森林流域の傾斜地における熱収支特性 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.670-671 , 2006

発表番号 7-3

Characteristic of Heat Balance on Sloping Forest Watershed

Takigami Nobuko [Graduate School of Agriculture, Kyoto]
Mitsuno Toru [Graduate School of Agriculture, Kyoto]
Nakamura Kimihito [Graduate School of Agriculture, Kyoto]

森林流域の傾斜地における熱収支特性

○滝上 伸子 [京都大学大学院農学研究科]
三野 徹 [京都大学大学院農学研究科]
中村 公人 [京都大学大学院農学研究科]

傾斜した森林において,熱収支の解析と蒸発散量の推定を行った.補完関係式を用いて蒸発散量を推定すると,基準となる短期水収支法よりもピークが前にずれる傾向がある.傾斜地では,収支期前半は気温より地温が低いため大気が安定し,蒸発散が押さえられる.しかし,補完関係式による推定値は一高度での値を用いているため,このような密度差を反映できていない.今後,さらに詳細な調査が必要である.

Keyword: 蒸発・蒸発散, 熱収支, 傾斜地
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