発表番号 [5-6]
Effect of Rainfall Intensity of Ground Surface on Rainfall Infiltration Behavior
MAKI Riku[National Agriculture and Food Research Organization]・YOSHISAKO Hiroshi[National Agriculture and Food Research Organization]
降雨強度が斜面からの降雨浸透挙動に与える影響
○眞木 陸[農業・食品産業技術総合研究機構]・吉迫 宏[農業・食品産業技術総合研究機構]
近年,豪雨災害が頻発しており,ため池などの盛土構造物にとって斜面からの浸透量を適切に評価することは防災上非常に重要である.本研究では,降雨強度が斜面における終期浸透能に与える影響を明らかにするため,斜面模型地盤を対象に降雨実験を行なった.その結果,降雨強度の増加に伴い,斜面の終期浸透能は増加することが確認され,このことから降雨強度が終期浸透能を決定づけるパラメータの一つであることが示唆された.
Keyword: 斜面,降雨強度,浸透, ,
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発表番号 [7-33]
A fundamental survey on the utilization of reservoirs in declining population and changing climate
Satoshi WATANABE[Faculty of Social and Cultural Studies, Kyushu University]・Yasuyuki MARUYA[Faculty of Engineering, Kyushu University]・Shinya NAKASHITA[Graduate School of Advanced Science and Engineering, Hiroshima University]・Atsushi OKAZAKI[Department of Global Environment and Disaster Prevention Sciences, Hirosaki University]・Masaomi KIMURA[Faculty of Agriculture, Kindai University]
人口減少・気候変化下でのため池の利活用実態に関する基礎的調査
○渡部 哲史[九州大学大学院]・丸谷 靖幸[九州大学大学院]・中下 慎也[広島大学大学院]・岡崎 淳史[弘前大学]・木村 匡臣[近畿大学]
本研究では主に中小規模のため池を対象として、現状の利活用実態や管理実態を明らかにするとともに、過去から現在に至る変化について考察を行った。全国5つの市町を対象として、行政を対象とした聞き取り調査、自治会長や区長など地域の代表者を対象とするアンケート、ため池の管理者を対象とする聞き取り調査、現地踏査を行ったところ、それぞれの地域によりため池に対する認識、利活用実態や管理実態が異なることが示された。
Keyword: 中山間地域,水収支・水循環,環境保全, ,
GET PDF=23/7-33.pdf
発表番号 [5-21]
A method for evaluating the underground impermeable wall of subsurface dam using tidal reponse of groundwater levels
○SHIRAHATA Katsushi[Institute for Rural Engineering, NARO]・YOSHIMOTO Shuhei[Institute for Rural Engineering, NARO]・TSUCHIHARA Takeo[Institute for Rural Engineering, NARO]・NAKAZATO Hiroomi[Institute for Rural Engineering, NARO]・ISHIDA Satoshi[Institute for Rural Engineering, NARO]
地下水位の潮汐応答分析による地下ダム止水壁機能評価法の開発
○白旗 克志[農村工学研究部門]・吉本 周平[農村工学研究部門]・土原 健雄[農村工学研究部門]・中里 裕臣[農村工学研究部門]・石田 聡[農村工学研究部門]
南西諸島の多くの地域では透水性の地層が広く分布し,農業用水源を地下水に求めざるを得ない。一部地域では塩水浸入阻止型地下ダムが建設され,管理者は建設時に貯留域に残留した塩水塊の分布を継続的に監視し地下ダムの止水機能を確認しながら農業用水源として運用している。本報告では,地下水位の潮汐応答分析による帯水層の水理定数推定手法を応用した,塩水浸入阻止型地下ダムの止水壁の機能評価手法の開発について紹介する。
Keyword: 塩水浸入阻止型地下ダム,機能評価,地下水位,潮汐応答, ,
GET PDF=22/[5-21].pdf
発表番号 [1-71(P)]
Experimental reproduction analysis of water-way tunnel reinforced with CFRP strand sheet
Shunta Sakurai[NIPPON STEEL Chemical & Material Co.,Ltd.]・Atsuya Komori[NIPPON STEEL Chemical & Material Co.,Ltd.]・Mitsuhiro Mori[Institute for Rural Engineering, NARO]・Naoki Horikoshi[Oriental Shiraishi Corporation]・Masayuki Ishii[Shimane University]
CFRPストランドシートを用いた水路トンネル補強の実験再現解析
櫻井 俊太[日鉄ケミカル&マテリアル(株)]・小森 篤也[日鉄ケミカル&マテリアル(株)]・森 充広[農業・食品産業技術総合研究機構]・堀越 直樹[オリエンタル白石(株)]・石井 将幸[島根大学]
農業用水路トンネルの覆工コンクリートへの補強工法として,トンネル内面へすだれ状の炭素繊維ストランドシートを接着する工法の有効性が既往の研究により確認された.そこで本稿では,覆工厚の異なる2種類の実物大供試体試験結果に基づくFEM解析により解析条件の妥当性を検証した.その結果,FEM解析によりトンネル模型実験を再現でき,解析条件の妥当性が確認され,本工法の解析的検討が可能となった.
