発表番号 [7-03]
The relation between reflection intensity of aerial ultrasonic wave and Manning's coefficient of roughness.
KOFURU TAKAAKI[Mie University faculty of Bioresources]・OKAJIMA KENJI[Mie University faculty of Bioresources]・ISHIGURO SATORU[Mie University faculty of Bioresources]・ITO RYOEI[Mie University faculty of Bioresources]・NAGAOKA SEIYA[Mie University faculty of Bioresources]
空中超音波による開水路の粗度係数測定方法に関する基礎式の提案について
小古 貴晃[三重大学生物資源学部]・岡島 賢治[三重大学生物資源学部]・石黒 覚[三重大学生物資源学部]・伊藤 良栄[三重大学生物資源学部]・長岡 誠也[三重大学生物資源学部]
コンクリート水路の通水機能を評価するにあたり,マニングの粗度係数がよく用いられる.維持管理の容易さのため,水路の粗度係数を簡易に測定する手法が必要とされている.本研究では,空中超音波の反射を利用し,その最大振れ幅と粗度係数の推定方法を確立することを目的とする.水路模型実験から得られた粗度係数と算術平均粗さや,最大振れ幅との関係を導いた.今後は,粗さの分類や目地の与える影響を考慮する必要がある.
Keyword: 開水路流れ, 粗度係数, 空中超音波
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発表番号 [7-03]
Research on strength characteristic and water-holding property of cement-solidification material using bottom sediment in Lake KOYAMA
HYODO MASAHIRO・NISHIYAMA NORITAKA・OGATA HIDEHIKO
[Faculty of Agriculture, Tottori University・Hyogo Prefecture]
湖山池の底泥を用いたセメント固化土の強度特性と保水性に関する研究
兵頭 正浩・西山 法孝・緒方 英彦
[鳥取大学 農学部・兵庫県庁(元 鳥取大学 農学部)]
本研究では,底泥に湖山池の湖水が含まれた状態で,セメント固化土とした際の強度特性と保水性について検討した。その結果,本試験で用いた底泥はTW/C=100%以下では,10N/mm2以上の強度を確保できるが,それ以上のTW/Cになると強度発現を確認できなかった。その理由は,フミン酸による水和阻害の影響と推察された。また,保水性に関しては,TW/C値の増加とともに保水量が線形的に増加することを確認した。
Keyword: 底泥, セメント固化土, 湖山池
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発表番号 [7-03]
Evaluation of seismic-stability of small earth dams by the modified Newmark-D method accounting for strength reduction during shaking
Tatsuoka Fumio [Tokyo University of Science]
Tanaka Tadatsugu [Japan Association of Rural Solutions for Environmental Conservation and Resource Recycling]
Yazaki Sumio [Integrated Geotechnology Institute]
DUTTINE Antonin [Integrated Geotechnology Institute]
MOHR Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
Ueno Kazuo [National Institute for Rural Engineering]
既設ため池堤体の地震時強度低下を考慮した耐震診断手法
龍岡文夫 [東京理科大学]
田中忠次 [地域環境資源センター]
矢崎澄雄 [複合技術研究所]
DUTTINE Antonine [複合技術研究所]
○毛利栄征 [農村工学研究所]
上野和広 [農村工学研究所]
既設ため池の耐震診断は、震度法によって実施されるのが一般的である。しかしながら、東日本大震災のため池調査によって、この手法では地震によって決壊したため池を正確に峻別することができないことが明らかとなった。本稿では、地震動による堤体土の損傷と強度低下を考慮したNewmark法による堤体の変形量を予測する手法を開発し、損傷度や強度低下の影響度を明らかにした。本手法による試算結果を報告する。
Keyword: 構造物の設計手法, 地震工学, 土の動力学的性質
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発表番号 [企-7-3]
A case study of diagnosis of water serviceability function in the Fuchu irrigation canal
Minagawa Akiko [The University of Shiga Prefecture]
府中用水における水利用機能診断の適用事例
○皆川明子 [滋賀県立大学]
府中用水(東京都)を対象とした機能診断事例を報告する。2012年は台風の影響で田植え期後半に取水量が減少し、一部の水田で水不足が発生した。水理・水利用機能診断の結果、分水工の分水性能が著しく低下し、その結果として一部路線の受益水田で水不足が発生したことが明らかとなった。水利用機能診断から、分水工の性能回復に加え、現在ほとんど流量調節が行われていない既存の水門と水路網を活用する対応策が検討された。
Keyword: 水利システムの計測・管理・制御, 水利構造物, 水田灌漑
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発表番号 [7-3]
Estimation of Traveling Speed of Seismic Wave in ARATOZAWA Dam Body
AOYAMA Shigeyasu [Ishikawa Prefectural University]
荒砥沢ダム堤体における地震波伝播速度の推定
○青山咸康 [石川県立大学生物資源環境学部]
荒砥沢ダムは国営迫川上流農業水利事業で建設され,1998年以降供用されている堤高74.4mのフィルダムである.このダムは,試験湛水期間を含め,宮城県北部,岩手宮城内陸,東北地方太平洋沖の3地震を経験し,それらの加速度記録が収録されている.特に岩手宮城内陸地震では堤体に被災を生じたが,その加速度記録は通常の加速度応答特性と異なっている.この点の解明のため,クロススペクトルの解析を通じ伝播速度の推定を試みた.
