発表番号 [T-10-4]
Proposal for income source creation in off-farm season in hilly mountainous areas using small-scale smart malting facilities
SATO Ryo[department of Agriculture, Iwate University]・YAMAHATA Naoki[department of Agriculture, Iwate University]
小規模スマート製麦設備による中山間地域の農閑期における生業創出の提案
○佐藤 稜[岩手大学]・山端 脩暉[岩手大学]
中山間地域における土地利用策として、ビールやウイスキーの主原料となるビール麦(二条大麦)による土地利用が考えられる。ビール麦は醸造に際して「製麦」という特殊な加工を必要とする。そこで本研究では、製麦加工が主に冬季(農閑期)に実施されるという特徴に着目し、中山間地域における零細農家向けの小規模製麦設備を導入することによって、ビール麦生産と農閑期の製麦加工を組み合わせた、新しい営農モデルの提案を行う。
Keyword: 土地利用計画,農村振興,中山間地域, ,
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発表番号 [T-10-4]
Water runoff and sediment discharge calculation in a weathered granitic catchment by GeoWEPP
○Takuhei YAMASAKI[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Shoichiro HAMAMOTO[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]・Taku NISHIMURA[Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
GeoWEPPを用いた風化花崗岩森林流域の水土砂流出計算
○山崎 琢平[東京大学大学院]・濱本 昌一郎[東京大学大学院]・西村 拓[東京大学大学院]
花崗岩森林流域の水土砂流出を再現するため,土壌侵食に関連が高い直接流出を分離し,GeoWEPPを用いた再現計算を行った.計算結果は中程度の降雨イベントの水流出及び積算土砂流出量をよく再現したが,台風イベント時の流出を過大評価した.斜面の土壌侵食は流域の一部でしか生じなかった.土砂流出の大半は河道が発生源であり,推定された河道の限界掃流力は実際に観測された流出土砂の粒径と整合的であった.
Keyword: 土壌侵食,流出成分分離,GeoWEPP, ,
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発表番号 [T-10-4]
Numerical simulation of fish behavior in fishways by an individual based mathematical model
Tomoki IZUMI[Graduate School of Agriculture, Ehime University]・Arun BHATTA[Graduate School of Agriculture, Ehime University]・Hidekazu YOSHIOKA[Fisheries Ecosystem Project Center, Shimane University]・Masayuki FUJIHARA[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]
魚道における個体ベース数理モデルによる魚類の遊泳行動シミュレーション
○泉 智揮[愛媛大学大学院]・BHATTA Arun[愛媛大学大学院]・吉岡 秀和[島根大学]・藤原 正幸[京都大学大学院]
魚道の設計において,魚道内の流況の予測とともに魚類の挙動を予測することは重要である.本研究では,個体ベースの魚類の挙動解析モデルを用いて,バーティカルスロット式魚道,階段式魚道,粗石付き魚道における2次元の魚類の遊泳行動シミュレーションを示す.今後は,より現実的な遊泳行動がシミュレートできるよう,現地観測結果等も踏まえた本モデルの検証が課題である.
Keyword: 魚道, 数値解析, 粒子法
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発表番号 [T-10-4]
Characteristics of hillside irrigation canal on GIAHS Takachihogo-Shiibayama
Shinichi Takeshita[Faculty of Agriculture, University of Miyazaki]
高千穂郷・椎葉山世界農業遺産地域における山腹用水路の特徴
竹下 伸一[宮崎大学]
2015年に世界農業遺産に認定された宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域では,近代以降に農業用水路が多く開削され,焼き畑農業からかんがい農業へと移行しながら農林業複合経営がおこなわれている.山中に広がる棚田を支える山腹用水路は重要な構成要素と位置づけられていることから,その特徴を空間解析により,他地域の用水路を比較して示した.加えて山間地における用水路の位置づけについて歴史的背景を考慮しながら考察した.
Keyword: 世界農業遺産, 山腹用水路, 山間地
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