発表番号 [3-31(P)]
How do observed data of discharge reflect the properties of experimental catchments?
TAKASE Keiji[]・OGURA Akira[Ishikawa Prefectural Foerst Research Center ]
流出量観測データは流域特性をどのように反映しているのだろうか?
○高瀬 恵次[石川県立大学・(株)ホクコク地水]・小倉 晃[石川県農林総合センター林業試験場]
流出量の観測は、様々な水に関わる計画・設計や気象変動など諸環境の変化が水循環に与える影響を評価する上で重要である。とくに、谷の収斂する地点で観測される流出量データは、その集水域内で生ずる流出特性だけでなく土壌特性、さらには蒸発散特性など多くの流域特性を反映する貴重なデータである。本研究では、筆者らが観測を行ってきた4流域の流量データを解析し、それぞれの流域の特性と比較・検討した。
Keyword: 流出特性,蒸発・蒸発散,水収支・水循環, ,
GET PDF=23/3-31(P).pdf
発表番号 [7-21]
Runoff characteristics of "mountain grazing" sites in the satoyama area of Neba Village, Nagano
TAKEMURA Fumiki[Graduate School of Science and Technology, shinshu University]・UCHIKAWA Yoshiyuki[Academic Assembly, Shinshu University]・FUKUYAMA Taijiro[Academic Assembly, Shinshu University]・ONO Hiroshi[Academic Assembly, Shinshu University]
長野県根羽村の里山域における「山地放牧」開設地の流出特性
○竹村 郁輝[信州大学(院)]・内川 義行[信州大学]・福山 泰治郎[信州大学]・小野 裕[信州大学]
新規に中山間地域農村の集落周辺部の里山域で山地放牧を導入するためにはまず放牧地開設が必要となる。そこでは流出量の変化や土壌保全への配慮が重要となるが研究事例はほとんどない。長野県根羽村では2018年に放牧地を開設し、水文・気象データの計測を行ってきた。そこでは、面積の3割程度の森林伐採が行われると流出量や濁度の値に顕著な差が見られた。要因として渓流を横断する流域内の未舗装道路の影響が考えられた。
Keyword: 中山間地域,山地放牧, ,
GET PDF=23/7-21.pdf
発表番号 [3-31(P)]
Development of Non-Destructive Damage Inspection for in-Service Concrete Structure- (1) Visualization and Quantification of Cracking Damage in-Service Concrete by X-ray CT Method -
○Nadezhda MOROZOVA[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Kazuma SHIBANO[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Yuma SHIMAMOTO[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・Tetsuya SUZUKI[Faculty of Agriculture, Niigata University]
Development of Non-Destructive Damage Inspection for in-Service Concrete Structure- (1) Visualization and Quantification of Cracking Damage in-Service Concrete by X-ray CT Method -
○Nadezhda MOROZOVA[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Kazuma SHIBANO[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Yuma SHIMAMOTO[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・Tetsuya SUZUKI[Faculty of Agriculture, Niigata University]
供用されているコンクリート構造物は局所的に欠損が蓄積する。その際,微細なひび割れが発達し,耐久性のが低下する。それゆえに,既存施設の損傷蓄積をモニタリングすることは不可欠である。筆者らは,AE法と関連する非破壊検査手法を用いてコンクリート損傷の推定方法を開発している。本研究では、X線CT法と2D/3Dのポスト処理によるひび割れ損傷の実態検出を試みた。
Keyword: Concrete,Damage,Physical properties,Durability,Non-destructive inspection,X-ray CT method, ,
GET PDF=22/[3-31(P)].pdf
発表番号 [7-21]
Validation of tensile strength of fill dam materials
○WATANABE Tomoyuki[NTC consultants]
フィルダム材の土質の違いと引張応力の評価
○渡邉 友之[NTCコンサルタンツ(株)]
既往の大規模地震時に近傍に位置する2箇所の中心遮水型ロックフィルダムの遮水性ゾーンについて,一方では堤体天端部における引張クラックが確認され、一方では遮水性ゾーンの損傷はみられなかった。クラックが発生した遮水性ゾーンの塑性指数は比較的小さく、クラック発生に寄与したと考えられる。割裂試験による推定引張応力と三軸圧縮試験より推定した降伏曲面を用いて許容引張応力に関する評価を行った。
Keyword: 土の静力学的性質, ,
GET PDF=22/[7-21].pdf
発表番号 [2-67]
Evaluation of measures to prevent red soil runoff in Okinawa,Japan
Ysushi Hori[NTC Consultants Co.,Ltd.]・Mototsugu MURATA[NTC Consultants Co.,Ltd.]・Toshihiro SHIMIZU[NTC Consultants Co.,Ltd.]・Kumiko UCHIDA[NTC Consultants Co.,Ltd.]
