発表番号 [S2-1]
Understanding of consciousness to farmer's rural environment by using an oral history method
Kakino Wataru[Kitasato University]・Sasaki Haruka[Tohoku University]・Ochiai Hiroyuki[Kitasato University]・Osari Hiroshi[Kitasato University]
オーラルヒストリー手法を用いた農家の農村環境に対する意識の把握〜地域発の生物生息環境保全・管理の立案に貢献できる手法の開発に向けて〜
柿野 亘[北里大学]・佐々木 春佳[東北大学]・落合 博之[北里大学]・長利 洋[北里大学]
2014年10月17-19日に栃木県芳賀郡市貝町大谷津地区に在住する5名の農家に,オーラルヒストリー手法による聞き取り調査を行った結果,1)地域での再文脈化が確認された,2) 複数の言い分が抽出された,3)対象者が自身の言い分に気づいた.これらを踏まえ,本地区がどの程度制度化が進んだのか考察することができ,オーラルヒ ストリーを用いた農家の環境保全・管理計画立案に貢献できる可能性について指摘した.
Keyword: 環境配慮, 再文脈化, 言い分
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発表番号 [S2-1]
The Current Situations and Problems for Applying Environmental Friendly Methods on Agricultural and Rural development Projects− Case Studies in Fukui Prefecture−
Sasaki Shigekazu
[Federation of land improvement associations in Fukui prefecture]
農業農村整備事業における環境配慮工法導入の現状と課題−福井県内の事例から−
佐々木 繁一
[福井県土地改良事業団体連合会 ]
農業農村整備事業における環境配慮工法の導入に至る過程について、これまで福井県で実施してきた内容を振り返り、課題抽出を行った。成果の得られた事例では、関係者間における意思の疎通が容易で情報を共有できた場合が多く、一方で成果が十分でなかった事例では、事業対象が広範囲ゆえ関係者間の情報共有が図られていない場合がみられた。事業実施期間という限られた時間のなかで、更なるソフトの充実が求められている。
Keyword: 農業農村整備事業, 環境配慮工法, 合意形成
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