慣行栽培と有機栽培によるリンゴ園地の土壌環境と果実品質 (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.537-538 , 2023

発表番号 [8-10]

Soil environment and fruit quality in apple orchards under conventional and organic cultivation

Takamitsu KAI[Kurokawa Field Science Center, Meiji University]・Motoki KUBO[College of Life Sciences, Ritsumeikan University]

慣行栽培と有機栽培によるリンゴ園地の土壌環境と果実品質

○甲斐 貴光[明治大学黒川農場]・久保 幹[立命館大学]

リンゴの慣行栽培と有機栽培の園地土壌の調査をした。その結果、有機栽培の土壌は,慣行栽培と比較して総細菌数が多く,窒素循環活性が活発であった。慣行栽培と有機栽培の果実の糖度、酸度、糖酸度比に有意差は見られなかった。慣行栽培の乾物重は,有機栽培と比較して有意に大きかった。慣行栽培と有機栽培の10aあたりの収量がそれぞれ同程度であったことから,有機栽培の着果数は,慣行栽培と比較すると多いことがわかった。

Keyword: 有機栽培,リンゴ,土壌微生物,窒素循環活性評価値,リン循環活性評価値, ,
GET PDF=23/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.527-528 , 2022

発表番号 [8-10]

The present condition and Vision on Improvement of Information and communication in Agriculture Area

○HORI Yasushi[NTC Consultants Co.,Ltd.]・KAMIWAKITA Futoshi[NTC Consultants Co.,Ltd.]・MURATA Mototsugu[NTC Consultants Co.,Ltd.]・YOSHIDA Nobuhiro[NTC Consultants Co.,Ltd.]・UCHIDA Kumiko[NTC Consultants Co.,Ltd.]

農村地域における情報通信環境整備と今後の展望

○堀 泰史[NTCコンサルタンツ(株)]・上脇田 太[NTCコンサルタンツ(株)]・村田 基次[NTCコンサルタンツ(株)]・吉田 信弘[NTCコンサルタンツ(株)]・内田 空美子[NTCコンサルタンツ(株)]

農林水産省では,農業農村のSociety5.0を支える情報通信環境整備を推進するため,財政面・人材面での支援制度を展開している。本稿では, 「農業農村における情報通信環境整備に関する勉強会」のメンバーとして参加した経緯から,これらの支援内容についてポイントを紹介し,農村地域の情報通信環境整備の今後の展望について考えを述べたものである。

Keyword: 情報通信環境,スマート農業, ,
GET PDF=22/[8-10].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2021

発表番号 [2-17(R)]

Analysis of the Factors of Bad Drainage and Creation of Countermeasures for the Vineyard converted from Paddy.

KATO Koh[Faculty of Agriculture and Life science, Hirosaki University]・CHIBA Katsumi[School of Project Design, Miyagi University]

水田から転換されたブドウ園における排水不良要因の検討と対策の立案

○加藤 幸[弘前大学]・千葉 克己[宮城大学]

青森県弘前市にある水田から転作したブドウ園の排水対策について検討した。調査園地は周辺水田の深水管理期に地下水位の上昇が見られ,年により排水不良の兆候を示す。2018〜2020年の3年間では,園地や隣接水田の管理状況が同一であるにも関わらず2019年のみ排水不良の兆候が見られた。調査結果から土壌の乾燥に伴う水みち形成による浸入水の増加の可能性と園地内の面的な地下水流動の傾向が得られた。

Keyword: 排水管理、地下排水, 農地環境, 水田転作園
GET PDF=21/[2-17(R)].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2019

発表番号 [T-12-4]

Adaptation Measures to Climate Change in Agricultural Sector, Thailand

KOSHI YOSHIDA YOSHIDA[Ibaraki University]・Kazuo Oki[The University of Tokyo]・Koki Homma[Tohoku University]・Masayasu Maki[Fukushima University]

タイ国農業セクターにおける気候変動適応策の検討

吉田 貢士[茨城大学]・沖 一雄[東京大学生産技術研究所]・本間 香貴[東北大学大学院]・牧 雅康[福島大学]

タイ国の農業セクターはGDPの12%,就業人口の40%,水使用量の90%を占める重要なセクターである.しかし,農地の大部分は天水農地であり,気象条件に脆弱な地域でもある.本報告では,世界有数のコメ輸出国であり,生産量の変動が国際市場にも影響を与えるタイ国の農業セクターについて,広域における気候変動影響評価と適応策の検討,および個別の優良事例の創出に関する調査研究成果について紹介する.

Keyword: 農業被害, 影響評価, 優良事例
GET PDF=19/T-12-4.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.690-691 , 2019

発表番号 [8-10]

Effect of drip irrigation on the yield of Japanese perssimon at the field in Sado island

Yukiyoshi Iwata[Institute for Rural Engineering, National Agriculture and Food Research Organization]・Fumio Nakagawa[Niigata Prefecture Sado Office]・Nobuyuki Aida[Niigata Prefecture Sado Office]・Norio Nawa[The Agricultural Upland Development Association]・Teruhito Miyamoto[Institute for Rural Engineering, National Agriculture and Food Research Organization]・Koji Kameyama[Institute for Rural Engineering, National Agriculture and Food Research Organization]・Jun Syobu[The Agricultural Upland Development Association]

新潟県佐渡市におけるカキ圃場のドリップ灌漑の効果

岩田 幸良[農村工学研究部門]・中川 文男[新潟県佐渡地域振興局]・相田 信幸[新潟県佐渡地域振興局]・名和 規夫[畑地農業振興会]・宮本 輝仁[農村工学研究部門]・亀山 幸司[農村工学研究部門]・菖蒲 淳[畑地農業振興会]

柿圃場における灌漑効果を調べるため、新潟県佐渡市の農家圃場でドリップチューブによる灌水を実施した。灌水区では高水分状態が常に維持されたのに対し、対照区では表層が乾燥し、対照区に比べ灌水区でL以上の等級が10%増加する効果が認められた。羽茂アメダスの過去40年間の降水量データと本試験結果から、同地区で灌漑効果が期待できる年は2年に1度程度であり、灌漑施設の導入により経営が安定化することが示唆された。

Keyword: 畑地灌漑, 増収効果, 果樹
GET PDF=19/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2018

発表番号 [S-14-2]

Can we monitor water flow below the surface by using Geophysical Explorations?

