発表番号 [7-7]
Analysis for influence of the Support for Local Finance on the Agriculture and Rural Development
HORIHATA Masazumi[The Japanese Institute of Irrigation and Drainage]・YOSHII Koji[The Japanese Institute of Irrigation and Drainage]・SAGAWA Eriko[The Japanese Institute of Irrigation and Drainage]
地方財政措置が農業農村振興に与える影響等の分析
堀畑 正純[日本水土総合研究所]・○葭井 功治[日本水土総合研究所]・佐川 恵理子[日本水土総合研究所]
農業農村整備事業に係る地方財政措置は,農業農村を巡る状況や事業制度の改正等に応じて必要な見直しを図っており,農業農村整備関連施策の推進に大きな役割を果たしてきた. このような中で,総務省から公表されている「基準財政需要額」と「地方財政状況調査結果」を比較し,相互関係を分析することを試みた.
Keyword: 農業農村振興,地方財政措置,農業行政費,地方財政状況調査,一般財源, ,
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発表番号 [9-46]
The Applicability of Ultrasonic Method to PC Steel Cylinder Pipe
SUZUKI Nami[Dia Consultants Company]・SUGAWARA Ryuichi[Dia Consultants Company]・NAGANO Kenji[Dia Consultants Company]・KOIZUMI Kazuhiro[Dia Consultants Company]
PCスチールシリンダー管(PCC管)における超音波法の適用性
○鈴木 夏実[(株)ダイヤコンサルタント]・菅原 留一[(株)ダイヤコンサルタント]・永野 賢司[(株)ダイヤコンサルタント]・小泉 和広[(株)ダイヤコンサルタント]
筆者らは、PC管におけるカバーコート厚を管内から超音波法によって健全カバーコートかぶり厚を測定する手法を実施してきた。今回、我が国におけるノンシリンダーPC管(通常のPC管)が主流となる以前に製造されていたプレストレストコンクリートスチールシリンダー管(以降、PCC管と略記)を調査する機会を得た。本講演では、PCC管における超音波法の適用性について検討・検証を行った事例について報告する。
Keyword: 二次製品,プレストレストコンクリート管(PC管),非破壊調査,劣化診断, ,
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発表番号 [7-7]
Derivation of analytical solutions of two-dimentional Darcy-Brinkman equation
○Yuma KADOWAKI[Kyoto University]・Kazunori FUJISAWA[Kyoto University]・Akira MURAKAMI[Kyoto University]
2次元Darcy-Brinkman方程式の解析解の導出
○門脇 悠真[京都大学]・藤澤 和謙[京都大学]・村上 章[京都大学]
流体挙動の予測は, 施設の長期的なマネジメントに不可欠であることから, 著者らは, 異なる三相に及ぶ流れの連続的把握のため, 従来のDarcy-Brinkman式を不飽和領域にまで拡張した. しかし, 不飽和領域における同方程式の理論解は求められておらず, 数値計算の精度を検証することが困難な現状がある. そこで本論では, 同方程式に関して, 二次元問題における解析解を導出し, 数値検証に利用することを見据える.
Keyword: 応用力学,水利構造物,浸透流解析, ,
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発表番号 [R-10]
Investigation on identification of water leakage area using fluorescent dye in irrigation ponds
NOTO Fumikazu[Ishikawa Prefectural Office]・YAMAGUCHI Masahiro[Ishikawa Prefectural Office]
ため池の蛍光染料を用いた漏水領域特定に関する調査事例
能登 史和[石川県]・山口 将宏[石川県]
石川県小松市のため池において,蛍光染料を用いて漏水領域の特定に至ったので,その具体的手法を発表する.ため池の漏水個所の特定は一般的に困難であるが,湧水量と貯水位の関係を詳細に調査し,その相関関係から漏水原因となる水位を判断するとともに,想定される漏水領域を加工したブルーシートで3箇所に区切り,領域内に蛍光染料を投入し,湧水への発光反応を確認することによって,漏水領域の特定に至ることができた.
