発表番号 [8-16(P)]
Consideration about salinity of sedimentation solids in aquaculture tanks for agricultural land application
YAMAOKA Masaru[University of the Ryukyus]・NAKAMURA Ichirou[University of the Ryukyus]・KINJO Kazutoshi[University of the Ryukyus]・ENDO Masato[Tokyo University of Marine Science and Technology]・YAMASHINA Fumika[University of the Ryukyus]
農地還元に向けた養殖水槽の沈殿固形物の塩分についての考察
○山岡 賢[琉球大学]・仲村 一郎[琉球大学]・金城 和俊[琉球大学]・遠藤 雅人[東京海洋大学]・山科 芙美香[琉球大学]
海水魚の養殖水槽から排出される沈殿固形物(魚の糞,残餌等)の農地還元利用に向けて,沈殿固形物の性状を調査した。沈殿固形物は,pH4.9,含水率62.6%,塩化物(Cl)イオン含有量1.2%(現物中),ナトリウム(Na)含有量0.72%(現物中)であった。海水のCl及びNaの文献値を用いて試算すると,沈殿固形物のCl及びNaの含有量は大部分が海水由来と言えた。また,市販堆肥のこれらの値と比較した。
Keyword: 資源循環,陸上養殖,EC,塩化物イオン,ナトリウム, ,
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発表番号 [T-1-4]
The role of Paddy Field Dam in the context of river basin disaster management
○Natsuki YOSHIKAWA[Institute of Science and Technology, Niigata University]
流域治水における田んぼダムの可能性
○吉川 夏樹[新潟大学]
計画基準を超えるような水象条件によって旱害・水害が苛烈化する中,国は河川整備やダム建設による河川中心の治水対策から,流域全体で取り組む「流域治水」対策に舵を切る方針を示した.こうした中,流域に面的に広がる水田の治水的役割が注目されている. 本発表では,筆者がこれまで携わってきた水田を活用した水害抑制の取組「田んぼダム」の流域治水対策における可能性を論ずる.
Keyword: 田んぼダム,流域治水,農地資源管理, ,
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発表番号 [R-55]
About temporary of irrigation canal with annual water flow(Example of diversion channel by using polyethylene pipe)
Hiroshi Honda[Kanto Regional Agricultural Administration Office]・Shigeki Matsubara[Kanto Regional Agricultural Administration Office]・Yuki Yoshimura[Kanto Regional Agricultural Administration Office]・Makoto Miyamot[Kurimoto Polymers Co.,LTD.]・satoshi otsuka[Kurimoto Polymers Co.,LTD.]
年間通水のある用水路の仮設について(ポリエチレン管を用いた仮廻し水路の事例)
本田 弘司[関東農政局三方原用水二期農業水利事業所]・松原 茂樹[関東農政局三方原用水二期農業水利事業所]・吉村 悠希[関東農政局三方原用水二期農業水利事業所]・宮本 真[クリモトポリマー(株)]・大塚 聡[クリモトポリマー(株)]
三方原用水南部幹線11号サイホンはボックスカルバート(内空断面B=1.5m×1.5m、延長948m)の水路であるが、現行の設計では外圧に耐えられないため、全面改修が必要となった。しかし、農業用水の他に工業用水も供給していることから、長期の断水が不可能である。また、非かんがい期も1週間の内4日間を畑地に送水する必要があるため、1週間の内3日間断水という状況でも確実に施工できる方法を検討した。
Keyword: 工法・施工, 管更生, パイプライン
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発表番号 [9-55]
Impact of internal flooding on plant height extension and yield component of rice
Satoshi Sakata[Institute for Rural Engineering, NARO]・Satoshi Ohno[Central Region Agricultural Research Center, NARO]・Iwao Kitagawa[Institute for Rural Engineering, NARO]
冠水が稲の伸長および収量構成要素に与える影響
坂田 賢[農村工学研究部門]・大野 智史[中央農業研究センター]・北川 巌[農村工学研究部門]
集中豪雨等による都市域の浸水被害の軽減手法として水田の洪水緩和機能の活用が考えられる.本研究では,ポット試験で冠水処理による水稲の草丈伸長と収量構成要素に及ぼす影響を調査した.結果,節間伸長期では完全冠水の方が70%程度の冠水前後の方が草丈伸長は抑制されるが,下位節間の伸長が卓越し倒伏の危険性が高くなると考えられる.また,生育期ごとの冠水処理では,穂揃期の登熟歩合低下を原因とする減収が認められた.