[]

地下の水の動きは物理探査で可視化できるか?

後藤 忠徳[京都大学大学院]

地下水や土中水の流動パターンは農作物育成に欠かせない情報である。本講演では地中を掘削せずに地下の水を可視化する方法として、電気探査・電磁探査を紹介する。電気探査技術において、地下の水の動きの可視化は困難な課題であったが、近年は探査技術の進歩によって実現しつつある。さらに自然電位に基づいた地下水流動の定量解析も可能となっている。

Keyword: 浸透流, 地下水, 地下浸透・地下水流動
GET PDF=18/S-14-2.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.642-643 , 2018

発表番号 [8-10]

Estimation of Unexpected Accidents based on Degradation Prediction Formula of Pipe

HITONE INAGAKI[Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]

管体の機能劣化予測式に基づく突発事故の推定

稲垣 仁根[宮崎大学]

管路の持つ優位性の高い機能を将来的に維持するために,水利システムの性能低下を適切に予測し,適確な機能保全を図る計画・設計手法の確立が求められている.年度別および累計事故件数に基づくパイプラインにおける事故曲線は,部分的な機能保全により一時的に事故率が低下し,上昇が緩やかになるが,時間の経過とともに,大部分の未改修の区間の機能劣化が顕在化し,事故が急増する結果となる.

Keyword: 経年パイプライン, 突発事故, 機能劣化予測式
GET PDF=18/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2017

発表番号 [S-14-4]

Latest trend in bioplastic production

Takisawa Kenji[Faculty of Home Economics, Tokyo Kasei University]

バイオプラスチック生産の最新動向

滝沢 憲治[東京家政大学]

本研究では廃棄物系バイオマスである木質抽出液の有効利用を目的とし,木質抽出液の加水分解物を原料とした乳酸ベースポリマー生産の検討を行った。木質抽出液に活性炭およびイオン交換処理を行った精製糖液を用いてポリマー生産を行ったところ,試薬で作製されたキシロースおよびガラクトースの混合糖液に比べ90%のポリマー生産量を得ることができ,ポリマー生産のための炭素源としての利用可能性を見出した。

Keyword: 環境保全, ,
GET PDF=17/S-14-4.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.598-599 , 2017

発表番号 [8-10]

Bearing Capacity and Slip Surface Failure of Penetration Test in Various Mold Diameters

Kazuto Kimura[Hirosaki University]・Hiroshi Mori[Hirosaki University]

貫入試験用モールド径を変化させた場合の支持力とすべり面破壊形状について

森 洋[弘前大学]・木村 一登[弘前大学]

本研究では、2種類の地盤材料を用いた貫入試験用モールド直径を変化させた場合の支持力測定とモールド内でのすべり面形状を観測し、Terzaghiと須田らの支持力算定式と比較・検討した。地盤材料の違いやモールド径の大きさによって、ピーク支持力やすべり面の破壊形状が変化することが分かった。また、Terzaghiよりも須田らの支持力算定式の方が、実測値と一致する傾向にあった。

Keyword: 杭の支持力, ,
GET PDF=17/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.817-818 , 2016

発表番号 [8-10]

Seasonal variation of carbon dioxide flux in rice paddy fields in temperate and tropical regions

Kokubo Rin[Graduate School of Agriculture Meiji University]・Noborio Kosuke[Meiji University]・Komiya Shujiro[Graduate School of Agriculture Meiji University]・Nakazima Toru[Graduate School of Agriculture Meiji University]・Watanabe Takuya[Meiji University]・Inoue Mariko[Meiji University]

熱帯域と温帯域の水田におけるCO2フラックス長期変動

國保 凜[明治大学大学院]・登尾 浩助[明治大学]・小宮 秀次郎[明治大学大学院]・中島 亨[明治大学大学院]・渡部 拓也[明治大学]・井上 真梨子[明治大学]

異なる気候帯の水田におけるCO2フラックスの変動について調査した。熱帯であるタイと温帯である日本の2つのサイトで行った。渦相関法を用いてCO2フラックスを測定し、季節変動を考慮した。両国とも出穂期直前でCO2吸収が最大になった。日本は移植後100以降、タイでは収穫直前でCO2放出を示した。休閑期(日本では移植後140日以降、タイでは移植後120以降)では、両国ともCO2放出を示した。

Keyword: 微気象, 水田, 温室効果ガス
GET PDF=16/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2015

発表番号 [S13-3]

Agricultural Land and Rural Improvement Policy Study Group as a Science-Policy Interface

HASHIMOTO SHIZUKA[Graduate School of Global Environmental Studies, Kyoto University]

科学と政策のインターフェイスとしての農業農村整備政策研究部会

橋本 禅[京都大学大学院地球環境学堂]

農業農村整備事業の企画・計画・実施に実質的に関与するためには,研究者,技術者,行政担当者の間の密なコミュニケーションが不可欠だが,価値観や行動原理の違い,必要とする情報の内容や入手経路への期待などの認識の格差がそれを阻んでいる。本稿では,「科学と政策のインターフェイス」の先行研究の整理を通じて,研究者や技術者,行政担当者が集う本部会の運営のヒントとなる情報の整理を試みた。

Keyword: 科学と政策のインターフェイス, ナレッジ・ブローカー, CRELE
GET PDF=15/S13-3.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.792-793 , 2015

発表番号 [8-10]

