乾田化がトンボ幼虫の生息に与える影響 −生物多様性に配慮した水田整備技術の検討− (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.406-407 , 2005

発表番号 4-18

Reformation into Well-drained Paddy Field Influence on Dragonflies Larva of Inhabit Situation

WAKASUGI Kousuke [National Institute for Rural Engineering]
FUJIMORI Sinsaku [National Institute for Rural Engineering]

乾田化がトンボ幼虫の生息に与える影響 −生物多様性に配慮した水田整備技術の検討−

○若杉 晃介 [独立行政法人農業工学研究所]
藤森 新作 [独立行政法人農業工学研究所]

農村の生物多様性低下の要因に乾田の増加があげられていることから、乾田化がトンボ幼虫の生息に与える影響を調べた。その結果、非潅漑期に用水供給がないと多くのトンボ種は乾燥や寒さに耐えられずに死亡した。中でもアオモンイトトンボ幼虫は湛水深がなくなってから砂質土で4日、重粘土で8日、関東ロームで23日後に全滅した。生物多様性を維持するためには通年湛水や常時湿潤管理が可能な保全地の必要性が明らかとなった。

Keyword: トンボ幼虫, 乾田化, 水田ビオトープ整備
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