発表番号 [S-2-1]
Paddy drainage water quality purification by microbiological activity with carbon fiber
○Tomoya SUGIYAMA[Tokyo University of Agriculture and Technology]・Tasuku KATO[Tokyo University of Agriculture and Technology]
炭素繊維素材による農業排水の水質浄化効果
○杉山 智哉[東京農工大学]・加藤 亮[東京農工大学]
本研究では,再生炭素繊維材料の水質浄化効果を検証することを目的とした。炭素繊維のリサイクルと農業排水による富栄養化という2つの問題を解決することが期待される。再生炭素繊維材料の導入により,微生物による窒素とリンの吸収量が増加することが確認された。なお、一部の炭素繊維には微生物の付着が確認できたが,全体的にみると密集しているとは言い難い状況で,炭素繊維への微生物の可能付着量にはまだ余裕がある。
Keyword: 水質・炭素繊維, ,
GET PDF=22/[S-2-1].pdf
発表番号 [S-2-10]
Gap between farmers and residents in the perception of flood control by TANBO-Dam
○Risa Toyoda[Faculty of Applied Biological Science, Gifu Univ]・Keigo Noda[Faculty of Applied Biological Science, Gifu Univ]・Taichi Tebakari[Faculty of Science and Engineering, Chuo Univ]
田んぼダムの洪水緩和機能に対する営農者と地域住民の認識の違い
○豊田 理紗[岐阜大学]・乃田 啓吾[岐阜大学]・手計 太一[中央大学]
富山市婦中町速星・婦中熊野・鵜坂・宮川の4地域では、洪水緩和対策の為2012年から水田貯留(田んぼダム)が実施されている。しかし、実際の水量変化の程度、水害発生率にどのくらい関与しているのかは明らかになっていない。本報では水害発生の事例がある速星、笹倉地区の住民にアンケートを取り、水田貯留の洪水緩和機能に対する営農者と住民の認識の違いを把握することを目的とした。
Keyword: 田んぼダム,アンケート,洪水緩和機能,排水管理, ,
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発表番号 [S-2-11]
Assessment of the paddy field dam on flood mitigation in Kuma River Watershed
○YAMAGUCHI Riho[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・HAMA Takehide[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・SUZUKI Yushi[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・NAKAMURA Kimihito[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
球磨川流域で実施されたスマート田んぼダムの評価
○山口 莉歩[京都大学大学院]・濱 武英[京都大学大学院]・鈴木 友志[京都大学大学院]・中村 公人[京都大学大学院]
豪雨による水害対策の一環として,遠隔で堰の一斉操作を行って水田の雨水貯留能力を高めるスマート田んぼダムの導入が検討されているが,その洪水緩和機能を定量的に評価した例は少ない.本報告では,圃場排水量のモデル計算を行い,スマート田んぼダムの排水抑制効果を検討した.その結果,一斉落水及び一斉貯留により排水の発生開始が遅れ,総排水量が減少したが,排水抑制は堰の操作タイミングに依存することが示唆された.
Keyword: 田んぼダム,洪水緩和,浸透, ,
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発表番号 [S-2-1]
Stress-strain relationship and shear band generation for the soil in plane strain condition
Nana Yokoyama[Ibaraki University Graduate School of Agriculture ]・Bohan Wang[United Graduate School Of Agriculture Science, Tokyo University of Agriculture and Technology]・Yoshiyuki Mohri[College of Agriculture, Ibaraki University ]
平面ひずみ状態における土の応力ひずみ関係とせん断帯の発生
○横山 なな[茨城大学大学院]・王 博涵[東京農工大学大学院連合]・毛利 栄征[茨城大学]
近年,豪雨や地震によるため池堤体などの土構造物の崩壊が頻発している。土構造物が崩壊する際には,地盤にすべり面を形成することが知られているが,そのすべり面で発揮されるせん断強度やひずみ量は十分に解明されていない。本研究では,平面ひずみ圧縮試験を実施し,土の破壊に重大な影響を及ぼすせん断帯の発生と進展過程を考察している。
Keyword: 土質試験, せん断帯, すべり面
GET PDF=21/[S-2-1].pdf
発表番号 [S-2-10(P)]
AE behaviors of polymer cement mortar mixed with admixture on monotonic loading
Ito Takanori[Graduate School of General Science, Iwate University]・Kiyohito Yamamoto[Faculty of agriculture, Iwate university]・Eiichi Kurashima[Faculty of agriculture, Iwate university]・Motohei Kanayama[Faculty of agriculture, Iwate university]・Yuuki Satou[DAIICHI KENSETHU Co., LTD]・Takeshi Suzuki[DAIICHI KENSETHU Co., LTD]・Noriaki Takahashi[DAIICHI KENSETHU Co., LTD]
混和材料を添加したポリマーセメントモルタルの圧縮載荷過程におけるAE挙動
○伊藤 孝則[岩手大学大学院]・山本 清仁[岩手大学]・倉島 栄一[岩手大学]・金山 素平[岩手大学]・佐藤 勇樹[第一建設工業(株)]・鈴木 健史[第一建設工業(株)]・高橋 範明[第一建設工業(株)]
ポリマーセメントモルタルの乾式吹付けにおいて,施工後表面に生じる亀裂を抑制するために,混和材料(膨張材および収縮低減剤)の添加が検討されている.混和材料の添加量を変えたモルタル供試体を作製し,一軸圧縮試験,ひずみおよびAEの計測をする.実験結果より,混和材料がAE挙動に及ぼす影響を検討する.その結果,混和材料添加による剛性の向上および添加量によるAE挙動の差異が観察された.
