北海道の農地が有する気温上昇緩和効果の検討 (農業土木学会要旨)



農業土木学会全国大会講演要旨集 pp.674-675 , 2006

発表番号 7-5

Effect of farmland to decrease urban area temperature in Hokkaido

Nakamura Kazumasa [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]
Nakayama Hiroyuki [Civil Engineering Research Institute for Cold Region, PWRI]
Matsuoka Naoki [Japan Weather Association]
Sato Takamitsu [Japan Weather Association]
Saitou Masami [Japan Weather Association]

北海道の農地が有する気温上昇緩和効果の検討

○中村 和正 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
中山 博敬 [(独)土木研究所寒地土木研究所]
松岡 直基 [(財)日本気象協会]
佐藤 隆光 [(財)日本気象協会]
齋藤 正美 [(財)日本気象協会]

農地には周辺の気温変化を緩和するなどの多面的機能があるといわれている。本稿では,大規模な農地に囲まれて都市が存在するという北海道特有の土地利用条件において,地覆条件や熱構造の異なる農地(畑地と水田)と都市域について気温シミュレーションを行い,農地の持つ気温上昇緩和効果を定量的に検討した。その結果,周辺に農地があることで,都市域の気温が緩和される状況が確認された。

Keyword: 気温上昇緩和, 移流方程式, 地表面熱収支
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