沖縄県における赤土等流出防止対策の評価
堀 泰史[NTCコンサルタンツ(株)]・村田 基次[NTCコンサルタンツ(株)]・志水 利宏[NTCコンサルタンツ(株)]・内田 空美子[NTCコンサルタンツ(株)]
赤土等流出防止対策は,農地の耕土流出を防ぎ,農業生産や水産業・観光業などへの影響を防ぐことによって沖縄県民の生活基盤である産業を守るとともに,国民にとってかけがえのない沖縄の海を守る重要な取り組みである。本稿では,赤土等流出防止対策による流出量削減状況,国民の意向及び経済的な観点から赤土等流出防止対策の評価を試みたものである。
Keyword: 赤土等流出防止対策, ,
GET PDF=20/[2-67].pdf
発表番号 [7-21]
A trial to simulate discharge of radioactive Cs from small forested watershed
Takuhei Yamasaki[Center for Environmental Creation, Fukushima Prefecture]・Shoichiro Hamamoto[The University of Tokyo]・Chris Renschler[University at Buffalo, The State University of New York]・Taku Nishimura[The University of Tokyo]
森林小流域からの放射性Cs流出のモデル化
山崎 琢平[福島県環境創造センター]・濱本 昌一郎[東京大学]・Chris Renschler[ニューヨーク州立大学]・西村 拓[東京大学]
放射性セシウムの森林からの流出特性を検討するため,土壌に吸着したセシウムが流出すると仮定し,飯舘村内の森林小流域を対象に,小河川流出水のモニタリングとGeoWEPPを用いた水食のシミュレーションを行った.その結果,森林中,流水域近傍の限定された地点から土砂流亡が生じていることが示唆された.これが,森林からの放射性セシウム流出速度が小さいことの一因と考えられる.
Keyword: 降雨流出, 水食, WEPP
GET PDF=19/7-21.pdf
発表番号 [7-21]
Fabrication of Concrete Using Low Quality Crushed Rock Waste
Mariko Suzuki[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Kazuya Inoue[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Tsutomu Tanaka[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
低品質な砕石ズリを有効利用したコンクリートの作製
鈴木 麻里子[神戸大学大学院]・井上 一哉[神戸大学大学院]・田中 勉[神戸大学大学院]
近年,良質な骨材の入手が困難になり,骨材の安定供給が危ぶまれている.資源的および地域的制約により,コンクリート用骨材が極めて多様化する中で,安定した供給を目指すため,本研究では廃棄待ちの砕石ズリに着目し,粒度調整や表面加工することなく,コンクリート用粗骨材として再利用することを検討した.その結果,動的なフレッシュ性状に留意することで砕石ズリをコンクリート用粗骨材として利用できる可能性が示唆された.
Keyword: コンクリートの性質, 廃棄物, リサイクル
GET PDF=18/7-21.pdf
発表番号 [7-21]
Toward the practical application of roughness coefficient measurement of agricultural channels under operation by aerial ultrasonic method
OKAJIMA Kenji[Mie University]・Watanabe Masato[Wakasuzu Consultants Co.,Ltd.]・Nagaoka Seiya[Mie University]・Ito Ryouei[Mie University]・Watanabe Ken[Maruei Concrete Industry Co.,Ltd]
空中超音波法による供用中の農業用水路の粗度係数計測の実用化に向けて
岡島 賢治[三重大学大学院]・渡邊 真人[若鈴コンサルタンツ(株)]・長岡 誠也[三重大学大学院]・伊藤 良栄[三重大学大学院]・渡部 健[丸栄コンクリート工業(株)]
空中超音波法による農業用水路の粗度係数計測の実用化に向けて,空中超音波法で求めた合成粗度係数の予測値が潤辺で粗さの異なる模型水路実験での粗度係数の実測値を予測できるかの検証したところ,予測値は実測値を比較的よく再現できた.また,不陸のない堆砂した水路底面での空中超音波法の粗度係数の計測条件は,河床材料の平均粒径以下まで水位を下げることであることがわかった.
