農業農村工学会講演要旨検索システム


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農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.263-264 , 2023

発表番号 [4-13]

Regression of water retention curves for highly-aggregated agricultural soils

Katsutoshi Seki[Toyo University]・Yukiyoshi Iwata[NARO]・Yosuke Yanai[NARO]・Koji Kameyama[NARO]

団粒構造が発達した農地土壌の水分特性曲線の回帰

○関 勝寿[東洋大学]・岩田 幸良[農業・食品産業技術総合研究機構]・柳井 洋介[農業・食品産業技術総合研究機構]・亀山 幸司[農業・食品産業技術総合研究機構]

土壌の水分特性曲線の近似ではvan Genuchten のVGモデルが広く使われているが、団粒構造が発達した黒ボク土のような土壌では、VGモデルを足し合わせるDurnerのdual-VGモデルがより適している。本研究では、土壌物理性データベースの作成を見据えて、SWRC Fit (Seki, 2007)のdual-VGモデルによる非線形回帰のアルゴリズムを改良し、その精度を検証した。

Keyword: 保水性,黒ボク土,非線形回帰, ,
GET PDF=23/4-13.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.622-623 , 2019

発表番号 [7-4]

Determination of Rhoades parameters for monitoring EC of soil solution

Katsutoshi Seki[Toyo University]・Teruhito Miyamoto[NARO]・Yukiyoshi Iwata[NARO]

土壌溶液の電気伝導度モニタリングのためのRhoadesパラメータ決定手法

関 勝寿[東洋大学]・宮本 輝仁[農村工学研究部門]・岩田 幸良[農村工学研究部門]

体積含水率θと土壌のみかけの電気伝導度ECaから土壌溶液の電気伝導度ECwをの間の関係を与えるRhoadesモデルのパラメータを、現場のデータのみから決定する手法を開発した。現場データによる検証には、TDRで測定されたθとECa、そして採水管から採取した土壌溶液のECwを用いた。従来の実験室によるパラメータ決定法と比べて、より良い推定精度でECwのモニタリングデータを得ることができた。

Keyword: 溶質移動, 電気伝導度, TDR
GET PDF=19/7-4.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.344-345 , 2014

発表番号 [3-14]

Estimation of hydraulic parameters with multi-scale parameterization method

Seki Katsutoshi・Ackerer Philippe・Lehmann François
[Toyo University・University of Strasbourg]

マルチスケール法による土壌水分変化からの水分特性パラメータの推定

関 勝寿・アッカラー フィリップ・レーマン フランソワ
[東洋大学経営学部・ストラスブール大学水文地球化学研究室]

インドネシアの熱帯雨林で測定された土壌水分変化と降水量(Sekiら, 2010)から、マルチスケール法(Hayekら, 2008)により、土壌水分パラメータを逆推定した。1つの実験区では、計算値が実測値をある程度再現でき、また初期値の違いによる推定値の差もあまりなかった。もう1つの実験区では、土壌水分変化の実測値と計算値があまり良い一致をせず、土壌の撥水性による不均一流が原因と考えられた。

Keyword: 土壌水分, 水分特性パラメータ, 逆推定
GET PDF=14/3-14.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.704-705 , 2011

発表番号 [7-01]

Visualization of a tag cloud in search system of annual meeting abstract

Seki Katsutoshi [Faculty of Business Administration, Toyo University]
Mizoguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

学会講演要旨検索システムにおけるタグクラウドによる重要キーワードの可視化

○関 勝寿 [東洋大学経営学部]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

農業農村工学会では、講演要旨検索システムによって1996年以降に全国大会で発表された講演を検索できる。この検索システムに、講演要旨から重要キーワードを解析するタグクラウドを導入し、どのような研究が行われているかを可視化した。これにより、興味ある研究内容を探して、検索しやすくなった。年度ごとの重要タグ推移を分析したところ、2004年以降「環境」「影響」に関する研究が増えていることが分かった。

Keyword: 講演要旨, 検索, タグ
GET PDF=11/11007-01.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.808-809 , 2010