Keyword: 地下浸透・地下水流動解析, 漏水, 蛍光染料
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発表番号 [9-46]
Evaluation of flat subsurface drainage in large-sized paddy fields
Naho Nohara[Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]・Takashi Inoue[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・Tadao Yamamoto[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
大区画圃場における無勾配暗渠の排水機能評価
野原 菜穂[北海道大学大学院]・井上 京[北海道大学大学院]・山本 忠男[北海道大学大学院]
無勾配暗渠は施工費の縮減を図ることができる一方で,その機能の経年劣化が懸念される。本研究では,北海道の泥炭地に展開する大区画圃場において,無勾配暗渠の排水機能評価を行なった。調査圃場にて地下水位と降雨量の連続観測を行い,地下水位の変動と計画地下水位をもとに暗渠の排水性を検討した。暗渠勾配の有無と経年変化による排水効果の比較より,無勾配暗渠の排水機能は施工後3年間で低下傾向にあることが確認された。
Keyword: 地下排水, 圃場整備, 特殊土壌
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発表番号 [4-15]
Requirements of rainfall intensity to initiate water flow in a closed soil pipe
Yamasaki Takuhei[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Imoto Hiromi[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Hamamoto Shoichiro[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Nishimura Taku[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
閉鎖土壌パイプ内に流れが生じるための降雨強度条件
山崎 琢平[東京大学大学院]・井本 博美[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・西村 拓[東京大学大学院]
斜面の降雨流出過程に大きな影響を及ぼす閉鎖土壌パイプに関して,パイプ内部の流れの直接観測と,パイプ流発生を制御する要因の解明を目的として,人工的に土壌パイプを埋設した土槽への降雨実験を行った.パイプ内部の空気が外気から孤立すると飽和土壌からパイプ内への水の侵入が阻害された.強制的にパイプ内の空気を外気と連続させると,地下水面以下にある土壌パイプ内には即座に流れが生じ,斜面の地下水面が低下した.
Keyword: 土壌パイプ, 封入空気, 降雨強度
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発表番号 [9-46]
Investigation of Inside Defect for Sidewall of Concrete Channel by Impact Echo Method
Ishigami_Akio [Civil Engineering Research Institute for Cold Region]
Sato_Satoshi [Civil Engineering Research Institute for Cold Region]
Makanae_Hidetaka [Hokkaido Regional Development Bureau]
Nishida_Mayumi [Hokkaido Regional Development Bureau]
Suto_Masashi [United Graduate School of Agricultural Sciences, Tottori University]
Ogata_Hidehiko [Faculty of Agriculture, Tottori University]
衝撃弾性波法によるコンクリート開水路側壁の内部変状調査
○石神暁郎 [寒地土木研究所]
佐藤 智 [寒地土木研究所]
蒔苗英孝 [北海道開発局]
西田真弓 [北海道開発局]
周藤将司 [鳥取大学大学院連合農学研究科]
緒方英彦 [鳥取大学農学部]
積雪寒冷地におけるコンクリート開水路では,近年,種々の非破壊調査法を活用した凍害診断手法の開発・適用が進められつつある。筆者らは,凍害劣化を受けたコンクリート開水路の側壁を対象として,衝撃弾性波法による内部変状調査を行った。その結果,衝撃弾性波法は,内部変状を検出することができ,本法から求まる内部変状までの深さと透過法や外観から求まる内部変状の範囲との相関性は総じて高いことが確認された。
Keyword: コンクリート開水路, 内部変状, 衝撃弾性波法
GET PDF=13/13009-46.pdf
発表番号 [9-46]
Test construction of repair construction method using the foaming urethane
