発表番号 [S-2-8]
Analysis of fish habitat using flow and bed evolution model in river and canal with eco-friendly physical structures
○Kanuka Yoshinari[Graduate School of Agriculture, Ibaraki University ]・Shigeya Maeda[Ibaraki University]・Hisao Kuroda[Ibaraki University]
環境配慮工が設置された水路と河川における流れ・河床変動モデルを用いた魚類生息場の分析
○吉成 香貫花[茨城大学大学院]・前田 滋哉[茨城大学]・黒田 久雄[茨城大学]
これまで水生生物保全のための水路づくりとして環境配慮工の施工がされ,環境配慮工の効果・機能の研究が進められてきた.しかし広域的な水域を含めた環境配慮工の適切性を分析した研究は少ない.本研究では霞ヶ浦流入河川と環境配慮工が設置された農業排水路を対象に,流れ・河床変動モデルNays2DHを用いた数値計算を行う.対象水域の流れや路床高を推定し,魚類生息環境の場所的な違いを分析することを目的とする.
Keyword: 魚類,土砂水理,数値計算,環境配慮工, ,
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発表番号 [S-2-8(P)]
Effect of curing anisotropy on the strength of oyster shell solidified soil
Abe N. [ Graduate school, Iwate university]・Kanayama M.[Faculty of agriculture, Iwate university]
養生の異方性がカキ殻固化処理土の強度に及ぼす影響
○阿部 成香[岩手大学大学院]・金山 素平[岩手大学]
本研究では、産業廃棄物であるカキ殻の有効利用と、環境負荷の少ない土の固化処理方法の提案を目的とする。カキ殻と砂で構成される試料をカラムに詰め、リン酸水溶液を通水して養生を行う。その際試料カラムの異方性が強度に及ぼす影響を実験的に検討した。一軸圧縮試験や画像観察の結果から、養生の異方性が強度に影響を及ぼし、改良した養生方法で作製された供試体は改良前の約4倍の強度となることを確認した。
Keyword: カキ殻、標準砂, リン酸カルシウム化合物, 一軸圧縮強度
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発表番号 [S-2-8]
Effects of remote monitoring of floodwater depth in paddy fields on water management by a large-scale agricultural corporation
Kaito Shimizu[Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo ]・Toshiaki Iida[Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo ]・Masaomi Kimura[Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo ]・Yohei Asada[Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo ]
湛水深遠隔監視が大規模稲作農家の水管理に与える影響
清水 海斗[東京大学大学院]・飯田 俊彰[東京大学大学院]・木村 匡臣[東京大学大学院]・浅田 洋平[東京大学大学院]
水田湛水深遠隔監視システムの導入が大規模稲作農家の水管理行動にどのような影響を及ぼすのかを定量評価する必要がある。そこで本研究では実際の大規模農業法人で11の調査圃場を選定し、湛水深遠隔監視システムを導入する年と導入しない年の2年間での、水管理状況を比較した。その結果、対象農家が湛水深遠隔監視システムで湛水深変動を察知できた事例が散見されたが、圃場への巡回数の減少は認められなかった。
Keyword: IT, 用水管理, リモートセンシング
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