発表番号 [8-01]

Project for editing agroinformatics wikipedia

Seki Katsutoshi [Faculty of Business Administration, Toyo University]
Mizoguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

Webによる「農業農村情報用語集」編集プロジェクト

○関 勝寿 [東洋大学経営学部]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

オンライン百科事典のウィキペディアで使われているウィキシステム(MediaWiki)を使って、「農業農村情報用語集」のWebサイトを開設し、共同編集プロジェクトを始動させた。このシステムは、ウェブブラウザを使って誰もが簡単に執筆、編集できるという特徴があり、今後学会員による共同編集作業で内容を充実させる。農業農村工学会にとって、貴重な知的資源を整備することは重要な社会貢献となるものと期待される。

Keyword: インターネット, ウィキ, 用語集
GET PDF=10/10008-01.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.510-511 , 2008

発表番号 [5-10]

Impact of Spatial Distribution of Water Retention Curves on Variably-Saturated Water Flow

Saito Hirotaka [Tokyo University of Agriculture & Technology]
Seki Katsutoshi [Toyo University]
Simunek Jirka [University of California, Riverside]

水分保持曲線の空間分布が不飽和水分移動に与える影響

○斎藤 広隆 [東京農工大学共生科学技術研究院]
関 勝寿 [東洋大学]
シムネック ユッカ [カリフォルニア大学リバーサイド校]

不飽和帯中の正確な水分分布の予測のためには,土の水理特性の空間分布をより正確に求める必要がある。しかし現実的には,網羅的なサンプリングは不可能であり,限りあるデータからの不完全な水理特性情報しか通常持ち合わせていない。そこで,任意の場所での水理特性の値は,限りあるデータから地球統計学的補間法によって推定される。本研究は,地球統計学的に求められた水理特性場が水分移動計算に与える影響を調べた。

Keyword: 水分移動, 溶質移動, 物質循環
GET PDF=08/08005-10.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.546-547 , 2008

発表番号 [5-28]

Effect of temperature, moisture and carbon content on carbon mineralization of Japanese forest andosols.

Yoshida Taisuke [Graduate School of Public Policy, The University of Tokyo]
Imoto Hiromi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Faculty of Business Administration, Toyo University]
Nishimura Taku [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

温度、水分、および炭素含量が森林黒ボク土の二酸化炭素放出に及ぼす影響

○吉田 泰輔 [東京大学公共政策大学院]
井本 博美 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
関 勝寿 [東洋大学 経営学部]
西村 拓 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科 生物・環境工学専攻 環境地水学研究室]

本研究では、炭素含有率の高い西東京市の森林黒ボク土(深さ0-5、5-10、10-15 cm)における二酸化炭素放出の温度・水分依存性を検討した。二酸化炭素放出速度は表層に近いほど大きく、温度上昇に伴い指数関数的に増大し、土壌水分の増加に伴い増大した。Q10値は2.76-3.52の値を示した(平均値は3.23)。また、二酸化炭素放出速度は全炭素量と指数関数的関係にあり、微生物数と線形関係にあった。

Keyword: 二酸化炭素, 温度, 土壌水分
GET PDF=08/08005-28.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.200-201 , 2007

発表番号 (1-26)

Nonlinear fitting program of soil water retention curve

Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Hamamoto Shoichiro [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]

土壌水分特性曲線の非線形回帰プログラム

○関 勝寿 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
濱本 昌一郎 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

土壌水分曲線を非線形回帰するためのプログラムを作成した。このプログラムは、初期値やパラメータの設定を自動的にするところに特徴がある。ウェブにアクセスし、水分特性データを入力することで、5つの土壌水分特性モデルに対して式、パラメータ、決定係数が一覧され、同時に回帰曲線のグラフが表示される。ここで、5つのモデルとはBrooks and Corey, van Genuchten, Kosugi, Durner, Sekiの式である。

Keyword: 土壌水分特性曲線, 非線形回帰, 立川ローム
GET PDF=07/07001-26.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.232-233 , 2007

発表番号 (1-42)

