発表番号 [S-1-8]
Study of Water Management in an Open Channel with Uniform Distribution System
○Atsuki IWASE[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Toshiaki IIDA[Faculty of Agriculture, Iwate University]・Kyoji TAKAKI[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
開水路ブロック一括水管理における均等配水システムの検討
○岩瀬 充季[東京大学大学院]・飯田 俊彰[岩手大学]・高木 強治[東京大学大学院]
大区画圃場ブロックにおける省力的な水管理の手法として、均等配水システムによるブロック一括水管理を検討した。ディストリビュータを用いない均等配水システムとして、引き込み水路の分水装置の開度を灌漑期間初期にのみ調節する方法を提案し、定量分水方式および定比分水方式の2方式を検討した。2方式の特性を数値シミュレーションおよび水理模型実験によって検証し、いずれの方式でも均等配水が可能であることを示した。
Keyword: 用水管理,灌漑施設, ,
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発表番号 [S-1-8]
Assessment of phosphorus adsorption by soil under water flow conditions
Rina Tanaka[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Takehide Hama[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Kimihito Nakamura[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
通水過程における土壌へのリン吸着特性の評価
○田中 理奈[京都大学大学院]・濱 武英[京都大学大学院]・中村 公人[京都大学大学院]
通水過程における土壌へのリン吸着特性を明らかにすることを目的とし,バッチ試験とカラム試験の2通りの吸着実験によって土壌のリン吸着能を評価した.バッチ試験から得た吸着パラメータを用いて,移流分散方程式より求めた流出濃度の時間変化は,カラムにリン酸溶液を流した場合の流出濃度を再現することができた.適切な吸着パラメータを選択すれば,それらを通水条件下でのリン動態解析に用いることができる.
Keyword: 水田土壌, リン酸吸着, HYDRUS-1D
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発表番号 [S-1-8(P)]
Evaluation of desalinization by utilizing precipitation and drainage system in northeast Thailand
Mei Suzuki[Ehime University Faculty of agriculture graduate school of agriculture]・Takashi Kume[Ehime University Faculty of agriculture graduate school of agriculture]・Tadao Yamamoto[Hokkaido University]・Katsuyuki Shimizu[Tottori University]
降雨と排水改良によるタイ東北部における塩類土壌改良評価
鈴木 芽偉[愛媛大学大学院]・久米 崇[愛媛大学大学院]・山本 忠男[北海道大学]・清水 克之[鳥取大学]
タイ東北部の塩類集積圃場を対象に排水不良と水資源確保の問題を考慮した、降雨と排水改良による除塩の実証的実験とその評価を行った。その結果、排水路掘削と降雨の効果によりEC1:5の顕著な低下がみられた。本圃場の水溶性塩類はNaClが主であり、降雨により溶解、排水路に排出されたこと、また排水路掘削による地下水位低下速度の上昇が確認できたことより難透水性土壌においても除塩効果を得ることができたといえる。
Keyword: 土壌の物理化学的性質, 土壌改良, 排水管理
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発表番号 [S-1-8]
Tracing Inundation Area of Wetlands in Asia Using CubeSat
Fukuyuki Kondo[Faculty of Applied Biological Sciences,Gifu University]・Keigo Noda[Faculty of Applied Biological Sciences,Gifu University]
キューブサット衛星画像を用いた湿地・水田域の氾濫域解析モデルの開発
近藤 福之[岐阜大学]・乃田 啓吾[岐阜大学]
本研究はラオスにおける大雨時の湿地・水田域の浸水範囲や時期の解明を目的とした。データは高頻度、高解像度で提供されるキューブサット衛星画像を使用し、雨季の毎日の氾濫範囲を追跡するモデルを開発する。また、開発したモデルの検証として現地調査を実施し、水面データのみからは判別の難しい土地利用の判別方法についても合わせて検討する。
Keyword: 水収支・水循環, リモートセンシング, 湿地・水田
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