一時的水域における魚類の再生産と移動・分散に関する研究 −東京都日野市の向島用水を事例として− (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.424-425 , 2005

発表番号 4-27

Research on reproduction of fishes in temporary water area, migration and dispersion

Nishida Kazuya [United graduate School of Agriculture, Tokyo Univ. of Agri. And Tech.]
Fujii Chiharu [Ecosystem Conservation Socitey, Japan]
Senga Yutaro [Faculty of Agriculture, Tokyo Univ. of Agri. And Tech.]

一時的水域における魚類の再生産と移動・分散に関する研究 −東京都日野市の向島用水を事例として−

○西田 一也 [東京農工大学大学院連合農学研究科]
藤井 千晴 [(財)日本生態系協会]
千賀 裕太郎 [東京農工大学農学部]

都市近郊においては水田周辺に局所的に分布している、水田を繁殖の場とするドジョウなどの魚類の一時的水域への繁殖のための移動、一時的水域からの分散の範囲を調査・分析した。その結果、一時的水域との接続地点からドジョウは100〜300m、タモロコは300〜500mの範囲内を移動・分散しており、この範囲内に両種の生息に適した水路環境を保全・復元することがそれぞれの個体群存続に重要であると考えられた。

Keyword: 水田生態系, 魚類, 移動と分散
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