発表番号 [T-12-2]
Effect on water-saving of subsurface irrigation system (OPSIS), a case study in Ishigaki Island
OKAMOTO Ken[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・ANZAI Toshihiko[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・SAKAI Kazuhito[Faculty of Agriculture, University of the Ryukyus]・FUJITA Riko[Faculty of Agriculture, Tottori University]・ONISHI Jyunya[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・INOSAKO Koji[Faculty of Agriculture, Tottori University]・SAITO Tadaomi[Faculty of Agriculture, Tottori University]・SHIKINA Yasuteru[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・MAETSU Masahide[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]
地下灌漑 システム OPSISの節水効果について,石垣島での研究事例
○岡本 健[国際農林水産業研究センター]・安西 俊彦[国際農林水産業研究センター]・酒井 一人[琉球大学]・藤田 理子[鳥取大学]・大西 純也[国際農林水産業研究センター]・猪迫 耕二[鳥取大学]・齊藤 忠臣[鳥取大学]・識名 安輝[国際農林水産業研究センター]・前津 雅英[国際農林水産業研究センター]
ライシメーターに地下灌漑システムOPSISを設置し,サトウキビ栽培における水収支観測を行い,OPSISの節水効果を評価した.OPSISは地表面の土壌水分を抑制しながら,有孔管設置深では常に有効水分の範囲を維持した。灌漑処理の違いによる収量へ及ぼす影響は確認できなかったが,OPSISでは蒸発による灌漑水の損失が抑制されたため,地表灌漑に比べて灌漑水利用効率が54%向上し,水生産性は高まった.
Keyword: 節水,サトウキビ栽培,水収支,ライシメーター, ,
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発表番号 [T-12-2]
Echo championship
○Sayaka Katoh[Faculty of Bioresources, Mie University]・Ayano Shinozaki[Faculty of Bioresources, Mie University]・Shinya Ozeki[Faculty of Bioresources, Mie University]・Ryoei Ito[Graduate School of Bioresources, Mie University]
やまびこ選手権
○加藤 沙耶香[三重大学]・篠崎 彩乃[三重大学]・小関 伸哉[三重大学]・伊藤 良栄[三重大学大学院]
とかくストレスの多い現代社会において広大な農村空間で大声を出すことでストレス解消をはかる「やまびこ選手権」を提案した。「農業電力と通信インフラが整備されていないような農業農村地域」として三重大学演習林において実験を行い,林地での音声の減衰特性を調べ,「やまびこ選手権」のストレス発散や中山間地で深刻な獣害対策にも繋がることを指摘し,健康促進を兼ねた新たな観光ツアーへの発展の可能性について言及した。
Keyword: インターネット,ストレス解消,音声処理,波形分析, ,
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発表番号 [T-12-2]
Cooperation for Irrigation Water Management in Arid Region of the Middle East
NISHIYA Mitsuo[NTC International Co., Ltd.]・FUKUDA Akihiro[NTC International Co., Ltd.]
中東乾燥地域における灌漑水管理に対する協力事例
○西谷 光生[NTCインターナショナル(株)]・福田 明広[NTCインターナショナル(株)]
中東地域の乾燥・半乾燥地帯では、降雨パターンの変化や水需要の増大のため、農業における適切な水利用・水管理が重要な課題となっている。また、国際河川から流入する水資源に強く依存している場合も多く、上流国の水資源開発により流入量が減少するリスクにさらされている。本報告では、チグリス・ユーフラテス川下流域のイラクにおける参加型水管理に関する技術協力事業を中心に、中東地域における水管理の事例を紹介する。
Keyword: 畑地灌漑, 水利組合, 参加型水管理
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発表番号 [T-12-2]
NO3-N leaching from cropped soil of Chinese-yam in the Byobusan sand dune in Aomori prefecture
Akira ENDO[Hirosaki University]・Chihiro KATO[Hirosaki University]・Choichi SASAKI[Hirosaki University]
青森県屏風山砂丘畑におけるナガイモ生育期間中の硝酸態窒素の溶脱挙動
遠藤 明[弘前大学]・加藤 千尋[弘前大学]・佐々木 長市[弘前大学]
青森県屏風山砂丘地のナガイモ作付け畑を対象に,ナガイモ栽培期間中の灌水処理の種類が,NO3-Nの溶脱に対してどのような影響を与えるのかを,数値解析により把握した.8月中旬に生起した60 mm/dの降雨に起因する浸透水は,降雨終了3日後に150 cm深に到達した。しかし,同一期間中のNO3-Nの動きに着目すると,地表面付近に高濃度で存在していたNO3-Nは約15cm深までしか溶脱しなかった.
Keyword: ナガイモ畑、青森県屏風山砂丘地, 硝酸態窒素、土壌間隙水, 溶脱、数値計算
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発表番号 [T-12-2]
Trials on Seasonal Water Resources Prediction for the Chao Phraya river basin
SHINJIRO KANAE[Tokyo Institute of Technology]
チャオプラヤ川流域を対象とした水資源季節予測の試み
鼎 信次郎[東京工業大学]
1 か月から数か月という時間スケールでの予測は,少なくとも気象・降水予測においては,100 年スケールでの気候変化についてのシミュレーションや2週間以内の天気予報などと比べて,最後に残された難問とされており,そう簡単に成功するものでもなさそうといえる.ここでは,沖教授代表の「タイ国における統合的な気候変動適応戦略の共創推進に関する研究」の一部として行われている幾つかの研究について,その進展を紹介する.
Keyword: 季節予測, 一か月予測, 河川流量
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