発表番号 [1-10]
Consideration of dust control technology using polyion complex (Part 2)
Yuuji INABE[Technology Research Institute, TODA CORPORATION]・Tooru TANAKA[Technology Research Institute, TODA CORPORATION]
ポリイオンコンプレックスを利用した粉塵抑制技術の考察(その2)
○稲邉 裕司[戸田建設(株)技術研究所]・田中 徹[戸田建設(株)技術研究所]
農地造成における粉塵は、散水や鉄板の敷設等の対策では不十分であるという課題がある。著者らは前報で、ポリイオンコンプレックスを利用した粉塵抑制技術を開発し、屋内検証試験を行った結果、粉塵抑制と土砂流出抑制に効果があることを報告した。本報では、試験施工を実現場で行い、粉塵抑制効果の持続性を検証した。結果、90日経過時点でも、粉塵濃度が管理値0.6mg/m3を下回り、粉塵抑制効果の持続を確認した。
Keyword: 粉塵抑制,ポリイオンコンプレックス,粉塵濃度,農地造成, ,
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発表番号 [3-22]
Modeling of water distribution systems in a pipeline area and surplus water estimation
SAWATA Akihiko[]・MASUMOTO Takao[Faculty of Bioresource Sciences, Akita Prefectural University]
パイプライン主体地区における配水方式のモデル化と余剰水算定
○沢田 明彦[秋田県立大学大学院・秋田県]・増本 隆夫[秋田県立大学]
分布型水循環モデルへのパイプライン配水方式の導入を試み,これを活用して特定地区での農業水利用上の余剰水の算定法を考案した.そこでは能代地区において,需要主導型の送水構造等を提案し,モデルの改良を行った.さらにモデルによる計算送水量と実測送水量の比較から,余剰水の算定法を示した.今後,実際の現場での余剰水低減に向けたモデルの水管理への活用を課題とし,水利用高度化が流域に及ぼす影響の評価等へ繋げる.
Keyword: 管水路,需要主導型,無効放流,水利用高度化,省力化, ,
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発表番号 [9-20(P)]
Use of Vibration Characteristics for Actual Conditions
of in-Service Agricultural Pump
Naoyuki MIYATAKE[Niigata Prefecture]・Kazuo KOBAYASHI[Niigata Prefecture]・Hideki OKAMOTO[Niigata Prefectural Federation of Land Imporovement Association]・Kensuke HOSHINO[Niigata Prefectural Federation of Land Imporovement Association]・Taiki HAGIWARA[ Niigata University]・Tetsuya SUZUKI[ Niigata University]
農業用ポンプの振動特性に基づく実態評価
○宮竹 直之[新潟県]・小林 和夫[新潟県]・岡本 英樹[新潟県土地改良事業団体連合会]・星野 健介[新潟県土地改良事業団体連合会]・萩原 大生[新潟大学]・鈴木 哲也[新潟大学]
本取組では,土地改良区等が管理する農業用ホンプについてより簡便かつ迅速な状態評価を目的とし,振動計測を中心に農業用ポンプの状態評価を試みたものである。振動計測を補完する取り組みとして,異常振動を検出した施設でのオーバーホールやレーザーアライメント計測を組み合わせることにより,既存施設の状態と非破壊検査技術の有用性について考察する。
Keyword: 施設管理,ポンプ設備,非破壊検査,振動計測,ISO, ,
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発表番号 [1-10]
Low-cost cultivation of avocado and guava on a sloped devastation tea garden
○Shinichi Takeuchi[Marine Sci.& Tech. Tokai Univ.]・Takumi Yabe[Marine Sci.& Tech. Tokai Univ.]・Shouma Tanaka[Marine Sci.& Tech. Tokai Univ.]・Ryutarou Oka[Marine Sci.& Tech. Tokai Univ.]・Haruyuki Fujimaki[ALRC Tottori Univ.]