Deformation characteristics of the surrounding ground of pipeline laid in peat soil

TATEISHI Sinzi[Civil Engineering Research Institute for Cold Region]・HOMMURA Yukio[Civil Engineering Research Institute for Cold Region]・OHKUBO Takashi[Civil Engineering Research Institute for Cold Region]

泥炭地盤に埋設されたパイプラインの周辺地盤の変形特性

立石 信次[(独)土木研究所 寒地土木研究所]・本村 由紀央[(独)土木研究所寒地土木研究所]・大久保 天[(独)土木研究所 寒地土木研究所]

泥炭地盤に埋設されたパイプラインの機能低下を診断する技術は確立しておらず, 機能低下には管周囲地盤の変形特性が関係している。本研究では泥炭地盤の変形特性を推定する方法として, コーン貫入試験に着目しコーン貫入抵抗と孔内水平載荷試験からの変形係数との関係を現地試験から検討した。その結果, 両者には相関関係があったことから, コーン貫入試験は変形係数を推定する有効な手段の一つになり得ると考えられる。

Keyword: パイプライン, 泥炭地盤, 変形係数
GET PDF=15/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2014

発表番号 [S13-8]

The actual situation of the decontaminated paddy field in Iidate Village, Fukushima Prefecture

tsuji osamu・kimura masato・naya toshiki
[Obihiro University of Agricultural and Veterinary Medicine]

福島県飯舘村における農地除染対策実証試験圃場の現状

辻 修・木村 賢人・納谷 俊樹
[帯広畜産大学]

東日本大震災に伴う福島県の放射能汚染地域は広大な面積に及んだが、現在、農地においてもその除染作業が進められている。しかし、除染が完了した農地においても、山林から飛翔する枯葉等による再汚染が心配されている。本研究は、ここに着目し、農地除染対策実証試験圃場の現状を報告するものである。その結果、山林から離れている農地においては、飛翔枯葉による再汚染の傾向はみられなかった。

Keyword: 除染, 農地, 再汚染
GET PDF=14/S13-8.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.736-737 , 2014

発表番号 [8-10]

Deflection of flexible buried pipes subjected to shear deformation

Kobayashi Seita・Sawada Yutaka・Izumi Akira・Harada Aya・Kawabata Toshinori
[Graduate School of Agricultural Science, Kobe University・Faculty of Agriculture, Kobe University]

せん断変形を受ける埋設管のたわみ量に関する一考察

小林 成太・澤田 豊・泉 明良・原田 文・河端 俊典
[神戸大学院農学研究科・神戸大学農学部]

通常,埋設管では管頂部・管底部に曲げひずみが卓越するが,阪神淡路大震災では管の斜め方向で亀裂が発生した例が報告されている.本研究では,せん断変形を受ける埋設管の横断面力学挙動を解明するために,可視化単純せん断土槽を用いた模型実験を実施した.その結果,環剛性の増加,地盤剛性の低下に伴い,斜め方向のたわみは減少することが明らかとなった.さらに,実験結果よりせん断ひずみとたわみの関係の定式化を行った.

Keyword: 埋設管, せん断変形, 模型実験
GET PDF=14/8-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [8-10]

Measurement of N2O emission from Shimajiri-maji soil fertilized with coated fatilizers

sakai kazuhito [University of the Ryukyus]
nakandakari tamotu [University of the Ryukyus]

緩効性肥料を施肥した島尻マージ土壌からのN2O排出測定

○酒井一人 [琉球大学農学部]
仲村渠 将 [琉球大学農学部]

島尻マージを用い、緩効性肥料と普通肥料を施肥した土層の温度(約20度と約30度)および土壌水分(飽和からの重力排水)を変化させた実験により、N2O排出と肥料の種類と温度、土壌水分変化の関係について検討した。その結果、全ての円筒管において排水直後にN2O排出がみられた。N2O排出量は、緩効性肥料よりも普通肥料の方が大きく、また、20度よりも30度の方が大きかったという結果を得た。

Keyword: N2O, 緩効性肥料,
GET PDF=13/13008-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [8-10]

Basic study on decontamination of paddy field using soil particle classification in water

ISHIWATA_NAOYUKI [Faculty of Agriculture, The Univ. of Tokyo]
MIZOGUCHI_MASARU [Guraduate School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]

沈降分級を用いた水田除染法の基礎実験

○石渡尚之 [東京大学農学部]
溝口勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

福島原子力発電所の事故で放出された放射性セシウムは表層の粘土に強く吸着している。粘土粒子が水中で沈降が遅いこと(ストークス則)を利用し、セシウム汚染土壌を代かきすることで、粘土粒子を泥水中または沈殿土層の上部へと集積させるための基礎実験を行った。その結果、厚さ2cmの土の線量が、代かきの泥水を強制排水することで41%下がること、および代かき後の沈殿土の表土剥ぎによって66%下がることが分かった。

Keyword: 除染, 代かき, ストークス則
GET PDF=12/12008-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2011

発表番号 [1-10]

Habitat Evaluation of Hynobious Nebulosus Using HEP

OHNO KEN [Graduate School of Bioresources, Mie University]
Ooe Mami [Graduate School of Bioresources, Mie University]

HEPを用いたカスミサンショウウオの生息地評価

○大野 研 [三重大学大学院生物資源研究科]
大江 真未 [三重大学大学院生物資源研究科]

日本においても、HEPの適用が検討されてきているが、その適用性が十分に検証されてきたとは言い難い。我々も三重県津市に生息する希少種のカスミサンショウウオの2か所の生息地の価値をHEPを用いて検討してきたが、その信頼性を示せていない。そこで、更にもう1か所の生息地のデータ用い、計3ヶ所の産卵場の評価を行い、HEPの信頼性を検証した。その結果、ある程度広い範囲で考えたときの有効性を示せた。

Keyword: 生息地評価, HEP , 生態系
GET PDF=11/11001-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2010