Keyword: 空中超音波, ,
GET PDF=17/7-21.pdf
発表番号 [G-2-7]
Attractions and Challenges of Investigation in Abroad -A investigation in Thailand-
NAKAMURA SHUHEI[Graduate School of Agriculture, Utsunomiya Univ.]
海外調査の魅力と課題―タイにおける調査から―
中村 周平[宇都宮大学大学院]
短期の海外研究派遣者数は増加傾向にあり、研究対象としての海外への関心は高まっているといえる。海外調査が魅力的なものとなっている一方で、課題も存在する。タイにおける米植付け方法の聞き取り調査から、新しい植付け方法の発見といった興味深い現象との出会いや、日本とは異なる言語・文化との触れ合い等魅力的な面をみることができた。しかし、仮説にない予想外の現象等困難な面もあり、これは魅力的な面と表裏一体である。
Keyword: 海外調査, タイ, 聞き取り
GET PDF=16/G-2-7.pdf
発表番号 [7-21]
Considerations of neutralization depth measured by the core bit method
KAWABE Shohei[Institute for Rural Engineering, NARO]・ASANO Isamu[Institute for Rural Engineering, NARO]・Mori Mitsuhiro[Institute for Rural Engineering, NARO]・KAWAKAMI Akihiko[Institute for Rural Engineering, NARO]
コアビット法による中性化深さ測定の留意点
川邉 翔平[農研機構 農村工学研究部門]・浅野 勇[農研機構 農村工学研究部門]・森 充広[農研機構 農村工学研究部門]・川上 昭彦[農研機構 農村工学研究部門]
無機系被覆工の中性化深さ測定法として提案されているコアビット法について,小口径コアの割裂面を用いた測定法と比較した.コアビット法による平均値が若干大きくなる結果となった.また,材料によっては,フェノールフタレイン溶液噴霧後に継時的な呈色状況の変化が生じる場合や,中性化深さ自体にばらつきがある場合があるため,呈色状況の観察が重要である.
Keyword: 無機系表面被覆, 中性化, コアビット
GET PDF=16/7-21.pdf
発表番号 [7-21]
Measures for corrosion of dissimilar metal connection for gate equipment of Shintawaraizeki
Shinbo Yoshitake[Chugoku Land Improvemnet Research,Planning, and Management Office]・sakamoto wataru[Chugoku Land Improvemnet Research,Planning, and Management Office]
新田原井堰ゲート設備の異種金属接続腐食対策
新保 義剛[中国四国農政局中国土地改良調査管理事務所]・坂本 渉[中国四国農政局中国土地改良調査管理事務所]
国営施設機能保全事業「吉井川地区」において実施中の新田原井堰ゲート設備の整備に際して、既設扉体の一部をステンレス鋼にて更新することに伴い発生する、普通鋼とステンレス鋼との電位差による異種金属接続腐食の問題に対して、更新部材と既設部材との間に非金属の材質を介在させ、絶縁することで対応した事例について、検討・採用した内容について報告する。
Keyword: 工法・施工, ,
GET PDF=15/7-21.pdf
発表番号 [7-21]
Evaluations for load bearing capacity of hood form tunnel with internal reinforcement
okamoto yuuki・matsumoto takumi・asano junpei・natsuka isamu・isii masayuki
[Kinki Regional Agricultural Administration Office・United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University・Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
内面補強を施したほろ型トンネルの耐荷性評価
岡本 祐輝・松本 拓・浅野 純平・長束 勇・石井 将幸
[近畿農政局・鳥取大学大学院連合農学研究科・島根大学生物資源科学部]
本研究ではほろ型トンネルの補強方法として内面補強に着目し、耐荷力の向上を目的として、構造と材料の観点から二つの載荷試験を行った。構造の観点から、側壁基部にハンチを加えて補強を施した供試体を用いた試験では、上部の変位を抑制できず、破壊形態が変化することが判明した。材料の観点から、HPFRCCを用いて補強を施した供試体を用いた試験では、耐荷力はひび割れの有無や付着強度の影響を受けることが判明した。
Keyword: ほろ形トンネル, FRPグリッド, HPFRCC
GET PDF=14/7-21.pdf
発表番号 [7-21]
Study on uitlization of crushed EPS waste mixed soil- Consideration of the impact propagation absorbency effect -
KIMATA Takashi [Osaka Prefecture University]
KAWAGUCHI Yutaro [Osaka Prefecture University]
KUDO Yosuke [Osaka Prefecture University]
EPS破砕片混合土の有効利用に関する研究−混合土中を伝播する衝撃の吸収性に関する考察−
○木全 卓 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
川口雄太郎 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
工藤庸介 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
EPS破砕片が混合土中を伝播する衝撃をどの程度低減させる効果を有するのかを検討した.具体的には,衝撃載荷試験を行って伝播する加速度の減衰率や衝撃の伝播時間などを混合比との関係で比較・考察した.その結果,土にEPS破砕片を混合すると土中を伝播する衝撃が大きく減衰され,その効果は同じ剛性を有するとみなされる土よりもかなり大きくなることがわかった.