Keyword: 構造物の動力学的性質, 地震工学, 土構造物の地震時挙動
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発表番号 [7-03]
Relationship between Decomposition of Tropical Peat Soil and Organic Matter Constituents
IWATA Shinichi [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]
ISHIDA Tomoyasu [Faculty of Agriculture ,Utsunomiya University]
NAGANO Toshihide [Faculty of Agriculture ,Utsunomiya University]
KOJIMA Katsumi [ANESC, The University of Tokyo]
OSAWA Kazutoshi [Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]
熱帯泥炭土壌の分解特性と有機物成分の関係
岩田 真一 [宇都宮大学農学部]
石田 朋靖 [宇都宮大学農学部]
長野 敏英 [宇都宮大学農学部]
小島 克己 [東京大学アジア生物資源環境研究センター]
○大澤 和敏 [宇都宮大学農学部]
東南アジア各地域における泥炭土壌のポテンシャル分解速度を比較した結果,土壌中のリグニン含有率が小さい程,分解速度は大きくなった.また,地層毎のポテンシャル分解速度を比較した結果,下層程,土壌中のリグニン含有率は大きくなり,分解速度は小さくなった.これらの結果より,泥炭土壌の有機物成分は,その分解速度を評価するための重要な物性値となることが分かった.
Keyword: 熱帯泥炭土壌, 温室効果ガス, 土壌有機物
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発表番号 [S7-03]
Development of the Repair and Upgrade Projects adapted to the Function of Agricultural Facilities
OGATA Hidehiko [Faculty of Agriculture, Tottori University]
農業水利施設の機能に応じた改修・更新事業の展開
○緒方 英彦 [鳥取大学農学部]
農業水利施設のストックマネジメントは,技術小委員会において作成された資料を参考にしながら全国的に実践されている。一方,これまでの実践を通して,関係者が改めて認識・確認しなければならない事項も明らかになってきた。本文では,農業水利施設の機能に応じた改修・更新事業の展開を図るための参考資料として,「農業水利施設の耐用年数」および「農業水利施設の機能補修」について私見を交えながら概説する。
Keyword: 農業水利施設, 耐用年数, 補修
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発表番号 [7-03]
The study of the fertilizer effect about digestive liquid of methane fermentation
Koyama Tomoaki [Graduate school of agriculture, Ibaraki University]
Kato Tasuku [Agriculture, Ibaraki University]
Kuroda Hisao [Agriculture, Ibaraki University]
Yoshida Koshi [Agriculture, Ibaraki University]
Inoue Eiichi [Agriculture, Ibaraki University]
Sato Tatsuo [Field science center in faculty of agriculture Ibaraki university]
Iwashita Koji [The Japan Association of Rural Resource Recycling Solutions]
メタン発酵消化液の肥料効果の検討
○小山 知昭 [茨城大学農学研究科]
加藤 亮 [茨城大学農学部]
黒田 久雄 [茨城大学農学部]
吉田 貢士 [茨城大学農学部]
井上 栄一 [茨城大学農学部]
佐藤 達雄 [茨城大学農学部フィールドサイエンスセンター]
岩下 浩司 [(社)地域資源循環技術センター ]
本研究ではメタン発酵消化液を地域循環型の肥料として,明確な施肥設計を提案するために,メタン発酵消化液の成分と土壌における成分変化を調べ,その結果を元にポット栽培試験を行った.ポット栽培試験では,メタン発酵消化液の施肥日に播種日から時間差を与えた試験,P・Kの肥料効果を定量的に調査した試験,ヒマワリ・トマト・ツカダイコンを栽培した試験を行った.
