発表番号 [T-3-1]
Review of PAWEES 2023 Busan and Research on Paddy and Water Environment Engineering
Kimihito NAKAMURA[Graduate School of Agriculture, Kyoto University]・Yutaka MATSUNO[School of Agriculture, Kindai University]
PAWEES 2023 Busanの振り返りと水田水環境工学研究
○中村 公人[京都大学大学院]・松野 裕[近畿大学]
2023年10月に韓国で行われたPAWEES釜山大会とその講演内容を振り返った.研究は,前回の福岡大会と同様に多岐にわたるが,とくに,気候変動影響評価,洪水対応,生態系保全,水質保全,水・エネルギー・食料・環境のネクサスプラットフォーム,スマート化に関するものが充実していた.また,引き続き,機械学習や衛星データの積極的活用が顕著であった.次回大会は,台湾台中市において開催される.
Keyword: PAWEES,研究動向,水田水環境工学, ,
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発表番号 [T-3-1]
Agricultural infrastructure improvement and conservation in anticipation of changes in the situation such as population decline
Takanohashi Toshitaka[Rural Development Bureau,MAFF]
人口減少等の情勢変化を見据えた農業生産基盤の整備・保全
○鷹箸 俊孝[農村振興局]
農林水産省では、気候変動や農業者の減少等、食料・農業・農村基本法制定以降の情勢変化を踏まえ、同法改正を視野に、今後20年を見据えた施策の展開方向を検討している。特に、食料安保の観点から用排水路等のインフラ維持が重要であるが、急速な人口減少の下、農業者等の共同活動によって担われてきた管理機能の低下は避けられない状況である。管理の継続の在り方や持続可能な取組について検討内容を紹介する。
Keyword: 食料・農業・農村基本法,人口減少,生産基盤,保全管理,環境負荷低減, ,
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発表番号 [T-3-1]
Survey on the actual condition of environmental consideration related to the maintenance of agricultural reservoirs
○Mitsuo SAITO[WESCO Co., Ltd.]
農業用ため池の整備に係る環境配慮の実態調査
○齊藤 光男[(株)ウエスコ]
ため池特措法の施行により,ため池の防災工事が今後急ピッチで進められる.本研究では,ため池整備全般に係る環境配慮がどのように行われているのか,都道府県単位のアンケート調査を行った.その結果,ため池の廃止に関する環境調査や環境配慮の普及は,改修の場合に比べて大きく遅れていることが明らかとなった.今後,効率的かつ実効性のある環境調査手法及び環境配慮対策手法の提示が早急に求められる.
Keyword: ため池,防災,環境調査,環境配慮対策,モニタリング調査,アンケート調査, ,
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発表番号 [T-3-1]
Application of non-destructive inspection to condition evaluation of corroded steel sheet pile and technical issues of repair / reinforcement / renewal
Nakajima Isamu[Institute for Rural Engineering, NARO]
腐食鋼矢板護岸の状態評価への非破壊検査の適用と補修・補強・更新の技術課題
○中嶋 勇[農村工学研究部門]
鋼矢板水路の高耐久工法であるステンレス鋼矢板について概説するとともに鋼矢板水路の補修・補強・更新に関する技術的課題と問題を整理した.
Keyword: 鋼矢板、ステンレス鋼矢板, 補修、補強, 非破壊検査
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発表番号 [T-3-1]
Progress and Perspective of the International Cooperation in the Field of Agriculture and Rural Development
Jun Tajiri[Overseas Land Improvement Cooperation Office, Rural Development Bereau, MAFF]
農業農村開発協力の歩みと今後の展望
田尻 淳[農村振興局]
わが国の農業農村開発協力は、1951年に国際かんがい排水委員会(ICID)に加盟したことに始まり、1959年のかんがい専門家の派遣開始から本格化し、これまで、開発途上国や国際機関への専門家の派遣、ICID等の国際会議への対応、かんがい排水分野に係る技術交流等の形態による協力を実施している。それらの実績や変遷を紹介するとともに、今後の展望について報告する。
Keyword: 国際, 農業農村開発協力,
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発表番号 [T-3-1]
Looking back on 5 years after enforcement of the Act on the Promotion of Renewable Energy in Rural Areas
Masamitsu Kawanaka[Renewable Energy Policy Office Food Industry Affairs Bureau, MAFF]
農山漁村再エネ法施行5年を振り返って
川中 正光[食料産業局]
施行より5年が経過する農山漁村再エネ法の施行状況の調査結果からは国の掲げる目標地域数についてはおおむね達成できていること、地域性や電源種、設備規模に応じた特色ある取組が展開されていることが確認されている。同時に現場から報告された今後の推進に障害となる危険性がある経済的、社会的な課題や技術面での課題を、これらの課題の解決に向けた今後の基本方針と合わせて紹介する。
Keyword: 農山漁村再エネ法, 再生可能エネルギー電気発電, FIT
GET PDF=19/T-3-1.pdf