発表番号 [7-12]
Estimation of black rice distribution and comparison of prices among regions in Lao PDR
Katsumi Hasada[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Phonesanith Phonhnachit[National Agriculture and Forestry Research Institute]
ラオスにおける黒米の流通量の推計と地域間の価格比較
○羽佐田 勝美[国際農林水産業研究センター]・ポンサニット ポンナチット[ラオス国立農林研究所]
ラオスの黒米を評価することを目的として、黒米の流通量を推計し、販売価格を地域間で比較した。黒米の流通量は6,442トンと推計され、白米の流通量の1%程度であることが示唆された。また、ラオスの黒米は生産地域と販売地域がほぼ一致し、地産地消であることがわかった。北部地域で多くの黒米が生産され流通し、他地域より低価格で市場に供給されていることが明らかになった。
Keyword: 黒米,販売価格,北部地域,ラオス,流通量, ,
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発表番号 [9-47]
Construction example rehabilitation method using high-density polyethylene pipe
Jun SHIMOMURA[Kurimoto.Ltd]・Shigeki YAMAMURO[Kurimoto.Ltd]
高密度ポリエチレン製更生工法の施工事例
○霜村 潤[(株)栗本鐵工所]・山室 成樹[(株)栗本鐵工所]
老朽化したパイプラインの長寿命化手法として、管きょ更生工法がある。当社は、2018年に小口径の圧力管路向け更生工法として、高密度ポリエチレン製の更生材を用いる「KU-LINER工法」を技術導入し、普及に努めてきた。現在、工業用水、農業用水分野合わせて3件の施工実績を積んだが、現場ごとに特有の事情や課題があり、それらへの対応、解決が知見の蓄積に繋がっている。本報ではその一例を紹介する。
Keyword: 二次製品,工法・施工,管理, ,
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発表番号 [7-12]
Basic Research about Compression Characteristic of Tire tips mixed soil
○Ryo NAKATA[Osaka Prefecture University]・Takashi KIMATA[Osaka Metropolitan University]・Yosuke KUDO[Osaka Metropolitan University]
タイヤチップ混合土の圧縮特性に関する基礎的研究−ランダム構造における圧縮成分の計測と考察−
○中田 遼[大阪府立大学大学院]・木全 卓[大阪公立大学大学院]・工藤 庸介[大阪公立大学大学院]
タイヤチップ混合土の圧縮メカニズム解明のため,積層体模型を用いた一次元圧縮試験を実施し,画像解析を用いて圧縮量を複数の圧縮成分に分類して計測し,考察した.結果,εv3は混合比の変化に伴い増加しており,全体の1割程度のひずみであった.また,混合比0.33の場合は0.1%程度のひずみ量であり,その場合の全体の圧縮量は他の混合比に比べ小さい値をとることがわかった.
Keyword: 混合土,積層体,ランダム構造, ,
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発表番号 [R-15]
Evaluation of the effect of paddy rice agriculture on stream flow conditions using water stable isotope ratios
Takao NAKAGIRI[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University]・Takeshi MATSUMOTO[KANSO CO., LTD.]・Ken’ichi OHKUSHI[Graduate School of Human Development and Environment, Kobe University]・Yumi YOSHIOKA[Academic Assembly, Shimane University]・Haruhiko HORINO[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University]・Shiho YABUSAKI[Research Institute for Humanity and Nature]・Ichiro TAYASU[Research Institute for Humanity and Nature]・Shinji SAKURAI[Graduate School of Life and Environmental Sciences, Osaka Prefecture University]
水の安定同位体比を用いた水田農業による河川流況への影響評価
中桐 貴生[大阪府立大学大学院]・松本 武志[(株)環境総合テクノス]・大串 健一[神戸大学大学院]・吉岡 有美[島根大学]・堀野 治彦[大阪府立大学大学院]・藪崎 志穂[総合地球環境学研究所]・陀安 一郎[総合地球環境学研究所]・櫻井 伸治[大阪府立大学大学院]
兵庫県千種川水系内にある佐用川および志文川の2支流において,それぞれ複数地点で採水を行う調査を2019年4〜11月にかけて計10回実施し,水の酸素・水素安定同位体比を用いて,水田農業による河川流況への影響の定量的評価を行った.その結果,水田面積割合が数%以下の流域でも,灌漑期には河川流量に対する水田還元水の割合が10%以上にも及び,水田農業による河川流況への影響は大きいと思われた.
