タイヤチップ混合土の圧縮特性に関する基礎的研究−積層体模型実験による圧縮成分の定量的評価− (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.359-360 , 2023

発表番号 [5-17]

Basic study on the compression property of tire tips mixed soil-Quantitative evaluation of compressive component by rod-stack model tests-

KIMATA Takashi[Osaka Metropolitan University]・NAKATA Ryo[CTI Engineering Co., Ltd.]・KUDO Yosuke[Osaka Metropolitan University]

タイヤチップ混合土の圧縮特性に関する基礎的研究−積層体模型実験による圧縮成分の定量的評価−

○木全 卓[大阪公立大学大学院]・中田 遼[(株)建設技術研究所]・工藤 庸介[大阪公立大学大学院]

タイヤチップ混合土の圧縮特性を解明するため、ゴム・アルミ積層体の圧縮試験をDIC解析で分析するとともに,全体の圧縮量の予測も行った。その結果,間隙が密になると積層体を構成するゴム棒要素の変形が抑制されることや,変形性粒子の移動に関する付加成分は圧縮がある程度進んでから現れることなどが示された。また,混合土全体の圧縮量についてもここまでに得られている知見で概ねうまく予測できることが示された。

Keyword: 混合土,圧縮特性,積層体模型実験, ,
GET PDF=23/5-17.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.645-646 , 2023

発表番号 [9-36]

Using of FA(IV) to PCa Concrete Products

Kitatsuji Masafumi[Miyagi University]

FA()のPCaコンクリート製品への適用

○北辻 政文[宮城大学]

福島県浜通りは石炭火力発電所が多く,わが国で最大量の120万t/年以上のフライアッシュが発生している。本研究では,有効利用率が小さいフライアッシュ玄錣 PCa製品に利用を検討した。研究の結果,フライアッシュ玄錣鰺用したプレキャストコンクリート製品は,内割10%,外割10%の場合,強度および耐久性等の品質基準をいずれも満足し,普通コンクリートと同等の品質を有することが明らかとなった。

Keyword: JISフライアッシュ玄,PCa製品,圧縮強度,AE剤,耐凍性, ,
GET PDF=23/9-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.359-360 , 2022

発表番号 [5-32]

A Study on Red Tide Occurrence Prediction Method using Deep Learning in the Ariake Sea

○Toshinori Tabata[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Hideka Sugie[Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University]・Hanyen Gong[Graduate School of Frontier Sciences, the University of Tokyo]・Kazuaki Hiramatsu[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Masayoshi Harada[Faculty of Agriculture, Kyushu University]

有明海における深層学習を活用した赤潮発生予測手法の検討

○田畑 俊範[九州大学大学院]・杉江 秀香[九州大学大学院]・龔 含遠[東京大学大学院]・平松 和昭[九州大学大学院]・原田 昌佳[九州大学大学院]

有明海では陸域由来の栄養塩類を起源とする赤潮の発生が漁業被害を引き起こし,赤潮発生予測が喫緊の課題である.本研究では,赤潮発生予測手法の確立に向け階層型ニューラルネットワークモデルおよび再帰型ニューラルネットワークモデルに着目し,入手が容易なデータを利用した3つのモデル(M-HNN,P-HNN,P-RNN)を構築した.今後は,長・短期記憶の活用や,衛星画像の導入により精度向上を図る.

Keyword: 水環境,有明海,赤潮,ニューラルネットワークモデル, ,
GET PDF=22/[5-32].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.359-360 , 2020

発表番号 [2-19(P)]

Assessment of global warming impacts on groundwater resources by utilizing ensemble-data

Takahiro Kaji[Ishikawa Prefectural University, Graduate School of Bioresources and Environmental Sciences]・Shunsuke Chono[Ishikawa Prefectural University, Graduate School of Bioresources and Environmental Sciences]・Yoichi Fujihara[Ishikawa Prefectural University, Graduate School of Bioresources and Environmental Sciences]・Keiji Takase[Ishikawa Prefectural University, Graduate School of Bioresources and Environmental Sciences]・Eiji Ichion[Ishikawa Prefectural University, Graduate School of Bioresources and Environmental Sciences]

アンサンブルデータを活用した温暖化による地下水への影響評価

鍛冶 尚寛[石川県立大学大学院]・長野 峻介[石川県立大学大学院]・藤原 洋一[石川県立大学大学院]・高瀬 恵次[石川県立大学大学院]・一恩 英二[石川県立大学大学院]

