel Flow over Submerged Bank Vegetation

AZECHI Issaku [Dept. of Agricul. & Life Sci., Univ. of Tokyo]
SHIMADA Masashi [Dept. of Agricul. & Life Sci., Univ. of Tokyo]
TANAKA Tadatsugu [Dept. of Agricul. & Life Sci., Univ. of Tokyo]

水路側岸に水没した植生群を有する開水路流れの一次元解析法

○安瀬地 一作 [東京大学大学院]
島田 正志 [東京大学大学院]
田中 忠次 [東京大学大学院]

近自然型水路では,水路側岸部に植生群を繁茂させることが行われている.これらの植生群は豊かな自然環境を提供する一方,流れに対して抵抗となり,効率的な送排水を阻害する.現在,このような水路における実用的な一次元解析手法は確立されていない.そこで本研究では,植生抵抗をManning粗度係数で表現し,運動量方程式を用いることで,水路側岸部に水没した植生群を有する流れの簡便な一次元解析法を提案する.

Keyword: 植生群を有する流れ, Manning粗度係数,
GET PDF=06/06006-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2005

発表番号 3-58

Analysis of reaching rate of COD load and nitrogen load in Cidanau watershed, Indonesia

ISHIZUMI Wataru [Graduate School of Utsunomiya Univ.]
GOTO Akira [Utsunomiya Univ.]
MIZUTANI Masakazu [Utsunomiya Univ.]
KANAZAWA Ryo [Graduate School of Utsunomiya Univ.]

インドネシア・チダナウ流域におけるCOD負荷と窒素負荷の流達率の検討

○石積 航 [宇都宮大学大学院]
後藤 章 [宇都宮大学]
水谷 正一 [宇都宮大学]
金沢 亮 [宇都宮大学大学院]

ジャワ島では,水需給の逼迫や水質悪化が進行している。本研究では,ジャワ島の西部に位置するチダナウ流域を例に取り,これらの問題を考える。生活環境に直接影響を与える有機物(汚濁指標はCOD)は発生から流出に至る過程で分解しやすいので,窒素収支に関する知見を活用してCOD負荷に関する汚濁浄化機能の解明を行う。その結果,負荷量・流出量・流達率に対して,窒素負荷とCOD負荷の両方とも同様の傾向が見られた。

Keyword: COD, 窒素, 水質問題
GET PDF=05/05003-58.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.624-625 , 2005

発表番号 6-36

Observation of landslide displacement by GPS monitoring in a Chichibu belt landslide, Shikoku district

NAKAZATO Hiroomi [National Institute for Rural Engineering]
OKUYAMA Takehiko [National Institute for Rural Engineering ]
KURODA Seiichiro [National Institute for Rural Engineering ]
INOUE Keisuke [National Institute for Rural Engineering ]
NAKANISHI Norio [National Institute for Rural Engineering ]
KUSUMOTO Takeshi [Chugoku-Shikoku Regional Agricultural Administration Office]

四国秩父帯地すべり地におけるGPSによる地すべり移動量観測

○中里 裕臣 [(独)農業工学研究所]
奥山 武彦 [(独)農業工学研究所]
黒田 清一郎 [(独)農業工学研究所]
井上 敬資 [(独)農業工学研究所]
中西 憲雄 [(独)農業工学研究所]
楠本 岳志 [中国四国農政局]

四国の秩父帯に位置する破砕帯地すべり地において地表標点型観測点によるGPS連続自動観測システムを構築し、運用を開始した。本システムにより2004年秋の豪雨による5cmに及ぶ変位量を欠測無く行政官署が把握することができ、地すべり地の安全管理における有効性を示すことができた。また、変位に伴う受信機のずれを観測点構造により修正することができた。

Keyword: 地すべり移動量観測, GPS, 地表標点型観測点
GET PDF=05/05006-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.416-364 , 2004

発表番号 5-55

The method of shallow and level pipe drain with thickly spacing in lower paddy fields ()        −A study of an effective pipe drain spacing−

OKUYAMA TAIGA [Chiba Prefectual Agriculture Reserch Center]
KOSHIBA NOBUO [Chiba Prefectual Agriculture Reserch Center]
ARIHARA KATSUYUKI [Chiba Prefectual Agriculture Reserch Center]
IWABUCHI YOSHIHIKO [Chiba Prefectual Agriculture and Forestry Promotion Center]

低湿地圃場における暗渠の浅層無勾配・高密度工法(供法                               欷果的な吸水渠間隔の検討−

〇奥山 泰河 [千葉県農業総合研究センター]
小柴 伸夫 [千葉県農業総合研究センター]
在原 克之 [千葉県農業総合研究センター]
岩渕 善彦 [千葉県香取農林振興センター]