発表番号 [1-01]

Soil water characteristics and unsaturated hydraulic conductivity near freezing front in directionally frozen unsaturated silt loam

Kito_Tetsuya [Graduate School of Bioresorces, Mie University]
Toride_Nobuo [Graduate School of Bioresorces, Mie University]
Watanabe_Kunio [Graduate School of Bioresorces, Mie University]

凍結過程にあるシルトロームの凍結面近傍の水分保持特性と透水係数

紀藤 哲矢 [三重大学大学院生物資源学研究科]
取出 伸夫 [三重大学大学院生物資源学研究科]
○渡辺 晋生 [三重大学大学院生物資源学研究科]

不飽和シルトロームの一次元カラム凍結実験を行い、温度、水分、圧力分布の経時変化を測定した。この結果、凍土は温度低下速度が速いほど、常温の平衡時の水分特性曲線より多量の不凍水を持つことが明らかになった。また、観察された水分特性曲線とそこから導かれた不飽和透水係数を用いることで、抑制係数を用いなくても未凍土から凍土への水分移動や、凍結時の不凍水量や圧力変化を数値計算で再現することができた。

Keyword: 凍土, 水分特性, 不飽和透水係数
GET PDF=10/10001-01.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.826-827 , 2010

発表番号 [8-10]

On the transferability of habitat preference model for Japanese medaka (Oryzias latipes)

FUKUDA SHINJI [Institute of Tropical Agriculture, Kyushu University]

メダカの生息場選好性モデルの転用可能性に関する一考察

○福田 信二 [九州大学熱帯農学研究センター]

本報では,複数のデータを用いてメダカの生息場選好性モデルを構築し,その転用可能性について評価した.結果として,各モデルとも選好曲線は同様の傾向を示したが,モデルパラメータの収束性は大きく異なっていた.また,NSEを用いることにより各モデル間の比較が容易になることが示唆された.以上から,生物の生息場選好性を定量化する際には,モデルの転用可能性やデータの質的要因の影響を考慮する必要があると考えられる.

Keyword: 生息場選好性, メダカ, 農業生態系
GET PDF=10/10008-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.742-743 , 2009

発表番号 [8-10]

Comparing the effectiveness of considering fuzziness into fish habitat models for Japanese medaka (Oryzias latipes)

FUKUDA SHINJI [Institute of Tropical Agriculture, Kyushu University]

メダカの生息場選好性モデルへのあいまいさの導入の有効性に関する比較研究

○福田 信二 [九州大学熱帯農学研究センター]

本報では,メダカの生息場選好性の定量化において,モデルをファジィ化することの有効性について比較・検討した.対象は,ファジィ生息場選好性モデル(FHPM)およびファジィ・ニューラルネットワークモデル(FNN)とする.結果として,FHPMは選好曲線が滑らかになり予測精度が向上した.またFNNでは,予測能力が向上するともに,選好曲線がFHPMと同様の傾向を示しており,ファジィ化の有効性が示唆された.

Keyword: 水環境, 生態系, 環境保全
GET PDF=09/09008-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2009

発表番号 [企-13-4]

Current Status and Prospect of Irrigation Management in Lower Myanmar

Matsuno Yutaka [School of Agriculture, Kinki University]
Horino Haruhiko [Graduate School, Osaka Prefecture University]
Hatcho Nobumasa [School of Agriculture, Kinki University]

ミャンマー低平地における灌漑管理の現状と展望

○松野 裕 [近畿大学農学部]
堀野治彦 [大阪府立大学大学院]
八丁 信正 [近畿大学農学部]

農業分野が経済の中核的役割を担っているミャンマーでは、灌漑農業の発展に伴うコメ生産の向上が至上課題となっている。本稿では、灌漑開発については他のアジア・モンスーン地域諸国より比較的初期の局面である同国における灌漑農業の概況を述べると共に、今までの研究活動で得られた知見を基に、今後の課題について米生産の中心地である低平地の農民水利組織および圃場レベルでの用水管理を中心に考察した。

Keyword: ミャンマー, 水田灌漑, 農民組織
GET PDF=09/09S13-04.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.764-765 , 2008

発表番号 [8-10]

Study of Occurrence Mechanism of Hypoxic Water in the Western Inner Parts of the Ariake Sea Using a Two-Layer Box Model

Koriyama Masumi [Faculty of Agriculture, Saga University]
Seguchi Masahiro [Faculty of Agriculture, Saga University]
Ishitani Tetuhiro [The United Graduate of Agricultural Sciences, Kagoshima University]

2層ボックスモデルによる有明海奥部西岸域の貧酸素水塊発生機構の検討

○郡山 益実 [佐賀大学 農学部]
瀬口 昌洋 [佐賀大学 農学部]
石谷 哲寛 [鹿児島大学大学院連合農学研究科]

本研究では,1972〜2005年の浅海定線調査データを用いて2層ボックスモデルより,有明海奥部西岸域の鉛直拡散係数(Kz),生化学的酸素消費速度(R)及び成層強度(P)の解析を行った.その結果,1972〜2005年のKz及びPの平年値に変化は見られないが,1980年代以降夏季のRは増加した.このことから,対象海域における底層水の貧酸素化には,DO消費の増加が大きく寄与するものと推察された.

