発表番号 [8-6]
Prototype of WiFi-LoRa mesh network relay system in mountainous areas
MIZOGUCHI Masaru[University of Tokyo]・ITAKURA Yasuhiro[MisaoNetwork Ltd.]・KOBAYASHI Tomofumi[MisaoNetwork Ltd.]
中山間地域におけるWiFi-LoRaメッシュネット中継システムの試作
○溝口 勝[東京大学]・板倉 康裕[(有)ミサオネットワーク]・小林 知史[(有)ミサオネットワーク]
「デジタル田園都市国家構想」を実現するためには農業農村地域における通信インフラ整備が不可欠である。しかし日本には中山間地域が多く、山林が広域の通信インフラの整備を困難にしている。そこで、本研究では無線(WiFiとLoRa)中継器によって基地局から面的に通信範囲を拡張し、中継器の電池電圧をLoRa通信方式でモニターする現地実証実験を行い、RSSI通信限界以上の場所選定が重要であることがわかった。
Keyword: 電池電圧,IoT,LoRa,山林,スマート農業, ,
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発表番号 [8-11]
Integrated GIS for Farmland Information in Municipality
○ASHIDA Toshifumi[Institute for Rural Engineering, NARO]
市町村における農地情報の統合型GISの構築
○芦田 敏文[農村工学研究部門]
市町村農業委員会が整備・管理している農地地図をベースに,農地台帳の属性に他の農政部署で利用する属性情報を追加し,市町村の農政部署で共通に利用できる農地情報の統合型GISとしてシステムを構築・利用することは極めて有用である。本報告では、モバイルGISを核とした「農地一筆調査支援システム」の現地実装の実践経験から、市町村における農地情報の統合型GISの構築・利活用について考察を行う。
Keyword: 農地情報,統合型GIS,モバイルGIS,現地実装, ,
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発表番号 [R-45]
Detection of Re-Degradation of Repaired Steel Sheet Pile by Image Diagnosis
Tetsuya Suzuki[Faculty of Agriculture, Niigata University]・Taiki Hagiwara[Graduate School of Science and Technology, Niigata University]・Yuma Shimamoto[School of Veterinary Science, Kitasato University]
画像診断による補修工を施した鋼矢板材料の再劣化検出
鈴木 哲也[新潟大学]・萩原 大生[新潟大学大学院]・島本 由麻[北里大学]
劣化や損傷が顕在化した構造材料では,表面被覆工に代表される補修工が施されることは多い.これらの長期耐久性能は複合材の一体性に依存する.本報では,画像診断による有機系表面被覆材の膨れ現象に着目し,鋼矢板‐有機系表面被覆材の再劣化実態を検討した結果について報告する.
Keyword: 補修工、画像診断, 再劣化, 複合材
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発表番号 [9-53]
Research on relation between Northern Kyushu heavy rain and damage on farm ponds
tadashi yamashita[Japanese Institute of Irrigation and Drainage]
九州北部豪雨によるため池被害に関する研究
山下 正[日本水土総合研究所]
九州北部豪雨により、一部のため池が決壊し下流側に大きな被害が生じた。その原因の1つに、洪水吐の容量不足が考えられる。そのため、現地調査や水理解析を行い、被害の原因を分析した。また、具備すべき洪水吐の規模等を検討した。その結果、洪水吐に角落用支柱があるため池を除き、ため池における水理解析の結果と被害の状況が一致した。また、必要な洪水吐幅の倍率は約3.9倍であった。
Keyword: 九州北部豪雨, 洪水吐の容量, 水理解析
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発表番号 [5-12]
Hydrological characteristic of water and material balance in riparian paddy field in low land area
OMINO SATOKO[Department of Agricultural International and Environmental Science, Graduate School of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・KATO TASUKU[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・YAZIMA MITSUHIRO[Tokyo Metropolitan Government]