Keyword: 酸素・水素安定同位体比、河川流況, 農地還元水、定量評価, 千種川
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発表番号 [9-47]
Growing environment and methods of “Ichoda Seri (Oenanthe javanica)" in Aomori prefecture, the northern limit of the Seri production.
Koh Kato[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki university]・Chihiro Kato[Faculty of Agriculture and Life Science, Hirosaki university]・Katsumi Chiba[School of Food, Agriculture and Environmental Sciences, Miyagi University]
北限の栽培セリ「一町田セリ」の生育環境と栽培方法
加藤 幸[弘前大学]・加藤 千尋[弘前大学]・千葉 克己[宮城大学]
青森県で栽培される「一町田セリ」は北限の栽培セリで、江戸時代より栽培が続いている.この地域では、セリを湿田で栽培するほか「鎌苅方式」と呼ばれる独自の栽培方法が用いられている.一方で、慣行栽培に頼るだけでなく他産地の方式を導入し、栽培方式の改善に努めている生産者も見られる.本報では弘前市一町田地区の若手生産者と協働で「一町田セリ」の生育環境についてモニタリング調査を行った結果を報告する.
Keyword: セリ田, 農地環境, 灌漑水温
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発表番号 [4-20(P)]
Observed response of soil moisture and O2 concentration to rainfall events in a soybean field
NAKANO Keiko[Kyushu Okinawa Agricultural Research Center, NARO]・HARA Yoshitaka[Kyushu Okinawa Agricultural Research Center, NARO]・TSUCHIYA Shinori[Kyushu Okinawa Agricultural Research Center, NARO]・MATSUO Naoki[Kyushu Okinawa Agricultural Research Center, NARO]
大豆作圃場での土中水分・酸素濃度の降雨応答
中野 恵子[九州沖縄農業研究センター]・原 嘉隆[九州沖縄農業研究センター]・土屋 史紀[九州沖縄農業研究センター]・松尾 直樹[九州沖縄農業研究センター]
降雨の多い日本での大豆栽培ではしばしば湿害によるとされる低収が問題となるが、根圏環境の実測データは水分に偏っている。本研究では、水分過剰により不足すると考えられる酸素にも着目し、大豆作付け期間にその測定をおこなった。酸素濃度は豪雨時に水分と連動して変化し、また、降雨終了後の通気開始を検知できた。少雨の時には、水分は変化したものの、酸素濃度に大きな変化はなかった。
Keyword: 粗大間隙, 耕うん, 湿害
GET PDF=16/4-20(P).pdf
発表番号 [9-47]
Evaluation of Mechanical Properties of Steel Sheet Pile-Concrete Composit using AE
SATO kouki [Fujimura Hume Pipe Co.,Ltd. ]
SUZUKI Tetsuya [Faculty of Agriculture, Niigata University]
KOBAYASHI Shuichi [Mizukuragumi Co., LTD. ]
NAGASAKI Yasuhiro [Fujimura Hume Pipe Co.,Ltd. ]
AE法の適用に基づく鋼矢板‐コンクリート複合材の力学的特性評価
○佐藤弘輝 [藤村ヒュ−ム管]
鈴木哲也 [新潟大学自然科学系]
小林秀一 [水倉組]
長崎文博 [藤村ヒュ−ム管]
本論で取り上げる鋼矢板水路は,供用開始から20〜40年の経過とともに鋼材腐食の進行が確認されている。本研究では,既設鋼矢板に対するコンクリートを用いた表面被覆工に着目し,鋼矢板‐コンクリート複合材への曲げ応力下でのAEの発生挙動をCalm比により定量化し,力学特性を評価した。その結果,鋼矢板‐コンクリート複合材の力学的特性は,コンクリート挙動の影響を受けていることが本試験結果から示唆された。
Keyword: 鋼矢板, 曲げ試験, AE法
GET PDF=13/13009-47.pdf
発表番号 [9-47]
Development and Application of the Neutral Filler Plasticizers
