発表番号 [8-07]
Model Tests on Mechanical Behavior of Rehabilitated Pipe Subjected to Eccentric Loading
ONO KOHEI[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・TAKAHARA SHO[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・TAKEGAWA NAOKI[Faculty of Agriculture, Kobe University]・SAWADA YUTAKA[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]・KAWABATA TOSHINORI[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University]
偏心荷重を受ける更生管の力学挙動に関する模型実験
小野 耕平[神戸大学農学研究科]・高原 祥[神戸大学農学研究科]・竹川 尚希[神戸大学農学部]・澤田 豊[神戸大学農学研究科]・河端 俊典[神戸大学農学研究科]
近年,耐用年数を超過する農業水利施設の増加に伴い,施設の長寿命化対策が求められている.管路更生工法は,地盤内に老朽化した管路を残存させたまま,内部に新たな管を構築する非開削の改修工法である.しかしながら,既設管が更生管の力学的挙動に与える影響は複雑であり,現行の農業用管路設計基準には同工法に関して規定がなされていない.本研究では,埋設模型実験を実施し,偏心荷重下における更生管変形挙動を検討した.
Keyword: 管路更生工法, 偏心載荷, 模型実験
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発表番号 [8-07]
Investigations for Performance Evaluation Method of Restraint Joints for Concrete Filled Steel Pipes
ISHII Masayuki・NONAKA Tsuguhiro・AKIMOTO Masanori・IGAWA Hideki・
[Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University・Nippon Hume Corporation]
合成鋼管用離脱防止継手の性能評価手法に関する検討
石井 将幸・野中 資博・秋元 昌哲・井川 秀樹
[島根大学生物資源科学部・日本ヒューム(株)]
離脱防止継手は管路の有効な耐震対策となり得るが,具体的な設計手法が確立されているとは言いがたい。合成鋼管に対して開発した離脱防止継手の試験を行うとともに,性能を評価し実構造の設計を行う手法について検討した。離脱抵抗力を向上させた改良型の継手は,より多くの管を引き出して幅の大きな地割れへの対応が可能となった。地割れの幅に関する研究成果を考慮して評価した結果,実用上十分な性能であることが確認できた。
Keyword: パイプライン, 耐震設計, 離脱防止継手
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発表番号 [8-07]
Development of a method for a rapid and simultaneous monitoring of particulate and dissolved radiocesium in water with nonwoven fabric cartridge filters
Tsuji Hideki [National Institute of Advanced Industrial Science and Technology]
Kondo Yoshihiko [Japan Vilene Company, Ltd.]
Suzuki Yasukazu [Fukushima Agricultural Technology Centre]
Yasutaka Tetsuo [National Institute of Advanced Industrial Science and Technology]
カートリッジ型不織布フィルタを用いた水中の懸濁物質付着態・溶存態放射性セシウムの迅速な同時モニタリング技術の開発
○辻 英樹 [産業技術総合研究所]
今藤好彦 [日本バイリーン]
鈴木安和 [福島県農業総合センター]
保高徹生 [産業技術総合研究所]
孔径1 μmの不織布とプルシアンブルー担持不織布を用いた、水中の懸濁物質付着態・溶存態放射性セシウムの同時モニタリング技術を開発した.河川水モニタリングにおいて本手法と濾過及び蒸発濃縮法による137Cs濃度を比較した結果、懸濁物質付着態・溶存態の137Cs濃度は計数誤差を含めた測定値範囲内で一致した.本手法の濃縮時間は水20 Lの場合8分間であり、濾過及び蒸発濃縮法の所要時間に比べはるかに短縮された.
Keyword: 放射性セシウム, 水環境, 懸濁物質
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発表番号 [8-7]
Cesium Adsorption Properties of Selected Soils
Tamura Akinori [United graduate school]
Nishiwaki Junko [Ibaraki University]
Karube Jutaro [Ibaraki University]
各種土壌のセシウム吸着特性
○田村 昭典 [東京農工大学連合農学研究科]
西脇 淳子 [茨城大学農学部]
軽部 重太郎 [茨城大学農学部]
土壌のセシウム(Cs)吸着特性を調べた.モンモリロナイト,カオリナイトは添加したCsを99%以上,黒ボク土は88%吸着した.Csは水洗浄ではほとんど溶出せず,1M KCl洗浄では1回目に多少溶出した.畑土壌溶液中のK濃度は低いので,施肥によるCs溶出は少ないと考えられる.土壌の分配係数はCs初期濃度が低いほど増加する傾向が見られた.土壌はCsを強く吸着して汚染の拡大を防いでいると言える.
