発表番号 [T-6-1]
Verification of Applicability of Aseismatic Precast Flexible Outlet Conduit to ICT Construction
ARITA Junichi[Vertex Co., Ltd.]・TAGASHIRA Hidekazu[National Agriculture and Food Research Organization]・WATABE Daisuke[Sanyu Consultants Inc.]・SHINMA Shouta[Satokogyo Co., Ltd.]
プレキャスト製柔構造耐震性底樋のICT施工への適用性の検証
○有田 淳一[ベルテクス(株)]・田頭 秀和[農村工学研究部門]・渡部 大輔[(株)三祐コンサルタンツ]・新間 翔太[佐藤工業(株)]
自然災害によるため池の被害抑制として,ため池の機能の維持,補強に対する対策などが求められるなか,大規模改修では労働者不足や工期短縮に対する対策が課題となっている.筆者らは,Pca製ため池底樋のICT施工の実用化に向けた施工検証を実施した結果,ICT建機によるPCa底樋は,従来施工と同等の施工速さで施工が可能であるが,施工精度は基礎の施工精度に依存する事から精度の向上対策が課題となる事が確認された.
Keyword: プレキャスト,底樋,ICT施工, ,
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発表番号 [T-6-1]
Construction of information and communication network in mountainous areas
○Masahiro Nakanishi[NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE EAST CORPORATION]
中山間地域での情報通信ネットワークの構築
○中西 雄大[東日本電信電話(株)]
近年、情報通信ネットワークやIoTセンサー機器を活用し、農作業の効率化や生産性向上を図るスマート農業が推進されている。しかしながら、中山間地域では、光ファイバーや無線ネットワークの整備は難しく、定住人口が多い地域を優先して整備されてきたことから、中山間地域におけるスマート農業の事例は多くなかった。本報では必要性の高い中山間地域における情報通信ネットワークのスマート農業での活用可能性を示した。
Keyword: 中山間地域,情報通信ネットワーク,水路監視,LPWA,Wi-Fi, ,
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発表番号 [T-6-1]
Controlling a water erosion erodibility of a soil with colloid chemistry
Atsushi Yamaguchi[Utsunomiya University, School of Agriculture]
水食における土壌の受食性の制御に向けたコロイド化学の援用
○山口 敦史[宇都宮大学]
水食による土壌の劣化を防ぎ持続的な農地保全を行うためには,事前に水食量を予測し適切な対策を講じることが有効である.ここで,水食量を決める重要な要素の一つである土壌の受食性は,土粒子間の相互作用や凝集分散といった土壌のコロイド特性と密接な関係がある.本講演では,コロイド化学と土壌侵食のつながり,コロイド化学の視点を取り入れた侵食抑制および侵食シミュレーションの高度化に向けた試みについて紹介する.
Keyword: 土壌侵食, コロイド・粘土, 土壌の物理化学的性質
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発表番号 [T-6-1]
Evaluation of water erosion under climate change
Taku Nishimura[The University of Tokyo]
気候変動下で水食を評価する
西村 拓[東京大学]
農耕地の生産性のみならず,多くの生態系サービスや特に有機炭素の蓄積・放出の問題で水食(土壌侵食)に新たに関心が集まっている.水食の定量化には統計モデルUSLEが使われてきたが,気候変動に伴う降雨特性の変化や人間活動の変化を考慮すると,統計モデルではなく,それぞれの要素過程をモデル化したプロセスモデルの導入が必然と考えられる.
Keyword: 気候変動, 降雨特性, 土壌侵食
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発表番号 [T-6-1]
Utilization of Geophysical Exploration for Agricultural Sector in Thailand
KOSHI YOSHIDA YOSHIDA[Ibaraki University]・Desell Suanburi[Kasetsart Universituy]・SHIGEYA MAEDA[Ibaraki University]・HISAO KURODA[Ibaraki University]
タイ国農業セクターにおける物理探査技術の利活用
吉田 貢士[茨城大学]・Desell Suanburi[カセサート大学]・前田 滋哉[茨城大学]・黒田 久雄[茨城大学]
本研究では,タイ国中央部に位置するスパンブリ県を対象として,地盤物理探査に基づく地下水位観測,サトウキビ生長モデルによる生産ポテンシャル評価を行った.比抵抗マップから推定した砂質土壌帯に観測井を設置し,計測した地下水位変動データから持続的に利用可能な浅層地下水資源量は2017/2018期において約400mmと見積もられた.今後の展望として,塩類集積地域における電磁探査法の適用について述べた.
Keyword: 浅層地下水, 電磁探査, 塩類集積
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