リン吸着型コンクリートの植生基盤資材としての利用に関する基礎的研究 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.258-259 , 2005

発表番号 3- 4

Fundamental Study on the Utilization of Phosphorous Adsorption Concrete for Vegetation Material

ABE Kouhei [United Gradute School of Agricultural Science,Tottori University]
TOMIYAMA Kazutaka [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University]
SATO Shushi [Faculty of Agriculture,Kochi University]
NONAKA Tsuguhiro [Faculty of Life and Environmental Science,Shimane University]

リン吸着型コンクリートの植生基盤資材としての利用に関する基礎的研究

○阿部 公平 [鳥取大学大学院連合農学研究科]
富山 和孝 [島根大学生物資源科学部]
佐藤 周之 [高知大学農学部]
野中 資博 [島根大学生物資源科学部]

本研究では,水環境中で使用したリン吸着型コンクリート(P−CON)に植物の生育を促す効果があるか基礎的に検討を行った。その結果,P−CONは植物の生育を促す効果があり,また,多孔質材料を利用したP−CONは,その効果を強化する可能性が示唆された。特に,ゼオライトは陽イオン交換能によって窒素やカリウム等の栄養塩を吸着することから,植物の生長を補助する材料として有効であるといえる。

Keyword: 多孔質材料, リン吸着コンクリート, 植生基盤
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