Keyword: メタン発酵消化液, バイオマス, 栽培試験
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発表番号 [7-3]
Seismic behavior of Aratozawa Dam in the Iwate-Miyagi Nairiku Earthquake in 2008
Masukawa Susumu [National Institute for Rural Engineering]
Asano Isamu [National Institute for Rural Engineering]
Tagashira Hidekazu [National Institute for Rural Engineering]
Hayashida Yoichi [National Institute for Rural Engineering]
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震における荒砥沢ダムの地震時挙動
○増川 晋 [(独)農研機構 農村工学研究所]
浅野 勇 [(独)農研機構 農村工学研究所]
田頭 秀和 [(独)農研機構 農村工学研究所]
林田 洋一 [(独)農研機構 農村工学研究所]
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震の震央から約16kmにあった荒砥沢ダムは大きな入力加速度を経験した。本地震による被災の概要と地震観測記録の加速度波形の特徴について報告している。大きな入力加速度にもかかわらず,現設計基準はダムの安全性を確保している。応答波形の振動数のピークは数十または100Gal程度の入力加速度に比べ低い振動数にピークが現れ、築堤材料の非線形性を現していると考えられる。
Keyword: ロックフィルダム, 土構造物の地震時挙動, 地震観測記録
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発表番号 [企-17-3]
A viewpoint of application residents’ taxonomic proficiency to survey on lives
MORIYAMA Takumi [Advice Center for Rural Environment Support]
地域住民の生物分類技能を活用した「生きもの調査」の視点
○守山 拓弥 [社団法人 農村環境整備センター]
全国的に取り組みが広がっている「田んぼの学校」では,生きもの調査を実施している団体が多数ある.また,農地・水・環境保全向上対策事業でも農業土木技術者が講師を務めるケースが増えている.そこで本発表では,農業土木技術者の参考とすべく,筆者が実施してきた魚類を対象とした調査の経験を基に、地域住民の生物分類技能を活かした調査方法の視点を報告する.
Keyword: , ,
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発表番号 [企-7-3]
Metal Binding to Humic Substances and Humic Substance/ Mineral Composites
Saito Takumi [Department of Nuclear Engineering and Management, School of Engineering, The University of Tokyo]
腐植物質および腐植物質/鉱物複合体に対する金属イオンの結合に関する研究
○斎藤 拓巳 [東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻]
腐植物質は動植物の遺骸が分解・縮合する過程で生じる難分解性の有機物の総称であり,比較的小さな有機分子が弱い相互作用によって結合した,大きさ数nm程度の有機ナノコロイドである.腐植物質は様々な汚染物質と相互作用をし,汚染物質のキャリアとして働くことが知られている.本講演では,腐植物質への有害金属イオンの結合を対象に,その評価方法や結合量の環境条件への依存性,結合のモデル化について概観する.
Keyword: 腐植物質, 金属イオン, 結合モデル
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発表番号 [7-3]
Estimation of LAI Using ASTER Data in Summer and Winter Season
SHIN Yonghee [The United Graduate of Agricultural Sciences, Kagoshima University]
SEGUCHI Masahiro [Faculty of Agriculture, Saga University]
KORIYAMA Masumi [Faculty of Agriculture, Saga University]
ASTERデータを用いた夏季と冬季のLAI推定
○申 龍熙 [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
瀬口 昌洋 [佐賀大学農学部]
郡山 益実 [佐賀大学農学部]
本研究では,佐賀県小城市周辺の夏季と冬季のLAI現場実測データと対象区域の衛星データ(ASTER)を電磁波放射伝達モデルに適用して算出したLAI値を比較した.その結果,実測値と推定値の間にR2=0.84の高い相関性が見られ,ASTERデータを用いた広域におけるLAIの定量的推定法の有用性が実証された.また,山間部では算出されたLAIが夏季には6以上の所が多く,冬季には6以下の所が多く分布した.
