発表番号 [S-3-1]
Report on Summer Seminar in 2021 supported by JSIDRE
○NAGASE Yuka[SANSUI CONSULTANT Co., Ltd]・KUSUDO Tsumugi[Graduate School of Agriculture, Kindai University]・IKADATSU Haruka[Graduate School of Sustainability Science, Tottori University]・SUZUKI Yushi[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
農業農村工学サマーセミナー2021活動報告
○長瀬 由佳[サンスイコンサルタント(株)]・楠堂 紡[近畿大学大学院]・筏津 春花[鳥取大学大学院]・鈴木 友志[京都大学大学院]
2021年度の農業農村工学サマーセミナーは,2020年度に引き続きオンライン開催となった.メインテーマを「サマーセミナーからNN的防災・減災を考える―若手がつながる交流の場を目指して―」とし,「災害・防災について農業農村工学ができること」および「サマーセミナーで動画を作るとしたら」という題目について,ZoomやGoogle Slidesの機能を活用しながら参加者同士でディスカッションを行った.
Keyword: サマーセミナー,若手交流,オンライン, ,
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発表番号 [S-3-10]
Study on Crop Insurance Program in Malaysia - Lesson Learn from Other Countries
○George Karung Anak Barat[The University of Tokyo]・Koshi YOSHIDA[The University of Tokyo]
マレーシア国における農業保険制度の検討−諸外国からの教訓
○George Karung Anak Barat[東京大学]・吉田 貢士[東京大学]
本研究では諸外国における農業保険の先行事例をレビューした。そして、アメリカ・フィリピン・タイ国における事例調査を通して、マレーシア国において農業保険を導入する際の適切な農業保険制度の在り方について議論した。
Keyword: 気象被害,洪水被害,干ばつ被害,貧困対策, ,
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発表番号 [S-3-1]
Long term change of land use and sediment runoff in Ishigaki Island
Nozomi Yosie[Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]・Keigo Noda[Faculty of Applied Biological Sciences, Gifu University]
石垣島における長期の土地利用と土砂流出量の変化
吉江 望実[岐阜大学]・乃田 啓吾[岐阜大学]
石垣島では観光が島の主要な産業となっている一方,観光資源として重要なサンゴ礁は,これまで農地や開発現場からの赤土流出に脅かされてきた.本研究では,異なる3時期の土地資源利用の環境への影響について検討することを目的とする.具体的には,1921年(パインブーム以前),1966年(パインブーム)および2004年(赤土条例後)における土地利用効率を推計する.
Keyword: 土地資源, 赤土, 石垣島
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発表番号 [S-3-10]
Estimation of Soil Hydraulic Properties under a Surface Point Source Using a Multi-Purpose Time Domain Reflectometry Probe
Takafumi Suzuki[Graduate School of Agriculture, Meiji University]・Kosuke Noborio[Meiji University]
TDR法による点源灌漑下の土壌水分特性の推定
鈴木 隆文[明治大学大学院]・登尾 浩助[明治大学]
点源の存在する三次元的土壌水分流れにおいて、不飽和透水係数K(ψ)の推定に用いる飽和透水係数Ksとマトリックポテンシャルψの係数αを多目的TDRプローブを用いて推定した。α=0.0524 (cm/1)、Ks=0.006793 (cm/s)となった。αを用いた水分特性曲線は体積含水率は0.8(cm3/cm3)まで、ψは40(-cm)までよく適合した。Ksは、同じ実験地においての耕起状態のKsと近かった。
Keyword: 水分移動, ,
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発表番号 [S-3-11]
Effects of the Water Level of Creek on Soil Moisture in a Rotational Paddy Field
Satoshi Hirano[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo.]・Shuichiro Yoshida[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo.]・Kazuhiro Nishida[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo.]・Shunsuke Higuchi[Fukuoka Agriculture and Forestry Research Center]
用排兼用クリークの水位が転換畑の水分環境に及ぼす影響
平野 怜[東京大学大学院]・吉田 修一郎[東京大学大学院]・西田 和弘[東京大学大学院]・樋口 俊輔[福岡県農林業総合試験場]
高水位に維持された排水路が隣接圃場の水分環境に与える影響を解明することを目的に、排水路水位、暗渠管内の上下流端水位、作土内水位、ならびに暗渠排水量を測定し、排水路の運用について現地で聞き取り調査をした。結果、降雨直前の排水路水位が低いと作土内の滞水時間は短くなること、現地では降雨直前に意図的に水位を下げてその実現を企図していること、そして観測期間中に過湿は見られずむしろ乾燥していたことが判明した。
Keyword: 畑転換, 用水管理, 地下排水
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発表番号 [S-3-12]
Measurements of the electrical conductivity of soil using electrical resistance survey of paddy fields
Takahashi Fuminari[Graduate School of General Science, Iwate University]・Yamamoto Kiyohito[Faculty of agriculture, Iwate University]
電気探査を利用した水田土壌の電気伝導度の測定
高橋 郁成[岩手大学大学院]・山本 清仁[岩手大学]
本研究では、地盤内部の状態を予測するために用いられている調査方法である電気探査を用い、収穫後の水田において地中内部の電気伝導度(EC)と充電率を計測することで、電気探査による農地土壌の状態について検討する.また,現地表土を土壌ECセンサによりEC,土壌水分計により体積含水率を計測し,コンパクトECメーターにより採土試料の1:5法溶液のECを計測した.ECの測定結果は調査地点で異なる結果となった。
Keyword: 電気探査, 電気伝導度, 水田土壌
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発表番号 [S-3-13]
Measurements of EC distribution using electromagnetic survey and ion concentration of soil solution of paddy fields
Takato Konno[Graduate School of General Science, Iwate University]・Kiyohito Yamamoto[Faculty of Agriculture, Iwate University]
水田における電磁探査による電気伝導度分布と土壌溶液イオン濃度の測定
今野 雄太[岩手大学大学院]・山本 清仁[岩手大学]
東日本大震災時の津波により塩害被害を受けた農地においては除塩完了後も被災前と同様の農業生産が期待され,定期的な土壌診断が必要であると考えられる.電磁探査によるみかけの電気伝導度と表土の土壌溶液のイオン濃度の測定の結果.1:5水浸出法溶液で測定したCa2+濃度と電気伝導度との間,1:5水浸出法溶液で測定したK+濃度と電気伝導度との間に,それぞれ相関が認められた.
