発表番号 [T-12-4]
Application of subsurface irrigation system (OPSIS) in a sandy field
Riko Fujita[Graduate School of Sustainability Science, Tottori University]・Karen Wada[Naigai Engineering Co., Ltd.]・Tadaomi Saito[Faculty of Agriculture, Tottori University]・Koji Inosako[Faculty of Agriculture, Tottori University]・Toshihiko Anzai[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Ken Okamoto[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Yasuteru Shikina[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Masahide Maetsu[Japan International Research Center for Agricultural Sciences]・Tsuneo Onodera[Paddy Research Co., Ltd.]
地下灌漑システムOPSISの砂地圃場への適用
○藤田 理子[鳥取大学大学院]・和田 佳恋[内外エンジニアリング(株)]・齊藤 忠臣[鳥取大学]・猪迫 耕二[鳥取大学]・安西 俊彦[国際農林水産業研究センター]・岡本 健[国際農林水産業研究センター]・識名 安輝[国際農林水産業研究センター]・前津 雅英[国際農林水産業研究センター]・小野寺 恒雄[(株)パディ研究所]
地下灌漑システムOPSISは下方への浸透損失や肥料溶脱の抑制が期待される灌漑方法である.本研究では砂地圃場にOPSISを設置し,灌水の影響範囲と水収支を明らかにするため,土壌水分の多点観測を行った.その結果,遮水シート上の土層の水分は概ね一定に維持され,遮水シートで雨水が集水可能であった.また,灌水による影響は概ね深さ15 cmまで及んだ.
Keyword: 畑地灌漑,水分分布,水収支, ,
GET PDF=23/T-12-4.pdf
発表番号 [T-12-4]
Experiment of value creation for agricultural landscape through an artwork on a rice field
○NODASAKA Shuyo[The university of Tokyo ]・HATAGAMI Taiyo[The university of Tokyo ]・SASHIHARA Yuka[The university of Tokyo ]
棚田アート制作による農地及び農村風景の新たな価値創造の試み
○野田坂 秀陽[東京大学]・畑上 太陽[東京大学]・指原 裕佳[東京大学]
日本国内には至る所に休耕地がある。私たちは現代のIoT技術による農地の新たな価値を発見するために、岐阜県の棚田休耕田を教育やレクリエーションの場として活用する方法を探った。地域の方々へのヒアリング、草刈り等の休耕田の整備、地域の子供と一緒に棚田にガーデンライトを飾り付ける屋外イルミネーション体験を行った。活動を通じて、農地には屋外で周囲への迷惑の心配も少ない遊び場としての価値があることを見出した。
Keyword: 農村風景,棚田,アート,イルミネーション,農地の価値, ,
GET PDF=22/[T-12-4].pdf
発表番号 [T-12-4]
Toward the establishment of a water saving rice cropping system by ratooning rice
Shutaro SHIRAKI[Japan International Research Center for Agricultural Sciences ]・Thin Mar Cho[Department of Agricultural Research, MOALI, Myanmar]・Aung Kyaw Thu[Department of Agricultural Research, MOALI, Myanmar]
再生稲(ひこばえ)による節水型水稲作付け体系の構築に向けて
○白木 秀太郎[国際農林水産業研究センター]・ティン マー チョウ[ミャンマー国農業畜産灌漑省農業研究局]・アン チョウ トン[ミャンマー国農業畜産灌漑省農業研究局]
ミャンマーのダム灌漑地区において水稲再生二期作の導入可能性について考察した。再生作は代かきが不要であり栽培期間は一期作より短縮するため、灌漑用水量は一作期より減少する。しかし、その灌漑期間や用水量は従来の水稲二期作と大きく異なるため、再生作を導入するための水管理手法を検討する必要がある。また、その低い収量性が普及の制限要因となっているため、一作期と同等の収量を確保できる栽培技術の確立が必要である。
Keyword: 再生稲, 水稲二期作, 灌漑水量
GET PDF=21/[T-12-4].pdf
発表番号 [T-12-4]
Adaptation Measures to Climate Change in Agricultural Sector, Thailand
KOSHI YOSHIDA YOSHIDA[Ibaraki University]・Kazuo Oki[The University of Tokyo]・Koki Homma[Tohoku University]・Masayasu Maki[Fukushima University]
タイ国農業セクターにおける気候変動適応策の検討
吉田 貢士[茨城大学]・沖 一雄[東京大学生産技術研究所]・本間 香貴[東北大学大学院]・牧 雅康[福島大学]
タイ国の農業セクターはGDPの12%,就業人口の40%,水使用量の90%を占める重要なセクターである.しかし,農地の大部分は天水農地であり,気象条件に脆弱な地域でもある.本報告では,世界有数のコメ輸出国であり,生産量の変動が国際市場にも影響を与えるタイ国の農業セクターについて,広域における気候変動影響評価と適応策の検討,および個別の優良事例の創出に関する調査研究成果について紹介する.
Keyword: 農業被害, 影響評価, 優良事例
GET PDF=19/T-12-4.pdf