Keyword: 水路トンネル、炭素繊維, 補強, 数値解析
GET PDF=20/[1-71(P)].pdf
発表番号 [7-33]
Comparison of classification method to grasp the crop field information using synthetic aperture radar
Yuki Yamaya[Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]・Hiroshi Tani[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・Xiufeng Wang[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・Rei Sonobe[Faculty of Agriculture, Shizuoka University]・Nobuyuki Kobayashi[Smart Link HOKKAIDO Inc.]・Kanichiro Mochizuki[PASCO Corporation]
合成開口レーダを用いた圃場情報の把握における分類手法の比較検討
山谷 祐貴[北海道大学大学院]・谷 宏[北海道大学大学院]・王 秀峰[北海道大学大学院]・薗部 礼[静岡大学]・小林 伸行[(株)スマートリンク北海道]・望月 貫一郎[(株)パスコ]
本研究では,X, Cバンドの合成開口レーダで撮像された多時期の衛星データを用いて,作付作物の分類を行った。衛星データから,各偏波の後方散乱係数と2種類の手法による散乱成分を算出した。分類には3種類の機械学習アルゴリズムを使用した。まず,教師データ数や時期数を変更し,分類アルゴリズム間で精度の比較を行った。次に,CバンドとXバンドの精度や分類傾向に関する特徴を比較し,効率的な分類手法を提案した。
Keyword: リモートセンシング, 測量・GIS,
GET PDF=18/7-33.pdf
発表番号 [7-33]
Development of a fast strength expression and high hot water durable silicone sealant
Nishiya Keitaro[Momentive Performance Materials Japan LLC]・Kamijo Tatsuyuki[Tanaka Civiltec.Corporation]・Matsuda Noriya[Tanaka Civiltec.Corporation]・Mori Takehisa[Ishikawa Prefectural University]
強度発現性,耐水・耐熱性に優れたシリコーン系シーリング材の開発
西谷 啓太郎[モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社]・上條 達幸[田中シビルテック(株)]・松田 展也[田中シビルテック(株)]・森 丈久[石川県立大学]
目地充填工法の課題として開水路補修における期待耐用年数が、無機系表面被覆工法等と比較して半分以下の設定となっている状況を解決すべく、高耐熱・耐水性能を持つ多成分型シリコーン系シーリング材を開発中である。開発中のシーリング材に対して低温硬化性試験および50℃温水浸漬耐久試験を実施した結果、従来品と比べて、低温下での強度発現性、長期耐水性、耐熱性および耐アルカリ性に優れていることを確認した。
Keyword: シリコーン, ,
GET PDF=17/7-33.pdf
発表番号 [2-15]
A study for estimation of population size of Oriental weather loach in a closed experimental paddy field
Takemura Takeshi[Institute for Rural Engineering, NARO]・Mori Atsushi[Institute for Rural Engineering, NARO]・Watabe Keiji[Institute for Rural Engineering, NARO]・Koizumi Noriyuki[Institute for Rural Engineering, NARO]・Mineta Takuya[Institute for Rural Engineering, NARO]・Ishizaki Syu[Graduate School of Agriculture, Ibaraki University]
閉鎖系実験水田を用いたドジョウ個体数推定方法の検討
竹村 武士[農研機構 農村工学研究部門]・森 淳[農研機構 農村工学研究部門]・渡部 恵司[農研機構 農村工学研究部門]・小出水 規行[農研機構 農村工学研究部門]・嶺田 拓也[農研機構 農村工学研究部門]・石崎 周[茨城大学大学院]
実験水田に計数済ドジョウ個体を放流し,ウケ採捕個体の除去を繰り返し,個体数を推定した(実験1:2013年,実験2:2014年).実験1では水田全体に格子状に採捕定点を設置,分布様式をIδで検討した.分布はポアソン分布〜やや集中分布の傾向を示した.実験2では縁辺部のみに等間隔に採捕定点を設けた結果,推定数は放流数の49〜62%を示し,各定点が分布をカバーする範囲を検討する必要があると考えられた.