Keyword: ポリマーセメントモルタル, 混和材料, アコースティック・エミッション
GET PDF=21/[S-2-10(P)].pdf
発表番号 [S-2-1]
The effect of rainfall characteristics on soil erosion
Sotaro Makino[Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・Shoichiro Hamamoto[Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・Taku Nishimura[Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
降雨特性の変化が土壌侵食に与える影響
牧野 宗太郎[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・西村 拓[東京大学大学院]
水食の程度は,地域の降雨特性や植生により異なる.気候変動に伴い高強度降雨の頻度が増す中,従来の主流のUSLEでは降雨特性の変化を考慮できない.そこで,降雨シミュレーターMarkSimと降雨毎の侵食が予測可能なWEPPを用いて,降雨特性の変化と水食について検討した.東京都八王子市におけるシミュレーションの結果,年降水量が変わらなくても,日降水量が増加すると水食のリスクが増大することと考えられる.
Keyword: 気候変動, 降雨特性, 水食
GET PDF=20/[S-2-1].pdf
発表番号 [S-2-1]
Create of the occurrence risk indicator of Asian Clam in water quality of agricultural water
Sizuma Narukawa[Faculty of Bioresources,Mie University]・Kenji Okajima[Graduate school of Bioresources, Mie University]
農業用水の水質におけるタイワンシジミの発生リスク指標の作成
成川 静馬[三重大学]・岡島 賢治[三重大学大学院]
タイワンシジミによる末端の給水栓での通水阻害の拡大が懸念されている.本研究では,タイワンシジミの被害意識の異なる地区の水質を分析し,項目別に発生リスクを検討した.その結果,農業用水の水質基準内でもタイワンシジミによる被害は発生すること,被害がある地区ではCa2+,EC,T-Pが高い傾向にあることが明らかになった.よって,これらの値が高い場合はタイワンシジミによる被害が発生する可能性が高いといえる.
Keyword: タイワンシジミ, 水質分析, 発生リスク指標
GET PDF=19/S-2-1.pdf
発表番号 [S-2-10]
Influence of shading solar panel on rice growth in agro-photovoltaic
Shoya Tomari[School of Agriculture, Kyushu University]・Tomoyuki Taniguchi[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・Yoshiyuki Shinogi[Faculty of Agriculture, Kyushu University]
営農型太陽光発電における太陽光パネルの遮光が水稲生育に及ぼす影響
泊 昇哉[九州大学農学部]・谷口 智之[九州大学大学院]・凌 祥之[九州大学大学院]
営農型太陽光発電において太陽光パネルの遮光が水稲生育に及ぼす影響を検討するため、香川県丸亀市において施工田と慣行田で坪狩り調査を実施した。パネル直下の水稲は遮光の影響で草丈が伸長し、収量は減少した。また、タンパク質含量も高く、パネル遮光は成分(食味)にも影響することが確認された。今後はパネルの角度・配置と、遮光による水稲の収量減少・品質低下の関係について検討する。
Keyword: ソーラーシェアリング, 水稲生育, 日射
GET PDF=19/S-2-10.pdf
発表番号 [S-2-11]
Water Allocation Assessment in Charek Irrigation Scheme, Pursat RiverBasin, Cambodia
Panha Thouk[Tokyo University of Agriculture and Technology]・KATO Tasuku[Tokyo University of Agriculture and Technology]
カンボジアポーサット川流域におけるチャレク灌漑地区の水配分計画
トウック パニャ[東京農工大学大学院]・加藤 亮[東京農工大学大学院]
カンボジア国ポーサット流域の水配分は大きな課題であり、本研究はチャレック灌漑地区における現在の水配分状況を評価することである。水位センサーを5箇所設置し、h-qカーブを作成して流量を求め、各ブロックに供給される水量を決定する。ブロックの水需要については、水配分の管理記録を管理者に依頼するが、読み書きができないため、電話記録を残すようにし、補助者に文書で残すようにした。以上から、水需給を解析した。
Keyword: Water allocation, Water supply and demand, Pursat, Cambodia
GET PDF=19/S-2-11.pdf
発表番号 [S-2-12]
Farmer's perception of drought and its validation in Khon Kaen Province
Miki NODERA[Graduate School of Natural Science and Technology]・Keigo NODA[Faculty of Applied Biological Sciences]・Koshi YOSHIDA[College of Agriculture]・Mallika Srisutham[Khon Kaen University]
東北タイにおける渇水に対する農家の認識とその検証
野寺 美輝[岐阜大学大学院]・乃田 啓吾[岐阜大学]・吉田 貢士[茨城大学]・Mallika Srisutham[Khon Kaen University]
アジア・太平洋地域の途上国は気候変動の影響を受けやすいといわれている.気候変動の適応策として農事暦の修正が期待されているが,現地の農事暦やその前提となる季節に対する認識は明らかになっていない.本研究は,タイ・コンケン県でアンケート調査を行い,これらを明らかにした.その結果,降水量の年変動・地域間差が大きいことや,ドライスペルの出現などが,農事暦の違いや,気候変動の実感の原因であると考えられる.
