発表番号 [8-04]
Influence of Ground Shear Deformation on Mechanical Behavior of Flexible Pipes
Izumi Akira[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Miki Taiki[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Terada Kenji[Faculty of Agriculture, Kobe University]・Sawada Yutaka[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・Kawabata Toshinori[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
地盤のせん断変形がたわみ性管の力学挙動に与える影響
泉 明良[神戸大学大学院農学研究科]・三木 太貴[神戸大学大学院農学研究科]・寺田 健司[神戸大学農学部]・澤田 豊[神戸大学大学院農学研究科]・河端 俊典[神戸大学大学院農学研究科]
通常の荷重条件下においては,埋設管の管頂部,管底部に曲げひずみが卓越する.しかし,地盤がせん断変形する際には,埋設管は斜め方向のたわみが卓越する.本研究では,地盤のせん断変形がたわみ性管横断面力学挙動に与える影響を解明するために,繰返しせん断実験を実施した.その結果,地盤のせん断ひずみに対する管のたわみ量は履歴ループを描く.また,地盤の変形係数-環剛性比と管のたわみ率の関係は非線形性を有する.
Keyword: 埋設管, せん断変形, 模型実験
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発表番号 [8-04]
Behavior of fill dams influenced by dam's shapes and input wave's directions
HAYASHIDA YOICHI・MASUKAWA SUSUMU・ASANO ISAMU・TAGASHIRA HIDEKAZU・
[NARO National Institute for Rural Engineering]
堤体形状および入力波の方向が堤体振動挙動に及ぼす影響
林田 洋一・増川 晋・浅野 勇・田頭 秀和
[農研機構 農村工学研究所]
地震時にフィルダム堤体が示す複雑な振動挙動を評価するため、振動模型実験を実施した。実験結果から、堤体の形状や加振方向および入力波の周波数によっては、加振方向に直交する方向への応答が誘起された。特にダム軸方向への加振の場合には、天端で応答が誘起されない地点が生じることが明らかとなった。
Keyword: フィルダム, 振動模型実験, 応答挙動
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発表番号 [8-04]
Runoff Characteristics from Non-Point Sources of Radioactive Cesium
obara hitomi [Graduate school of science and technology, Niigata University]
yoshikawa natsuki [Institute of science and technology, Niigata University]
ogasa marie [Graduate school of science and technology, Niigata University]
miyazu susumu [Graduate school of science and technology, Niigata University]
流域面源からの放射性セシウムの流出特性
○小原ひとみ [新潟大学大学院自然科学研究科]
吉川夏樹 [新潟大学自然科学系]
小笠真理恵 [新潟大学大学院自然科学研究科]
宮津 進 [新潟大学大学院自然科学研究科]
降水量が多く,急峻な地形の多い福島県では,降雨時の表面流の発生に伴う放射性Csの森林系外への移動が懸念されている.森林からの渓流水を農業用水として取水している里山地域では,農地の2次汚染,農作物への移行が危惧されている.本研究では,(1)現地において農業用水の採水および流出量の観測,(2)水質分析を実施し,これらの結果と(3)各流域の流域特性を踏まえ, 農業用水中の可給態 Cs の流出特性を把握した.
Keyword: 放射性セシウム, 福島第一原子力発電所, 流出特性
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発表番号 [企-8-4]
[]
小水力発電からみた持続共生社会創成の可能性〜再生可能エネルギーを管理する農山村〜
○小林 久 [茨城大学農学部 ]
社会の持続性は,エネルギー抜きに語ることができない。そこで,将来の持続的な社会は再生可能エネルギーを有効利用することになるという立場で,向かうべきエネルギーシステムのかたち,必要な技術選択の視点,環境に及ぼす影響のとらえ方や農山村に求められる役割などを,とくに小規模な水力に着目して俯瞰する。
Keyword: , ,
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発表番号 [8-4]
Migration of Radioactive Cesium in Soil Monitored in Fukushima
SHO SHIOZAWA [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
Kentaro Fukazawa [Faculty of Agriculture, The Univ. of Tokyo]
SHUICHIRO YOSHIDA [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
KAZUHIRO NISHIDA [Graduate School of Agric. and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
福島県における土壌中の放射性セシウムの挙動
○塩沢 昌 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
深澤健太郎 [東京大学農学部]
吉田 修一郎 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
西田 和弘 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