乾燥地の中間技術を取り入れた斜面荒廃茶園のアボカドとグアバの栽培
○竹内 真一[東海大学]・矢部 拓海[東海大学]・田中 祥真[東海大学]・岡 龍太郎[東海大学]・藤巻 晴行[鳥取大学乾燥地研究センター]
本研究は傾斜荒廃茶園において,アボカドとグアバの露地栽培を行うにあたり,乾燥地で培われた中間技術である日光温室や集水農業を取り入れて,栽培技術を確立する取り組みである。傾斜地は茶業機械化が困難であるため,全面を再耕作するのではなく,斜面上位部を集水部とし,下位部に果樹等の栽培地として整備する手法を検討した。燃料代が高騰している現状において,ローコスト技術の積極導入の意義は高いものと考える。
Keyword: 畑地灌漑,蒸発・蒸発散,農地の汎用化, ,
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発表番号 [3-22]
Basic Properties of Geopolymer Mortar using Biomass Ash
○SUTO Masashi[National Institute of Technology, Matsue College]・HADA Yu[National Institute of Technology, Matsue College]・ITO Daigo[National Institute of Technology, Matsue College]
バイオマス灰を混用したジオポリマーモルタルの基礎物性
○周藤 将司[松江工業高等専門学校]・波多 優[松江工業高等専門学校]・伊藤 大悟[松江工業高等専門学校]
木質バイオマス灰の有効利用方法を見出すことを目的として,ジオポリマーによる検討を行った.ジオポリマーモルタルにおいて,石炭灰に対するバイオマス灰の置換率を高めると,流動性・強度ともに低下することが確認された.しかし,20%程度までの置換率であれば大きな影響は無く,木質バイオマス灰はジオポリマーの材料として利用できる可能性が示された.
Keyword: 木質バイオマス灰,ジオポリマー,モルタル,フロー値,圧縮強度, ,
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発表番号 [1-11]
One-dimensional unsteady flow analysis around the Ba Lai sluice gate in the Mekong Delta, Vietnam
ASANO Koki[Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・FUKUDA Shinji[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]
ベトナム国メコンデルタのBa Lai堰周辺における一次元不定流計算を用いた水理解析
○浅野 航輝[東京農工大学]・福田 信二[東京農工大学]
総合的な河川管理を行うためには,物理環境の時空間変動と生物の空間分布や行動特性との関係性を定量的に評価し,治水対策に加えて,水質管理や生態系保全に配慮する必要がある.そこで本研究では,Ba Lai堰周辺において一次元不定流解析を行い,水理構造物が対象区間の流況に及ぼす影響を解析した.その結果,水門の有無・開閉に応じて,対象区間の流速や剪断応力などの物理環境動態が変化していることが明らかになった.
Keyword: 河川工学,水環境, 河口,感潮域の水理, 数値流体力学
GET PDF=21/[1-11].pdf
発表番号 [1-11]
Methane emission properties induced by subsurface drainage in rice cultivation in pots
Soken Matsuda[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Kimihito Nakamura[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Tomohiro Okano[Graduate School of Environmental Science, The University of Shiga Prefecture]・Kenji Iwama[School of Environmental Science, The University of Shiga Prefecture]・Takehide Hama[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
イネのポット栽培における地下排水に伴うメタン放出特性
松田 壮顕[京都大学大学院]・中村 公人[京都大学大学院]・岡野 智広[滋賀県立大学院]・岩間 憲治[滋賀県立大学]・濱 武英[京都大学大学院]
間断灌漑による水田からのメタン放出削減効果が広く知られているが,封入されていたメタンが土壌の乾燥過程に放出する恐れがある.こうしたメタン放出特性を調べるため,植栽・無植栽条件で湛水と地下排水を繰り返したポット試験を行った.その結果,湛水中に酸化還元電位と有機物の条件が整って生成されたメタンの一部は不飽和状態になると放出され,とくに植栽条件下の排水時放出速度が湛水時を大きく上回りうることがわかった.