Soil property in tropical forest soil after forest fire in Indonesia

Suzuki Kaori [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miziguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Nishimura Taku [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]

火災を受けたインドネシア熱帯森林における土壌特性に関する研究

○鈴木 香織 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
西村 拓 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

本研究はインドネシア・カリマンタン島で、1998年に大規模な森林火災を受けた場所で行った。本研究では森林火災が生じたことによる土壌特性の変化を明らかにすることを目的として現地調査および室内実験を行った。火災の被害を受けた地点では受けなかった地点よりも有機物含量が減少していた。また、撥水性は火災被害地、無被害地の両地点で確認された。保水性、透水性に関しては土性による影響を強く受けていたと考えられる。

Keyword: 森林火災, 熱帯林, 土壌水分量
GET PDF=07/07001-42.pdf



農業農村工学会全国大会講演要旨集 pp.248-249 , 2007

発表番号 (1-50)

Salt accumulation of alkaline soil in Northeast China

Ishihama Yoshio [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miziguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Nishimura Taku [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Wang Li [Institute of Soil and Water Conservation, Chinese Academy of Science]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]

中国東北部アルカリ土壌地帯における塩類集積

○石濱 嘉夫 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
西村 拓 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
王 力 [中国科学院水土保持研究所]
宮崎 毅 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

中国東北部は、世界的に有数な規模のアルカリ土壌地帯であり、東北平原の19%が塩類集積地であるとされている。この地域内試験地における塩類集積の実態を調べた。地表面および土壌断面のEC,pH、イオン組成を調べたところ、アルカリ土壌あるいはアルカリ塩性土壌となっていた。ポテンシャル蒸発量が降水量を上まっているにも関わらず、地下水位が降水期に50cmまで上昇していた。地下水中の塩類が地表に集積したと考えられた。

Keyword: アルカリ土壌, 塩類集積, 地下水
GET PDF=07/07001-50.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.984-985 , 2006

発表番号 9-34

Physical properties of alkaline soil in Northeast China

Ishihama Yoshio [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Tokida Takeshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miziguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]

中国東北部アルカリ土壌の物理性について

○石濱 嘉夫 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
常田 岳志 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

世界の主要なアルカリ土壌地帯の一つである中国東北部において,土壌表層に塩類の集積が生じている地点と,生じていない地点との土壌特性の違いを明らかにすることを目的に行った現地調査の結果を報告する。現地の土壌には非常に粘土分が多く含まれていることがわかったが,地表面の水溜りの高いpHやパッチ状に集積するメカニズムなど未だ不明な点が多い。

Keyword: アルカリ土壌, 塩類集積, 土壌の物理性
GET PDF=06/06009-34.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1010-1011 , 2006

発表番号 9-47

Lattice Boltzmann Simulation of Gas Diffusion and Density Driven Flow in Porous Media

Tani Shiro [Faculty of Agriculture, The University of Tokyo]
Hamamoto Syoichiro [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Tokida Takeshi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Mizoguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Science, The Univ. of Tokyo]

格子ボルツマン法を用いた多孔質体中のガス拡散と密度流に関する研究

○谷 史郎 [東京大学農学部]
濱本 昌一郎 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
常田 岳志 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

近年,土壌内の流体移動現象を数値シミュレートする手法として格子ボルツマン法(Lattice Boltzmann Method:LBM)が注目されている。一方,空気よりも比重が大きい気体は,土壌中で重力の影響により密度流が発生することが知られている。本研究では,LBMの多孔質体中のガス拡散と密度流への適用可能性を検証し,土壌の間隙構造が拡散および密度流に与える影響について考察した。

Keyword: 格子ボルツマン法, 拡散, 密度流
GET PDF=06/06009-47.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.1044-1045 , 2006

発表番号 9-64

Change of Soil Property after forest fire in Indonesia

Suzuki Kaori [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Hamamoto Shoichiro [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Seki Katsutoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miziguchi Masaru [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The University of Tokyo]

インドネシアにおける森林火災後の土壌特性の変化に関する研究

○鈴木 香織 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
濱本 昌一郎 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院 農学生命科学研究科]