シンチレションサーベイメータを用いて、現場の土壌中で非破壊で放射性Csの平均移動量をモニタリングする方法を開発し、原発事故以降の福島県の現場土壌中の放射性セシウムの移動の実態を明らかにした。降下から2-3ヶ月間のCs移動速度は水分子移流速度の1/10〜1/30程度で速かったが、その後およそ一桁低下しており、土壌へのCsの強い固定は数ヶ月かそれ以上の時間を要するプロセスである。
Keyword: 放射性セシウム, 溶質移動, 水移動
GET PDF=12/12008-04.pdf
発表番号 [S8-04]
Rural Development Model using Clean Development Mechanism in Mekong Delta, Vietnam
Matsubara Eiji [Japan International Research Center for Agricultural Sciences]
メコンデルタにおけるクリーン開発メカニズムを活用した農村開発モデル
○松原 英治 [(独)国際農林水産業研究センター]
低所得農村における温室効果ガス排出削減に係るクリーン開発メカニズム事業の活用による、地域資源の有効利用、環境保全、所得向上に資する農村開発モデルを実証するために、2008年よりベトナム・メコンデルタにおいて実施してきた調査の報告。受益農家917戸へのバイオガスダイジェスターの導入により、再生不可能な調理用燃料(薪、LPG)を削減するCDM事業を形成し、2011年1月に国連登録の審査機関により審査を受けた。
Keyword: CDM, 炭素クレジット, バイオガスダイジェスター
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発表番号 [8-04]
Verification of Traditional Microclimate Forecasting (Kandameshi) by Farmer Participatory
SATO Eriko [Graduate School of Agriculture and Life Science , University of Tokyo]
KATO Koh [Faculty of Agriculture andLife Science , Hirosaki University]
KISHI Tomohiko [Graduate School of Agriculture and Life Science , Hirosaki University]
MIZOGUCHI Masaru [Graduate School of Agriculture and Life Science , University of Tokyo]
農家参加による伝統的な気象予測手法(寒試し)の検証
○佐藤 江里子 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
加藤 幸 [弘前大学 農学生命科学部]
岸 知彦 [弘前大学大学院 農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
本研究では,青森県津軽地方のリンゴ農家グループ(津軽煉成会)に聞き取り調査を行い,農地情報のニーズを把握し,その結果をもとに農家と協働で農地モニタリングを行った.さらに,得られたモニタリングデータを伝統的な気象予測手法(寒試し)に利用し,農家が参加してその検証を行い,園地の微気象の解明を試みた.また,農家参加の検証を通して農地モニタリング技術への理解向上・栽培管理への利用可能性の検討も試みた.
Keyword: 農地の微気象, モニタリング,
GET PDF=10/10008-04.pdf
発表番号 [企-8-4]
Movement of Tail beat and Swimming Speed of Fingerling Char,Salvelinus leucomaenis, with Stamina Tunnel in Field
Izumi Mattashi [Hirosaki Univ. Faculty of Agriculture and Science]
Yamamura masahiro [Hirosaki Univ. Faculty of Agriculture and Science graduate course]
Kato koh [Hirosaki Univ. Faculty of Agriculture and Science]
フィールドにおけるスタミナトンネルによるイワナ稚魚の尾部の運動と遊泳速度
○泉 完 [弘前大学農学生命科学部]
山村 真弘 [弘前大学大学院農学研究科]
加藤 幸 [弘前大学農学生命科学部]
青森県西目屋村の養殖場において長方形スタミナトンネルを用いてイワナ稚魚が高速で遊泳する際の尾部の運動と遊泳速度との関係について検討した。管内流速66cm・s-1〜102cm・s-1で遊泳したイワナ稚魚13尾(平均全長8.2cm)の遊泳速度と尾ひれの振動数は,105cm・s-1〜166cm・s-1,18Hz〜29Hzであった.ヤマメ稚魚と同様に,尾ひれの最小振動数とその最小遊泳速度の概念を導入して整理し,遊泳速度と尾ひれの振動数との関係式を得た。
Keyword: 河川工学, 水産土木, 環境保全
GET PDF=10/10S08-04.pdf
発表番号 [8-4]
The interaction experiment of fresh water fish in the indoor environment
TAKAHASHI_Nobuhiro [United Graduate School of Agricultural Science Tokyo University of Agriculture and Technology]
KUDO_Naoto [Environmental Engineering, Utsunomiya Univ.]
MIZUTANI_Masakzu [Faculty of Agriculture, Utsunomiya Univ.]
GOTO_Akira [Faculty of Agriculture, Utsunomiya Univ.]
室内実験環境下における淡水魚類の相互作用
○高橋 伸拓 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
工藤 直人 [宇都宮大学農学部]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
これまで室内の実験水路および井桁模型を使用し,淡水魚類の退避場としての井桁の機能を検証してきた.本報では,複数種の相互作用を検証すべくギンブナ(被食者)とナマズ(捕食者)を用いた.その結果,ギンブナ単独の場合よりナマズと混泳した場合は井桁内部生息割合が低下した.また,ナマズの捕食活動時は非活動時に比べ井桁内部生息割合が低下した.これらは被食者の体長により差がみられ,小型が大型より影響を強く受けた.