水田特有の土層構造である耕盤が存在することを前提に、暗渠排水施設の圃場内における 機能を検討すると、吸水渠が排水効果を発揮するのは作土の一定範囲内に留まると考えら れた。そこで、実験装置による排水試験を行うとともに、トレンチャー工法とドレンレイ ヤー工法の暗渠を布設した圃場で、吸水渠間の地下水位観測を行い、収量調査を行った。 その結果、排水効果が及ぶ範囲は吸水渠から2.5mまでということが明らかとなった。 

Keyword: ドレンレイヤー暗渠, 農地の汎用化, 無勾配化
GET PDF=04/0405-55.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.426-369 , 2004

発表番号 5-60

Carbonization of Wooden Chips with Simple Kiln and Characteristics of Carbonized Chips

YAMAOKA Masaru [National Institute for Rural Engineering]
SHINOGI Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
HIROSE Yuichi [National Institute for Rural Engineering]

伐採木チップの簡易炭化とチップ炭の物性

〇山岡 賢 [独立行政法人 農業工学研究所]
凌 祥之 [独立行政法人 農業工学研究所]
廣瀬 裕一 [独立行政法人 農業工学研究所]

本報は,ダム工事現場等で一時的に大量に発生する伐採木を炭化し農地施用すること目的に,チップ化された伐採木を簡易な炭焼き手法である”伏せ焼き”の手法を改良して炭化できることを実証するとともに,生成されたチップ炭の物性を報告した.伏せ焼きでは炭化温度が300℃程度と低く,生成されたチップ炭は炭化炉で温度管理されたチップ炭に比べて揮発分割合が大きかった.

Keyword: 土層改良, 炭化, チップ材
GET PDF=04/0405-60.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.502-503 , 2004

発表番号 6-36

Function of Riparian Buffer Zone in Dairy Grassland(機

Unoki Keiji [Independent Administrative Institution, Civil Enginnering Reserch Institute of Hokkaido]
Nkamura Kazumasa [Independent Administrative Institution, Civil Enginnering Reserch Institute of Hokkaido]
Ota hiroaki [Kusiro Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau]
Kawamoto Makoto [Kusiro Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau]

草地酪農地域における河畔緩衝帯の機能(その1)

〇鵜木 啓二 [(独)北海道開発土木研究所]
中村 和正 [(独)北海道開発土木研究所]
太田 寛彰 [北海道開発局釧路開発建設部]
川本 誠 [北海道開発局釧路開発建設部]

草地酪農地域において排水路沿いの草地・林地・湿地で水質水文調査を行い,緩衝帯機能の検討を行った。草地の浸入能は極めて小さく,降雨時に表面流出の発生しやすい状況であり,表面流出水には肥料成分が多く含まれていた。草地に隣接した緩衝帯の地下水水質は表面水濃度より低く,さらに緩衝帯斜面の下部に行くに従い,濃度が低下することを確認した。ただし,緩衝帯での濃度低下は一定以上は進行しなかった。

Keyword: 草地酪農, 緩衝帯, 水質浄化
GET PDF=04/0406-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2003

発表番号 3-11

Bottom Sediment Control of Drainage Canals for Habitats of Aquatic Life

Akie MUKAI [National Institute for Rural Engineering]
Tatsuo NAKA [National Institute for Rural Engineering]
Yoshikazu TANAKA [National Institute for Rural Engineering]

農業排水路を水生生物の生息空間とする底質制御工法

○向井 章恵 [独立行政法人農業工学研究所]
中 達雄 [独立行政法人農業工学研究所]
田中 良和 [独立行政法人農業工学研究所]

傾斜地の排水路を対象に、柵渠のアームに欠口をつけて流れを蛇行させ、底質を制御して水路を生物の生息空間とする工法を開発した。模型実験(勾配1/20)により以下の機能を解明した。1)低水流量時には欠口部の垂直蛇行により淵が、平面蛇行により瀬ができる。2)小規模洪水流量時には十分な水深を持つ淵と0.5m/s程度の流速が生じ、魚類の避難場となる。3)高水流量時は底質が流出するため水路床の保護が必要である。

Keyword: 底質制御, 傾斜地水路, ハビタット
GET PDF=03/0303-11.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.802-803 , 2003

発表番号 6-36

Practical use of neighborhood associations for town development in rural districts around cities

Hideki MAEKAWA [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
Naoki HAYASHI [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
Tsuyoshi TAKAHASHI [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]

都市近郊農村におけるまちづくりへの町内会の活用

○前川英城 [京都大学大学院農学研究科]
林 直樹 [京都大学大学院農学研究科]
高橋 強 [京都大学大学院農学研究科]

まちづくりを進めるうえで必要な住民の合意形成が混住化によって難しくなっている都市近郊農村において,まちづくりの基本といえる地区住民の話し合いを行うための条件を地域住民組織である町内会に着目して考察した.話し合いに地区住民の協力が得られている地区は町内会長を選挙制度で選出しているが,選挙を実施するには地区住民が顔見知りであることが重要であり,顔見知りの範囲はおよそ50世帯であることを明らかにした.