MATSUMOTO Takumi [Graduate school of Life and Environmental Science, Shimane University]
MURAO Hiromichi [Kinki Regional Agrecaltural Administration Office]
NATSUKA Isamu [Graduate school of Life and Environmental Science, Shimane University]
YOSHIOKA Atsushi [Upcon Co.Ltd]
OOKAWA Eiji [Achilles Corporation]
HASHIDUME Hideo [Geodesign Co.Ltd]
KIKUCHI Nobuo [Geodesign Co.Ltd]
KONAMI Takeharu [Okasanlivic Co.Ltd]
発泡ウレタンを使用した裏込め充填工法の試験施工
○松本 拓 [島根大学大学院 生物資源科学研究科]
村尾 弘道 [近畿農政局]
長束 勇 [島根大学大学院 生物資源科学研究科]
吉岡 敦 [アップコン株式会社]
大川 栄二 [アキレス株式会社]
橋爪 秀夫 [株式会社ジオデザイン]
菊池 信夫 [株式会社ジオデザイン]
小浪 岳治 [岡三リビック株式会社]
水路トンネルにおいて、スプリングラインに発生するひび割れが問題となっている。その対策工法である裏込め充填工法の充填材として、発泡ウレタンが注目されているものの、その効果は明らかとなっていない。そこで、供用中の水路トンネルに、発泡ウレタンを用いた裏込め充填工法を実施した。その結果、トンネル躯体が元の形状へ近づき、ひび割れ幅が小さくなったことから、充填材としての発泡ウレタンの効果が確認された。
Keyword: 水路トンネル, 裏込め充填工法, 発泡ウレタン
GET PDF=12/12009-46.pdf
発表番号 [9-46]
Performance evaluation of peat moss as an oil absorbent using kerosene retention tests
Ohtsubo Masami [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Madama Hiroaki [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Konishi Kazutaka [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Higashi Takahiro [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
Kanayama Motohei [Faculty of Agriculture, Kyushu University]
灯油の保持試験によるピートモスの油吸着材としての性能評価
大坪 政美 [九州大学大学院農学研究院]
○真玉 洋彰 [九州大学大学院生物資源環境科学府]
小西 一貴 [九州大学大学院生物資源環境科学府]
東 孝寛 [九州大学大学院農学研究院]
金山 素平 [九州大学大学院農学研究院]
近年,油による水域の汚染が深刻になりつつある。流出した油を処理するために油吸着材が使われる。本報告では,油吸着材の一つであるピートモスによる灯油の保持能を,土柱法を用いて評価した。比較のためにポリプロピレン繊維,珪藻土,活性炭を用いた。ピートモスによる灯油の保持量は,吸油・脱油過程のいずれでも他試料に比べて著しく大きかった。これはピートモスの多孔構造と油に対する特異的な吸着能に起因する。
Keyword: ピートモス, 油吸着材, 性能評価
GET PDF=09/09009-46.pdf
発表番号 [9-46]
Evaluation for the Preservative Countermeasure of Drainage Channel in Dairy Farming Watershed
KURIHARA Nozomu [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
YAMAMOTO Tadao [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
INOUE Takashi [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
NAGASAWA Tetuaki [Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]
酪農流域排水河川の水質保全対策と評価
○栗原 望 [北海道大学大学院農学院]
山本 忠男 [北海道大学大学院農学研究院]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究院]
長澤 徹明 [北海道大学大学院農学研究院]
酪農流域河川の水質浄化を目的に整備された浄化型排水路の効果を評価した。その結果,排水路の改修後,平水時は流下に伴いNO3-N濃度の低下が見られ,その要因は生物的作用による浄化が効果を発揮していることが認められた。一方、降雨流出時においてもNO3-N,懸濁態リンなどが流下に伴い負荷量が減少していた。このことから溢水が高水敷の湿生植物による捕捉作用を受け,下流への負荷流出を抑制したものと推察できた。
Keyword: 浄化型排水路, 降雨流出時, N
GET PDF=08/08009-46.pdf
発表番号 9-46
