自治体(村)レベルの再エネ開発による地域付加価値創造分析―小水力発電と水質バイオマスの熱利用を中心に― (農業農村工学会要旨)



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.46-47 , 2018

発表番号 [S-5-2]

Local Value Added Analysis of Renewable Energy Development at Municipal (Village) Level

TAKUO NAKAYAMA[Graduate School of Economics, Kyoto University]・YUKI OGAWA[E-konzal]

自治体(村)レベルの再エネ開発による地域付加価値創造分析―小水力発電と水質バイオマスの熱利用を中心に―

中山 琢夫[京都大学大学院]・小川 祐貴[(株)E-Konzal]

農山村地域経済の活性化にとって再生可能エネルギー事業は大きなポテンシャルを持っており、その定量分析が不可欠である。そのため、ドイツで開発・発展してきた経済分析モデルである地域付加価値分析を行った。その結果、採算性が確保されている事業については、自治体レベルにおいて確実に正の付加価値を創出することがわかったが、木質バイオマスの熱事業についてはより採算性を高める努力が必要であることがわかった。

Keyword: 農村振興, エネルギー循環, 産業経済計画
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.36-37 , 2017

発表番号 [S-5-2]

Regional revitalization by the Hotoku Shiho−Hotoku Shiho of Kataoka village and Kokujo-sha−

Hayata Tabito[Hiratsuka City Museum]

報徳仕法の地域再生−相州片岡村・克譲社仕法−

早田 旅人[平塚市博物館]

1838年、相模国大住郡片岡村の地主大澤市左衛門・小才太父子は二宮尊徳の指導を受け、同村で村復興・家政再建事業(報徳仕法)を開始した。尊徳は大澤父子に富者としての貧者救済の必要性を説き、父子はその実践で村の再生と地主経営の安定を果し、村を超えた地域再生もはかった。報徳仕法は「分度」「推譲」による富の再分配で村人との共生をはかる経営倫理を地主経営に導入し、その安定と村・地域復興を目指すものであった。

Keyword: 農村振興, ,
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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.33-34 , 2016

発表番号 [S-5-2]

Knowledge and technology of agricultural engineering works which were used for the drainage tunnel excavated at the Genroku Era

TAMURA Takahiro[Faculty of Agriculture, Utsunomiya University]・TOMITA Michihisa[individual member]・KATO Toru[individual member]・TOGASHI Chiyuki[Miyagi University, School of Food, Agricultural and Environmental Sciences]

元禄潜穴と品井沼干拓にみる「水土の知」の源流

田村 孝浩[宇都宮大学]・富田 道久・加藤 徹・富樫 千之[宮城大学]

元禄時代に開削された「元禄潜穴」の最たる功績は,洪水の常襲地帯であった品井沼沿岸の洪水被害を抑制し,周辺低湿地の新田開発を可能にしたところにある。潜穴に垣間見られる計画の合理性や掘削技術は,大地自然の理を見極めた高度な「水土の知」の存在を示す数少ない物証であり,その文化的・学術的価値は極めて高い。本報では,元禄潜穴と品井沼干拓の歴史を紐解き,往時の農業土木事業が果たした役割や理念を考察する。

Keyword: 歴史的遺構, 隧道, 干拓
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