河川に隣接する水田地帯における水・物質収支からみた水文流出特性
小美野 聡子[東京農工大学大学院]・加藤 亮[東京農工大学大学院]・矢島 光弘[東京都]
水田地帯を含む畑地・市街地の面源対策においては、モデル開発が必要であるが、現時点で、水田の浄化作用や水管理といった項目全てを考慮できるモデルはない。今後のモデル開発に向け、水の流出過程を定量的に把握する必要がある。 本研究では、千葉県北西部の鹿島川上流に隣接する約1haの水田で約1年間モニタリングを行い、台地からの流入と水田の水管理が及ぼす影響を考慮し、水田地帯における水・物質収支を求めた。
Keyword: 水質, 水・物質収支, 流出特性
GET PDF=16/5-12.pdf
発表番号 [9-53]
Carbon sequestration potential with farmland application of bagasse char
KAMEYAMA KOJI [National Institute for Rural Engineering]
SHINOGI YOSHIYUKI [National Institute for Rural Engineering]
SHIONO TAKAHIRO [National Institute for Rural Engineering]
MIYAMOTO TERUHITO [National Institute for Rural Engineering]
AGARIE KOYU [NPO Subtropical Biomass Research Center]
バガス炭化物の農地還元による炭素固定能に関する検討
○亀山 幸司 [農村工学研究所]
凌 祥之 [農村工学研究所]
塩野 隆弘 [農村工学研究所]
宮本 輝仁 [農村工学研究所]
東江 幸優 [NPO亜熱帯バイオマス利用研究センター]
IPCC第4次評価報告書によれば,農業分野における有力な温暖化抑制対策技術として,農用地管理による土壌炭素固定能の向上が挙がられている.炭化されたバイオマスは,微生物分解に対して耐久性があることが知られている.このため,バイオマスを炭化して農地還元することは,温暖化抑制対策として有望と考えられる.そこで,サトウキビの圧搾残渣であるバガスを炭化し,農地還元した場合の正味の炭素固定能について解析を行った.
Keyword: 炭化, バイオマス, 環境影響評価
GET PDF=08/08009-53.pdf
発表番号 9-53
Effect of crop history on soil water characteristic curve in multi-purpose paddy fields with clayey soil
ADACHI Kazuhide [National Agricultural Research Center]
YOSHIDA Shuichiro [National Agricultural Research Center]
TANIMOTO Takeshi [National Agricultural Research Center]
重粘土汎用ほ場の作付け履歴と土壌の水分特性曲線
○足立 一日出 [中央農業総合研究センター]
吉田 修一郎 [中央農業総合研究センター]
谷本 岳 [中央農業総合研究センター]
水ポテンシャル測定装置を用いて,作付け履歴の異なるほ場の水ポテンシャル(x)と含水比(y)の関係を求め,作付け履歴が水分特性曲線に与える影響を検討した。その結果,水分特性曲線をべき乗関数(y=a(−x)^b)で当てはめた時,その係数aは,粘土含有量が多い程大きく,土壌の乾燥に伴って値は小さくなり,bは粘土含有量との関連がみられず,畑利用期間を続けることによって,土壌の乾燥とともに,その値は大きくなった。
Keyword: 作付け履歴, 水分特性曲線, 水ポテンシャル
GET PDF=06/06009-53.pdf
発表番号 9-53
Outlines of Community Gardens and City Farms Activities in UK
Kuki Yasuaki [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
Ohnishi Saki [School of Human Science and Environment, University of Hyogo]
Miyake Yasunari [School of Human Science and Environment, University of Hyogo]
英国におけるコミュニティガーデン活動の現状
○九鬼 康彰 [京都大学大学院農学研究科]
大西 早紀 [兵庫県立大学環境人間学部]
三宅 康成 [兵庫県立大学環境人間学部]
英国におけるコミュニティガーデン活動を取り上げ,活動内容の特徴やコミュニティガーデンの構成要素について聞き取り調査等から考察した。ロンドンの事例を検討した結果,活動内容にはレクリエーションや教育,社会復帰の目的があること,シティファームはハード面での設備が充実していることが得られた。さらにコミュニティガーデン活動には遊休地という場を利用してコミュニティの質を向上させる役割があることが分かった。
Keyword: コミュニティガーデン, シティファーム, 英国
GET PDF=05/05009-53.pdf