Keyword: 室内実験, 淡水魚類, 相互作用
GET PDF=09/09008-04.pdf
発表番号 [企-8-4]
Analysis of the Feeding Habit of Pronodularia japanensis by Stable Isotope Ratio Method
MORI Atsushi [National Institute for Rural Engineering]
WATABE Keiji [National Institute for Rural Engineering]
YOSHIDA Yotaka [Tochigi Prefectural Fisheries Experimental Station]
安定同位体を用いたマツカサガイの食性の解析
○森 淳 [農村工学研究所]
渡部 恵司 [農村工学研究所]
吉田 豊 [栃木県水産試験場]
炭素安定同位体比分析とプランクトン調査により,マツカサガイは複数の餌資源を成長段階に応じて利用していることが示された.窒素安定同位体比は淡水二枚貝と環境との関係を調べるために分析したマシジミ属より高く,動物プランクトンの摂食が示唆されたが,水の硝酸態窒素のδ15Nより2.4〜3.1‰高かったことから,主要な餌は植物プランクトンと考えた.複数の生息地におけるプランクトン種構成から珪藻の重要性が示唆された.
Keyword: 淡水二枚貝, 炭素安定同位体比, 植物プランクトン
GET PDF=09/09S08-04.pdf
発表番号 [8-4]
Effect of inorganic bromine on growth of plants using hydroponic experiment
Kawamukai Yukiko [Iwate University]
Satta Naoya [Iwate University]
Tateishi Takahiro [Iwate University]
水耕栽培による無機態臭素の植物への影響に関する実験的検討
○川向 有希子 [岩手大学]
颯田 尚哉 [岩手大学]
立石 貴浩 [岩手大学]
コマツナの水耕栽培において、適正窒素成分条件は、2mg/Lであることが生長量・乾燥重量の検討結果よりわかった。この条件を用いて、コマツナの生長に及ぼす無機態臭素の影響を水耕栽培法により10mg-Br/Lで検討した。臭素酸イオン処理区では、地下部に生長抑制効果がみられ、カリウム塩はナトリウム塩より抑制効果は小さかった。臭化物イオンはコントロールと差が生じなかった。
Keyword: 環境影響評価, 水環境,
GET PDF=08/08008-04.pdf
発表番号 [企-08-04]
New Velocity Indexes for Fish Habitat Conservation - A Case study on Oryzias latipes
Hata_Kenji [Akita Prefectural University]
Ngayoshi_takeshi [Akita Prefectural University]
Kondo_Tadashi [Akita Prefectural University]
Satoh_Teruo [Akita Prefectural University]
魚類の生活環境要素としての流速の新指標 -メダカを対象事例として
○端 憲二 [秋田県立大学]
永吉 武志 [秋田県立大学]
近藤 正 [秋田県立大学]
佐藤 照夫 [秋田県立大学]
水の流れは水中に生息する生物の生活環境として重要な要素である。魚類の生息環境保全に配慮して水路の流速を考える場合、従来の突進速度や巡航速度といった遊泳速度に対応する流速のみならず、生活上の危険な流速や休息に適した流速などについても検討することが不可欠である。本報告では、メダカを対象とした実験に基づき、新たな指標として「避難流速」や「休息適流速」等を提案した。
Keyword: メダカ, 流速, 生物多様性
GET PDF=08/08S08-04.pdf
発表番号 [企-18-04]
Estimation method for coefficient of roughness from surface shape characteristic of worn concrete
NAKAYA TETSUO [National Institute for Rural Engineering]
TOKASHIKI MASARU [National Institute for Rural Engineering]
MORI MITSUHIRO [National Institute for Rural Engineering]
MORI TAKEHISA [National Institute for Rural Engineering]
摩耗したコンクリート水路の表層形状からの粗度係数推定手法
○中矢 哲郎 [農村工学研究所]
渡嘉敷 勝 [農村工学研究所]
森 充広 [農村工学研究所]
森 丈久 [農村工学研究所]
摩耗により骨材の露出したコンクリートを模擬した水路の粗度係数を水理模型実験により測定し,表層の凹凸形状から粗度係数を推定できる表面粗さパラメータを検討した.その結果,粗度係数はn=0.013であり,コンクリート水路の設計基準値以内となった.模擬摩耗板の表層形状は,凹凸の高さ分布の偏りを示すスキューネスにより特徴付けられ,相当粗度ksはRaが0.5mm(±0.12mm),Rzが4mm(±1.43mm)の範囲においては,ks =0.26×Rz,又はks =2×Raで表せることを示した.