Keyword: ドジョウ, モニタリング, 除去法
GET PDF=16/2-15.pdf
発表番号 [7-33]
One examination about the evaluation of asphalt mixture by mechanical impedance
GODENKI Hajime[Kajima Road Co.,LTD.]・SAKAMOTO Yasufumi[Kajima Road Co.,LTD.]・SHIMADA Masafumi[Kajima Road Co.,LTD.]・OGATA Hidehiko[Faculty of Agriculture,Tottori University]
機械Impedanceによるアスファルト混合物の評価に関する一検討
五傳木 一[鹿島道路(株)]・坂本 康文[鹿島道路(株)]・嶋田 誠文[鹿島道路(株)]・緒方 英彦[鳥取大学]
農道の総延長距離は,平成26 年8 月1 日現在で172,011km に達しており,これらの膨大なストックは,限られた財政の中で老朽化に対する適切な性状把握等を行い,効率的な維持管理を図る必要がある。そこで本検討では,コンクリート構造物の診断で活用されている非破壊試験機を用いて,アスファルト舗装の診断へ向けた室内検討を行った。その結果,アスファルト混合物の特性を評価できる可能性が示唆された。
Keyword: 非破壊試験, アスファルト混合物, レジリエントモデュラス
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発表番号 [7-33]
Characteristics of Deflection Resonance Frequency in Defected Concrete
Yamagishi Shuntaro[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Suzuki Tetsuya[Faculty of Agriculture, Niigata University]・Asano Isamu[National Institute of Rural Engineering]・Morii Toshihiro[Faculty of Agriculture, Niigata University]
表層欠陥を模擬したコンクリートにおけるたわみ共振の周波数特性
山岸 俊太朗[新潟大学大学院自然科学研究科]・鈴木 哲也[新潟大学自然科学系(農学部)]・浅野 勇[農研機構農村工学研究所]・森井 俊広[新潟大学自然科学系(農学部)]
本報では、表層欠陥を模擬したコンクリートにスイープ波を入力し、欠陥の深さとたわみ共振の共振周波数との関係について考察した。検討の結果、人工欠陥を埋設したコンクリートの周波数応答は無筋コンクリートと比較してピーク周波数が高くなることが確認され、周波数により欠陥部の深さを推定できることが明らかとなった。
Keyword: コンクリート, 表面欠陥, たわみ共振現象
GET PDF=15/7-33.pdf
発表番号 [7-33]
Test Construction of Shallow Land Waste Repository Using Capillary Barrier of Soil
Saka Eriko・Morii Toshihiro・Matsumoto Kazunobu・Kobayashi Kaoru・
[Shizuoka Prefectural Government・Faculty of Agriculture, Niigata University・Research Institute of Technology, Tobishima Corporation・Kobe City College of Technology]
土のキャピラリーバリア機能を用いた盛土形式の廃棄物貯蔵施設の提案
阪 絵梨子・森井 俊広・松元 和伸・小林 薫
[静岡県・新潟大学農学部・飛島建設(株)技術研究所]
長期貯蔵管理が必要な廃棄物は,拡散防止のため雨水と地下水からの遮断が必須である。キャピラリーバリア(CB)機能を導入した盛土形式の廃棄物貯蔵方法を提案した。上下CB層により降雨浸潤水と貯蔵廃棄物中の土中水を集水・排水できる二重の安全構造をもち,盛土形式のため地下水の流入がない。CB盛土を試験造成し,野外条件下での遮水・排水性能を検証するとともに,限界長の推定方法を室内実験により検討した。
Keyword: キャピラリーバリア, 廃棄物貯蔵施設, 限界長
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発表番号 [7-33]
Potential of provision of various services employing ICT in rural areas in Japan
IIDA Toshiaki [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
KIMURA Masaomi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
わが国の農村でのICTを用いた各種サービス提供の可能性
○飯田 俊彰 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
木村 匡臣 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
近年のICTとサービス科学の発展を踏まえ,農村部での効果的なサービスとその提供手法を見出すことを目指し,土地改良区へのアンケート調査を行った.携帯電話普及率は高いもののインターネット利用はあまり進んでいなかった.また,設立が古い土地改良区ほど用水路流量データへのニーズが高いことや,受益面積が大きい土地改良区ほど国の農業政策情報に対するニーズが高いことなど,土地改良区の特性による違いが見られた.
