発表番号 [S-1-4]
Current status and tasks of land improvement district for water management in resuming farming area, Fukushima Prefecture
○ISHIMOTO Hono[Faculty of Food and Agricultural Sciences, Fukushima University]・SHIN Moono[Faculty of Food and Agricultural Sciences, Fukushima University]
福島県の営農再開地域の水管理に対する土地改良区の現状と課題
○石本 帆乃[福島大学]・申 文浩[福島大学]
東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、福島県内の帰還困難区域に用水源を持つ土地改良区では、放射性物質の農業用水への流入防止対策として用水路に蓋をかける公的支援がなされている。そこで本研究では、該当地区の農業水利施設における維持管理の実態を把握するとともに、作業者の省力化に注目して県内の一般的な灌漑地区と比較検討し、蓋かけ事業が維持管理に与える影響と今後の課題を報告する。
Keyword: 営農再開,水管理,省力化,公的支援, ,
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発表番号 [S-1-4]
Organize and restructuring the water utilization system in Kiso river water system basin
Kentaro Otsuka[Faculty of Applied Biological Sciences,Gifu University]・Keigo Noda[Faculty of Applied Biological Sciences,Gifu University]
木曽川水系流域における水利用システムの整理と再構築
○大塚 健太郎[岐阜大学]・乃田 啓吾[岐阜大学]
木曽川水系流域における取水、貯水、配水の各諸量を紐付け、水利用を一連の流れとして整理した。また、今後の雨量予測データをもとに貯水量の変化を解析により予測し、将来的により良い水利用の在り方を探った。
Keyword: 水資源開発・管理, ,
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発表番号 [S-1-4]
Actual irrigation water use for cultivating Statice (Limonium sinuatum)
Yuka Nagase[Graduate school of Agriculture, Kyoto University ]・Kimihito Nakamura[Graduate school of Agriculture, Kyoto University ]・Takehide Hama[Graduate school of Agriculture, Kyoto University ]
スターチス栽培における水利用実態
長瀬 由佳[京都大学大学院]・中村 公人[京都大学大学院]・濱 武英[京都大学大学院]
畑地灌漑施設が,実際の営農状況の変化に対応できているかどうかを把握することを目的として,和歌山県に位置する花卉栽培が盛んな地区の水利用実態を観測した.スターチス圃場での用水量,土壌水分量などの経時観測から,8月下旬〜9月上旬の定植期に,ほぼ計画上のTRAMと間断日数での灌漑が行われており,分水工掛内での栽培品種の単一化によって,水不足の危険性は小さいものの水利用が集中する時期の存在が示された.
Keyword: 畑地灌漑, 水利用, 間断日数
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発表番号 [S-1-4]
The Relation Between Characteristics of Participants of Study Tour and Their Attachments
Natsumi Ebitani[University of Tokyo]・Hiroaki Sugino[University of Tokyo]・Masaru Mizoguchi[University of Tokyo]
被災地におけるスタディツアーが参加者の抱く訪問先への愛着に与える影響−農学部学生を中心とした福島県飯舘村訪問を事例に−
蛯谷 夏海[東京大学]・杉野 弘明[東京大学]・溝口 勝[東京大学]
2018年10月〜11月に、福島県飯舘村にてスタディツアー(ST)を3回実施し、その前後に参加者計44名を対象とした質問紙調査を行った。質問項目は(1)STへの期待と感想、(2)飯舘村の魅力や課題、(3)訪問地への愛着の3つである。調査結果をテキストマイニングや因子分析により解析したところ、参加学生は地域愛着の構成要素のうち、「飯舘村は寛げる空間である」という認識を高めたことが分かった。
Keyword: スタディツアー, 農村交流, 地域愛着
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発表番号 [S-1-4]
A Brief Look at Enhancement of Resilience of Farmers to Soil Salinity in Northeast Thailand
Tadao YAMAMOTO[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・Fumikazu UBUKATA[Graduate school of Environmental and Life Science, Okayama University]・Hirotaka MATSUDA[Faculty of Agriculture, Tokyo University of Agriculture]・Takashi KUME[Faculty of Agriculture, Ehime University]・Katsuyuki SHIMIZU[Faculty of Agriculture, Tottori University]
タイ東北部における塩害に対する農家のレジリエンス強化に関する一考察
山本 忠男[北海道大学大学院]・生方 史数[岡山大学大学院]・松田 浩敬[東京農業大学]・久米 崇[愛媛大学]・清水 克之[鳥取大学]
タイ東北部の農村において,地域住民の塩害への対応状況から地域のレジリエンスに影響する要素の考察をおこなった。農家家計に着目すると,塩類集積というダメージに対して,家計を維持するために住民の取る方策に違いのあることが示された。そして,その選択を決定づける要素として,農産物価格,土壌改良や施肥による増収効果,利用可能な水源の有無,農外雇用の需要などが関係していることが推察された。
Keyword: レジリエンス, ,
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発表番号 [S-1-4]
Current status of reconstruction and problems post the Fukushima disaster
Hattori Toshihiro[School of Agriculture, Meiji University]・Saito Akemi[Department of Human Life Studies, Doshisha Women’s College of Liberal Arts]
営農再開から考える被災農村の現状と課題
服部 俊宏[明治大学]・齋藤 朱未[同志社女子大学]
飯舘村を事例に,福島第一原発被災地の現状と課題を営農再開という視点から検討した。避難先で営農再開できているのは発災前に大規模に営農してきた農家がほとんどである。帰還しての営農再開の準備が進んでいるのもこれら大規模農家であり,高齢者を中心とした仮設住宅への避難者の帰還しての営農再開準備は進んでいない。産業としての農業だけではなく,自給的・生きがい目的の農業に対する支援が必要とされる。
Keyword: 福島第一原発被災地, 営農再開, 飯舘村
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