地球温暖化が石川県手取川扇状地の地下水に及ぼす影響の評価を研究目的とした。手取川扇状地の水収支モデルとd4PDFより取得した多数のアンサンブル実験結果を用いて、現在・将来の2期間について地下水位を算出・比較した。算出期間における全データの平均水位では、現在より将来において水位の低下が見られた。月毎の平均値にも差が見られ、季節的な変動にも温暖化が影響する事が示唆された。

Keyword: 地球温暖化、地下水, d4PDF, 水収支モデル
GET PDF=20/[2-19(P)].pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.786-787 , 2018

発表番号 [9-36]

Behavior of available radioactive cesium flowing through irrigation water in paddy

Susumu Miyazu[National Agriculture and Food Research Organization]・Tomijiro Kubota[National Agriculture and Food Research Organization]・Natsuki Yoshikawa[Institute of Science and Technology, Niigata University]・Ryosuke Tsuruta[CTI Engineering Co., Ltd.]・Rinji Inaba[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Naoki Harada[Institute of Science and Technology, Niigata University]・Yoshimasa Suzuki[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Taiga Iizuka[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Moono Shin[Faculty of Agriculture, Fukushima University]・Sangyoon Lee[National Agriculture and Food Research Organization]・Yutaka Tanaka[Aichi Tokei Denki Co., Ltd.]・Kentaro Ito[Aichi Tokei Denki Co., Ltd.]・Shinya Hikigi[NTC Consultants Inc.]・Mitsuhiro Tsukidate[NTC Consultants Inc.]

農業用水由来の可給態放射性セシウムの水田圃場内動態

宮津 進[農業・食品産業技術総合研究機構]・久保田 富次郎[農業・食品産業技術総合研究機構]・吉川 夏樹[新潟大学]・鶴田 綾介[(株)建設技術研究所]・稲葉 麟士[新潟大学大学院]・原田 直樹[新潟大学]・鈴木 啓真[新潟大学大学院]・飯塚 大河[新潟大学大学院]・申 文浩[福島大学]・李 相潤[農業・食品産業技術総合研究機構]・田中 豊[愛知時計電機(株)]・伊藤 健太郎[愛知時計電機(株)]・引木 信也[NTCコンサルタンツ(株)]・月館 瑞寛[NTCコンサルタンツ(株)]

本稿では水稲試験栽培を実施して,農業用水を介して新規流入した放射性Csのうち,とりわけ作物に移行し易い可給態Csの圃場内動態を評価した.その結果,圃場内流下過程における田面水の可給態Cs濃度には,低下傾向が確認され,水口から5m地点までの可給態Cs濃度は,圃場内の他地点と比べて高かった.また,灌漑水に含まれる放射性Csの玄米への移行の影響範囲は水口周辺に限られる可能性が示唆された.

Keyword: 放射性セシウム, 水田圃場, 水口
GET PDF=18/9-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.359-360 , 2016

発表番号 [2-26(P)]

Determination of major primary producers supporting paddy fields using carbon and nitrogen stable isotope ratios

Yasuno Natsuru[Sendai City Office]・Kanaya Gen[National Institute for Environmental Studies]・Kikuchi Eisuke[Environmental Education Center, Miyagi University of Education]

安定同位体比を用いた水田食物網を支える主要な一次生産者の推定

安野 翔[仙台市役所]・金谷 弦[環境研究所]・菊地 永祐[宮城教育大学]

宮城県大郷町の水田2箇所において、生産者と底生動物の炭素・窒素安定同位体比を測定した。ベイズ推定を用いた混合モデルにより、動物分類群ごとに各生産者の炭素起源としての寄与率を推定したところ、植物プランクトンや底生藻類が、水田食物網の起点として重要であることが示唆された。一方、コガシラミズムシ科等の一部の分類群では、糸状藻類起源の炭素原子を同化しており、糸状藻類の餌資源としての重要性が示唆された。

Keyword: 水生昆虫, 底生動物, SIAR
GET PDF=16/2-26(P).pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2013

発表番号 [9-36]

A Study on Utilization of Washing Sand in Tsunami Deposits as Fine Aggregate for Precast Concrete

Abe Takayuki [The Japanese Society of Irrigation,Drainage and Rural Engineering]
Kitatsuji Masahumi [The Japanese Society of Irrigation,Drainage and Rural Engineering]
Ono Kazuma [The Japanese Society of Irrigation,Drainage and Rural Engineering]