Keyword: まちづくり, 町内会,
GET PDF=03/0306-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2002

発表番号 3-48

Change in ground temperature and soil water content during freezing-thawing process in cool upland crop field

MIZOGUCHI Masaru [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
IMOTO Hiromi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
SEKI Katsutoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
MIYAZAKI Tsuyoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]

高冷地畑の凍結融解過程における地温と土壌水分の変化

○溝口 勝 [東京大学大学院]
井本 博美 [東京大学大学院]
関 勝寿 [東京大学大学院]
宮崎 毅 [東京大学大学院]

高原キャベツの生産地として名高い群馬県北部地方の畑地では、融雪期・梅雨期・台風期における土壌侵食と土壌流亡が深刻な問題になっている。このうち融雪期の土壌侵食は、冬期に形成された凍土層が融雪水の地中浸透を阻むことによって起こると考えられる。本研究では、融雪期の土壌侵食メカニズムの解明と農地管理技術の開発をめざして、畑土壌の凍結融解過程における地温と土壌水分の変化を観測し、その特徴について考察した。

Keyword: 凍結融解, 土壌水分, 地温
GET PDF=02/0203-48.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.678-679 , 2002

発表番号 6-36

Irrigation Water Use Management in Fukuokazeki Land Improvement District

Yukio Tanaka [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,Univ. of Tokyo]
Yohei Sato [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,Univ. of Tokyo]

福岡堰土地改良区における農業用水利用管理に関する研究

○田中 幸夫 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
佐藤 洋平 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

本研究では、これまで明らかにされてこなかった土地改良区内部の農業用水利用管理がどのようなシステムで行われているかを、福岡堰土地改良区の事例を元に明らかにした。調査を進める際に「水利用の公正さ」に着目し、いかにして公正な水配分が行われうるかという考察を行った。管理は水路の規模レベルに応じて土地改良区、集落連合、集落、農家による分業が行われていることがわかった。

Keyword: 公正な水配分, 土地改良区,
GET PDF=02/0206-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2000

発表番号 6-36

低pH条件のアロフェン質火山灰土における硫酸イオンの吸着状態

○石黒 宗秀〔岡山大学〕
牧野 知之〔農業環境技術研究所〕
中島 伴〔ライト工業〕

pH3.3・濃度1mMの溶液条件におけるアロフェン質火山灰土中の硫酸イオン吸着状態を、実験とStern-Gouy-Chapmanモデルを適用した計算により明らかにした。硫酸イオンのほとんどが粘土表面に吸着し、その3割程度は化学的な強い吸着をすることがわかった。このことが、アロフェン質火山灰土を凝集状態に保ち、稀硫酸を流しても透水性が低下しない原因と考えられる。

Keyword: アロフェン質火山灰土, 硫酸イオン, 吸着
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 6-36

組合員アンケート調査からみた土地改良区の現状と活性化の方向性

山上 重吉〔専修大学北海道短期大学〕
○南部 雄二〔(財)北海道農業近代化コンサルタント〕

近年、北海道内の土地改良区では、土地改良区をとりまく様々な課題に対応していくため、組織運営基盤の強化にむけた活性化構想が検討されている。本報告では、活性化構想の検討において土地改良区で実施された組合員へのアンケート調査の集計結果から、3土地改良区の事例をもとに水利用・維持管理・組織運営などの現状と課題を把握し、組織の活性化にむけた方向性を示した。

Keyword: 土地改良区, 水田潅漑, 維持管理
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 6-36

黒ボク土表土厚さが土中水分変動と土壌水分消費量に及ぼす影響ー肥料三要素連続施用が土壌物理性に及ぼす影響に関する研究(掘法

明治大農 高橋 佳孝・中矢 哲郎・○江崎 要

黒ボク土表土(A層)の厚さの違いが、降雨後(ほぼ24時間容水量の後)の連続干天期に、黒ボク土の土層全体の乾燥進行過程にどのような影響を及ぼすか畑地で解析した。A層の厚さが20と50cmの2プロットを選び、深さ5〜160cmまでテンシォメーターを設置し、土中水分変動の模様と土壌水分消費量を比較した。保水性の良いA層の厚さが、土壌水分の毛管上昇補給など土層全体の乾燥に大きく影響することが判明した。

Keyword: 水分移動, 保水性, 関東ローム
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 6-36

残留強度包絡線と定数決定について

琉球大学農学部 宜保 清一
琉球大学農学部 周 亜明
琉球大学大学院 ○中村 真也・ 

Keyword: 残留強度包絡線, 残留強度定数, 有効垂直応力
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 6-36

The_Reductive_Effect_of_a_Geotextile_on_Soil_Erosion_by_Water(ジオテキスタイルの水食削減効果)

高知大学農学部 MonroyS.

Keyword: ジオテキスタイル, 水食, 土壌侵食
GET PDF=



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)