Seasonal changes of CO2 gas flux at greenland and dent corn field
UCHIDA Kumiko [Gratuate school of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]
TAKAMATSU Rieko [School of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]
FUJIKAWA Tomonori [National Institute for Rural Engineering]
SATO Kouichi [School of Veterinary Medicine and Animal Sciences, KITASATO University]
牧草地・畑地におけるCO2ガスフラックスの季節変動
○内田 空美子 [北里大学大学院獣医畜産学研究科]
高松 利恵子 [北里大学獣医畜産学部]
藤川 智紀 [農業工学研究所]
佐藤 幸一 [北里大学獣医畜産学部]
青森県十和田市の牧草地およびデントコーン畑においてCO2ガスフラックスを継続的に測定し,地温・降雨および土地利用の違いがCO2ガスフラックスに与える影響を研究した。ガスフラックス量は,デントコーン畑より牧草地の方が多く,気温と共に上昇し,8月上旬のピークで一番高い値を示した。また,ガスフラックスは含水率よりも地温による影響が大きく,地温を変数にした指数関数の関係式で精度良く表すことができた。
Keyword: CO2ガスフラックス, 地温, 土壌水分
GET PDF=06/06009-46.pdf
発表番号 9-46
Irrigated Water Estimation by CROPWAT Model at KM35 Project Site, Laos
Toda Osamu [Graduate School of University of Tokyo]
Yoshida Koshi [Japan Science and Technology Agency]
Higuchi Katsuhiro [National Institute of Rural Engineering]
Somura Hiroaki [Shimane University]
Tanji Hajime [National Institute of Rural Engineering]
ラオスKM35潅漑地区におけるCROPWATを用いた潅漑水量推定
○戸田 修 [東京大学大学院]
吉田 貢士 [(独)科学技術振興機構]
樋口 克宏 [(独)農業工学研究所]
宗村 広昭 [島根大学]
丹治 肇 [(独)農業工学研究所]
ラオスにおける人口増加に伴う食料需要の増大に際し、有効な対策として潅漑導入に焦点を当て、潅漑水量の推定を行うことで既存の潅漑地区を評価した。研究対象としてラオス、サバナケット県のKM35潅漑地区を選び、13に分割したエリア毎の2004年雨期潅漑水量を推定した。推定にはFAOのCROPWATモデルを用い、エリア毎に実測した畦畔高さ、耕盤深さ、収量を組み入れた。推定の結果、当潅漑地区では貯水池の7%程度の取水量が雨期に使用された事が示された
Keyword: 土壌蒸発散量, 作物蒸発散量,
GET PDF=05/05009-46.pdf
発表番号 9-46
Accessibility to the Urban Area and Mgration of the Young / Farming Population
OKUMURA Satomi [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
HAYASHI Naoki [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
TAKAHASHI Tsuyoshi [Graduate school of Agriculture, Kyoto University]
大都市へのアクセス性と若年層の社会移動・農業就業者の関係
〇奥村 聡美 [京都大学大学院農学研究科]
林 直樹 [京都大学大学院農学研究科]
高橋 強 [京都大学大学院農学研究科]
若年層の社会移動に関する研究である。滋賀県の各市町村における若年層の純移動率を示し、大都市(京都市)へのアクセス性と社会移動、農業就業人口増減率の関係を分析した。その結果、大都市からのアクセス性が高い地域では社会移動が均衡し、農業就業者の減少率も小さいが、アクセス性が低い地域では、転出率・農業就業者の減少率ともに大きな値を示した。今後の地域計画においてもこれらの特徴によるの配慮が望まれる。
Keyword: 純移動率, 若年層,
GET PDF=04/0409-46.pdf
発表番号 9-46
砂層中の熱・水分同時移動に関する数値解析からの一考察
○中村 公人〔京都大学農学研究科〕
堀野 治彦〔京都大学農学研究科〕
三野 徹〔京都大学農学研究科〕
温度勾配下にある比較的粒径の大きな不飽和土壌中では,水蒸気移動とそれに伴う熱移動が土壌の熱・水分環境形成に大きく影響する.ここでは,数値解析と実験データの比較により,水蒸気移動が支配的となる低水分領域での熱・水分同時移動現象について考察した.その結果,厳密な土壌水分特性の定式化と空気の対流現象の組込みの必要性が示された他,水蒸気密度を表す熱力学的平衡式の成立条件が満足されないことが示唆された.
Keyword: 水蒸気移動, 水蒸気密度, 熱移動
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