Keyword: 地球温暖化, 酸化還元電位, 間断灌漑
GET PDF=20/[1-11].pdf
発表番号 [2-4]
Statistical predictions of streamflow during irrigation period with 2019/20 snow conditions
Takeo Yoshida[National Agriculture and Food Research Organization]・Mariko Miyajima[Sansui Consultant Co.Ltd]・Koji Morita[Sansui Consultant Co.Ltd]・Seiya Aihara[National Agriculture and Food Research Organization]・Hiroki Minakawa[National Agriculture and Food Research Organization]
2019-20 年積雪条件下での灌漑期水資源の統計的予測
吉田 武郎[農業・食品産業技術総合研究機構]・宮島 真理子[サンスイコンサルタント(株)]・森田 孝治[サンスイコンサルタント(株)]・相原 星哉[農業・食品産業技術総合研究機構]・皆川 裕樹[農業・食品産業技術総合研究機構]
気候変動による融雪の早期化が指摘され,これまで以上に水資源の適切な管理が求められる.全国的に記録的な暖冬となった2019-20年の積雪状況を初期条件に,典型的な降雪地域を抱えるS川流域において,気候値による統計的予測を行った.その結果,今年の少雪状況は渇水リスクを大きく増加させることが示唆された.また,融雪期(4〜5月)のみでなく,夏期(6〜9月)の流況にも影響を及ぼすことが示された.
Keyword: 分布型水循環モデル、積雪, 季節予報, 水資源
GET PDF=20/[2-4].pdf
発表番号 [2-55]
Situation of Reclamation of Devastated Farmland in Tsugaru Area, Aomori Prefecture
HIROYUKI FUJISAKI[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University ]・Junta Suzuki[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University ]
青森県津軽地域における荒廃農地再生実態
藤崎 浩幸[弘前大学]・鈴木 淳太[弘前大学]
荒廃農地再生も農地面積減少を防止するのに有効である。本研究では青森県津軽地域における荒廃農地再生実態について9経営体(津軽地域の荒廃農地再生面積の約6割)から聞取調査を行った。その結果、荒廃農地の再生は補助金を前提にしている場合が主であったが、経営体が保有する土木工事用機械や人材を利活用したり、規模拡大に資するように再生地を選定できる場合には、補助金無でも採算性を有する可能性が存在した。
Keyword: 荒廃農地再生、耕作放棄地, 規模拡大, 法人経営
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発表番号 [9-20]
Applicability test of an internal fish tag for japanese bagrid catfish Pseudobagrus tokiensis
TAKUMA HAYAKAWA[Graduate School of Utsunomiya Univ. of Agr. and Tec.]・TAKUMI MORIYAMA[Utsunomiya Univ. Dept.Agr]・AKIRA MORI[Chiba Biodiversity Center]
ギバチ Pseudobagrus tokiensis への内部標識の適用可能性の検討
早川 拓真[宇都宮大学大学院]・守山 拓弥[宇都宮大学]・森 晃[千葉県生物多様性センター]
ギバチは環境省レッドリストの掲載種であるとともに,2016年に環境省から出された「保全のための提言」中で言及されており,水路整備等の影響を強く受けるため保全対象種となることが多い.しかしその生活史は未解明で有効な保全策の検討が望まれる.昨今では内部標識が発達し,詳細な追跡調査が可能となったが,内部標識挿入によるギバチ個体への影響は不明なため,飼育実験による標識挿入の影響評価を行った.