津波堆積物洗浄砂のプレキャストコンクリート用細骨材としての利用に関する研究

○阿部孝行 [宮城大学食産業学研究科]
北辻政文 [宮城大学食産業学部]
小野和馬 [宮城大学食産業学部]

本研究は災害廃棄物洗浄砂(以下,洗浄砂)のプレキャストコンクリート用細骨材としての利用を目的として,洗浄砂を細骨材の一部として用いたコンクリートについて試験を行った.その結果,洗浄砂を用いたコンクリートの物性および耐久性は普通コンクリートと同等程度であることが確認された.しかし,PCおよびRC製品に洗浄砂を使用する際には,塩化物イオン含有量の基準を満足するための対策が必要となることが明らかとなった.

Keyword: 災害廃棄物, 津波堆積物, プレキャストコンクリート
GET PDF=13/13009-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp., 2012

発表番号 [9-36(P)]

Action of the Steel Sheet Pile Recycling in Niigata

MINEMURA Masanori [Niigata Prefecture]
TSUCHIDA Kazuya [Niigata Prefecture]
HADA Takuya [Niigata Prefecture]
HARA Hitoshi [Shinetsu Survey and Planning CO. Ltd]
MORII Toshihiro [Niigata University]
SUZUKI Tetsuya [Niigata University]

新潟県における鋼矢板リサイクルの取り組み

○峰村雅臣 [新潟県]
土田一也 [新潟県]
羽田卓也 [新潟県]
原斉 [株式会社信越測量設計]
森井俊廣 [新潟大学]
鈴木哲也 [新潟大学]

近年,農業水利施設の長寿命化の必要性が認知されることに伴い,鋼矢板水路など鋼材使用した水利施設における腐食問題が急務な課題となっている。本報では,新潟県農地部と新潟大学により取り組んでいる「環境にやさしい田園整備新技術アドバイザー会議」鋼矢板補修補強WGで開発を進めている鋼矢板リサイクル工法を報告する。

Keyword: 鋼矢板, リサイクル, 腐食
GET PDF=12/12009-36P.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.880-881 , 2009

発表番号 [9-36]

Applicability of artifical zeolite and cotton as water holding materials to the farmlands

NISHIMURA Taishi [College of Bioresource Sciences,Nihon University]
ROY Kingshuk [College of Bioresource Sciences,Nihon University]

安価かつ廃材を利用した保水材の野外農場への適応性〜人工ゼオライト及び綿を利用した場合〜

○西村 太志 [日本大学生物資源科学部]
Kingshuk ROY [日本大学生物資源科学部]

砂漠化は、環境問題の1つとして指摘されている。砂漠化地域では土壌の保水性が悪いという特徴があり、これを改善する目的で日本大学生物資源科学部国際環境保全学研究室では、現地型保水材の開発に関する研究が行われている。その一環として本研究では、これまで行われてきた室内実験の結果を基に、人工ゼオライト及び綿の実際の現場への適応性について調べることを目的として野外圃場実験を行ったので、ここに結果を報告する。

Keyword: 保水材, 砂漠化, 適応性
GET PDF=09/09009-36.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.856-857 , 2008

発表番号 [9-36]

Effects of methane fermentation digested liquid application on GHGs emission and gas concentrations in the agricultural soil

Fujikawa Tomonori [National Institute for Rural Engineering]
Nakamura Masato [National Institute for Rural Engineering]
Yuyama Yoshito [National Institute for Rural Engineering]

メタン発酵消化液の農地施用が温室効果ガス発生と土中ガス濃度に及ぼす影響

○藤川 智紀 [農村工学研究所]
中村 真人 [農村工学研究所]
柚山 義人 [農村工学研究所]

消化液施用後のN2O,CO2のガスフラックスと土中のガス濃度の変化を明らかにするためにコマツナの栽培試験を行った。N2Oガスフラックスは消化液施用後一時的に増加し,CO2ガスフラックスは栽培全期間で大きいままであった。N2O濃度は施用後一時的に高くなった。N2O濃度の上昇は深さ50cmまで達した。CO2濃度は深さ20cmまでは変化が小さかった,20cmより深くでは施用直後から大きく変化した。

Keyword: 大気, 物質循環, 地球環境
GET PDF=08/08009-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.988-989 , 2006

発表番号 9-36

Estimation of soil moisture and salt balance in the irrigated field and in the adjacent saline field

Xia_Liu [Faculty of Environment Sciene and Engineering, Okayama Univ.]
Akae_Takeo [Faculty of Environment Sciene and Engineering, Okayama Univ.]

