気候変動が流域水資源に及ぼす影響の評価方法について (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.722-723 , 2005

発表番号 7-35

A Evaluation Method of the Effects of Climate Change on Water Resources

Fujihara Yoichi [Research Institute for Humanity and Nature]
Kojiri Toshiharu [Disaster Prevention Research Institute, Kyoto University]
Ohde Mariko [Graduate School of Engineering, Kyoto University]

気候変動が流域水資源に及ぼす影響の評価方法について

○藤原 洋一 [総合地球環境学研究所]
小尻 利治 [京都大学防災研究所]
大出 真理子 [京都大学大学院工学研究科]

気候変動が流域水資源に及ぼす影響を評価するために,気候モデルからの出力値を直接利用することを検討した.対象流域は利根川流域とし,気候モデルの出力値と観測値との確率的な対応関係を利用して,気候モデルの出力値に含まれているバイアスを補正した.さらに,補正した降水量,気温を流出モデルに入力することで,平均的な流況の変化だけでなく,年最大日流量の頻度分布に与える影響についても検討することが可能となった.

Keyword: 地球温暖化, 水資源, ダウンスケーリング
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