Tanaka_Tooru [ Toda Corporation]
Takayanagi_Kazuya [ Toda Corporation]
Saitou_Masaaki [ Toda Corporation]
中性系可塑性充填材の開発と適用
○田中 徹 [戸田建設株式会社]
高柳 一也 [戸田建設株式会社]
齋藤 正昭 [戸田建設株式会社]
充填材施工に伴う周辺環境への影響低減を目的として,中性域(水質汚濁防止法排水基準pH5.8〜8.6)の可塑性充填材を開発した.本文では本充填材の概要と各種性状確認試験結果および現場適用した結果について報告する.現場適用の結果,スランプフローの変化やpHの経時的変化を把握した.
Keyword: 工法施工, 充填材料, 環境保全
GET PDF=12/12009-47.pdf
発表番号 [9-47]
Effect on Aquatic Plants on the Thermal Convection in a Closed Stratified Water Body
Hamagami Kunihiko [Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Science, Kyushu University ]
Mori Ken [Faculty of Agricalture,Kyushu University ]
Hirai Yasumaru [Faculty of Agricalture,Kyushu University ]
閉鎖性成層水域の熱対流に及ぼす水面被覆の影響
○濱上 邦彦 [九州大学大学院生物資源環境科学府]
森 健 [九州大学大学院農学研究院]
平井 康丸 [九州大学大学院農学研究院]
水生植物を用いた効率的な水質浄化を行うための適切な繁茂量を規定することを目的とする.水生植物の適切な管理手法を確立する上で重要となる,水生植物の存在が水域内流動および水質に及ぼす影響について検討するために流動-水質予測モデルを構築した.計算の結果,水生植物による水面の被覆は水域内流動およびDOの分布に大きく影響し,またその大きさは水生植物の繁茂状態に大きく依存することを示した.
Keyword: 閉鎖性水域, 熱対流, 水生植物
GET PDF=09/09009-47.pdf
発表番号 [9-47]
Function of Forest Buffer Zone in Dairy Grassland
unoki keiji [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, Public Works Research Institute]
tada hirotsugu [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, Public Works Research Institute]
nakamura kazumasa [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, Public Works Research Institute]
toriumi masahiko [Kushiro Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau]
osugi shusaku [Kushiro Development and Construction Department, Hokkaido Regional Development Bureau]
草地酪農地域における緩衝林帯の機能
○鵜木 啓二 [(独)土木研究所 寒地土木研究所]
多田 大嗣 [(独)土木研究所 寒地土木研究所]
中村 和正 [(独)土木研究所 寒地土木研究所]
鳥海 昌彦 [北海道開発局釧路開発建設部]
大杉 周作 [北海道開発局釧路開発建設部]
降雨時に草地で発生した表面流出水に含まれる全リンと全窒素は,緩衝林帯土壌に浸入する過程で,それぞれ95%,60%濃度低下した。浸入後,土壌中を25m程度横浸透すると地下水に含まれる硝酸態窒素濃度は流入時の20%以下,もしくは0.1mg・L-1以下まで低下した。このとき,硝酸態窒素濃度の低下割合のうち降雨直後では1/4が希釈であったが,降雨後5日では大部分が生物的浄化であった。
Keyword: 草地酪農, 緩衝林帯, 浄化機能
GET PDF=08/08009-47.pdf
発表番号 9-47
Lattice Boltzmann Simulation of Gas Diffusion and Density Driven Flow in Porous Media
Tani Shiro [Faculty of Agriculture, The University of Tokyo]