Keyword: 冠水試験, 節間長, 収量構成要素
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発表番号 [5-22]
Development of daylight distribution model under farming type photovoltaic generation system
TAKESHITA Shinichi[Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]・KIRIMURA Masaaki[Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]・HAMASAKI Tairyu[Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
営農型太陽光発電設備下農地の日照時間分布モデルの開発
竹下 伸一[宮崎大学]・霧村 雅昭[宮崎大学]・浜崎 敦竜[宮崎大学]
本研究では,営農型太陽光発電設備下農地内の影によって生じる日照時間の偏りを推定するモデルを開発した.宮崎大学内に建設された設備を対象にモデルによる日照時間分布を推定し,観測された日照時間と比較してその精度を検証した.その結果,十分な推定精度があることを確認し,季節による農地内の日照時間の特徴などを検討することが出来た.今後本モデルを活用することによる本設備の普及促進が期待できる.
Keyword: ソーラーシェアリング, 再生可能エネルギー, 日照時間
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発表番号 [9-55]
Study by Diagnostic Assessment Model for Japanese Biomass Towns
MORIMOTO Hidetsugu [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
DOI kazuyuki [Naigai Engineering Co.,Ltd.]
NAKAGAMI Ken,ichi [College of Policy Science, Ritsumeikan University]
YUYAMA Yoshito [National Institute for Rural Engineering]
HOSHINO Satoshi [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
KUKI Yasuaki [Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
バイオマスタウンの地域診断評価モデルの適用に関する研究
○森本 英嗣 [京都大学大学院農学研究科]
土井 和之 [内外エンジニアリング株式会社]
仲上 健一 [立命館大学政策科学部]
柚山 義人 [農村工学研究所]
星野 敏 [京都大学大学院農学研究科]
九鬼 康彰 [京都大学大学院農学研究科]
バイオマスタウン構想の政策判断や合意形成を実施するためには,他市町村との相対比較や指標を用いて評価をする重要がある。そこで,「バイオマス総合利活用評価モデル」,環境評価指標と経済性指標を用いて38市町村の構想を評価し,それら指標と地域特性との関連性を検討した。その結果,約60%の市町村は有効な物質利用がされている点や環境負荷・負荷軽減に影響する要因がそれぞれ堆肥化,BDF化にあると推測された。
Keyword: バイオマスタウン, 環境経済評価, 主成分分析
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発表番号 9-55
Calibration of Column-attaching TDR Probe Based on Dielectric Mixing Model
Miyamoto Hideki [Kyushu university]
Chikushi Jiro [Kyushu university]
誘電混合モデルによるカラム内壁面接着型TDRプローブのキャリブレーション
○宮本 英揮 [九州大学]
筑紫 二郎 [九州大学]
乱れの小さい土壌水分計測を目的として,カラム接着型TDRプローブ(CAプローブ)を作成し,CAプローブのキャリブレーションと,その電場特性を調べた。CAプローブは,測定媒体の誘電率を過小評価する特徴を持つことから,測定された誘電率−体積含水率に対してTopp式は適合しなかった。しかし,混合モデルに基づいてプローブ特性を反映させるように修正したTopp式は,実測値に対して高い適合性を示した。
Keyword: TDR法, 誘電率, 誘電混合モデル
GET PDF=06/06009-55.pdf
発表番号 9-55
Extraction of Rice planting pattern in Lower Mekong River Basin using Satellite data
OGAWA SHIGEO [National Institute for Rural Engineering]
RIKIMARU ATSUSHI [Nagaoka University of Technology]
YOSHISAKO HIROSHI [National Institute for Rural Engineering]
SHIM TAKEO [National Institute for Rural Engineering]
衛星データによるメコン川下流域の水稲作付状況把握
○小川茂男 [(独)農業工学研究所]
力丸 厚 [長岡技術科学大学]
吉迫 宏 [(独)農業工学研究所]
島 武男 [(独)農業工学研究所]
東南アジア最大級の河川であるメコン川の下流域は,河川流量の季節変動・年次変動が大きく,洪水と干ばつが頻繁に発生する地域である。水利用と密接に関連する土地被覆分布情報を広域に把握するために,MODISデータを用いた植生被覆密度の年間変動から土地被覆分類画像を作成した。また,2時期ランドサットデータからカンボジア下流域を対象として土地被覆・水稲作付け状況図を作成し,MODISデータの分類結果を検討した。
Keyword: リモートセンシング, メコン川下流域, 水稲作付
GET PDF=05/05009-55.pdf