Keyword: 貧酸素水塊, ボックスモデル, 有明海
GET PDF=08/08008-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2008

発表番号 [企-16-01]

Professional Accreditation of Master's Program in Graduate Schools Linked with the “Graduate School Education for the Coming Era”

Morii Toshihiro [Faculty of Agriculture, Niigata University]

「新時代の大学院教育」と修士課程プログラム認定への取り組み

○森井 俊広 [新潟大学農学部]

2005年答申の「新時代の大学院教育−国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて−」による大学院実質化の方向を踏まえながら,2007年度より具体的な審査活動が始まった大学院修士課程プログラム認定の概要を紹介した。修士課程プログラム認定の基本的な考え方をまとめるとともに,あらたに前文が取り入れられた基準の構成,ならびに学習・教育目標の設定およびその達成の評価に関する基準の紹介と説明を行った。

Keyword: 修士課程プログラム認定, 新時代の大学院教育, 大学院教育の実質化
GET PDF=08/08S16-01.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.1008-1009 , 2007

発表番号 (P-21)

Runoff and Sediment Loss from Bare Soil under Application of Composted Cattle Manure

ONISHI Taisuke [United Graduate School of Agricultural Science, Tokyo University of Agriculture and Technology]
KATO Makoto [United Graduate School of Agricultural Science, Tokyo University of Agriculture and Technology]
NISHIMURA Taku [Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]

牛糞コンポスト施用を行なった傾斜裸地の受食性変化

○大西 泰介 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
加藤 誠 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
西村 拓 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

牛糞コンポスト施用の傾斜裸地における受食性変化を調べるため、異なる方法(無施用、20、40t/ha鋤き込み施用、20t/ha表面施用)によりコンポスト施用を行なった野外侵食試験枠からの表面流去水量、侵食量変化を1年間観測した。コンポスト施用区からの表面流去水、侵食各量は無施用区に比べ抑制された。これら流出抑制は、観測終了時における耐水性団粒分析結果より表層団粒構造の保持が寄与したものと考えられた

Keyword: 土壌保全, 受食性, 牛糞コンポスト
GET PDF=07/07P00-21.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.1018-1019 , 2007

発表番号 (P-26)

Characterizing Hydrological Processes in Vadose Zone by Direct Infiltration Water Sampling.

Sunao Takada [Shimane University]
Yasushi Mori [Shimane University]
Naoko Higashi [Kyushu University]
Hiroaki Somura [Shimane University]
Ikuo Takeda [Shimane University]
Mitsuhiro Inoue [Arid Land Research Center, Tottori University ]

土壌浸透水直接採取による流域水物質循環の解明

高田 直 [島根大学]
○森 也寸志 [島根大学]
東 直子 [九州大学]
宗村 広昭 [島根大学]
武田 育郎 [島根大学]
井上 光弘 [鳥取大学乾燥地研究センター]

山林の粗放化の影響を調べるため,ある程度管理された斜面と粗放的な管理しかされてない二つの隣接する斜面において,グラスファイバーの毛管力を利用した土壌浸透水直接採取装置を開発し,水質形成過程を比較・検討した.粗放管理の斜面では浸透が弱く,流出端で計測された負荷量の違いを浸透水データから推測できた.また,溶存態イオンの濃度から粗放管理の斜面では土壌の緩衝能が機能していないことが推察された.

Keyword: 土壌浸透水, 水文循環, 人工林
GET PDF=07/07P00-26.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.1028-1029 , 2007

発表番号 (P-31)

Reduction Effect of Load Runoff from the Paddy Field by Using Weir on the Drainage

HIGASHIOKA Hidetaka [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
YAMAMOTO Arata [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
NAKAMURA Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
MITSUNO Toru [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]

排水路の堰上げによる水田からの流出負荷削減効果

○東岡 秀高 [京都大学大学院農学研究科]
山本 新 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]
三野 徹 [京都大学大学院農学研究科]

滋賀県近江八幡市の水田試験地において,水田排水路の堰上げによる水田からの流出負荷の削減効果について検証した.堰上げによって,圃場内の水の滞留時間の増加,および中干し期までにおける浸透量抑制の可能性が示唆された.また,還元反応の促進によって硝酸態窒素負荷の削減も認められた.一方で,用水量においては,水管理による影響が大きく,堰上げによる用水削減効果は確認されなかった.

Keyword: 堰上げ, 滞留時間, 浸透量
GET PDF=07/07P00-31.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.1038-1039 , 2007

発表番号 (P-36)

The investigation of live inhabiting in the concrete waterway in the Hiikawa river coastal area

Fukada Mistuo [Faculty of Agricultural, Yamaguchi University]
Kimura Kazumasa []
Miyajima Hiromi []

○深田 三夫 [山口大学農学部]
木村 和正 [斐伊川沿岸農業水利事業所]
宮島 廣美 [斐伊川沿岸農業水利事業所]

斐伊川沿岸地区農業用水再編事業は,農業用水が持つ生態系保全などの地域用水機能の増進を図ることが目的の一つである.この地域は水田,用排水路に生息する生き物も多様であるが調査記録は少ない.既設の農業用水路において生き物調査を行った.用水路は流速が大きく底質がたまりにくいこと,非灌漑期は水が存在しないことなど,生息場所として好ましい環境ではないが水路に沈砂池などを設けることにより環境改善が見込まれる.

Keyword: 農業用水路, 生き物調査, 粒度分布
GET PDF=07/07P00-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.1048-1049 , 2007

発表番号 (P-41)

Monitaring of Field Ecological Information by Balloon Observation System

Kaneishi Atsushi [Graduate School of Agriculture, Yamaguchi University]
Yamamoto Haruhiko [Faculty of Agriculture, Yamaguchi University]
Tsuchiya Yasushi [Graduate School of Agriculture, Yamaguchi University]
Iwaya Kiyoshi [Faculty of Agriculture, Yamaguchi University]
Harada Yoko [Graduate School of Agriculture, Yamaguchi University]

気球空撮システムによるフィールド生態情報のモニタリング

○兼石 篤志 [山口大学大学院農学研究科]
山本 晴彦 [山口大学農学部]
土谷 安司 [山口大学大学院農学研究科]
岩谷 潔 [山口大学農学部]
原田 陽子 [山口大学大学院農学研究科]