Keyword: 葉面積指数(LAI), ASTER, 分光反射率
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発表番号 [企-07-03]
Production of bioethanol from cellulose biomass
Shindo Sho [Akita Prefectural Agriculture, Forestry and Fisheries Reserch Center]
セルロース系バイオマスからのバイオエタノール生産
○進藤 昌 [秋田県農林水産技術センター総合食品研究所]
食料と競合しないバイオエタノールの原料として、稲わらや雑草などの草木系バイオマス、間伐材や廃木材などの木質系バイオマスの利用が課題となっている。このため草木系バイオマスと木質系バイオマスの前処理方法、及び5炭糖からバイオエタノールが生産可能な酵母を用いた検討を行い、効率良く生産する技術開発に成功した。
Keyword: バイオエタノール, バイオマス,
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発表番号 [企-17-03]
Outline of MAFF's rural power support model project for rural village activation
MUNETA Isao [Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries, Rural Development Bureau,]
農山漁村地域力発掘支援モデル事業の概要
○宗田 功 [農林水産省 農村振興局]
本報では,平成20年度に農林水産省の新規事業として創設された「農山漁村地域力発掘支援モデル事業」の概要紹介を行う。この事業の特徴は,地域資源を活かした持続可能かつ活力ある農山漁村の実現に向けて,地域住民・都市住民・NPO・企業など多様な主体を地域づくりの新たな担い手としてとらえ,これらの協働により「農山漁村生活空間」の保全・活用を行うモデル的な取り組みに対して直接支援する点にある。
Keyword: 農村振興, モデル事業, 直接支援
GET PDF=08/08S17-03.pdf
発表番号 (7-3)
Long-term Change in Temporal Concentration of Daily Rainfall
Chikamori_Hidetaka [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Nagai_Akihiro [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Yoneyama Kosuke [Ehime Prefectural Government]
日降水量の時間的集中度の経年変化
○近森 秀高 [岡山大学大学院環境学研究科]
永井 明博 [岡山大学大学院環境学研究科]
米山 幸佑 [愛媛県]
全国44地点における104年間の日降水量データを対象に,日降水量のエントロピーを計算し,日降水量の時期的集中傾向の経年変化を調べた。その結果,全対象地点において 1980 年以降,日降水量が時期的に集中して発生する傾向が強くなることが分かった。また,日降水量の平均値と変動係数について同様の検討を行った結果,変動係数は経年的に大きくなる傾向が示されたが,平均値には目立った変動は見られなかった。
Keyword: 水文統計, 降雨特性, エントロピー
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発表番号 (企-7-3)
Effect of temperature and light on egg hatching in Sympetrum frequens, S.darwinianum and S.infuscatum
Jinguji Hiroshi []
アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボの卵の孵化に及ぼす光と水温の影響
○神宮字 寛 [宮城大学]
アカネ属の代表的な3種(アキアカネ,ナツアカネ,ノシメトンボ)の個体数の増加・減少に関わると思われる光および水温条件と孵化の関係を検討した.この成果をもとにアカネ属3種におよぼす耕起,代かきの影響について考察する。さらに、農薬散布の有無がアカネ属の発生個体数に与える影響について述べる。
Keyword: アカネ属, 水温, 光
GET PDF=07/07S07-03.pdf
発表番号 7-3
Characteristic of Heat Balance on Sloping Forest Watershed
Takigami Nobuko [Graduate School of Agriculture, Kyoto]
Mitsuno Toru [Graduate School of Agriculture, Kyoto]
Nakamura Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto]
森林流域の傾斜地における熱収支特性
○滝上 伸子 [京都大学大学院農学研究科]
三野 徹 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
傾斜した森林において,熱収支の解析と蒸発散量の推定を行った.補完関係式を用いて蒸発散量を推定すると,基準となる短期水収支法よりもピークが前にずれる傾向がある.傾斜地では,収支期前半は気温より地温が低いため大気が安定し,蒸発散が押さえられる.しかし,補完関係式による推定値は一高度での値を用いているため,このような密度差を反映できていない.今後,さらに詳細な調査が必要である.
