発表番号 [S9-4]
Contribution of Rural Engineering to Latin American Low-input Rice Production System
FUKUDA Shinji[Institute of Agriculture, Tokyo University of Agriculture and Technology]・HIRAMATSU Kazuaki[Faculty of Agriculture, Kyushu University]・ KAMOSHITA Akihiko[Asian Natural Environmental Science Center, The University of Tokyo]・OKADA Kensuke[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・ISHITANI Manabu[Centro Internacional de Agricultura Tropical]
ラテンアメリカ型省資源稲作への農業農村工学からの貢献
福田 信二[東京農工大学大学院農学研究院]・平松 和昭[九州大学大学院農学研究院]・鴨下 顕彦[東京大学アジア生物資源環境研究センター]・岡田 謙介[東京大学大学院農学生命科学研究科]・石谷 学[国際熱帯農業センター]
近年,コロンビアを含むラテンアメリカにおける米生産量が増大している.現状では粗放的な栽培管理であるため,品種改良および水と土壌の最適管理によって更なる収量増大が期待できる.本報では,SATREPS課題『遺伝的改良と先端フィールド管理技術の活用によるラテンアメリカ型省資源稲作の開発と定着』について紹介するとともに,同プロジェクトでの活動を通して感じた農業農村工学の役割や今後の課題等について報告する.
Keyword: 水収支・水循環, 水資源開発・管理, 技術者育成
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発表番号 [S9-4]
Structure and functions of sub-irrigation system for gently sloping upland fields
onodera tsuneo
[Paddy Institute Co. Ltd]
緩傾斜畑地用の節水型地下灌漑システムの構造と機能
小野寺 恒雄
[(株)パディ研究所]
傾斜を伴う畑地への灌漑方法は、スプリンクラーや点滴灌漑など、地表面からの灌漑以外に技術がない。地表面からの散水は、土壌面蒸発量が大きく、特にスプリンクラー灌漑では、作物の根域外への散水もあり、無効となる用水も発生する。そこで、従来は不可能であった傾斜が伴う畑地への節水型地下灌漑技術を開発した。本システムは、OPSISと呼称し、すでに、サトウキビ栽培等で増収効果や節水効果が発現している。
Keyword: 畑地用地下灌漑システム, 節水, 省力
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