Keyword: EPS破砕片, 衝撃吸収性, 変形特性
GET PDF=13/13007-21.pdf
発表番号 [7-21]
Dynamic Behavior of Flexible Buried Pipe on Rigid Bedding
ONO Kohei [Faculty of Agriculture, Kobe University]
KAWABATA Toshinori [Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
MOHRI Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
ARIYOSHI Mituru [National Institute for Rural Engineering]
剛体基礎上たわみ性埋設管の動的挙動
○小野耕平 [神戸大学農学部]
河端俊典 [神戸大学大学院農学研究科]
毛利栄征 [農村工学研究所]
有吉充 [農村工学研究所]
環剛性が等しく管厚が異なる3種類のたわみ性管を用いて,振動台実験を行った.コンクリート基礎を用いて管側部に応力集中を作用させ,埋設管の地震時の変形挙動に与える影響について検討を行った.その結果,応力集中の発生箇所において,管厚の薄い埋設管で卓越した曲げひずみおよび軸応力が発生し,破壊の危険性が高くなることが明らかになった.
Keyword: 埋設管, 振動台実験, ひずみ
GET PDF=12/12007-21.pdf
発表番号 [7-21]
Treatment of agricultural water polluted with domestic waste water
Haraguchi Tomokazu [Faculty of Agriculture, Saga University]
Tanaka Akira [Professor Emeritus, Saga University]
Nakashima Rei [Graduate School of Agriculture, Saga University]
生活排水の流入した農業用水の浄化
原口智和 [佐賀大学農学部]
田中 明 [佐賀大学名誉教授]
○中島 玲 [佐賀大学大学院農学研究科]
佐賀県上場台地にある生活排水の流入する沈砂池の農業用水の水質を調べたところ、CODやアンモニア態窒素濃度が農業(水稲)用水基準を大幅に超える極めて高い値を示した。その簡易的な対策として、キトサンの凝集能を利用した浄化、および土壌浸透による浄化を試みたが、農業(水稲)用水基準を満たすまでCODを削減することはできなかった。
Keyword: 農業用水, 生活排水, COD
GET PDF=11/11007-21.pdf
発表番号 [7-21]
Quantity of Sea Salt Aerosol to Land, Trial in Mie Prefecture and Okinawa Prefecture
SAMOTO Yasuto [Faculty of Bioresources, Mie University]
HIROZUMI Toyokazu [Graduate School of Bioresources, Mie University]
FURUIE Katsuhiko [Okinawa Environmental Research & Technology Center]
OGASAWARA Takashi [Okinawa Environmental Research & Technology Center]
NAKANISHI Yasuhiro [Miyako Subtropical Farm, Tokyo University of Agriculture ]
NARIOKA Hajime [Graduate School of Bioresources, Mie University]
海塩微粒子の陸地供給量について―三重県および沖縄県における試行調査報告―
佐本 康人 [三重大学生物資源学部]
廣住 豊一 [三重大学大学院生物資源学研究科]
古家 克彦 [財団法人沖縄県環境科学センター]
小笠原 敬 [財団法人沖縄県環境科学センター]
中西 康博 [東京農業大学宮古亜熱帯農場 ]
○成岡 市 [三重大学大学院生物資源学研究科]
海塩微粒子が地形・気象要因等によって陸上部に供給される実態を明らかにし、また定量化することを目的として、三重県(津)および沖縄県(本島、宮古島、石垣島)において現地調査を行った。捕捉された主要塩類は、検出量が多い順に、津では「SO42-、Ca2+、Cl-、Na+」、沖縄本島では「Cl-、SO42-、Na+、Ca2+」、宮古島、石垣島では「Cl-、Na+、SO42-、Ca2+」、の順であった。