Keyword: サービス科学, ICT, 農村振興
GET PDF=12/12007-33.pdf
発表番号 [7-33]
Watershed-scale scenario analyses of agricultural nutrient managementfor reducing the risk of groundwater nitrate pollution
Eguchi Sadao [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Urakawa Rieko [Tokyo University of Agriculture and Technology]
Aoki Kazuhiro [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Itahashi Sunao [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Nakamura Ken [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Katou Hidetaka [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Asada Kei [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
農業由来窒素の負荷軽減シナリオによる地下水の窒素汚染リスクの広域評価
江口定夫 [農業環境技術研究所]
浦川梨恵子 [東京農工大学農学部]
青木和博 [農業環境技術研究所]
板橋 直 [農業環境技術研究所]
中村 乾 [農業環境技術研究所]
加藤英孝 [農業環境技術研究所]
○朝田 景 [農業環境技術研究所]
農業由来窒素による地下水汚染軽減対策を提示するには,土壌・地形等の違いによる環境脆弱性と共に作付体系・肥培管理等を反映した水質汚染リスク評価を行う必要がある.本研究では,農業集落単位毎に,水・溶質動態モデルを用いたシナリオ分析を行い,窒素溶脱削減効果の検討を行った.化学肥料による窒素施肥量を耕種基準から半減させ,削減分を堆肥で代替するシナリオでは,地下水への窒素溶脱量は耕種基準の約4割に低下した.
Keyword: 環境影響評価, 地下水の窒素汚染, 窒素の溶脱
GET PDF=11/11007-33.pdf
発表番号 [7-33]
Nitrogen Removal Function of Paddy Field Drainage Using Clinker Ash
OKAZAWA_Hiromu [Tokyo University of Agriculture, Faculty of Regional Environment Science]
OTAKA_Yuko [Atsugi City Office]
TAKEUCHI_Yasushi [Tokyo University of Agriculture, Faculty of Regional Environment Science]
MURAKAMI_Yoshitaka [Fukushima Prefecture]
YAMAMOTO_Hitoshi [Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture]
クリンカアッシュによる水田排水の窒素除去機能
岡澤 宏 [東京農業大学地域環境科学部]
大高 祐子 [厚木市役所]
竹内 康 [東京農業大学地域環境科学部]
村上 由貴 [福島県庁]
○山本 仁 [東京農業大学大学院農学研究科]
石炭灰の一種であるクリンカアッシュは多孔質であり,水質浄化に利用できる。本報告は,水田排水の水質浄化を目的とし,カラム試験によりクリンカアッシュの窒素除去機能を評価した。カラムに高濃度の窒素溶液を121日間通水した結果,クリンカアッシュの窒素吸着や微生物の窒素分解による窒素除去機能が確認できた。よって,クリンカアッシュは水田排水口の浄化装置としての利用が期待できることが明らかとなった。
Keyword: クリンカアッシュ, 窒素, 水質
GET PDF=10/10007-33.pdf
発表番号 [7-33]
Suitable sites selection model for lowland rice in inland valleys in West Africa
Fujii Hideto [National Institute for Rural Engineering]
Thenkabail Prasad [United States Geological Survey]
Gumma Muralikrishna [International Water Management Institute]
Namara Regassa [International Water Management Institute]
西アフリカ内陸小低地における水田稲作適地評価モデル
○藤井 秀人 [農村工学研究所]
Thenkabail Prasad [アメリカ合衆国地質調査所]
Gumma Muralikrishna [国際水管理研究所]
Namara Regassa [国際水管理研究所]