Keyword: 降雨特性, 気象環境,
GET PDF=19/S-2-12.pdf
発表番号 [S-2-13]
Analysis of water quality fluctuation at several days’ interval in the Kita-Imbanuma cyclic irrigation area
Sara Yatabe[The University of Tokyo faculty of agriculture laboratory of water environment engineering ]・Toshiaki Iida[The University of Tokyo faculty of agriculture laboratory of water environment engineering ]
北印旛沼循環灌漑地区における数日間隔での水質変動の解析
矢田部 沙羅[東京大学]・飯田 俊彰[東京大学]
循環灌漑による印旛沼への流出負荷量削減効果が期待されているが、実測データは十分に得られていない。本研究では白山甚兵衛機場掛りの流域について、灌漑期に水質データを週に2、3回の高頻度で取得し、気象条件や農家への聞き取り調査等から濃度変動を解析し、印旛沼への負荷量変動を具体的に算出した。低地排水路の流水を可能な限り用水にまわすこと、沼内の水を平面的に混ぜることが印旛沼の水質改善に繋がると考えられた。
Keyword: 水田灌漑、水質制御, 排水管理、水環境, 循環灌漑
GET PDF=19/S-2-13.pdf
発表番号 [S-2-1]
Treasure-hunting in Gonza
Minoru Ohnishi[Gonza, Suigo wo Mamori Sodateru Kai]
権座の取り組みについて:宝物と宝探し〜素晴らしい風景が農業を守る「水郷を活かした農の里づくり」
大西 實[権座・水郷を守りそだてる会]
重要文化的景観「近江八幡の水郷」の一部,西の湖(琵琶湖の内湖)の島「権座」の水田では連綿と耕作が続けられてきた。本報告では,「近江八幡の水郷」が重要文化的景観に選定されたことを契機として,権座が属する白王町を中心に進展してきた権座・水郷を守り育てる活動について,イベントなどの集いの機会提供がUターン者の誘致や地域磨き,郷土愛をもつ人づくりにつながり,むらづくりの基盤をつくってきた経緯を紹介する。
Keyword: 水郷, 重要文化的景観, 営農活動
GET PDF=18/S-2-1.pdf
発表番号 [S-2-1]
The use of ICT in order to discover and disseminate rural charm
Mizoguchi Masaru[Graduate school of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Ito Ryouei[Faculty of Bioresources, Mie University]
農村の魅力を発掘・発信するためのICTの活用
溝口 勝[東京大学大学院]・伊藤 良栄[三重大学]
少子高齢化が進行に伴い日本の農業農村が大きく変貌しようとしている。こうした中、農村を維持し、日本の農業を持続的に発展させるには、農村の魅力を発掘し、その魅力を都市住民に伝えるためのツールが必要である。本セッションでは、農村の情報インフラを利用して都市と農村をつなぐ方法やFacebook, LINE, Twitter等のSNSを活用して農業農村の魅力を発信する方法について議論する。
Keyword: 農村の魅力, 情報インフラ, SNS
GET PDF=17/S-2-1.pdf
発表番号 [S-2-1]
Promoting regional revitalization by program for education engineer
Kobayashi Noriyuki[University of Ehime]
技術者教育プログラムによる地方創成推進事業の実施について
小林 範之[愛媛大学]
愛媛大学の地方創生推進事業は,愛媛県や企業,経済団体等と協働し,魅力ある就職先を創出するとともに,地域が求める人材を養成する教育カリキュラムを改革し,「ひと」の県内集積を目的としている。同農学部も地域の持続的発展に貢献する地域志向型カリキュラムの構築を計画しており,地域環境工学コースが実施するJABEE認定プログラムでも積極的に取り入れる予定である.ここでは,その地域指向型カリキュラムを紹介する。
Keyword: 技術者教育, ,
GET PDF=16/S-2-1.pdf