Keyword: コンクリート水路, 摩耗, 粗度係数
GET PDF=08/08S18-04.pdf
発表番号 (企-18-4)
Roles of milieu for the formation of rural landscape
Kudo Yosuke [Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Pref. Univ.]
農村景観形成に対する風土の役割
○工藤 庸介 [大阪府立大学大学院生命環境科学研究科]
最近策定された各種の政策や計画では、地域の景観づくりにおいて、その風土を活かすことの重要性が強調されている。そこで本発表では、風土をある自然条件下での人間活動の結果として概念整理し、風土が景観とどのように関係しているのかについて考察する。また、単なる自然保全や歴史的遺構の保存・再生に留まることのない、真の意味で風土を活かした景観創造をしていくための、工学的・計画学的な問題提起を行う。
Keyword: 農村景観, 風土, 人間活動
GET PDF=07/07S18-04.pdf
発表番号 (企-8-4)
The agricultural engineering works engineer's VE training and VE leader examination
Yasumichi Koizumi [KV net Tokyo]
農業土木技術者のVE研修とVEリーダー資格取得の現状
○小泉 泰通 [KVネット東京]
農業土木の設計VE適用数を拡大し充実させるために、VE手法を身につけて設計VEを実践できる高度な技術者を多数育成する必要がある。この視点から農業土木技術者のVE研修とVEリーダー資格取得の現状を述べる。ある団体の調査によると、VE研修修了者は400名程になった。認定試験にCBT方式が導入され、試験会場が全国約200ヶ所になり、試験日数も大幅に増加した。
Keyword: 設計VE, VE研修, 技術者育成
GET PDF=07/07S08-04.pdf
発表番号 8-4
Contaminant Transport in Seawater Intrusion Condition
M. Makokha [Kyoto university]
Kobayashi Akira [Kyoto university]
Aoyama Shigeyasu [Kyoto university]
塩水くさび場にける物質移行
●M. Makokha [京都大学]
小林 晃 [京都大学]
青山 咸康 [京都大学]
沿岸地域には地下ダム,井戸など貴重な農業水利施設があり,その水質の保持は重要な課題である.その塩水くさび場における物質移行特性を把握するために,二次元水槽において模型実験を行い,トレーサの動きを画像解析して実流速,分散係数を求めた.その結果,境界面では流速が早く,縦分散が卓越していること,塩水場で横分散が大きいこと,また,3つの場に共通の流速の依存性が成り立つことがわかった.
Keyword: 塩水くさび, 分散, 流速
GET PDF=06/06008-04.pdf
発表番号 8- 4
Dependence of rainfall infiltration into sand on its apparent contact angle
KAWASHIMA MARIE [Graduated School of Agriculture, Yamagata Univ.]
ANNAKA TAKEYUKI [Faculty of Agriculture, Yamagata Univ.]
砂層のみかけの接触角が散水浸潤に及ぼす影響
○川島 麻里枝 [山形大学農学研究科]
安中 武幸 [山形大学農学部]
粒径0.3mm〜0.6mmの海砂を対象に、洗浄の加減等によってみかけの接触角が40°〜90°の状態を作出し、それぞれの試料を用いて、乾いた充填層への散水浸潤実験を行なった。散水強度一定の実験において、フィンガーの幅はみかけの接触角が70°〜75°で最小値を示すこと、先端速度は50°〜75°ではほぼ一定であり75°〜90°では低下すること、飽和度は50°〜70°で増大した後ほぼ一定となること等の依存性が明らかになった。
Keyword: 浸潤, 砂層, 接触角
GET PDF=05/05008-04.pdf
発表番号 8- 4
Investigation of Leakage Accident in Pipeline Irrigation System
KANEHIRA Shusuke [Kanto Regional Agricultural Administration Office]
TARUYA Hiroyuki [National Institute for Rural Engineering]
TANAKA Yosikazu [National Institute for Rural Engineering]
MUKAI Akie [National Institute for Rural Engineering]
農業用パイプライン漏水事故の実態分析
金平 修祐 [農林水産省 関東農政局]
〇樽屋 啓之 [(独)農業工学研究所]
田中 良和 [(独)農業工学研究所]
向井 章恵 [(独)農業工学研究所]
S地区のパイプラインシステム事故を対象として漏水事故実態分析を行った。平成2〜14年の間に33件の漏水事故が発生し、特に標高の高低差と水位変動が大きいT幹線に事故が集中しているなどの特徴が明らかになった。バルブ開閉時間やサージタンクの配置を種々変化させて実施する水撃圧、サージングの水理シミュレーション手法は、本パイプラインシステムの事故原因の推定や対策の策定手法として有効であることを確かめた。
Keyword: 農業用パイプライン, 漏水事故, 水撃圧
GET PDF=04/0408-04.pdf