水田及び土地利用型農業が持つ多面的機能の評価を行うためには、農作物のバイオマス量、窒素濃度、活性度等のフィールド生態情報の把握が重要である。本研究では、コンパクトカメラ用の11m3の気球を用いたシステムと、一眼レフカメラ、熱赤外画像装置が搭載可能な21m3の気球を用いた気球空撮システムを開発した。本システムにより、水田内の正規化植生指数(NDVI)を高い解像度で推定できることを明らかにした。

Keyword: リモートセンシング, 農地環境,
GET PDF=07/07P00-41.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2007

発表番号 (企-16-1)

takumi moriyama [United Graduate School of Agricultural Science,Tokyo Univ.of A&T.]
masakazu mizutani [Faculty of Agriculture,Utsunomiya Univ]
akira goto [Faculty of Agriculture,Utsunomiya Univ]

水田水域における魚類個体群の移動分散と保全に関する研究

○守山 拓弥 [東京農工大連合大学院]
水谷 正一 [宇都宮大学農学部]
後藤 章 [宇都宮大学農学部]

近年,農業水域の魚類の移動分散に関する知見が蓄積されてきた.昨年度の大会における企画セッションでは,水路−河川における移動分散研究を行った.本発表では,河川中流域の水田水域を対象とし,農業水路,小河川および河川により形成された水域ネットワークにおけるウグイとホトケドジョウの移動分散を対象とした既発表内容をとりまとめ,その内容をもとに,魚類の移動分散の視点から魚類の保全策の検討を行った.

Keyword: ウグイ, ホトケドジョウ, 水域ネットワーク
GET PDF=07/07S16-01.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.814-815 , 2006

発表番号 8-10

Model tests for chemical injection to an outlet pipe of small earth dams

HORI Toshikazu [National Institute for Rural Engineering]
MOHRI Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
NIWANO Kouichi []
MATSUSHIMA Kenichi [National Institute for Rural Engineering]

ため池底樋沿いに発生する漏水対策のための薬液注入に関する模型実験

○堀 俊和 [独立行政法人農業工学研究所]
毛利 栄征 [独立行政法人農業工学研究所]
庭野 孝一 [日新特殊建設]
松島 健一 [独立行政法人農業工学研究所]

ため池の底樋沿いに漏水が発生し決壊に至る事例が数多く報告されている。本研究では,底樋沿いの漏水発生メカニズムを明らかにするとともに,漏水を止水する薬液注入工法を開発することを目的として,模型実験を行った。実験の結果,底樋にかかる上載圧の増加によって,底樋底面に水みちが発生することを確認し,アクリル系注入材を用いた薬液注入によって底樋周りの土圧が回復し,水みちを止水できることが分かった。

Keyword: ため池, 底樋, 薬液注入
GET PDF=06/06008-10.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1008-1009 , 2006

発表番号 9-46

Seasonal changes of CO2 gas flux at greenland and dent corn field

UCHIDA Kumiko [Gratuate school of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]
TAKAMATSU Rieko [School of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]
FUJIKAWA Tomonori [National Institute for Rural Engineering]
SATO Kouichi [School of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]

牧草地・畑地におけるCO2ガスフラックスの季節変動

○内田 空美子 [北里大学大学院獣医畜産学研究科]
高松 利恵子 [北里大学獣医畜産学部]
藤川 智紀 [農業工学研究所]
佐藤 幸一 [北里大学獣医畜産学部]

青森県十和田市の牧草地およびデントコーン畑においてCO2ガスフラックスを継続的に測定し,地温・降雨および土地利用の違いがCO2ガスフラックスに与える影響を研究した。ガスフラックス量は,デントコーン畑より牧草地の方が多く,気温と共に上昇し,8月上旬のピークで一番高い値を示した。また,ガスフラックスは含水率よりも地温による影響が大きく,地温を変数にした指数関数の関係式で精度良く表すことができた。

Keyword: CO2ガスフラックス, 地温, 土壌水分
GET PDF=06/06009-46.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1018-1019 , 2006

発表番号 9-51

The Simulation of Water Transfer in Multilayer Soil

Kikuchi Takashi [Iwate Prefectural University]
Noborio Kosuke [Meiji University]
Katamachi Kentaro [Iwate Prefectural University]
Abe Yoshihiko [Iwate Prefectural University]

多重成層土壌中の水移動シミュレーション

○菊池 貴 [岩手県立大学]
登尾 浩助 [明治大学]
片町 健太郎 [岩手県立大学]
阿部 芳彦 [岩手県立大学]

土中の物質移動を考える上では,水移動が基本になる。水移動は土中のポテンシャルエネルギー勾配によって起こるが,多重成層土壌における移動を考えた場合には,層間でマトリック・ポテンシャルが連続になるという境界条件を適用する必要がある。そこで,本研究では,この層間の境界条件を適用し差分法を用いて定式化を行った。そして二層構造の土壌における水移動シミュレーションを行った。

Keyword: 水分移動, ,
GET PDF=06/06009-51.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1028-1029 , 2006

発表番号 9-56

Field measurements of soil water flux and solution electrical conductivity in Andisol using time domain reflectometry

Miyamoto Teruhito [National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]
Haraguchi Noburo [National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]
Shiono Takahiro [National Agricultural Research Center for Kyushu Okinawa Region ]

TDRを用いた土壌水分フラックスと土壌溶液ECの同時測定法の黒ボク土畑への適用

○宮本 輝仁 [九州沖縄農業研究センター ]
原口 暢朗 [九州沖縄農業研究センター ]
塩野 隆弘 [九州沖縄農業研究センター ]

TDRで測定される体積含水率と土壌ECをもとにした土壌水分フラックスおよび土壌溶液ECの推定法の黒ボク土畑への適用性を検討した.TDR測定をもとに推定される土壌水分フラックス量は水収支法の結果と比較的一致したが,不飽和透水係数の推定に大きく依存すること,また,TDRで測定される土壌溶液ECは土壌溶液採取法と良く一致するが,土壌が一旦乾燥した後降雨があった際,従来法と値が乖離することが確認された.