本研究はインドネシア・カリマンタン島で1997年に大規模な森林火災を受けた場所で調査を行った。本研究では森林火災が生じたことにより,樹木や生物だけでなく,土壌そのものにどのような影響を及ぼしているかを調査した。そして本研究によって,森林火災の被害を受けた地点と受けなかった地点の土壌の物理特性の違いと,森林火災を受けたことにより土壌が撥水性を持つことが示唆された。

Keyword: 森林火災, 熱帯林, 土壌の物理化学特性
GET PDF=06/06009-64.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.146-147 , 2004

発表番号 3-18

Temperature dependence of bioclogging in sand column

Seki Katsutoshi [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Kamiya Junichi [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Miyazaki Tsuyoshi [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]
Imoto Hiromi [Faculty of Agriculture, University of Tokyo]

土壌微生物によるバイオクロッギングの温度依存性について

〇関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
神谷 準一 [東京大学農学部]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
井本 博美 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

温度条件がバイオクロッギングを原因とする透水係数低下に与える影響を明らかにするために、砂のカラムに100ppm水溶液を連続浸透させるカラム実験を行った。透水係数は7日?10日間指数関数的に低下をした。その低下速度は、25℃で最も大きく、20℃と30℃ではほぼ等しく、15℃ではほぼ低下しなかった。有機物量と糸状菌数も25℃で最大となり、クロッギングとの関係が示唆された。細菌数は30℃で細大となった。

Keyword: 土壌微生物, 透水係数, 温度依存性
GET PDF=04/0403-18.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.148-149 , 2004

発表番号 3-19

Preferential flow field pattern invoked by moderately clogged biobarrier

HANADA_JUNYA [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
SEKI_KATSUTOSHI [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
MIYAZAKI_TSUYOSHI [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]

バイオバリアー内のクロッギングにより生じる不均一流に関する研究

〇花田 潤也 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

バイオバリアーとは微生物を利用した反応性浄化壁である。土壌に連続して透水を行なうと微生物の影響により目詰まりが起こる現象が知られている。本研究ではバイオバリアー内の土壌微生物が集中する部位に生じる不均一流をモデル実験により検証した。屋内で土壌浄化現場を想定したカラム実験を行い、不均一な微生物活動が流れにどのような影響を与えるかを2次元的に調べた。また、ダルシー式を用いてこの時の流れをモデル化した。

Keyword: PRB, 飽和透水係数, バイオバリアー
GET PDF=04/0403-19.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.342-343 , 2003

発表番号 2-56

Accumulation and Emission of Methane in Peat Core Experiment

Tokida_Takeshi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences, The University of Tokyo]
Katsutoshi_Seki [〃]
Masaru_Mizoguchi [〃]
Tsuyoshi_Miyazaki [〃]

カラム実験による泥炭中のメタンの蓄積と放出に関する研究

○常田岳志 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [〃]
溝口 勝 [〃]
宮崎 毅 [〃]

湿原は温室効果ガスであるメタンの主要な放出源であるが、泥炭中のメタンの存在形態や大気へ放出されるメカニズムには不明な点が多い。本研究では不撹乱泥炭試料を用いたカラム実験により、泥炭中のメタンの蓄積形態と地表面メタンフラックスの関係を明らかにすることを目的とした。その結果、拡散による放出は土中メタンの蓄積量によらず一定範囲の値を取るが、気泡の上昇による放出はメタンの蓄積と伴に増加すると考えられた。

Keyword: メタン, 湿原, 放出メカニズム
GET PDF=03/0302-56.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.292-293 , 2002

発表番号 3-11

Diminution of Surface Soils in Relation to Physical Properties of Soils of Tsumakoi

Hiromi Imoto [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The Univ. of Tokyo]
Tsuyoshi Miyazaki [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The Univ. of Tokyo]
Masaru Mizoguchi [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The Univ. of Tokyo]
Katsutoshi Seki [Graduate School of Agricultural and Life Sciences,The Univ. of Tokyo]