Hamamoto Syoichiro [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Tokida Takeshi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Mizoguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
格子ボルツマン法を用いた多孔質体中のガス拡散と密度流に関する研究
○谷 史郎 [東京大学農学部]
濱本 昌一郎 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
常田 岳志 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
近年,土壌内の流体移動現象を数値シミュレートする手法として格子ボルツマン法(Lattice Boltzmann Method:LBM)が注目されている。一方,空気よりも比重が大きい気体は,土壌中で重力の影響により密度流が発生することが知られている。本研究では,LBMの多孔質体中のガス拡散と密度流への適用可能性を検証し,土壌の間隙構造が拡散および密度流に与える影響について考察した。
Keyword: 格子ボルツマン法, 拡散, 密度流
GET PDF=06/06009-47.pdf
発表番号 9-47
Analysis of water management in the Thadi Irrigation Project, Southern Thailand
KONO Satoshi [Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
NAKAMURA Takahiko [Faculty of Regional Environment Science, Tokyo University of Agriculture]
Tassanee Ounvichit [Royal Irrigation Department, the Kingdom of Thailand]
SATOH Masayoshi [Graduate School of Life and Environmental Sciences, University of Tsukuba]
HASHIMOTO Koji [The Japanese Institute of Irrigation & Drainage]
南タイ・Thadi灌漑プロジェクト地区における水管理の分析
○河野 賢 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
中村 貴彦 [東京農業大学地域環境科学部]
タッサニー オウンヴィチット [タイ王国 王室灌漑局]
佐藤 政良 [筑波大学大学院生命環境科学研究科]
橋本 宏治 [(財)農業土木総合研究所]
南タイ・Thadi灌漑プロジェクトにおける水管理の分析を行い、本地区の水管理は「リクエスト依存型水管理」と表現されるべきであることを示した。また、このような管理が可能である条件として現在の水需要が利用可能水資源量を下回っていること、しかしこのような状態は末端未整備によって水需要が抑制された結果であることを示した。従って、灌漑投資効果向上のためには、体系的なルールを伴った末端整備の導入が必要である。
Keyword: 南タイ, 水管理, 末端整備
GET PDF=05/05009-47.pdf
発表番号 9-47
A Study on Community Reorganization from the Viewpoint of Funeral
FUKUYO Narufumi [National Institute for Rural Engineering]
集落の再編戸数と葬儀の出役人数に関する考察
〇福与 徳文 [農業工学研究所]
集落再編における再編戸数と葬儀の出役人数との関係を、中山間地域市町村担当者へのアンケートと北海道標茶町の集落再編事例から考察した。集落単独で葬儀を行えないことは、集落再編の必要性を住民や市町村に感じさせる強い要因となっており、葬儀のほとんど一切を集落自治組織が行うような地域では、再編戸数は葬儀の出役人数を上回る必要がある。
Keyword: 集落計画, 中山間地域, 農村振興
GET PDF=04/0409-47.pdf
発表番号 9-47
大型カラムを用いた水分・塩分・熱の移動実験について
○木原 康孝〔島根大学生物資源科学部〕
森 也寸志〔島根大学生物資源科学部〕
井上 光弘〔鳥取大学乾燥地研究センター〕
大槻 恭一〔鳥取大学乾燥地研究センター〕
坂口 義英〔鳥取大学乾燥地研究センター〕
土壌中において水分・塩分・熱は相互に影響しながら移動している。本研究ではより現場の条件に近い、屋外のビニールハウス内で大型のカラムを用いて実験を行い、その結果について検討した。水収支、塩収支の結果より、この実験システムで正確な測定ができることがわかった。また、小型カラムと同様に、土壌溶液の濃度の違いが浸透ポテンシャルを通じて、水分・塩分・熱の移動に影響を与えていることがわかった。
Keyword: 水分移動, 蒸発・蒸発散, 保水性
GET PDF=