湛水管理した休耕田におけるトンボ類の生息状況 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.196-197 , 2003

発表番号 1-45

Dragonflies of Inhabit Situation in Submerged Fallow Paddies

Kousuke WAKASUGI [National Institute for Rural Engineering]
Takeshi TANIMOTO [National Institute for Rural Engineering]
Sinsaku FUJIMORI [National Institute for Rural Engineering]

湛水管理した休耕田におけるトンボ類の生息状況

○若杉 晃介 [独立行政法人農業工学研究所]
谷本 岳 [独立行政法人農業工学研究所]
藤森 新作 [独立行政法人農業工学研究所]

湛水管理を行った休耕田にてトンボ幼虫(ヤゴ)の調査をコドラート法を用いて行った。調査は通年湛水する区画と冬期落水する区画にて、植生の状態や耕起の有無といった条件によるヤゴの生息分布を見た。その結果、植物の種類の違いがヤゴの個体数に与える影響は少ないことが分った。また、耕起をすることによってイトトンボ科のヤゴの生息が困難になることや冬期落水をすることによって多くの種が越冬できないことが分った。

Keyword: ビオトープ, トンボ幼虫, 湛水管理
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