Keyword: TDR, 浸透量, 土壌溶液の電気伝導度
GET PDF=06/06009-56.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1038-1039 , 2006

発表番号 9-61

Experimental study on the occurrence of water repellency in volcanic ash soils

Kawamoto Ken [Faculty of Engineering, Saitama University]
Yoshikawa Yasutaka [Faculty of Engineering, Saitama University]
Per Moldrup [Department of Biotechnology, Chemistry and Environmental Engineering, Aalborg University]
Komatsu Toshiko [Graduate School of Science and Engineering, Saitama University]
Oda Masanobu [Faculty of Engineering, Saitama University]

火山灰土壌の撥水性発現に関する実験的研究

○川本 健 [埼玉大学工学部]
吉川 康高 [埼玉大学工学部]
Per Moldrup [オルボー大学]
小松 登志子 [埼玉大学理工学研究科]
小田 匡寛 [埼玉大学工学部]

団粒構造の発達した火山灰土壌を用いて土壌撥水性の発現度合いと土壌有機物,土壌水分量,土壌水分ポテンシャルの関係を実験的に調べた。その結果,土壌撥水性はpF=3.5付近で最も強まることが明らかになった。そして,土壌に撥水性を生じさせるために必要となる土壌有機物量の下限値を与えることができる新たな指標を提案した。

Keyword: 土壌撥水性, 土壌有機物, 火山灰土壌
GET PDF=06/06009-61.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1048-1049 , 2006

発表番号 9-66

Evaluation for farmland soil from viewpoint of distribution of wild animals and plants in Khon Kaen, Northeastern Thailand

NARIOKA Hajime [Faculty of Bioresources, Mie University]
MINAMI Motoyasu [Fuculty of environmental biology, College of bioscience and biotechnology, Chubu university]
UENO Kaoru [Fuculty of environmental biology, College of bioscience and biotechnology, Chubu university]
HAMADA Hiromasa [Japan International Research Center for Agricultural Sciences (JIRCAS)]

東北タイ・コンケンにおける野生動植物の分布や生態からみた農地土壌の評価について

○成岡 市 [三重大学生物資源学部]
南 基泰 [中部大学応用生物学部]
上野 薫 [中部大学応用生物学部]
濱田 浩正 [国際農林水産研究センター]

土壌の面的広がりを評価する方法の一つに統計学的空間変動性の評価法等がある。しかし,実際その地を農地として利用する場合は,その地域の野生動植物の分布や生態を評価することによって,土壌の広がり程度や諸機能を判断することができる場合がある。本報では,乾期・雨期が明瞭,表層が砂壌土,乾期の野焼で地表面が一掃され,かつ水田・畑・休閑地・共有林を含む東北タイの一地域を事例にして,土壌物理学・野生植物学・野生動物学の視点から本題目の可能性の若干を検討した。

Keyword: 農地土壌, 野生動植物, 土地利用
GET PDF=06/06009-66.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2006

発表番号 企画15-03

The Possibility of Micro Hydro-power System using The Spiral Turbine

TAKIMOTO Hiroshi [Toyama Prefectural University]

らせん水車を活用したマイクロ発電システムの可能性

○瀧本 裕士 [富山県立大学]

富山県の産業遺産であるらせん水車をマイクロ発電システムとして現代に活かす取り組みを紹介する.水力発電は風力や太陽光発電に比べ24時間安定した出力が得やすい発電方式である.ただ,らせん水車の動力特性については科学的に未解明の状態であり実用化に向けた研究が必要である.企画セッションでは,らせん水車に関する動力特性の実験結果を踏まえ,マイクロ水力発電の可能性について検討する.

Keyword: エネルギー, らせん水車, マイクロ水力発電
GET PDF=06/06S15-03.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.778-779 , 2005

発表番号 8-10

Microbial transport in saturated sand columns

Muto Yoshiko [Faculty of Bioresources, Mie University]
Kikuchi Ai [Faculty of Bioresources, Mie University]
Watanabe Kunio [Faculty of Bioresources, Mie University]
Shinjo Akira [Faculty of Bioresources, Mie University]

透水に伴う砂中の微生物移動

○武藤 由子 [三重大学]
菊地 愛 [三重大学]
渡辺 晋生 [三重大学]
新庄 彬 [三重大学]

透水に伴う土壌細菌の挙動を明らかにするため,飽和したオタワ砂に細菌分散液を流し,カラムからの流出液の細菌濃度の時間変化を測定した.また,透水終了後にカラム内に残留した細菌量の垂直分布を測定した.その結果,細菌はカラム内を移動する過程で試料への付着や目詰まりを起こし,カラム内に保持されることが示された.カラム流出液の相対細菌濃度は,試料の粒度分布によって異なった.

Keyword: 土壌微生物, 透水, 目詰まり
GET PDF=05/05008-10.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2005

発表番号 企-13- 4

Damage and subjects in future of agricultural water facilities at the time of huge earthquake - Through the earthquake damage inspection on The 2000 Western Tottori Earthquake-

SATO Shushi [Faculty of Agriculture, Kochi University]
NONAKA Tsuguhiro [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
HATTORI Kunio [Faculty of Agriculture, Tottori University]
ISHII Masayuki [Faculty of Life and Environmental Science, Shimane University]
OGATA Hidehiko [Faculty of Agriculture, Tottori University]

大規模地震発生時の農業水利施設の被害と将来の課題−鳥取県西部地震による構造物の被害調査を通して−

○佐藤 周之 [高知大学 農学部]
野中 資博 [島根大学 生物資源科学部]
服部 九二雄 [鳥取大学 農学部]
石井 将幸 [島根大学 生物資源科学部]
緒方 英彦 [鳥取大学 農学部]

平成12年10月6日13時30分,鳥取県西伯郡から日野郡を中心として,M7.3の直下型地震が発生した。本震は震源地付近で震度6強を記録する巨大地震であった。本報では,地震後に実施された農地・農村被害調査のうち,特に農業水利コンクリート構造物を対象とした被害状況および調査の実施状況を説明する。そして,今後の課題と考えられる農業水利施設に必要な耐震設計とリスクマネジメントについて,筆者らの考えを述べる。

Keyword: 巨大地震, 農業水利コンクリート構造物, リスクマネジメント
GET PDF=05/05S13-04.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2004

発表番号 2-54

A Study of Performance Check for Landscape-Function of Structures

Kudo Yosuke [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture Univ.]
Kitamura Takuya [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture Univ.]
Kuwabara Takao [Graduate School of Agriculture and Biological Sciences, Osaka Prefecture Univ.]