Keyword: セシウム, 土壌, 分配係数
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発表番号 [8-07]
Evaluation of Adaptive Management in Consolidated Paddy Fields for achievement of life history of Medaka(Oryzias Latipes)
Azuma_Atsuki [Faculty of Agriculture 、 Iwate University]
Hirota_Junichi [Faculty of Agriculture 、 Iwate University]
Fukuhara_Taichi [Faculty of Agriculture 、 Iwate University]
Nagumo_Jyou [Graduate School of Agriculture、Iwate University]
Tamai_Yusuke [Graduate School of Agriculture、Iwate University]
メダカの生活史の実現を目指した圃場整備水田における順応的管理の評価
○東 淳樹 [岩手大学農学部]
広田 純一 [岩手大学農学部]
福原 太一 [岩手大学農学部]
南雲 穣 [岩手大学大学院農学研究科]
玉井 祐輔 [岩手大学大学院農学研究科]
岩手県一関市川崎町の圃場整備対象地区である門崎地区は、メダカが水田で繁殖する環境が残されており、事業実施に当たっては、本種が本来の生活史を完結できる圃場整備水田の実現を目標に計画・設計が行なわれた。また、供用開始後における本種の行動のモニタリング調査結果を踏まえ、施設およびその維持管理方法について順応的管理が行なわれた。本研究では、メダカの生態調査から得た結果をもとに、順応的管理の評価を行なった。
Keyword: メダカ, 生態系保全, 圃場整備
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発表番号 [8-7(P)]
Examination of Adaptive Management using HEP for mitigation facilities in paddy field waters
Minami Yusaku [Graduate School of Utsunomiya Univ.]
Matsumoto Yusuke [Nippon Koei Co.,Ltd.]
Mizutani Masakazu [Utsunomiya Univ.]
Gotou Akira [Utsunomiya Univ.]
水田水域におけるHEPを取り入れたミティゲーション施設の順応的管理の検討
○南 雄策 [宇都宮大学大学院]
松本 佑介 [日本工営株式会社(元宇都宮大学大学院)]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]
圃場整備事業のミティゲーション措置として造成されるミティゲーション施設の管理には、順応的管理の考え方が重要となる。本研究では栃木県日光市小代地区の圃場整備事業によって造成されたミティゲーション施設の現場にHEPを適用し、事業前の環境価値、魚類の生息密度を把握した。今後は事業後の環境価値、生息密度を把握し、魚類生息密度に負の影響を与えている環境要因を推定し、具体的な環境改善方法を検討する。
Keyword: HEP, 水田水域, 順応的管理
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発表番号 [8-7]
Experiment of elution and oxidation of Mn2+ using Sabo dam sediments and river-bed gravel
TSUYUKI Ken [Graduate school of Agriculture,Yamagata University]
HOSHINO Yukihiro [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
HIROSHI Okubo [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
MAEKAWA Katsuro [Faculty of Agriculture,Yamagata University]
砂防ダム堆積土砂からのマンガンの溶出および河床礫による酸化
○露木 健 [山形大学大学院農学研究科]
星野 幸広 [山形大学農学部]
大久保 博 [山形大学農学部]
前川 勝朗 [山形大学農学部]
砂防ダム下流ではMn2+濃度が上昇し下流部で徐々に低下する。砂防ダム堆積土内の有機物分解によりMn2+が溶出した後に酸化され沈着したためと考えられる。そこで堆積土内の有機物量を変化させ水質の経時変化について検討し,Mn酸化菌による濃度低下に着目し河床礫添加により検証した。結果堆積土内のMn2+の溶出は還元状態でみられ,河床礫添加ではMn2+濃度の低下が起きたがpHが低い条件で高濃度の溶出があった。
Keyword: マンガン, 酸化還元, 砂防ダム
GET PDF=08/08008-07.pdf
発表番号 8-7
Estimation of water leakage for farm pond using electromagnetic wave and electrical surveys
yanagimoto tomoya [kyoto university]
kobayasi akira [kyoto university]
yamamoto kiyohito [kyoto university]
aoyama sigeyasu [kyoto university]
電磁波と電気探査によるため池漏水状況の推定
○柳本 智也 [京都大学]
小林 晃 [京都大学]
山本 清仁 [京都大学]
青山 咸康 [京都大学]
漏水が懸念されるため池の,省力化・効率化を目指した非破壊検査を目的として,現地で電気探査装置および電磁波探査装置の二つの物理探査装置を用いて計測を行った。そして両探査の解析結果を比較することでため池堤体内部の漏水状況を推定した。本講演では,電気探査と電磁波探査の計測方法とその結果検討について発表する。
Keyword: 土構造物, 非破壊検査, 比抵抗
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発表番号 8- 7
Predicting water and nitrate discharge rates using deep soil survey data
Nakano Keiko [National Institute for Agro-Environmental Sciences, National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]
Ohkura Toshiaki [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
Kamewada Kunihiko [ochigi Prefectural Agricultural Experiment Station]
Katou Hidetaka [National Institute for Agro-Environmental Sciences]
深層土壌調査に基づく水及び硝酸態窒素の浸透流出特性の予測
○中野 恵子 [農業環境技術研究所、現在九州沖縄農業研究センター]
大倉 利明 [農業環境技術研究所]
亀和田 國彦 [栃木県農業試験場]
加藤 英孝 [農業環境技術研究所]
深層土壌調査に基づいて水及び硝酸態窒素の土層内各深さ及び流出面までの到達時間を推定し、浸透流出特性の評価を試みた。栃木県思川流域では、鹿沼軽石層出現地点で流出面への到達時間は水では3.4年、NO3−では6.4年、礫層出現地点ではそれぞれ0.7、1.0年と推定された。水及びNO3−の浸透流出時間は地形面や土層構成による違いが大きく、特徴的な土層の分布範囲と出現深さを推定することにより浸透流出特性を面的に分級できると考えられた。
Keyword: 地下水汚染, 深層土壌調査, 硝酸態窒素
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