発表番号 [T-14-1]
Direction of development of rural policies based on the revision of the Food, Agriculture and Rural Areas Basic Act
ARIMA Nobuaki[Rural Development Bureau]
食料農業農村基本法の見直しに係る農村政策の展開方向
○有馬 伸明[農村振興局]
食料・農業・農村基本法(以下、「基本法」)は、(1)食料の安定供給の確保、(2)農業の有する多面的機能の発揮、(3)農業の持続的な発展、(4)農村の振興を理念とし、政策の方向性を示している。平成11年の基本法の制定から、食料、農業及び農村をめぐる情勢は大きく変化しており、今般、基本法の検証及び見直しに向けた議論が進められている。本報告では、基本法の検証の過程と、農村政策の方向性について述べる。
Keyword: 基本法改正,農村政策, ,
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発表番号 [T-14-1]
Future Projections in Heavy Rainfall in Japan and Flood Managements
Yukari Naka[Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]・Eiichi Nakakita[Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
日本における豪雨の温暖化影響予測と日本の治水における取り組みについて
○仲 ゆかり[京都大学防災研究所]・中北 英一[京都大学防災研究所]
近年は大規模な豪雨が毎年のように発生し,人的被害を伴う甚大な災害が発生している.こうした状況を踏まえ,治水計画が気候変動を考慮したものに見直されることとなり,加えて,流域全体で行う持続可能な治水対策「流域治水」への転換が目指されるようになった. 本発表では,地球温暖化によって予測されている日本の豪雨の将来変化と,その温暖化影響を踏まえて国土交通省でどのような取り組みが行われているのかについて述べる.
Keyword: 気象災害,地球温暖化,国土交通省,適応策, ,
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発表番号 [T-14-1]
Current Status and Issues of data collaboration in agriculture.
○ENOKI Atsuya[NEC Solution Innovators, Ltd.]
農業分野におけるデータ連携の現状と課題
○榎 淳哉[NECソリューションイノベータ(株)]
「データ駆動(Data Driven)」という言葉が使われ始めて久しいが、農業分野におけるビッグデータやAIの利活用は、漸くスタートラインに立ったという状況であり、「データ駆動型農業」の実現には、多くの課題を解決する必要がある。 本講演では、農業分野におけるデータ連携の現状と課題について触れ、「データ駆動型農業」を実現、推進するための議論の一助としたい。
Keyword: ICT,データ駆動型農業,データ連携,データ共有, ,
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発表番号 [T-14-1]
Restoration of farmland soil fertility, resumption of farming and reconstruction of agriculture after decontamination
Yuzo Manpuku[Institute for Agro-Environmental Sciences, NARO]
除染後の農地土壌の地力回復と営農再開、今後の農業復興について
○万福 裕造[農業環境研究部門]
農研機構は震災発生当初から農地除染、広域汚染土壌マップ、放射性セシウム吸収抑制、省力的農地管理等の技術開発に分野横断的に取り組んできた。除染後農地での営農再開は各地で進んでいるが、肥沃な土壌を除染で無くしたことによる肥沃度低下が生産力低下と関連し、帰還者の減少による労働力不足、風評被害など、複合する問題に直面している。これらを踏まえ、今後の農業復興に向けた市町村での事例などを紹介する。
Keyword: 農地除染, 土壌肥沃度, 農業復興
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発表番号 [RT-14-1]
Study on improvement of farmers’ resilience to environmental change by the Cascading Salts Using System
TAKASHI KUME[Graduate school of Agriculture, Ehime University]・TADAO YAMAMOTO[Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University]・KATSUYUKI SHIMIZU[Faculty of Agriculture, Tottori University]
農家レジリエンス向上に向けたカスケード型塩類利用システムの運用事例
久米 崇[愛媛大学大学院]・山本 忠男[北海道大学大学院]・清水 克之[鳥取大学]
農家の環境変動に対するレジリエンス向上には、既存の技術を用いて状況の改善を図ると同時に、新たな農資源を有効活用するなどして、農家の収入を増加させることが重要となる。本発表で筆者らは、塩類化した農地を対象として、工学的技術を用いた塩分管理、耐塩性作物栽培、さらに伝統的製塩業の導入による塩類の資源化により、農家レジリエンス向上を実現するための、カスケード型塩類利用システム運用の経過を報告する。
Keyword: 排水管理, 土壌改良,
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発表番号 [T-14-1]
Effects of mulching on soil moisture and fruits quality of orange
KENGO ITO[Faculty of applied biological sciences, Gifu Univ.]
マルドリ方式による高品質ミカン栽培
伊藤 健吾[岐阜大学]
ウンシュウミカンの栽培において導入されているマルドリ方式は,グランドマルチによって降雨を遮断し,ドリップチューブによりかん水を行う栽培方法である.本調査では,マルドリ栽培と露地栽培で土壌水分や葉内水分ポテンシャル,果実の糖酸度などを測定・比較した.その結果,マルドリ方式では高品質な果実が生産可能であること,かん水量は減少するが時間集中が大きくなることなどが明らかになった
Keyword: マルドリ、ミカン, 品質、土壌水分, かん水量
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