発表番号 [6-16]
Understanding the distribution of brackish water habitats
in the mussel family Unionidae
Wataru Kakino[Kitasato University, School of Veterinary Medicine ]・Harunobu Yasuda[Kitasato University, School of Veterinary Medicine ]・Hanaka Matsui[Kitasato University, School of Veterinary Medicine ]・Toshishige Itoh[Sagamigawa Freai Science Museum]・Nagamitsu Maie[Kitasato University, School of Veterinary Medicine ]・Mitsuhisa Baba[Kitasato University, School of Veterinary Medicine ]
イシガイ科二枚貝類における汽水域の位置づけ
○柿野 亘[北里大学]・安田 晴信[北里大学]・松井 華花[北里大学]・伊藤 寿茂[相模原市相模川ふれあい科学館]・眞家 永光[北里大学]・馬場 光久[北里大学]
近年,イシガイ科二枚貝の生息環境が危ぶまれており,関連する生態系サービスの低下が懸念されている。加えて,分子系統解析に基づく種分類体系の見直しもあり,生息分布の種間関係や改めて種ごとの分布を把握することが求められている。また,本科の塩分耐性が実験によって報告されている。そこで,汽水域で調査し,極低塩分濃度の水域帯で稚貝(宿主魚類からの離脱),幼貝,成貝が確認されたので報告する。
Keyword: 塩分耐性,沿岸帯,宿主魚種, ,
GET PDF=23/6-16.pdf
発表番号 [9-41]
Effectiveness of 3D Damage Data Creation for Irrigation Infrastructures by Laser Scanning Method
Tetsuya SUZUKI[Faculty of Agriculture, Niigata University ]・Kazuma SHIBANO[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Nadezhda MOROZOVA[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Yuma Shimamoto[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]
農業水利施設の三次元損傷データ構築へのレーザスキャニング計測の有用性
○鈴木 哲也[新潟大学]・柴野 一真[新潟大学大学院]・Nadezhda MOROZOVA[新潟大学大学院]・島本 由麻[東京農工大学大学院]
本報では,損傷が進行したコンクリート取水堰でレーザスキャニング計測を行い,三次元データにより表面損傷検出を行った結果を報告するとともに,既存の画像処理によるひび割れ検出技術との相違を考察し,点群を用いたBIM構築の特徴を概説する。最後にBIMを活用した農業水利施設の維持管理について考察する。
Keyword: 農業水利施設,損傷度評価,非破壊・非接触計測,レーザスキャニング,三次元データ, ,
GET PDF=23/9-41.pdf
発表番号 [6-24]
Adsorption characteristics of cadmium to soils and organic amendments
○SAKURAI Shinji[Grad. School of Agriculture,Osaka Metropolitan University]・TANAKA Kosuke[Kowa Engineering Consultant Co.,Ltd]・HORINO Haruhiko[Grad. School of Agriculture,Osaka Metropolitan University]・NAKAGIRI Takao[Grad. School of Agriculture,Osaka Metropolitan University]
土壌および有機質土壌改良資材のカドミウム吸着特性に関する研究
○櫻井 伸治[大阪公立大学大学院]・田中 滉介[晃和調査設計(株)]・堀野 治彦[大阪公立大学大学院]・中桐 貴生[大阪公立大学大学院]
有機質土壌改良資材を投与することによる重金属の植物への取り込みの抑制(不動化)が検討されている.本研究では,不動化されにくいCdに注目して土壌及び資材への吸着特性を実験的に明らかにし,資材の効果的な利用方法の提示と吸着特性に寄与する要因の特定を目的とした.その結果,牛ふん堆肥が最も効果的であり,また,他の資材についても適用する現場の状況に応じて効果的に利用できる可能性が示された.