Keyword: 生態系, PITタグ, ギバチ
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発表番号 [9-20(P)]
Effects of planting density and silicate fertilizer application on yield components of rice
Kengo Kadota[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Kimihito Nakamura[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Haruhiko Horino[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University]・Kiyoshi Hasegawa[Kitai Sekkei Co., Ltd.]・Hirotaka Komatsu[Kitai Sekkei Co., Ltd.]・Tran Hung[Institute for Water Environment, Vietnam]・Le Xuan Quang[Institute for Water Environment, Vietnam]・Pham Thanh Hai[Faculty of Hydrology and Water Resources, ThuyLoi University]・Shigeto Kawashima[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
栽植密度とケイ酸肥料の施用がイネの収量構成要素に及ぼす影響
門田 健吾[京都大学大学院]・中村 公人[京都大学大学院]・堀野 治彦[大阪府立大学大学院]・長谷川 清善[キタイ設計(株)]・小松 宏隆[キタイ設計(株)]・Hung Tran[Institute for Water Environment, Vietnam]・Quang Le Xuan[Institute for Water Environment, Vietnam]・Hai Pham Thanh[Faculty of Hydrology and Water Resources, ThuyLoi University]・川島 茂人[京都大学大学院]
ベトナム紅河デルタ地域における水稲栽培において,収量と品質を向上させるためには,栽植密度の低下とケイ酸肥料施用が必要ではないかと考え,これらの効果に関する実証試験を行った.その結果,栽植密度の低下によって1株あたり収量が増加する傾向にあることがわかった.ケイ酸施肥による藁のケイ酸濃度の増加,収量構成要素の改善に関しては,その効果が現れる場合もあるが,3年間の5作期において結果にばらつきがみられた.
Keyword: ベトナム, 水稲栽培, 施肥管理
GET PDF=18/9-20(P).pdf
発表番号 [9-20]
Experimental Forecast of Expansion of Darkhan, Mongolia and Water Demand
HIRAMATSU Ken[Gifu University]・Saito Hiroki[Japan Water Agency]・Otogonbayar Mendbayar[Gifu University]・Onishi Takeo[Gifu University]・Senge Masateru[Gifu University]
モンゴル・ダルハン市の拡大と水需要予測の試み
斎藤 大貴[水資源機構]・オトゴンバヤル メンドバヤル[岐阜大学]・平松 研[岐阜大学]・千家 正照[岐阜大学]・大西 健夫[岐阜大学]
モンゴル・ダルハン市を対象に,一時的居住地であるゲルを組み入れたセルラオートマトン法を用いた都市拡大のモデルを構築し,さらに水資源量を制約とする簡易なシステムダイナミクスを組み入れることにより,当該都市の発展と水資源量の推定を行った.フラクタル次元による検証で,モデルが都市拡大の傾向を示しうることが確認されたが,シナリオにおける水資源の制約やゲルとアパートとの関係性などに改善が必要と考えられた.
Keyword: 土地利用計画, セルラオートマトン, 水資源
GET PDF=17/9-20.pdf
発表番号 [S-3-1]
Interpretations of adaptation to change and recovery from shock in agricultural areas from the view point of resilience
Kume Takashi[Graduate school of Agriculture, Ehime University]・Yamamoto Tadao[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・Shimizu Katsuyuki[Faculty of Agriculture, Tottori University]
レジリエンスから解釈した農業農村地域の変化への適応とショックからの回復
久米 崇[愛媛大学大学院]・山本 忠男[北海道大学大学院]・清水 克之[鳥取大学]