西アフリカには約2,000〜5,000万haの内陸小低地が存在するが、内陸小低地は10-25%程度しか農地に利用されていない。内陸小低地は、水資源が豊富なだけでなく、土壌肥沃度も高いため、水田稲作開発は西アフリカの稲生産性向上に極めて有望と思われる。本報告は、内陸小低地の水田適性を評価するのに必要と思われる指標の総合点をもとに内陸小低地を評価するモデルを開発したので、それについてガーナでの適用例を報告する。
Keyword: 農地造成, 土地利用計画, 測量・GIS
GET PDF=09/09007-33.pdf
発表番号 [7-33]
The distribution of Hotoke-dojo loach in a spring water stream
takumi moriyama [Advice Center for Rural Environment Support]
masakazu mizutani [Faculty of Agriculture,Utsunomiya Univ]
湧水河川におけるホトケドジョウの分布形態
○守山 拓弥 [(社)農村環境整備センター]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
本研究ではホトケドジョウの生息環境を把握することを目的に,調査を実施した.調査は,栃木県西鬼怒川地区の湧水河川に調査地点を80地点設け1月と9月に実施した.採捕には,エレクトロフィッシャーを用い,同時に環境要因調査を実施した.調査結果を解析したところ,ホトケドジョウの分布は,1月には水温と泥底に,9月には水深と抽水植物にそれぞれ有意な相関関係が確認された.
Keyword: 生態系, 環境保全,
GET PDF=08/08007-33.pdf
発表番号 (7-33)
Seepage failure and characteristics of movement of sand particles caused by a vertical upward seepage flow in soil using DEM
hirose tetsuo [Kobe University, Graduate School]
tanaka tsutomu [Kobe University]
uchida kazunori [Kobe University]
kawabata toshinori [Kobe University]
nakase hitoshi [Toden Sekkei Co. Ltd.]
DEMを用いた地盤の一次元上昇流による浸透破壊と砂粒子移動特性の把握
○廣瀬 哲夫 [神戸大学大学院]
田中 勉 [神戸大学]
内田 一徳 [神戸大学]
河端 俊典 [神戸大学]
中瀬 仁 [東電設計株式会社]
一次元上昇浸透流による砂柱の破壊問題について, v素法による砂粒子移動のモデル化蕩差分法による浸透流のモデル化gみ合わせることによって解析を行い, 次の結論を得た。(1) 限界水頭差以下の水頭差では, 初期状態から1mm程度上方向に移動するが全体的には安定している。砂粒子は再配列を繰り返しながら緩んでいると考えられる。(2) 限界水頭差を超えると, 砂粒子全体が大きく(3mm程度)上方向へ移動し, 限界状態を超えた状態となっている。
Keyword: 浸透破壊, 限界状態, DEM
GET PDF=07/07007-33.pdf
発表番号 7-33
Experimental and Numerical Studies on Salt Movement in Subsurface Dam
FUJIYAMA So [Graduate School of Agriculture, Kagoshima University]
MOMII Kazuro [Faculty of Agriculture, Kagoshima University]
NAKAGAWA Kei [Faculty of Agriculture, Kagoshima University]
SHOJI Junichi [NPO Mura-Kobo K]
海岸帯水層における止水壁設置後の塩分動態に関する研究
○藤山 宗 [鹿児島大学大学院農学研究科]
籾井 和朗 [鹿児島大学農学部]
中川 啓 [鹿児島大学農学部]
小路 順一 [NPO ムラ工房 K]
本研究では,海岸帯水層における塩水侵入阻止型および流出抑制型地下ダム建設後の塩分動態に関する基礎的知見を得るため,室内実験および数値計算による検討を行った.塩水侵入阻止型においては,貯留域内の残留塩分は陸側からの淡水の流れによる洗い出し効果により,消失することを明らかにした.また,流出抑制型においては,止水壁設置位置が塩水侵入域内である場合,塩水侵入抑制効果があることを明らかにした.
Keyword: 塩水侵入, 地下ダム, 室内実験
GET PDF=06/06007-33.pdf
発表番号 7-33
Estimation of lake level by analysis of the hydrologic budget for lake Ikeda ― Hydrologic budget of lake as water resources (2) ―
Ito Yuji [United Grad. School of Agri. Sci., Kagoshima Univ.]