Keyword: カドミウム,不動化,有機物,土壌改良資材,吸着等温式, ,
GET PDF=22/[6-24].pdf
発表番号 [3-12(P)]
Verification of a habitat assessment method for various species in irrigation channel
Kohei Ozaki[Ehime university Gaduate school of agriculture Department of Science and Technology for Biological Resources and Environment]・Tomoki Izumi[Ehime university Gaduate school of agriculture Department of Science and Technology for Biological Resources and Environment]・Naoyuki Yamashita[Ehime university Gaduate school of agriculture Department of Science and Technology for Biological Resources and Environment]
農業用水路における多種の生物に対する生息場評価手法の検証
尾崎 浩平[愛媛大学大学院]・泉 智揮[愛媛大学大学院]・山下 尚之[愛媛大学大学院]
本研究では,HSIモデルに基づく多種の生物に対する生息場評価手法を構築し,愛媛県西条市の圃場に施工された環境配慮型の農業用水路を対象に本手法を適用し2019年の灌漑期(4月から9月)における生息場評価を行うとともに,既往の手法である生物環境多様性指標による評価結果と比較し,本手法の妥当性を検討した.その結果,本手法を用いることで,より実態に合った生息場評価が可能であると示唆された.
Keyword: 生息場評価手法, 生物多様性, HSIモデル
GET PDF=20/[3-12(P)].pdf
発表番号 [9-41]
Sediment properties in Miyatake settling basin
Hiroshi Takimoto[Faculty of Bioresources and Environmental Sciences, Ishikawa Prefectural University]・Kozou Ito[Faculty of Bioresources and Environmental Sciences, Ishikawa Prefectural University]・Manabu Segawa[Ishikawa Agricultural and Forestry General Office, Ishikawa Prefecture]・Toshisuke Maruyama[Faculty of Bioresources and Environmental Sciences, Ishikawa Prefectural University]
宮竹用水沈砂池の堆砂特性
瀧本 裕士[石川県立大学]・伊藤 浩三[石川県立大学]・瀬川 学[石川県石川農林総合事務所]・丸山 利輔[石川県立大学]
石川県能美市に位置する宮竹用水沈砂池では,2015年5月に手取川上流域で大規模な土砂崩れが発生し,濁水と共に大量の土砂が沈砂池に流入したことから沈砂池の効果を定量的に評価する必要性が生じた.現地調査の結果,宮竹用水沈砂池では,土砂が沈砂溝に段丘状に堆砂すること,流入土砂は沈砂溝の右岸側に優先的に堆積すること,沈砂池の性能は計画を上回っており下流側農地への土砂流入の抑制に効果的であることがわかった.
Keyword: 沈砂池, 堆砂, 濁水
GET PDF=18/9-41.pdf
発表番号 [3-12]
Effects of cyclic loading history on undrained cyclic strength of sandy soil
UENO Kazuhiro[Institute for Rural Engineering]
繰返し載荷履歴が砂質土の非排水繰返し強度に与える影響
上野 和広[農研機構 農村工学研究部門]
土構造物の動的強度は地震時の損傷による低下と,その後の再圧密過程での回復を繰返しながら供用期間を通して変動する可能性が高い.しかしながら,一旦低下した動的強度の回復特性および複数の地震動の経験が動的強度に与える影響は明らかになっていない.複数の繰返し載荷履歴が砂質土の動的強度へ与える影響について検討を行った.その結果,土の動的強度はひずみ履歴に応じて低下あるいは増加することが示唆された.
