カリマンタン熱帯泥炭地における蒸発散量と流出量の推定 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.698-699 , 2005

発表番号 7-23

Estimation of Evapotranspiration and Discharge on Tropical Peatland of Kalimantan

Miytake Ryuhei [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Inoue Takashi [Graduate School of Agriculture, Hokkaido University]
Adi Jaya [University of Palangka Raya, Indonesia]
Untung Darung [University of Palangka Raya, Indonesia]

カリマンタン熱帯泥炭地における蒸発散量と流出量の推定

○三宅 龍平 [北海道大学大学院農学研究科]
井上 京 [北海道大学大学院農学研究科]
アディ ジャヤ [パランカラヤ大学]
ウントゥン ダルン [パランカラヤ大学]

中部カリマンタンにおいて、地球上の「炭素貯蔵庫」として重要な役割を有している熱帯泥炭地の水文環境を調査した。降雨と地下水位上昇の関係から土壌の有効間隙率を求めるとともに、階段状の地下水位変動に着目し、蒸発散量・流出量を推定した。  その結果、自然状態の林地と、排水路の開削・森林火災などの人為的撹乱を受けた土地を比較すると、土壌の持つ有効間隙率や流出量・蒸発散量に違いがあることが分かった。

Keyword: 泥炭, 地下水位変動, 有効間隙率
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