レジリエンスは社会生態システムに何らかのショックが与えられたとき,それを吸収して元の機能や構造を維持する能力と定義される。本報では,インド・タミルナドゥ州,中国・新疆ウイグル自治区・トルファン地区,カザフスタン・イリ川下流域のアクダラ灌漑区を事例として,特徴の異なる農業農村地区におけるショックや変化への適応やそこからの回復,またそこでの農業の持続可能性についてレジリエンス理論を用いて解釈を試みた。
Keyword: レジリエンス , 農業農村地区, 乾燥地
GET PDF=16/S-3-1.pdf
発表番号 [G-1-14]
Sand used in the sand filling method affects the density measurement on the hardened concrete
kikuchi shioriraniya[Faculty of Agriculture, Tottori University]・kato satoshi[Faculty of Agriculture, Tottori University]・ozaki fuka[Kajima Road Co., Ltd]・Hyoudo Masahiro[Faculty of Agriculture, Tottori University]・Ogata Hidehiko[Faculty of Agriculture, Tottori University]
砂充填法に用いる砂の違いが硬化コンクリートの測定密度に及ぼす影響
菊池 史織ラニヤ[鳥取大学]・加藤 諭[鳥取大学]・尾崎 風香[鹿島道路(株)]・兵頭 正浩[鳥取大学]・緒方 英彦[鳥取大学]
現在,硬化コンクリートの密度は浮力法とノギス法により測定されている。しかし,これらの手法は表面の形状が一定でない物体や吸水する物体の測定には適さない。そこで,著者らは,土質分野における砂置換法をベースにした砂充填法の検討を進めている。本文では,2種類の砂を用いて砂充填法を行い,密度に及ぼす影響を示した。
Keyword: 硬化コンクリート, 密度, 砂充填法
GET PDF=16/G-1-14.pdf
発表番号 [9-20]
Measures for Restoration and Rehabilitation of SENDAI-HIGASI National Land Consolidation Project Office
kato kohei[SENDAI-HIGASI National Land Consolidation Project Office]
仙台東土地改良建設事業所における復旧・復興に向けた取組み
加藤 公平[東北農政局仙台東土地改良建設事業所]
東日本大震災の発生から5年が経過した。仙台東部地域は、大地震及び襲来した津波により、農地、農業用施設に壊滅的な被害を受けたが、災害復旧事業等の推進により、被災した農地の全てで平成27年度より営農が再開された。また、二郷堀排水機場をはじめ、基幹4排水機場施設も平成27年9月に仙台市に引渡が行われた。
本報では、平成24年1月1日に設置された仙台東土地改良建設事業所のこれまでの取組など報告する。
Keyword: 東日本大震災, 災害復旧, 区画整理
GET PDF=16/9-20.pdf
発表番号 [9-20]
Long-term Performance of FRPM Pipes
otsuka satoshi [Kurimoto Co.,LTD]
mamiya satoshi [Kurimoto Co.,LTD]
Mohri Yoshiyuki [National Institute for Rural Engineering]
Ariyoshi Mitsuru [National Institute for Rural Engineering]
長期極限曲げ歪み試験によるFRPM管の長期性能の評価
○大塚 聡 [栗本鐵工所]
間宮 聡 [栗本鐵工所]
毛利栄征 [農村工学研究所]
有吉 充 [農村工学研究所]
フィラメントワインディング成形(FW成形)による強化プラスチック複合管(FRPM管)は、農業用水路に使用されて40年が経過しているが、FRPM管の長期性能を確認した報告例は数少ないのが現状である。本報では、ISO規格に準拠した長期極限曲げ歪み試験の概要と現状を報告すると共に、長期間必要とする試験に温度を組み合わせることで、試験期間の短縮化を図った温度促進試験に対する取り組みについて報告する。
Keyword: 長期性能試験, 性能設計, ISO
GET PDF=13/13009-20.pdf
発表番号 [9-20]
Experiment of Construction and Distortion for The Pipe in Pipe Method with Felt Backfilling
TAGUMA AKIRA [Toa Grout Kogyo Co.,]
MOHRI YOSHIYUKI [National Research Institute for Rural Eng.,]
ARIYUKI MITSURU [National Research Institute for Rural Eng.,]
ZHANG MANLIANG [Toa Grout Kogyo Co.,]