Momii Kazuro [Faculty of Agriculture , Kagoshima University]
Nakagawa Kei [Faculty of Agriculture , Kagoshima University]
水収支解析による池田湖水位の推定 ― 水資源としての湖の水収支に関する研究 (2) ―
○伊藤 祐二 [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
籾井 和朗 [鹿児島大学農学部]
中川 啓 [鹿児島大学農学部]
本研究では,水資源としての湖である池田湖において,1967年から1996年の30年間に渡る水収支解析を行い,湖水を管理する実測水位に対する推定モデルの妥当性を検討した. 推定モデルの実測に対する再現性は十分なものではないが、ここで示した推定方法により,今後,モデルおよび水収支構成要素等いくつかの検討を加えることで,実際の湖水の保全および管理に対して有用性の高いモデルの確立が可能であると考えられる.
Keyword: 水収支・水循環, 水資源, パラメータ最適化
GET PDF=05/05007-33.pdf
発表番号 7-33
A study on the growth environment and the conservation in Narutou-Togane insectivorous plant stock
TAKAIWA Shingo [Graduate School of Bioresource Sciences, Nihon University]
KOHNO Eiichi [College of Bioresource Sciences, Nihon University]
SASADA Katsuhiro [College of Bioresource Sciences, Nihon University]
成東結熕H虫植物群落の生育環境とその保全に関する研究
〇高岩 真吾 [日本大学大学院生物資源科学研究科]
河野 英一 [日本大学生物資源科学部]
笹田 勝寛 [日本大学生物資源科学部]
これまでの調査で地下水位および水質と植生の関係を面的に示されたものがなく,今後の保全対策を講じる上での目標設定値のために調査,検討した。隣接する作田川の水を成東湿原への給水源としているが,栄養塩類濃度が高く直接利用するには問題があることと,南区の南東側に漏水している現状では多くの効果は期待できない。矢板などの遮水壁および水質浄化のための緩衝地を設けるなどの総合的な水環境整備が必要と思われる。
Keyword: 湿原, 地下水位, 食虫植物
GET PDF=04/0407-33.pdf
発表番号 7-33
Recent Flow Condition and Water Resources Problem of the Yellow River, China
Takashi Inoue [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
Hiroyo Moriuchi [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
Nobuhiro Matsuoka [Faculty of Horticulture, Chiba University]
Guirui Yu [Institute of Geographical Sciences and Natural Resources Research, CAS]
Zhongxue Zhang [Northeast Agricultural University,China]
近年の黄河の流況と水資源問題
井上 京 [北海道大学大学院農学研究科]
○盛内洋代 [北海道大学大学院農学研究科]
松岡延浩 [千葉大学園芸学部]
于 貴瑞 [中国科学院地理科学与資源研究所]
張 忠学 [中国東北農業大学 ]
黄河流域では水資源問題が顕在化している。黄河の近年の流況特性について文献調査を中心に分析した結果を報告する。黄河はもともと自然的要因による損失が大きく,流出率は約2割に過ぎないが、近年は中流域での降水量の漸減と上・中流域での利水量の増加により,流出量が大きく減少している。下流の水利用は上・中流からの流出に制約を受けており,流況改善に向けた対策が採られ始めているが,依然予断を許さない状況にある。
Keyword: 断流, 流出率, 水需要
GET PDF=03/0307-33.pdf
発表番号 7-33
Nitrogen Runoff during Snowmelt Period in Upland Farming Watershed, Tokachi, Hokkaido−Water Quality Environment during Snowmelt Period in Agricultural Watershed(VII)−
Keiji UNOKI [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
Tadao YAMAMOTO [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
Takasi INOUE [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
Tetuaki NAGASAWA [Graduate School of Agriculture,Hokkaido University]
北海道十勝地方の畑作流域における融雪期の窒素流出−農業流域における融雪期の水質環境(VII)−
○鵜木 啓二 [北海道大学大学院農学研究科]
山本 忠男 [北海道大学大学院農学研究科]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究科]
長澤 徹明 [北海道大学大学院農学研究科]
北海道の畑作地域で融雪期の水質水文調査を行った結果,窒素成分が高濃度・高負荷で流出している状況が明らかとなった.とくに,硝酸態窒素濃度の高い期間が長期にわたっている.その要因は,畑圃場からの暗渠流出水であることが示唆された.また,わずか1ヵ月の融雪期間に,農地面積当たり43kg/haもの窒素負荷流出が認められた.これは,この地域の窒素施肥量の約4割に相当する量である.