Keyword: 繰返し載荷履歴, 非排水繰返し強度, 乾燥密度
GET PDF=16/3-12.pdf
発表番号 [9-41]
The effect of the inner surface reinfoece using FRPgrid in hood form tunnel which different strength
matsumoto takumi [Graduate school of Life and Environmental Science,Shimane University]
natsuka isamu [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University]
ishii masayuki [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University]
katou tomotake [SHO-BOND Corporation]
takemura manabu [SHO-BOND Corporation]
taniguchi kensi [Nippon Steel & Sumikin Materials Co.Ltd, Composites Company]
uchiyama junichi [Nippon Steel & Sumikin Materials Co.Ltd, Composites Company]
強度の異なるほろ形トンネルにおけるFRPグリッドを用いた内面補強工法の効果
○松本 拓 [島根大学大学院生物資源科学研究科]
長束 勇 [島根大学生物資源科学部]
石井将幸 [島根大学生物資源科学部]
加藤智丈 [ショーボンド建設]
竹村 学 [ショーボンド建設]
谷口硯士 [新日鉄住金マテリアルズ]
内山純一 [新日鉄住金マテリアルズ]
既往の研究により,ほろ形トンネルに対して,裏込め充填工法は必ずしも十分な対策でないことが示唆された.そこで本研究では,FRPグリッドを用いた内面補強工法に注目し,強度の異なるほろ形トンネルに対してグリッド補強を行った場合の補強効果について検討を行った.その結果,グリッド補強工法は,第一ひび割れ発生後において,トンネル躯体の強度が低い場合でも,強度の高いものと同等の補強効果が得られると考えられた.
Keyword: ほろ形トンネル, 内面補強, FRPグリッド
GET PDF=13/13009-41.pdf
発表番号 [9-41]
Follow up Investigation of Renovation (Lift-in Method Type) with FRPM Discrete Pipes of Pipe in East Japan great earthquake
Higashi Syunji [Sekisui Chemical CO.,LTD.]
Nakamura Nozomu [Sekisui Chemical CO.,LTD.]
Miyamoto Kentarou [Ministry of Agriculture Kanto Agricultural Administration Bureau]
東日本大震災におけるFRPM管による更生工法(リフトイン工法)の追跡調査
○東 俊司 [積水化学工業(株)]
中村 臨 [積水化学工業(株)]
宮本 健太郎 [農林水産省 関東農政局]
適切な保全管理により施設の長寿命化を図る「ストックマネジメント」を目的にFRPM管により管更生を実施した。2011年3月11日の東日本大震災午前中にたまたま管路調査を行っていたため、その後の調査によりFRPM管のたわみ、ジョイント間隔、勾配の変化を定量的に調査把握したので報告する。
Keyword: 震災調査, ストックマネジメント, FRPM管更生工法
GET PDF=12/12009-41.pdf
発表番号 [9-41]
Water remediation in Mizusu pond by means of technology combined charcoal with reed
Uda Takeshi [Wakayama Prefectural Naga Promotions Bureau]
Sasaki Seiichi [Wakayama National college of Technology]
間伐材の炭と葦を利用した水路による水栖大池の水質浄化
○宇田 毅 [和歌山県 那賀振興局 農地課]
佐々木 清一 [和歌山工業高等専門学校]
和歌山県岩出市に位置する周辺が市街化した老朽ため池(水栖大池)の改修事業において、悪化する水環境を改善するために、池内部に間伐材の炭と葦を利用した環境保全型の水路L=40mを施工した。この水路において水質浄化に関する通水実験を試みた結果、アンモニウムイオンや濁度、COD等の指標において水質が改善されていることが確認できた。
Keyword: 水環境, 水質浄化, 間伐材炭
GET PDF=09/09009-41.pdf
発表番号 [9-41]
The burst speed of japanese Dace using the Natural induucement type stamina tunnnel in the high flow velocity condition
IZUMI Mattashi [Hirosaki Univ.Faculty of Agriculture and Life Science]
Yamamoto Hiroyuki [Hirosaki Univ.Agriculture and Life Science graduate course]
Kamiyama Kouhei [Hirosaki Univ.Agriculture and Life Science graduate course]