Keyword: 電磁探査, 電気伝導度, 水田
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発表番号 [S-3-14]
Effects of flow interruption duration on transport of colloidal particles in porous media
Sho Ogita[Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]・Shoichiro Hamamoto[Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]・Takuya Sugimoto[Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]・Taku Nishimura[Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]
通水停止時間が多孔質媒体中におけるコロイド粒子の輸送挙動に与える影響
荻田 翔[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・杉本 卓也[東京大学大学院]・西村 拓[東京大学大学院]
土壌環境中でのコロイド粒子の輸送挙動の理解は環境工学上重要である。土中水の移動が無視できるとき,コロイド粒子は間隙中で静止,あるいは土粒子表面に沈着している。沈着したコロイド粒子はバルク水のかく乱によって離脱し,土壌中を移動するが,沈着時間がコロイド粒子の脱離や輸送特性への影響は十分明らかでない。本研究では,カラム通水実験を通して,異なる沈着時間を設けた後のコロイド粒子の輸送特性について検討する。
Keyword: コロイド粒子, 沈着時間, イオン種
GET PDF=19/S-3-14.pdf
発表番号 [S-3-1]
Development of multifunctional automatic hydrant which contributes toreduction of water management effort
TANAKA Tadashi[SEKISUI CHEMICAL CO.,LTD]・IIDA Toshiaki[Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・KIMURA Masaomi[Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]・TANIGUCHI Teruyuki[yamanashi sekisui]・ITOU Tetsu[X-Ability Co., Ltd.]
水管理労力軽減に資する多機能自動給水栓の開発
田中 正[積水化学工業(株)]・飯田 俊彰[東京大学大学院]・木村 匡臣[東京大学大学院]・谷口 輝行[山梨積水(株)]・伊藤 哲[(株)クロスアビリティ]
担い手農家の水管理の省力化や多様な水管理が可能となる水田用多機能自動給水栓を開発するとともにパイプライン化やICTの導入による需要主導型の新たな水田水管理システム」を構築する新技術を開発することを目的とした。今回開発した新たな水田水管理システムへのICT化の導入として、特定省電力無線によるネットワーク構成を有するシステムを現地圃場に導入した。
Keyword: ICT、水田, 多機能自動給水栓, 水管理システム
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発表番号 [S-3-1]
Enforcement of Agricultural and Rural Development Policy Based on Revised Land Improvement Act
Masuoka Koji[Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries]
土地改良法の改正を踏まえたこれからの農業農村整備政策の展開
増岡 宏司[農林水産省]
平成29年の土地改良法の改正は、農地の利用の集積の促進、防災及び減災対策の強化、事業実施手続の合理化に関する措置を講ずるものであり、平成13年以来の大改正となっている。今後、農業者の高齢化・減少が加速化し、農村や農業の構造が大きく変化する中で、施設の管理や更新を適切に行うための仕組みが不可欠である。
Keyword: 農村振興, ,
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発表番号 [S-3-1]
Interpretations of adaptation to change and recovery from shock in agricultural areas from the view point of resilience
Kume Takashi[Graduate school of Agriculture, Ehime University]・Yamamoto Tadao[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・Shimizu Katsuyuki[Faculty of Agriculture, Tottori University]
レジリエンスから解釈した農業農村地域の変化への適応とショックからの回復
久米 崇[愛媛大学大学院]・山本 忠男[北海道大学大学院]・清水 克之[鳥取大学]
レジリエンスは社会生態システムに何らかのショックが与えられたとき,それを吸収して元の機能や構造を維持する能力と定義される。本報では,インド・タミルナドゥ州,中国・新疆ウイグル自治区・トルファン地区,カザフスタン・イリ川下流域のアクダラ灌漑区を事例として,特徴の異なる農業農村地区におけるショックや変化への適応やそこからの回復,またそこでの農業の持続可能性についてレジリエンス理論を用いて解釈を試みた。
Keyword: レジリエンス , 農業農村地区, 乾燥地
GET PDF=16/S-3-1.pdf