高冷地野菜畑地の作土層厚さと土壌の物理性

○井本 博美 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

高冷地野菜畑地の土壌プロファイルの実態調査とその物理性測定を行った。土壌硬度、乾燥密度、水分量等で耕盤層の存在が明らかとなった。透水係数でも耕盤層が表層土の1/100と大きな変化を示した。平面的特性は土壌硬度分布から傾斜地の方が作土層が薄く、耕盤層の物理性が大きく影響しているものと考えられる。

Keyword: 傾斜地, 作土層厚, 物理性
GET PDF=02/0203-11.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.316-317 , 2002

発表番号 3-23

The anisotropy of hydraulic conductivity of Toyoura sand clogged by microbes

Junya HANADA [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
Katsutoshi SEKI [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]
Tsuyoshi MIYAZAKI [Graduate School of Agricultural and Life Science, The University of Tokyo]

微生物によるクロッギングの異方性に関する研究

○花田 潤也 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

土壌微生物によるクロッギングの異方性について調べた。直方体のカラムに試料を詰めて縦方向からの透水、横方向からの透水、殺菌水の透水と連続して実験を行なった。測定項目はフラックスと全水頭で、それより透水係数を求めた。縦方向の透水によりクロッギングは横方向には影響が少なくクロッギングには異方性があることが明らかになった。また殺菌水を流すことによってクロッギングが微生物の影響であることも確認できた。

Keyword: クロッギング, 異方性, 土壌微生物
GET PDF=02/0203-23.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.328-329 , 2002

発表番号 3-29

Accumulation of Methane in Peat Soil

Tokida_Takeshi [Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]
Katsutoshi_Seki [Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]
Masaru_Mizoguchi [Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]
Tsuyoshi_Miyazaki [Graduate School of Agriculture and Life Sciences, The University of Tokyo]

湿原の泥炭土層におけるメタンの蓄積

○常田 岳志 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
関 勝寿 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
溝口 勝 [東京大学大学院農学生命科学研究科]
宮崎 毅 [東京大学大学院農学生命科学研究科]

湿原の泥炭土層ではメタンが生成・蓄積されると考えられている。本研究では地下水面下に存在する可能性のあるメタンの量および分布を明らかにすることを目的とし,北海道美唄湿原を対象にフィールド調査を行った。その結果,地下水面下にはメタンを主成分とするガスが気泡として蓄積されていること,その量は平均的には全体積の12%から16%程度を占めること,気泡の分布は均一ではなく深さによって偏りがあることがわかった。

Keyword: 湿原, メタン, 蓄積
GET PDF=02/0203-29.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.366-367 , 2002

発表番号 3-48

Change in ground temperature and soil water content during freezing-thawing process in cool upland crop field

MIZOGUCHI Masaru [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
IMOTO Hiromi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
SEKI Katsutoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]
MIYAZAKI Tsuyoshi [Graduates School of Agricultural and Life Sciences, The Univ. of Tokyo]

高冷地畑の凍結融解過程における地温と土壌水分の変化

○溝口 勝 [東京大学大学院]
井本 博美 [東京大学大学院]
関 勝寿 [東京大学大学院]
宮崎 毅 [東京大学大学院]

高原キャベツの生産地として名高い群馬県北部地方の畑地では、融雪期・梅雨期・台風期における土壌侵食と土壌流亡が深刻な問題になっている。このうち融雪期の土壌侵食は、冬期に形成された凍土層が融雪水の地中浸透を阻むことによって起こると考えられる。本研究では、融雪期の土壌侵食メカニズムの解明と農地管理技術の開発をめざして、畑土壌の凍結融解過程における地温と土壌水分の変化を観測し、その特徴について考察した。

Keyword: 凍結融解, 土壌水分, 地温
GET PDF=02/0203-48.pdf



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 2-36

Soil Database System Accessible from Internet

Katsutoshi Seki〔The University of Tokyo〕
Kyoko Noda〔The University of Tokyo〕
Masaru Mizoguchi〔The University of Tokyo〕
Tsuyoshi Miyazaki〔The University of Tokyo〕