OHTANI HIDEYUKI [ ISEKI Poly-Tech Inc]
TOYODA KANAME [Kajima Renovate Co.,]
フェルト中込め材を用いた被膜鞘管工法の施工性および歪みの検証
○田熊 章 [東亜グラウト工業株式会社]
毛利 栄征 [農村工学研究所]
有吉 充 [農村工学研究所]
張 満良 [東亜グラウト工業株式会社]
大谷 英之 [株式会社イセキ開発工機]
豊田 要 [カジマ・リノベイト株式会社]
フェルト材を用いた被膜鞘管工法について2つの検証をした。地上部にて具体的な施工条件を再現した模擬管路を設け、推進力と挿入荷重の関係を検証した。また、施工において推進力の上昇率が高かった屈曲部を通過する時に焦点を当てて屈曲角と歪みの関係を検証し更生管に影響が無いことを確認した。
Keyword: 鞘管, 中込め, 工法・施工
GET PDF=12/12009-20.pdf
発表番号 [9-20]
Seasonal Variations of Nitrogen in Bottom Sediments in Tidal Flat and Shallow Sea Areas of Interior Parts of the Ariake Sea
Koriyama Masumi [Faculty of Agriculture, Saga University]
Seguchi Masahiro [Faculty of Agriculture, Saga University]
Koga Akane [The United Graduate of Agricultural Sciences, Kagoshima University]
[Ariake Sea Research Projects, Saga University]
有明海奥部の干潟・浅海域底泥における窒素の季節変動
○郡山 益実 [佐賀大学 農学部]
瀬口 昌洋 [佐賀大学 農学部]
古賀 あかね [鹿児島大学大学院連合農学研究科]
Alim Isnansetyo [佐賀大学有明海総合プロジェクト]
有明海奥部泥質干潟域から浅海域を対象に1年間現地調査を行った結果,以下のことが明らかになった.1.NH4-Nの季節変化には,夏季の河川流入量の増加と冬季のノリ養殖における海底への有機物供給量の増加が密接に関連した.また,NH4-Nは年間を通してほぼ底泥から溶出傾向であるが,特に夏〜秋季に高かった.2.NO3-Nの季節変化には,底泥の酸化還元環境とNH4-N濃度が大きく影響するものと考えられた.
Keyword: 窒素, 溶出, 有明海
GET PDF=09/09009-20.pdf
発表番号 [9-20]
An Evaluation on sustainability of livestock farming incorporating with land-use agriculture referring nitrogen flows
SHIRAHASE Kyoko [Graduate School of Agriculture, IBARAKI Univ.]
KOBAYASHI Hisashi [School of Agriculture, IBARAKI Univ.]
窒素フローによる土地利用型畜産の持続性評価
○白波瀬 京子 [茨城大学大学院農学研究科]
小林 久 [茨城大学農学部]
飼料自給率が類似する耕畜複合経営の『飼料栽培タイプ』と放牧・飼料栽培をともなう『放牧タイプ』の資源/農地利用実態を調査し,物質・窒素フローを作成・比較した。作成した窒素フローをEmergy分析の概念を援用し,家畜飼養システムの持続性に関する評価指標を検討した。その結果,『放牧タイプ』は『飼料栽培タイプ』に比べ自然サイクルに由来する窒素生産が多く,持続性の高い家畜飼養システムであると考えられた。
Keyword: 放牧, 窒素フロー, 持続性評価
GET PDF=08/08009-20.pdf
発表番号 [9-P-20]
Farmland Area Based on Dietary Reference Intake Concerned with Vitamin A and C
SAITOH Masaki [Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture]
NAKAMURA Takahiko [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
KOMAMURA Masaharu [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
食事摂取基準のビタミンAおよびCを充足するために必要な農地面積
○齋藤 正貴 [東京農業大学大学院農学研究科]
中村 貴彦 [東京農業大学地域環境科学部]
駒村 正治 [東京農業大学地域環境科学部]
食事摂取基準のビタミンAおよびCを指定野菜の摂取により充足させる計画を立て、その農作物栽培に必要な農地面積を試算した。まず、指定野菜の全国収穫量と栄養素含有量との積の比を、国民一人当たりの野菜の摂取量比と仮定し、ビタミンCを充足するように、一人1日当たりの野菜摂取量を求めた。続いて、不足するビタミンAをニンジンまたはホウレンソウで補填し、一人当たりに必要な農地面積を求めたところ、それぞれ47m2、58m2となった。