高流速条件における自然誘導式スタミナトンネルを用いた野生ウグイの突進速度
泉 完 [弘前大学農学生命科学部]
○山本 泰之 [弘前大学大学院農学生命科学研究科]
神山 公平 [弘前大学大学院農学生命科学研究科]
遊泳魚に対してストレスを与えない自然誘導式スタミナトンネルの実験装置を用いて、野生ウグイの突進速度の上限値を調べるため、高流速条件で実験を行った。その結果、131尾(平均体長10.4cm)の突進速度と遊泳時間は283cm/s・2.57sで、体長7cm台では高流速条件の範囲で突進速度の上限値が見られた。また、既往の研究の供試魚挿入式実験と比較すると自然状態に近いこの実験がより実際的な数値であると考えられた。
Keyword: 突進速度, スタミナトンネル, 野生ウグイ
GET PDF=08/08009-41.pdf
発表番号 9-41
Parameter estimation for hydraulic properties of a dune sand using the evaporation method
Sakai Masaru [Graduate school of Bioresources, Mie University]
Toride Nobuo [Graduate school of Bioresources, Mie University]
蒸発法による砂丘砂の水分移動特性の推定
○坂井 勝 [三重大学生物資源学研究科]
取出 伸夫 [三重大学生物資源学研究科]
砂丘砂を対象に,蒸発過程における圧力変化から水分移動特性を推定する蒸発法を行ない,dual porosityモデルの有効性,水蒸気移動の考慮が推定結果に与える影響について検討した。高水分領域の間隙流,低水分領域の膜流という2つの水分移動メカニズムを想定したdual porosityモデルは,蒸発過程の圧力変化をよく再現し,全水分量域の不飽和透水係数を正確に表した。また,水蒸気移動の有無によるパラメータ推定への影響は,ほとんど見られなかった。
Keyword: 蒸発法, dual porosityモデル, 水蒸気移動
GET PDF=06/06009-41.pdf
発表番号 9-41
Studies on the seepage of front core type dam by Hele-Shaw Model
kadono miyoshi [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
saitou kouko [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
yoshida nagataka [Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki University]
ヘルショーモデルによる傾斜遮水ゾーン型フィルダムの浸潤線について
○角野 三好 [弘前大学農学生命科学部]
斉藤 神子 [弘前大学農学生命科学部]
吉田 長貴 [弘前大学農学生命科学部]
傾斜遮水ゾーン型フィルダムの浸潤線を求める場合には、一般に福田式が用いられる。しかし、傾斜ゾーンのコア下面では不飽和浸透領域が存在しF.E.Mなどの不飽和浸透流解析によらなければ現象の確認が難しい。本研究では粘性の流体模型を現すヘルショー実験を行いゾーン下面に生ずる不飽和領域を直接可視化した。また、福田式を扱う場合はコアゾーンと透水ゾーンの透水係数比の取扱いに注意が必要であることなどを明らかにした。
Keyword: ヘルショーモデル, 傾斜遮水ゾーン型フィルダム, 浸潤線
GET PDF=05/05009-41.pdf
発表番号 9-41
Effects to Farming Incentive by Farmers‘Market
IIDA Yasuhisa [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
TAKAHASHI Tsuyoshi [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
HAYASHI Naoki [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
農産物直売施設による営農意欲の変化
〇飯田 耕久 [京都大学大学院農学研究科]
高橋 強 [京都大学大学院農学研究科]
林 直樹 [京都大学大学院農学研究科]
大阪府茨木市見山地区に平成14年10月にオープンした、農産物直売施設を有する「見山の郷交流施設」を対象として、農産物出荷農家の営農意欲の変化、耕作放棄地の抑制に与える影響について研究を行った。平成16年1月に農産物出荷農家に対してアンケート調査を行った結果、交流施設における農産物直売を通じて出荷農家の営農意欲が向上していることが分かった。
Keyword: 直売施設, 営農意欲,
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発表番号 9-41
斜面における凍結深の観測
○伊藤 隆広〔株式会社鴻池組技術研究所〕
武田 一夫〔株式会社鴻池組技術研究所〕
岡村 昭彦〔株式会社鴻池組技術研究所〕
寒冷地の斜面において,斜面方位による凍結深の違いを明らかにするために,4方位の斜面が揃う北海道河東郡音更町の観測地で,1997年11月〜1998年5月に凍結深を観測した.その結果,西斜面で最大値(51.4cm)が示され,ついで北(36.5cm),東(25.3cm),南(20.9cm)の順になった.これらの凍結深の違いは,各斜面の日射・放射の違いに加え,積雪深の違いが大きく影響すると考えられる.