インターネット対応型土壌データベース

○関 勝寿〔東京大学大学院〕
野田 恭子〔東京大学大学院〕
溝口 勝〔東京大学大学院〕
宮崎 毅〔東京大学大学院〕

インターネットを通じて簡単に利用できる土壌データベースの雛型を作成することができた。土壌データだけでなく、植物データなどと組み合わせたシミュレーションなどの利用を考慮し、多層システムによる柔軟な構造と、XMLによるデータ互換性を設計した。検索は、地図、地名、分類名、断面図、土性三角座標、手触りといった様々な手段で可能となっている。今後は、データ入力システムを構築し、幅広く土壌データを収集する。

Keyword: データベース, 土壌, インターネット
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 2-37

Development of a database for Japanese soil

Kyoko Noda〔Graduate School of Agricultural and Life Science〕
Katsutoshi Seki〔Graduate School of Agricultural and Life Science〕
Masaru Mizoguchi〔Graduate School of Agricultural and Life Science〕
Tsuyoshi Miyazaki〔Graduate School of Agricultural and Life Science〕

日本の土壌に関するデータベース構築の試み

○野田 恭子〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕
関 勝寿〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕
溝口 勝〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕
宮崎 毅〔東京大学大学院農学生命科学研究科〕

日本の土壌データベース(DB)の雛型として、過去38年間の卒論・修論をもとに研究室土壌DBをAccessを用いて構築した。土壌情報は階層構造をなすためリレーショナルDBにした。2001年3月現在、16都道府県にわたる303ピット分のデータが入力されている。また、作成したDBに欧米で用いられている飽和透水係数予測モデルを適用したところ、欧米型モデルは日本の土壌データの予測には適していないことがわかった。

Keyword: 土壌データベース, PTF, 予測モデル
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 2001

発表番号 6-8

Using second hand computers for soil physics experiment

Katsutoshi Seki〔The University of Tokyo〕
Masaru Mizoguchi〔The University of Tokyo〕
Ippei Iiyama〔The University of Tokyo〕

中古パソコンを利用した土壌物理実験の工夫

○関 勝寿〔東京大学大学院〕
溝口 勝〔東京大学大学院〕
飯山 一平〔東京大学大学院〕

中古ノートパソコンを利用した土壌物理環境実験の授業の一工夫を紹介した。ダルシー則を確認する実験において、フラックスが定常になることを確かめるために、天秤からの出力をケーブルで一定時間ごとに直接パソコンに出力し、表計算ソフト上でリアルタイムにグラフを表示できる。簡便な方法であり、かつ学生の興味をひく。今後も授業における工夫が情報交換され、教育の質をあげることに本学会が貢献することを期待する。

Keyword: 教育, 授業, 中古パソコン
GET PDF=



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1998

発表番号 6-32

均一径粒子のクロッギングモデル

東大院 ○関 勝寿・宮崎 毅・中野 政詩

土壌、砂、ガラスビーズ等の多孔質体に栄養水が浸透すると、細菌等の微生物の菌体と代謝生成物質による間隙の目詰まり(クロッギング)によって透水係数が低下する。本研究では、均一径粒子における微生物のクロッギングモデルを構築し、既往の研究データをうまく説明することができた。特に粒径が小さい試料では既往の研究では説明できないデータを説明できた。これは、微生物の棲息形態をモデルに取り入れたためである。

Keyword: 土壌微生物, 土の透水係数,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1997

発表番号 1-3

細菌および糸状菌の増殖が透水係数の低下に及ぼす影響

東京大学大学院 ○関 勝寿
東京大学大学院 藤川 智紀
東京大学大学院 井本 博美・東京大学大学院 宮崎 毅・中野 政詩

Keyword: 土壌微生物の作用, 土の透水係数,
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農業土木学会全国大会講演要旨集 pp., 1996

発表番号 3-11

土壌微生物の作用による土の透水係数低下について

東京大学大学院 関勝寿

Keyword: 土壌微生物の作用, 土の透水係数,
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