Keyword: 蒸発・蒸発散, 熱収支, 傾斜地
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発表番号 企画7-03
Effects of Elevated CO2 on Evapotranspiration, Photosynthesis and Water Use Efficiency in a Rice Paddy Field
Oue Hiroki [Faculty of Agriculture, Ehime University]
Yoshimoto Mayumi [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Kuwagata Tsuneo [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Kobayashi Kazuhiko [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
大気CO2濃度の上昇が水田の蒸発散・光合成速度・水利用効率に及ぼす影響
○大上 博基 [愛媛大学農学部]
吉本 真由美 [農業環境技術研究所]
桑形 恒男 [農業環境技術研究所]
小林 和彦 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
大気CO2濃度を上昇させるFACE装置を設置した水田で,高CO2および現状CO2水田におけるイネの気孔コンダクタンスと個葉光合成速度の観測および微気象観測を行った.高CO2環境下では気孔の閉鎖と個葉光合成速度の上昇が確認された.気孔コンダクタンスモデルと個葉光合成モデルを多層モデルに組み込んで数値シミュレーションを行い,CO2濃度上昇による水田全体の蒸発散量,光合成速度,水利用効率の変化を定量化した.
Keyword: 大気CO2濃度上昇, 水田の蒸発散・光合成速度, 多層モデル
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発表番号 7- 3
Study of solving pipe-flows and mixed free-surface -pressurized flows in the Circular Conduit
SHIMADA Masashi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
TANIWAKI Kenichi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
射流・常流が混在する円管開水路流れの満流化の数値解析に関する研究
島田 正志 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
○谷脇 健一 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
開水路流れからの満流化とその逆過程の現象は、農業用水システムに限らず都市排水網でも発生する。実務的な1次元水理解析法としてはPreissmann法が、満流化後の解析には仮想的なスロットを用いたスロットモデルが、最も良く使用される。これに応じ限界流の発生・消滅、跳水を扱える*1Chang−Moll scheme(CMS)による円形断面での満流化解析について報告する。
Keyword: 管・開水路流れ, 数値流体力学,
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発表番号 企- 7- 3
Effect of amount of irrigated water on growth and fruit qualities of cucumber
MOTOI DAISUKE [United Graduate School of Agriculture Sciences, Tottori University]
TYOU NANAKO [Faculty of Agriculture, Tottori University]
YAMADA SATOSHI [Faculty of Agriculture, Tottori University]
INOSAKO KOJI [Faculty of Agriculture, Tottori University]
MANABE HISASHI [Faculty of Agriculture, Tottori University]
ビニルハウス栽培キュウリの生長・果実品質に及ぼす灌漑水量の影響
○元井 大輔 [鳥取大学大学院連合農学研究科]
庁 奈々子 [鳥取大学農学部]
山田 智 [鳥取大学農学部]
猪迫 耕二 [鳥取大学農学部]
真鍋 久 [鳥取大学農学部]
ビニルハウス栽培キュウリの果実収量・品質( Ca, NO3−N, 総ビタミンC )に与える灌漑水量の影響を調査した。その結果、果実収量およびCaを除く品質項目に有意な差異は認められなかった。このことから、ビニルハウス栽培下におけるキュウリ果実の収量・品質は水ストレス条件下においても極めて安定しており、標準的な総灌漑水量を最大で約50%節減することが可能であることが分かった。
Keyword: 土壌水分張力, 果実品質, 作物生長
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発表番号 7- 3
Development of Practical-type Paddy Fishway for Symbiosis with The White Stork
Yokogawa Nobuyuki [Hyogo Pref. Toyooka Land Improvement Office]
Takabayashi Kazuyoshi [Hyogo Pref. Toyooka Land Improvement Office]
コウノトリとの共生に向けた実用的な水田魚道工の開発
横川 信行 [兵庫県豊岡土地改良事務所]
〇高林 主佳 [兵庫県豊岡土地改良事務所]
兵庫県ではコウノトリの野生復帰を目指した一大プロジェクトが推進されており、人と自然が共生する地域づくりは平成15年度の田園自然再生活動コンクールで農林水産大臣賞を受賞した。農業農村整備では環境保全型工法の取り組みを重点的に行い、特に水田魚道という田と排水路をつなぐ小型水路を手がけている。このモニタリング調査結果をふまえて考案された、一筆排水工を併用した実用的な水田魚道工について説明を行なう。
Keyword: コウノトリ, 水田魚道, 田園自然再生
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発表番号 S07- 3
Kobayashi Akira [Kyoto university]
アイデアの創出と全体的理解の促進のために−力学教育と地盤工学からの試み−
○小林 晃 [京都大学]
現在の学生の物造りに対する興味の消失を考えると,如何に知識の連携がなされて全体の工学的目的が達成されるのかを教え,物を造ることの面白み,難しさを考えさせることが必要である.そのような現状を鑑み,現在試みている課題探求型の設問例を示し,その目的について述べる.