Keyword: 融雪流出, 畑作地域, 窒素
GET PDF=02/0207-33.pdf
発表番号 7-33
Chemical properties of phosphorus and calcium with Kibushi clay
Masaaki KONDO〔Faculty of Bioresources, Mie University〕
木節粘土の板状試料におけるリンとカルシウムの化学特性
○近藤 雅秋〔三重大学生物資源学部〕
木節粘土板状試料によるリンとカルシウムの化学特性を検討した.吸着や溶出は,pHと濃度に規定された.リン吸着では,酸性で吸着が大,アルカリ性で小のpH依存性がみられた.濃度依存性もみられ,吸着が小のアルカリ性で,濃度が大で吸着した.最大吸着量はpH4と濃度100mg/lで0.57mmolだった.カルシウム溶出では,酸性で大,アルカリ性で小だった.アルカリ性でも濃度が小で溶出した.最大溶出量は,pH4と濃度0で0.93mmolだった.
Keyword: 水質, 木節粘土, 化学特性
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発表番号 7-33
渡良瀬川中央地区の排水解析
○蘭 嘉宜〔関東農政局利根川水系土地改良調査管理事務所〕
本多 朗子〔関東農政局利根川水系土地改良調査管理事務所〕
国営総合農地防災事業渡良瀬川中央地区は、都市化の進行等により排水機能が低下した土地改良施設を従前のレベルまで機能回復させることを目的としている。その事業計画の策定にあたっては、土地利用の変化に伴う排水状況の変化を適切に把握した上で施設計画を検討する必要があり、表面流出モデル、低平地タンクモデルを使った排水解析を行った。その排水解析の概要について報告する。
Keyword: 国営総合農地防災事業, 排水計画,
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発表番号 7-33
Infulence of Compacted Material Stiffness and the Core Base Width Variation on Load Transfer and Cracking in Zoned Dams(ゾーン型フィルダムのコア幅とコア弾性係数の荷重伝播特性に及ぼす効果)
○Azo Hisidore〔京都大学農学研究科地域環境科学専攻〕
青山 咸康〔京都大学農学研究科地域環境科学専攻〕
長谷川 高士〔近畿大学農学部国際資源管理学科〕
中央遮水ゾーン型のフィルダムにおいて遮水ゾーンの厚さ及び遮水ゾーンの弾性係数の相違が荷重伝播に及ぼす効果を調べた。ここで荷重伝播とは遮水ゾーンと透水ゾーンの境界面における最大主応力とこの点の土被り応力の比を言う。伝播係数が1より大きい場合は透水ゾーンから遮水ゾーンへの応力伝播が生じており1より小さい場合はその逆の伝播が起こっている。有限要素法により各種の応力状態を照査した。
Keyword: フィルダム, 応力伝播, ハイドローリックフラクチャーリング
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発表番号 7-33
「動」の景観に関する一考察
明治大農 藤澤 和
地域の景観構成要の中に「動」の部分がある。それは例えば風車や水車等である。本研究では特に静岡県等に存在している「防霜ファン」(茶園用)を取り上げて検証してみた。その結果として以下のように考察した。すなわち固定部の支柱(静の部分)と羽の動の部分より構成されていて、この2極の構成が景観的にみて特徴があり、プラスの存在感となっているものと思われた。
Keyword: 景観工学, 農村景観, 地域計画
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発表番号 7-33
水田転換畑における花き栽培圃場の作土の物理性目標値
北海道立中央農業試験場 ○北川 巌
北海道立中央農業試験場 横井 義雄
北海道立上川農業試験場 後藤 英次・北海道立上川農業試験場 稲津 修
Keyword: 農地の汎用化, 土層改良, 土壌改良
GET PDF=
発表番号 7-33
珪藻土質泥岩の微小ひずみレベルにおける力学的異方性について
岐阜大学農学部 清水英良
Keyword: 珪藻土質泥岩, 微小ひずみレベル, 力学的異方性
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