Keyword: 環境保全, 環境影響評価, 物質循環
GET PDF=10/10007-21.pdf
発表番号 [7-21]
EFFECT OF SLAKING AND DRYING ON DESALINIZATION FROM SALINE SOIL
Abul Hasnat Md. Shamim [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
Akae Takeo [Graduate School of Environmental Science, Okayama University]
塩類土壌の除塩に及ぼすスレーキングと乾燥の効果
○Abul Hasnat Md. Shamim [岡山大学大学院環境学研究科]
赤江 剛夫 [岡山大学大学院環境学研究科]
スレーキングは土塊の水浸に対する安定性の観点から研究されてきたが、本研究では塩類土の効果的な除塩方法におけるスレーキングの効果を実験的に評価した。異なる乾燥程度を与えた塩類土の初期含水比を10〜60%に調整し、スレーキング率と土塊から解放される塩分量を測定した。風乾以上の乾燥はスレーキングを増大した。また、初期含水比20〜30%で最大のスレーキング率を生じ、この時、解放される塩分量も最大となった。
Keyword: 除塩, スレーキング, 乾燥
GET PDF=09/09007-21.pdf
発表番号 [7-21]
Verification on population density and distribution of frogs in habiting ecologically-sound land consolidated field
Matsuzawa Shinichi [United Graduate of Agricultural Science, Tokyo Univ. Agri. And Tech.]
Matsuzaki Masumi [Utsunomiya Univ.]
Mizutani Masakazu [Utsunomiya Univ.]
Yoshida Daisuke [Shizuoka Prefecture]
生態系保全型圃場整備地域におけるカエル類の生息状況の検証
○松澤 真一 [東京農工大学連合大学院]
松崎 真澄 [宇都宮大学]
水谷 正一 [宇都宮大学]
吉田 大祐 [静岡県]
谷津において実施された生態系保全型圃場整備のカエル類モニタリング調査を通じて,密度・分布を把握し,圃場整備事業の攪乱による影響を検討した.その結果,カエル類は攪乱の影響が非常に大きかったが,ツチガエルはその後密度の回復傾向が認められた.それに対しニホンアカガエルは回復傾向が認められなかった.これは圃場整備による乾田化やU字溝への転落の影響が大きいと考えられた.
Keyword: 生態系, 圃場整備, 環境保全
GET PDF=08/08007-21.pdf
発表番号 (7-21)
Monitoring of pH and EC of Rain, Stem Flow and Mountain Stream in a Forest Basin
MORIOKA Megumi [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
TAKIGAMI Nobuko [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
NAKAMURA Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
MITSUNO Toru [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
森林流域での降雨,樹幹流,渓流水のpHとECの測定
○森岡 めぐみ [京都大学大学院農学研究科]
滝上 伸子 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
三野 徹 [京都大学大学院農学研究科]
森林流域で林外雨,樹幹流,渓流水のpHとECの観測を行った結果から,本流域の降雨はあまり酸性化しておらず,渓流水は酸緩衝能を有すると考えられるが,樹幹流のpHは乾性沈着等の影響を受けて低い値を示しており,樹幹近傍の土壌酸性化が懸念される.また降雨量や無降雨期間との関係について考察を行い,降雨特性が林外雨と樹幹流のpH,ECに影響することを確認した.