灌漑耕地と隣接塩害地における圃場レベルでの水分、塩分収支の推定

○劉 霞 [岡山大学環境理工学部]
赤江 剛夫 [岡山大学環境理工学部]

耕地の灌漑水から地下水への涵養量 ,地下水から塩害地への毛管上昇量を推定した.また,耕地と塩害地では,水分・塩分収支の解析も行った.灌漑期間中,耕地では降雨量と灌漑量あわせの流入量は798mmで,蒸散量,地下水への涵養量,不飽和の横浸透量あわせの流出量は794mmであり,耕地および隣接塩害地の水分収支がほぼ一致した.塩分集積量を推定したところ,耕地の0.07kg/m2に対して,塩害地では0.4kg/m2で,耕地より約5.7倍多く集積したことがわかった。

Keyword: 耕地, 塩害地, 水分・塩分収支
GET PDF=06/06009-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.930-931 , 2005

発表番号 9-36

Study of the collapse tendency of retaining walls by difference of relative density

TANAKA Tadatsugu [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, Univ. of Tokyo]
EZOE Yoshinori [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, Univ. of Tokyo]
OKAJIMA Kenji [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, Univ. of Tokyo]

相対密度の違いによる抗土圧構造物の転倒破壊傾向の研究

田中 忠次 [東京大学農学生命科学研究科]
江副 嘉紀 [東京大学農学生命科学研究科]
○岡島 賢治 [東京大学農学生命科学研究科]

本研究では,相対密度の違いによる抗土圧構造物の転倒破壊の傾向を研究の対象とし,掘削に伴う抗土圧構造物の掘削による転倒破壊について,地盤の密度を変えた状態で実験とFEMによる解析を行った。 次に,受働土圧が支配的となる矢板の牽引による転倒破壊実験とこの実験に対応したFEMによる解析を行った。その後,これらの実験と解析との比較を行い、本研究で用いた解析手法が相対密度の影響を表現しうる有効性を検討した。

Keyword: 相対密度, 掘削, 弾塑性有限要素法
GET PDF=05/05009-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.824-825 , 2004

発表番号 9-36

A direction of green rural life space in shizuoka prifucture

Katube Hiroyuki [Shizuoka Prefectural Public Association Of Agricultural Promotion]
Tutiya Masayuki [Shizuoka Prefecture HOKUEN District Agriculture And Forestry Office]

静岡県における農村緑住空間推進の方向性について

〇勝部 裕之 [(社)静岡県農業振興公社]
土屋 政幸 [静岡県北遠農林事務所]

静岡県では、多面的な機能の発揮によって守られる良好な生活空間をもって、安全安心な県土を創造するため、グリーンツーリズムや農村居住を体系的に推進する「農村緑住空間」をイメージした整備方策について、「滞在型市民農園」「優良田園住宅」を切り口に調査検討を行った。これらの分析結果の中から、静岡県が農村緑住空間を推進するのにあたって、有利な展開が望めると思われる事項が多数抽出されたので報告する。

Keyword: 農村振興, 土地利用計画, 農村緑住空間
GET PDF=04/0409-36.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1999

発表番号 9-36

黒ボク土壌の土壌断面調査について−肥料三要素連続施用が土壌物理性に及ぼす影響に関する研究(検法

柳澤 剛〔明治大学農学部〕
渡辺 千洋〔明治大学農学部〕
○江崎 要〔明治大学農学部〕

肥料三要素試験圃場に隣接した典型的な関東ロームの自然放任区で、土壌断面調査(深さ2mまで)を実施した。13の異なる深度において不攪乱試料と攪乱試料を採取して、pF〜水分特性曲線、飽和透水係数、真比重、強熱減量などの試験を実施した。土壌物理性はA層とB層とで、また同じB層でも深さによってかなり異なることが判明した。また、造園の分野で使用されている長谷川式土壌貫入計と緻密度との相関性について検討した。

Keyword: 土壌断面, 緻密度, 関東ローム
GET PDF=



(C) JSIDRE

JSIDRE search system: Produced by mizo (1998.10.15) Updated by mizo & seki (update history)