個体識別法によるメダカの成長と移動分散について (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.304-305 , 2006

発表番号 3-20

Growth and dispersal of medakafish,Oryzias latipes,by individual marking method

Watanabe Kengo [Graduate School of Agriculture,Iwate University]
Azuma Atsuki [Faculty of agriculture,Iwate University]

個体識別法によるメダカの成長と移動分散について

○渡部 憲吾 [岩手大学大学院農学研究科]
東 淳樹 [岩手大学農学部]

水田地帯に生息するメダカの灌漑期における成長と移動分散を把握するために,水路内で標識再捕調査を行なった。放流時の体長が23mm未満のグループは,23mm以上のグループと比較して1日当たりの成長量が有意に大きく,その差は放流から40日以降に顕著になった。また多くの個体が放流地点から200mの範囲の中で分散し,この範囲内にある水田に遡上した。このように本種の生活史は水田の農事暦に密接に関わっていた。

Keyword: メダカ, 成長, 移動分散
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