Keyword: pH, EC, 酸性雨
GET PDF=07/07007-21.pdf
発表番号 7-21
An Analysis of Flood Mitigation Function in a Low Flat Paddy Field Area
Iwamoto Tomohiro [Rural Infrastructure Department, Kanto Regional Agricultural Administration Office ]
Satoh Masayoshi [Institute of Agricultural and Forest Engineering, University of Tsukuba ]
低平水田地域における洪水流出機構の解明
○岩本 智裕 [関東農政局整備部]
佐藤 政良 [筑波大学農林工学系]
水田には国土保全,アメニティ等の多面的機能があると言われており,その中の1つに洪水低減機能がある。しかし,降雨時の水田における水の動態に基づいた実証的な研究はほとんど行われていない。そこで,洪水低減機能の視点から,水田地域における降雨の貯留・流出特性を現地観測に基づき明らかにした。
Keyword: 水田, 氾濫, 洪水低減機能
GET PDF=06/06007-21.pdf
発表番号 7-21
Comparison between Evapotranspiration and Transpiration of Maize Crop
ODANI HIROMICHI [Shiga Prefecture of University]
SASAKI KANAKO [Shiga Prefecture of University]
TAKEUCHI SHINICHI [Kyusyu Kyouritsu University]
YANO TOMOHISA [Tottori University,Emeritus]
メイズの蒸発散量と蒸散量との比較
小谷 廣通 [滋賀県立大学環境科学部]
○笹木 加奈子 [滋賀県立大学大学院環境科学研究科]
竹内 真一 [九州共立大学工学部]
矢野 友久 [鳥取大学名誉教授]
微気象学的方法で測定したメイズの蒸発散量と茎内流の測定から得られた蒸散量とを比較し、両方が良好に一致することを示した。また、熱線風速計を用いて植被下畝間における水平風速を測定し、各日とも30分間の平均風速が日中0.2m/s程度あることがわかった。これらのことから、植被下畝間における水蒸気の水平輸送量が存在するか、あるいは土壌面蒸発がほとんどない可能性を確認することができた。
Keyword: メイズ, 蒸発散量, 蒸散量
GET PDF=05/05007-21.pdf
発表番号 7-21
Correlation between succession and field management of submerged paddy fields
TANIMOTO Takeshi [National Institute for Rural Engineering]
WAKASUGI Kousuke [National Institute for Rural Engineering]
FUJIMORI Shinsaku [National Institute for Rural Engineering]
湛水管理した休耕田における植生遷移と管理技術
〇谷本 岳 [独立行政法人農業工学研究所]
若杉 晃介 [独立行政法人農業工学研究所]
藤森 新作 [独立行政法人農業工学研究所]
耕起の頻度と湛水管理を異にした休耕田における植生遷移の違いと復田化について検討した。休耕田をビオトープ的に湛水管理する場合、復田を困難にする要因となるガマなどの大型抽水植物の増殖を防ぐには3年目に刈取りと耕起を行う。またオオフサモなどの小型抽水植物は落水あるいは耕起で発生を抑制できる。復田後の水稲栽培では、通常の除草剤施用と無肥料での栽培で茨城県平均の9割程度の収量を得ることができた。
Keyword: 休耕田, 水生植物, 湛水管理
GET PDF=04/0407-21.pdf
発表番号 7-21
Development of the simple land leveling work system of a field surface
Takayuki Kuraoka [Kumamoto Prefectural Agricultural Research Center]
Masami Murakawa [Kumamoto Prefectural Agricultural Administration Department]
Yasuo Ishigori [Kumamoto Prefectural Agricultural Research Center]
Takeo Kaneko [Kumamoto Prefectural Agricultural Administration Department]
田面の簡易均平化作業システムの開発
○倉岡 孝幸 [熊本県農業研究センター]
村川 雅己 [熊本県農政部]
石氷 泰夫 [熊本県農業研究センター]
兼子 健男 [熊本県農政部]
基盤整備後の大区画水田において発生する局所的な不陸を営農段階で解消する効率的な均平技術の開発が望まれている。本報では掘削・盛土する位置とその土量とをパソコン画面上に表示する運土ナビゲーションシステムをトラクタに載せ、その画面を見ながらトラクタ後部のトラクタダンプを操作することにより、1人で容易に均平化作業できるシステムを開発したので報告する。
Keyword: 大区画水田, 均平, 運土ナビゲーションシステム
GET PDF=03/0307-21.pdf
発表番号 7-21
Study of the Suspended Sediment Runoff Model for General Use
Kazutoshi OSAWA [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Kazuhito SAKAI [Faculty of Agriculture, University of Ryukyus]
Anshun YOSHINAGA [Faculty of Agriculture, University of Ryukyus]
浮遊土砂流出モデルの汎用性の検討
○大澤 和敏 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
酒井 一人 [琉球大学農学部]
吉永 安俊 [琉球大学農学部]
沖縄県では赤土流出の予測方法が求められている.本研究では既往の研究で構築された浮遊土砂流出モデルの汎用性を検討するめに,新たな対象流域を設けて現地観測を行った.そして,既往の観測値と新たに得られた観測値を用いて浮遊土砂流出モデルに適用した結果,計算値は概ね観測値と一致することを確認した.また,モデルによって計算された土砂生産量を比較した結果,流域状況によってその値は大きく異なることがわかった.