Keyword: ビタミン, 食事摂取基準, 農地面積
GET PDF=08/08P09-20.pdf
発表番号 9-20
Colloidal Stability of Imogolite and the Intensity of Electric Field of Negative Charge
Ma YuLu [United Graduate School, TUAT]
Karube Jutaro [Ibaraki University ]
イモゴライトの分散凝集と負電荷の電場の強さ
○馬 玉露 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
軽部 重太郎 [茨城大学農学部]
イモゴライトは,アルカリ性では負電荷が卓越するにも関わらず凝集する。この理由を負電荷の電場の強さから考察した。ガウスの法則から,チューブの内側と外側での負電荷の電場の強さを導くことができる。チューブの外側における負電荷の電場により正のイオンが吸着するので,イオン交換量を求める事により負電荷が測定できる。しかし,その電場はイモゴライトを分散させるだけ強くないと考えられた。
Keyword: イモゴライト, ガウスの法則, 電場の強さ
GET PDF=06/06009-20.pdf
発表番号 9-20
Mineral composition and physical properties of sedimented sludges in several farm ponds
takisawa tomoaki [okayama university]
nishimura shin-ichi [okayama university]
murakami akira [okayama university]
murayama yasuo [okayama university]
suzuki shigeyuki [okayama university]
ため池底泥の鉱物組成と物理特性
○滝澤 倫顕 [岡山大学]
西村 伸一 [岡山大学]
村上 章 [岡山大学]
村山 八洲雄 [岡山大学]
鈴木 茂之 [岡山大学]
現在、大量に発生する底泥の処理が必要となってが、処理方法は限定されている。それらの底泥の有効利用法を広げるためには、その基本的性質を知ることが不可欠となる。本研究では香川県の5地域のため池底泥、児島湖浚渫汚泥を採取し、物理・化学試験を行い、基本的性質を明らかにした。またX線回折試験により粘土鉱物の同定を行い、さらに圧密試験を行って圧縮性を明らかにし、これらと基本的性質との関係性についても検討した。
Keyword: 底泥, コンシステンシー, X線回折
GET PDF=05/05009-20.pdf
発表番号 9-20
A Study of Small Circulation Farms by means of Dietetics and Farmland Engineering ―Calculations of the Farmland and the Forest Area―
SAITOH Masaki [Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture]
NAKAMURA Takahiko [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
KOMAMURA Masaharu [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
小規模循環型農園に関する栄養学的・農地工学的検討 −農地・森林面積の試算−
〇斉藤 正貴 [東京農業大学大学院農学研究科]
中村 貴彦 [東京農業大学地域環境科学部]
駒村 正治 [東京農業大学地域環境科学部]
ヒトの生存に必要な「エネルギーと主要栄養素10項目」を充足することを初期前提条件として、ヒトと森林を含めた小規模循環型農園の最適化モデルを開発することを目的とした。今回は方法論として、ヒト・鶏・魚・農作物・緑肥・森林からなる開放系での資源循環モデルについて栄養学的・農地工学的に検討し、静岡県浜松市の環境条件下でヒト一人が生存するために必要な農地面積5.6アール、森林面積2.9アールを試算した。
Keyword: 農地工学, 栄養学, 資源循環
GET PDF=04/0409-20.pdf
発表番号 9-20
浚渫土の化学的性質
○金 原台〔千葉大学大学院自然科学研究科〕
橋 晨吾〔千葉大学園芸学部〕
趙 宰賢〔千葉大学園芸学部〕
高橋 悟〔東京農業大学地域環境科学部〕
山村 友宏〔尾瀬林業(株)環境緑化部〕
本報では3種類の浚渫土に対して化学的性質を測定し、植栽土壌としての有効利用の可能性を検討した。その結果、構成成分の詳細な分析は要求されるものの、取り上げた化学性から、対象試料である浚渫土の植栽土壌としての有効利用の可能性はあるものと判断される。しかし、海水浚渫土の塩類対策、リン酸の施肥及び酸性硫酸塩土壌としての問題等について化学的並びに生物学的な側面から更に追究する必要があると考えられる。
Keyword: 浚渫土, 化学性, 植栽土壌
GET PDF=