Keyword: 教育, 問題解決, 力学
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発表番号 S17- 3
Formation of Loacal Resource-recycling System
ariyoshi toshinori [Depertment of Agriculture,Hokkaido Government]
資源循環システムの形成
○有好 利典 [北海道農政部]
集中処理方式のふん尿処理施設では、地域利用を含めた全体システムの構築が重要となる。本報告では、北海道後志支庁における酪農家と耕種農家間でふん尿等を循環利用する事例を紹介し、地域資源循環システムの形成に当たっての課題や対策を示す。ふん尿・副資材の収集〜堆肥利用にいたる作業管理のシステムづくり、酪農家・耕種農家・管理運営団体の役割分担、および維持持続のための関係者の連携と合意形成が重要である。
Keyword: 堆肥処理施設, 家畜ふん尿リサイクル,
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発表番号 7-3
Topographic Effect on Soil Erosion using RUSLE Model for small size watershed
Kazunori Uchida [Faculty of Agriculture, Kobe University]
Abdul Nasir [Graduate School of Science and Technology, Kobe University]
小流域でのRUSLEモデルによる土壌侵食の地形効果
内田一徳 [神戸大学農学部]
○アブドル ナシル [神戸大学自然科学研究科]
本研究の目的は,滋賀県川向流域の土壌侵食量をRUSLEモデルにより予測することの妥当性を評価することにある.RUSLEの侵食係数(EI30)と侵食係数(R)を1993年から1998年の日・月・年降雨量から,侵食性・地形・被覆管理係数はそれぞれ採土W高データ・植生情報から評価した.観測点の集中堆積物実測データから求めた本流域の年平均土壌侵食量は27.7kg/ha/yに対して,平均予測値は28.9kg/ha/yであった。
Keyword: 土壌侵食, 降水量, 予測モデル
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発表番号 7-3
Problems and their improvement on in-situ automatic water quality measurement-the case of FIP system-
Kazuya TSURUGA [Guraduate School of Science and Technology, Kobe University]
Akio TADA [Faculty of Agriculture, Kobe University]
Takeshi HATA [Faculty of Agriculture, Kobe University]
Haruya TANAKAMARU [Guraduate School of Science and Technology, Kobe University]
現地水質自動観測における問題点と改良-FIPシステムの事例
○鶴賀 一也 [神戸大学大学院自然科学研究科]
多田 明夫 [神戸大学農学部]
畑 武志 [神戸大学農学部]
田中丸 治哉 [神戸大学大学院自然科学研究科]
本研究ではFIP(フローインジェクション電位差計測法)に基づいた現場設置型FIP自動水質分析システムを開発した。測定項目はK+、Na+、Cl‐であり、2週間の連続観測が可能である。本システムを2000年9月より奈良県五條市の山林流域に設置し観測を行った。今回は、現場試験運転の結果と、本システムで連続観測をしていく上で問題となった現場連続観測をする上での問題点とその改良について報告する。
Keyword: 自動連続観測, FIP, オンサイト分析
GET PDF=02/0207-03.pdf