Keyword: 水質, 赤土流出, 浮遊土砂流出モデル
GET PDF=02/0207-21.pdf
発表番号 7-21
Down flow of nitrogen nutrient in upland soil on heavy fertilizer dressing
Yasuyuki MORIMOTO〔Graduate school of Agriculture ,Nihon University〕
Eiichi KOHNO〔College of Bioresource Science ,Nihon University〕
多肥の台地畑土壌における窒素成分の流下について
○森本 恭行〔日本大学大学院農学研究科〕
河野 英一〔日本大学生物資源科学部〕
農耕地では、化学肥料や家畜糞尿による過剰な施肥が原因で周辺域の水環境を汚染している。本研究では、多肥による畑地からの窒素成分の流下の現状を把握するために、畑土壌中の土壌溶液を各深さより採取して、さらに耕地2m深までの土壌採取を行い、土壌中の水溶性窒素成分について把握してみた。その結果、畑土壌に施用された窒素成分は表層の根に吸収されるが、下層にも高濃度で集積し、徐々に土壌深層へ流下している。
発表番号 7-21
中国小規模灌区における灌漑用水管理システムの分析−天津市宝■県における事例−
○任 永懐〔筑波大学農学研究科〕
佐藤 政良〔筑波大学農林工学系〕
中国では、耕地の農民への配分および人民公社の解体によって、水管理体制が大きく変わった。本研究では、中国で多数を占める専門管理機関のない小規模灌区(灌漑区域)の水管理体制の現状と、農業生産体制の変革による村レベルの灌漑および水管理への影響について、末端レベルにおける現地調査を行い、旧体制の崩壊後、水管理の放任、粗放化が進行し、村レベルでは、個人管理、共同管理への分化が進んでいることを明らかにした。
Keyword: 用水管理, 中国小規模灌区, 村レベルの灌漑方式
GET PDF=
発表番号 7-21
擁壁受働土圧に関する研究―壁面摩擦角の検討―
○森 洋〔東京都土木技術研究所〕
田中 忠次〔明治大学農学部〕
壁面摩擦条件の異なる擁壁模型実験と、壁面摩擦角を変化させた弾塑性有限要素解析を比較しながら、密な砂質地盤を対象とした受働土圧に対する壁面摩擦の評価を検討した。壁体近傍に接するインターフェイス部要素のφを低減させることで、壁面摩擦角を考慮するとした弾塑性有限要素解析は、実験値と比較しうる結果となった。特に、自動メッシュ再分割法を導入した有限変形解析まで用いれば、実験値に追随する傾向にあった。
Keyword: 受働土圧, 壁面摩擦角, 弾塑性有限要素解析
GET PDF=
発表番号 7-21
農村計画への数値標高地図利用の可能性と開発について
広島県立大生物資源 ○前川 俊清
全国をカバーする数値地図は今後の農村計画分野における利用可能性を秘めている。ただし、50mメッシュデータの場合、その間隔や精度に起因する制約があるので注意が必要である。開発したプログラムで尾根線や谷線を追跡した場合にもその限界が見出せたが、手作業を併用するなどすれば、農村の水環境に関する貴重な資料が得られ、農業用水路の地域貢献の状況を明瞭に検出できることが明らかになった。
Keyword: 環境分析, 農業水利, 農村計画
GET PDF=
発表番号 7-21
RCDの試験打設における温度挙動解析
東京農工大学農学部 青山 咸康
(株)日本農業土木コンサルタンツ 富澤 真未
東京農工大学農学部 ○西尾 玲・
Keyword: コンクリートの性質, コンクリートの温度解析,
GET PDF=
発表番号 7-21
伊唐大橋の完成系振動実験について
鹿児島県出水耕地事務所橋りょう課 前田勉
Keyword: 振動実験, 動的解析, 現場報告
GET PDF=