施設が形成する景観の性能照査について

〇工藤 庸介 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]
北村 拓也 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]
桑原 孝雄 [大阪府立大学大学院農学生命科学研究科]

性能照査型設計の体系が導入されつつある近年、多様な価値を持った基盤施設を実現していくためには、施設が形成する景観のように画一的な仕様の形で表現することが困難な機能を性能規定化していくことが急務である。本報では、現行の設計基準の中で景観がどう扱われているのかを見るとともに、既往の景観研究の成果から性能照査法に関連すると考えられるものをまとめることで、景観という性能を規定化する可能性について考察する。

Keyword: 景観, 性能照査型設計, 照査指標
GET PDF=04/0402-54.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.658-659 , 2004

発表番号 8-10

Tentative Performance Criteria (Hydraulic and Water utility) in Irrigation Canal Systems

NAKA Tatsuo [National Institute for Rural Engineering]
DAIKOKU Osamu [The Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]
SHINDO Soji [The Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]

用水路システムにおける性能(水理・水利学的)項目試案

〇中 達雄 [(独)農業工学研究所]
大黒 理 [農林水産省]
進藤 惣治 [農林水産省]

水利施設の維持更新においては、従来以上に、その機能・性能に着目した性能設計の導入が必要である。このためには、水利機能・性能の規定化を技術者間での合議により進める必要がある。本発表では、農業工学研究所が提案している用水路システムの性能項目試案について、コンサルタント会社に所属する設計技術者に対して、アンケート調査を行った結果の一部を報告するものである。

Keyword: 性能設計, システム設計, 用水路系
GET PDF=04/0408-10.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2003

発表番号 1-1

The inflow mechanism of turbid water into irrigation reservoir in southwest Hokkaido

Goushi MATSUKAWA [Civil Engineering Research Instiute of Hokkaido]
Kazumasa NAKAMURA [Civil Engineering Research Instiute of Hokkaido]
Kazuhiko HASEGAWA [Civil Engineering Research Instiute of Hokkaido]
Hajime NISHIKAGE [Hakodate Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau.]

北海道南西部に位置する農業用貯水池への濁水流入機構

○松川 剛士 [(独)北海道開発土木研究所]
中村 和正 [(独)北海道開発土木研究所]
長谷川 和彦 [(独)北海道開発土木研究所]
西陰 肇 [北海道開発局函館開発建設部]

北海道南西部のKダム及びSダムにおいて、貯水池への濁水の流入機構を調べた。両ダムとも、水温躍層形成期には、流入水が流入水温と同程度の水温層に浸入した。またこの時期には、水温躍層での水温変化量の大小が水深方向の濁度分布パターンに大きな影響を与えていた。すなわち、水温躍層が明瞭なSダムでは降雨後の高濁度層の厚さは小さかったのに対し、躍層が不明瞭なKダムでは高濁度層の厚さは大きかった。

Keyword: ダム, 濁り, 水温
GET PDF=03/0301-01.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.108-109 , 2002

発表番号 1-23

Numerical Study on Transverse Mixing in Open-Channel Flow with Vegetation Zone

NAKAYA Tetsuo [National institute for rural engineering]
KINOSE Koichi [Ibaraki Univ.]
TANJI Hajime [National institute for rural engineering]
KIRI Hirohide [National institute for rural engineering]

植生を有する開水路流れの横断混合に関する数値解析

○中矢 哲郎 [(独)農業工学研究所]
木ノ瀬 紘一 [茨城大学 農学部]
丹治 肇 [(独)農業工学研究所]
桐 博英 [(独)農業工学研究所]

植生帯を有する開水路流れの横断混合を数値解析により再現し、水理模型実験と比較を行い妥当性について検討を行った。  時間平均した横断方向の主流速分布は実験値とほぼ一致することがわかった。植生帯と主流の境界部では大規模な平面渦が混合を促進させることが知られており、この渦を数値計算において再現した。可視化試験と比較すると渦の形状をほぼ再現していることがわかった。

Keyword: 平面二次元流, ,
GET PDF=02/0201-23.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 8-10

飽和条件下におけるアスファルト混合物のスティフネスに関する実験的研究

○久田 忠信〔宮崎大学大学院農学研究科〕
内田 順一〔(株)ガイア−トクマガイ技術研究所〕
坂元 忠実〔宮崎大学農学部〕
近藤 文義〔宮崎大学農学部〕

本研究は飽和条件下におけるアスファルト混合物の一軸試験、三軸試験による力学特性の把握と差異の程度の比較検討を行ったものである。最大圧縮応力およびスティフネスは温度依存性を示し、40〜50℃より低くなると徐々に高い値を示し、それより高くなると一定値に近づく傾向が見られた。また、最大圧縮応力およびスティフネスについて、三軸試験と一軸試験の比が温度に対して比例していることがわかった。

Keyword: アスファルト混合物, スティフネス, 飽和条件
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 8-10

管水路におけるHazen-Williamsの流速係数Cの同定法

農業工学研究所 金永化

Keyword: 管水路, 流速係数C, 同定法
GET PDF=



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)